北の桜日和

浪速っ子なのに札幌で開業している社労士の日々徒然ブログ

2008年07月

以前から、何度かお電話いただいた着信記録がありました。
でも、いつも私が接客していたり外勤中で応答できないままでした。
留守番電話に、おずおずとメッセージが残っていました。

そして、今日、初めて直接声をお聞きしました。
ご主人様が長年、石綿の現場で仕事をされてきたこと。
3年前にじん肺の宣告を受けたこと。
急に様態がお悪くなり治療費がかさんでいったこと。
そして、初めて労災認定申請というシステムを知ったこと。
3月に監督署へ行って何か書類を提出したものの、その直後にご主人様が急逝されたこと。
監督署からは一向に連絡もないし、一体、何がどうなっているのか・・・

ご本人が既に亡くなられて遺族による労災認定申請は、石綿起因の「じん肺」という認定手続のハードルが高く困難を極めるのですが、申し分のない立派な依頼です。
これから3年前に遡って診断書を探したり、年賀状をめくってかつての同僚を探しだして一緒に現場で働いていたことを証言してもらったり、これまでに受けた治療の経緯をまとめたり・・・と地道な探偵ばりの作業を積み重ねます。
これでご主人が戻って来るわけではないけど、ご主人が残されたものを全て奥様の手に渡してあげられれば、と思います。

最近、新聞で見かける「じん肺」「労災」「社労士」の禁断の??組み合わせですが、とりあえず、腹ごしらえして取り組みます。



本日は午後から社労士会道央ブロック研修会でした。
ついこの前、東北協議会と合同研修をしましたら、1か月に大きな研修を2回もこなしたことになります。
本日は、労働裁判を多く扱っている合同法律事務所から佐藤博文弁護士を講師に迎えて、労働弁護士の視点から紛争事案の説明をいだきました。



レジュメには新聞報道もされた有名な不当労働行為に関する判例がびっしり・・・
きちんと時間配分した講話、わかりやすくポイントをついた説明(決して情報が多いだけがよい講演ではないという手本)、そして成功例だけではなく敗訴した事案の反省点もつつみ隠さずお話いただいたこと・・・全てが糧になりました。

公演後は少し余裕があったので荷物を置きがてら事務所に戻りました。
メールをチェックすると東北の某県からマイコモンのお問い合わせ。
わざわざありがとうございます。
タイトルの夕食会開始時間にせまられつつ、急いで返信。
会場のクロスホテルに移動する間に、札幌市内の派遣会社にお勤めの営業ウーマン(この方もマイコモン会員)様から派遣労働者の解雇事案の相談電話が入り、とにかく会場まで歩きつつポイントをアドバイス。
会場は前回のワイン会でお世話になったレストラン・agoraさん。
H支社長を囲んで、まずは名刺を交換しました。
続いて日雇い派遣の件でしばらく意見も交換しました。

今日もRit's校友の塚田支配人のお出迎えと、シャンパンの差し入れで和やかに会食スタート。
まずは、前菜。シマアジのカルパッチョ。


次にカニのコロッケが出ましたが、写真がうまくないので映像省略。
パスタは夏野菜のトマトソースにチーズ。
食べながらRit's北海道校友会長の建設会社のお話をおうかがいしました。
例の談合の関係で、一気に1か所→7~8か所も現場を請けることとなったとか。


セコンドピアッティはカルネ。
この頃、立命館慶翔高校・中学の職員を中心に教育談義に花が咲きました。


この後、デザートにソルベとコーヒー。
今日はワインではなく、幹事をいただいたキャリアバンク㈱中川さんの采配でビール飲み放題コース。
「ごちそうさま~」とホテルを出ると、エントランスに黒い立派な車が・・・・そう、支社長のお迎えです。
さ、さすが・・・運転手付きです。
支社長を見送って、二次会は「よい常呂3条店」です。
ジョッキと枝豆とタコザンギ・・・・・・agoraとえらい違いですが、和んでくつろぎました。
さあ、明日もまた、このおいしい食事を糧に働こう!!

当事務所は、「社労士は会社と法人顧問契約する」という既成概念に全くとらわれず、「個人を相手とした法務顧問契約」の制度を設けております。
マイコモン契約です。
派遣会社の営業マン、事務担当者、派遣先の担当者などを対象としたこの制度を、現在30名程度ご利用なさっています。
「取引先からこんなことをもちかけられた」「支店長にそのまま言えば怒られるし」「ましてや役所に聞けないし」
という現場ならではの質問を、毎月フリーに電話・メールで相談いただける制度です。

その、マイコモン制度ご利用者のおひとり、アデコ株式会社札幌支社の午耒広太(ごらい・こうた)さんの名刺です。
じゃん!! ご本人の許可を得て撮影。名刺はアデコさんが快くこのデザインで印刷して下さいました。



私にとっては、「毎日50枚は配ってます」という彼の営業ツール、彼の訪問先にちゃっかり宣伝してもらっています。
彼も曰く「先生と顧問契約していると宣伝したら、取引先からどんどん難しい案件の相談が来て、うまく解決できるなら次から契約が成立しそうなんです」とのこと。
その「難しい案件」はマイコモンの制度で相談いただき、契約成立の暁には彼の成績になり・・・・とうまく回転しています。

そうそう、Rit'sの皆様、午耒さんは経営学部のOBですよ、飛び込みでセールスに来られたらお相手よろしくお願いしますね。

ひたすら、ひたすら、事務所で講習テキスト開発の今週です。
缶コーヒー(↓)です。説明は最後に・・・・



昨日、7/23の午前に顧問先様から電話があり、8月半ばに旭川出張が決まりました。
「先生、駅までお迎えにあがります。そして、お昼も夜もお願いしますよ」・・・・実務ではなくお食事の話{/食事/}です。
国家公務員から自営業者になって、ずいぶん「意見交換会」出席率が高くなりました。
もっとも、お酒も食事も嫌いじゃないから、子供達や夕食のてはずが整えば全然苦にはならないんですけど{/嬉しい/}

電話はそれ以外なくて、お昼過ぎにはにわか雨をついて銀行まわりをしました。
事務所賃貸料を振り込んで通帳残高にトホホ、顧問先からの振り込みがあってちょっとホッ、一喜一憂の記帳です。
事務所に戻って、ふと、バラバラという妙な音に窓の外を見ると、なんと雹(ヒョウ)が降ってるではありませんか{/!!/}
残念ながら写真にはうまくおさまりませんでした。
JR札幌駅北口東側交差点では、毎日“Big Issue日本版”を売っておられるので、販売人のおじさんの身の上を案じつつ・・・

夕方、札幌市子ども未来局の沖野企画課長が見えられ、ワークライフバランス事業の新しい資料をお持ち下さいました。
沖野課長を見送って夕方7時頃まで作業しましたが、集中力をなくしたので夜はスポーツクラブへ{/自転車/}
まずは、1時間ヨガ。やっぱり気持ちいいです。先生は40歳代半ばよりややお年を召されている感じですが、立ち姿勢の美しさには圧倒されます。
そしてエアロバイク、マシーンで筋トレ、腹筋。
最後にランニングマシーンでマラソンなのですが、不覚にも途中で失速してしまい目標時間を3分オーバー。
サウナを経て帰り仕度すると既に23時。そう、ここでいきつけの酒類提供拠点がだいたいクローズ、又は立ち寄っていては帰宅できない時間になります。
今日はアルコール摂取ゼロ目標の日です。(買ったのは、↑の缶コーヒーです)
お友達の作家・衿野未矢さんの新著「今日も飲み続けた私~プチアルコール依存症からの生還~」が発刊されたのを記念して?ちょっぴりアルコール生活を見直してみようと思ってます。
飲みたくなる前に寝ようとしたら・・・・・はい、きました、グラグラっと震度3{/衝撃/}

にわか雨、雹、地震・・・・・自然現象に驚く一日でした。

当事務所は「労働者派遣事業」に特化した社会保険労務士事務所です。
なぜなら、所長のワタクシメが、労働局で需給調整指導官(いわゆる偽装請負・違法派遣の摘発を行う「派遣Gメン」)として2年間、道内のありとあらゆる現場を歩き、行政指導を行ってきた経験があるからです。
その前に勤務したのは霞ヶ関で、国会答弁の作成や国連へ提出する資料の作成、政府の白書の執筆などでしたから、当然ながらアウトソーシング法務に特に強い事務所です。
お客様は、現在、派遣会社や請負会社などです。

そして、ここ1週間の流行は・・・・ズバリ「政令第16号業務」、つまり「受付・案内業務」の解釈です。
まず、基礎知識として、派遣労働者を永久に1つの会社の同じ部署に派遣し続けることができません。
相手の会社(派遣先)として、「突発的・臨時的」に「どうしても採用するより他社から借りたい」というケースのみ派遣労働者を受け入れることができますので、原則1年間、最長3年間しか派遣できません。
この後、派遣先様は「派遣労働者受入禁止期間」に突入しますので、他の派遣会社からも誰も受け入れてはならず、自社社員で操業を余儀なくされます。
これが3か月を超える期間経過しなければなりません。通称「クーリング期間」です。
通常、これが派遣のルールです。
これを守らなかったので、大手のメーカーさんは「そんなに必要なら自社できちんと雇用しなさい」と役所から叱られ組合から突き上げられて、派遣労働者を自社の期間工として採用することとなったのですね。

ところが、世の中には「政令26業務」という26の特殊な業務があり、この26に限っては「永久に派遣労働者のリース可能」なので、ながく契約を続けることができます。
業務には、各々1~26まで番号がふられています。
その第16番目が「受付・案内の業務」です。
労働者派遣事業に関する政府の公式マニュアルである「労働者派遣事業関係業務取扱要領」によれば、第16号業務は、以下のように定められています。

建築物又は博覧会場における来訪者の受付又は案内の業務、
建築物に設けられ又はこれに附属する駐車場の間の業務、
その他建築物に出入りし、勤務し、又は居住する者の便宜を図るために当該建築物に設けられた設備であって当該建築物の使用が効率的に行われることを目的とするものの維持管理

ちょっと難解ですが、続けて「次のいずれかの業務をいう」という解説があります。

①建築物の入り口又は建築物内の事業所等の入り口等における受付又は案内
②博覧会場の入退場口又は博覧会場内に設けられた案内所における受付又は案内
→これは上記定義文の一番目の具体的な説明文です。
 ポイントは「建築物」又は「博覧会場」の「入り口」です。
③駐車料金の徴収、機械式操作盤の操作、出入車両の記録等の駐車場の管理(専ら建築物の利用のために設けられているものに限る・・・・つまり共用パーキングではダメで特定のビルの専属駐車場ってわけです)
→これは定義文の2番目の説明です。特定ビルの専属駐車場ってことがポイントです。
④電話交換機、館内放送設備等の設備の操作、点検、整備

そこで、まずご相談があった最初の事案。
某カーディーラー様の1階新車展示場のコンパニオン嬢は16号か否か?
答えはNoでした。
コンパニオン嬢は「建築物の入り口」におらず、入り口から中に入った展示場に設けられたカウンターに座っていました。
そして、建築物に対する来訪者の受付・案内ではなく、車を買いそうなおにーさん達にミニスカですりよってカタログを手渡すことが業務でしたから、受付でも何でもありませんし、商談になったら2階の営業マンをベルで呼んでますから案内でも何でもありません。
だいたい3台しか展示していない2階建ての建物なのに、「行き先に迷う来訪者のための受付」が必要とは思えません。
あっけなくアウト。

次に、クレジットカード発行カウンターのOLさんのお仕事は16号か否か?
これもNoです。
これは来訪者を受付して必要な部署に案内するのではなく、カードを申し込みに来たお客様に対する申込書の書き方を教えるという業務でした。
そんでもって来訪者がいない時には、全く関係ない事務やお茶くみやコピーなどしてましたから、政令業務に全く該当しません。
単に「受付カウンター」だからよい、というわけではありません。

最後に、検診車に同乗して、依頼のあった会社や施設で健康診断を行う際の受付業務です。
まず、検診車は「建築物」ではありませんから、全く問題外。万が一、相手の会社施設の中で健康診断を行うとしても、それは建築物や事業所への来訪者の受付ではなく、あくまでも健康診断の受付ですから、これも要件に該当しません。

唯一該当した事例は・・・・・デパガ。
百貨店の総合案内コーナーに(日射しもないのに)帽子をかぶって座っているおねーさん達です。
それから、総合病院のお見舞い受付・病棟案内の仕事、複合ビルの総合案内所のおねーさんです。
なんで、おねーさんという伝統になったかなぁ。
イケメンが案内したら、女性の買い物客が殺到したりカードを申し込んだりするだろうに・・・(余談)。

・・・・ということで、イベントやお客様の出入りが多くなるサマーシーズン、16号業務はくれぐれも「受付」という言葉に惑わされずにご契約なさいますよう{/!!/}

なお、下の写真は本文とは全く関係がありません・・・・・本日の帰宅前の一杯はカクテル「チチ・ココ」



仲良しの「川部商店」川部嬢の1週間にわたる旅の成果を聞きたくてピールにお誘いしたところ、お取引様の暑気払いに招待されているとのこと。残念っ{/大汗/}

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