北の桜日和

浪速っ子なのに札幌で開業している社労士の日々徒然ブログ

2012年04月

17日は久しぶりに東京へ日帰り出張しました。

3月末に出張した時は、まだ桜は堅い蕾で、今回は既にピークを過ぎてしまいました。
が、増上寺(浜松町から徒歩10分強)に行くと、しだれ桜を見ることができました。
あいにくの曇天でしたが、霞がかかったような春特有の空に、樹齢の存在感を示して境内にたたずんでいます。



東京タワーとのコラボもなかなかのもの。



ここ2週間、倒産した会社さんの社会保険と雇用保険の資格喪失手続に奔走しています。
手続じたいは、役所と直談判して、そろっている資料から在籍や賃金支払を立証しながらすすめていくのですが、一番困っているのは、毎日何回も失業した元社員さん達から電話が入ることです。

全員60歳以上の高齢の方が多いので仕方ないのですが、1回の説明でわかって下さらないので、説明した直後(2~3分後)に同じ方からまた電話がかかってきて、同じ質問を繰り返されます。
1時間の間に5~6回同じ方から同じ質問を繰り返すため電話がかかってきます。
それを朝昼夕の3サイクルで10日以上繰り返します。

4~5人の方が、ある時間帯に3分おきに携帯に電話をいけてくるので、飛行機を降りて電源を入れると1時間に37回の着信と18回の留守電というとんでもない状態になっています。
質問は、10日前から数十回繰り返していることで、私もあきめて何度も同じ説明を繰り返します。

デマも飛び交っているようです。
「健康保険の資格喪失して14日以内に手続とっていないから国保に加入できない」
「14日過ぎたら1日1万円の罰金なんですってね?あんた払ってくれるの?」
「保険証がないので、10倍の値段で病院にかからないといけないそうね」
「会社が保険料を滞納してたから私たちの年金もなくなったのよね」

全部デマです。

先週末、14ポイントのでっかい字でお手紙を配布しました。
「健康保険資格を喪失しないと国保に加入できません」
「国保への手続が遅くなっても、保険証は交付されますし、罰金という制度もありません」
「医療費は10割全額たてかえた後、7割は後から戻ってきますから安心してください」
「会社が保険料を滞納しても個人の失業手当や年金がなくなったりしません」

やっと電話が減りました。

今週中に全員が正しく失業して正しく資格喪失して、そして新しい保険へと切り替わります。



毎度の事ながら、仕事のスケジュールに余裕を持たせていなかったので、各種原稿の〆切に追われて、睡眠時間を削ってPCワークの泥沼でもがいている数日です。

睡眠不足でぼーっとしている頭に、「金沢で講師してください」と一報が入りました。
そして、突如、宮本輝の小説『幻の光』が閃いたのです。

【宮本輝『幻の光』のあらすじ】
主人公ユミコは、大阪の下町で生まれ育ち、高度経済成長期に取り残された貧民街で幼なじみと結婚し、子どもも授かりささやかながら暮らしていた。
ある日、「男として一番人生で張り切っている時期」のはずの夫が、阪神電車に轢かれて死亡する。
運転士の証言から「警笛を鳴らしたが最後まで真っ直ぐ線路の上を歩いていた」ことがわかり、愕然とする。
乳飲み子を抱えて26才で再婚し、北陸の輪島からさらに離れた寒村“曽々木”の漁師に嫁ぐ。
漁師もまた女児をかかえて再婚であった。
暗い北陸の雪空と荒れる海という色彩のない風景は、なぜ前夫が自殺したのかわからず受け止めきれないままの人生を送るユミコの気持ちと重なる。
やがて、嫁ぎ先で夫の祖父が見たという「幻の光」の話をきかされる。
北陸の海には漁師を惑わせる「幻の光」が海面にあらわれ、心奪われた漁師は光に吸い込まれるように海に漕ぎ出してやがて帰らぬ人となる。
「人間は、特に理由もなく、ふと“気”がぬけてしまうんやないか」と現夫は言う。
大阪の貧民層の共同アパートのきつい芳香剤と北陸の荒れる海のモノトーンの中に、不思議に人間の生きていく力強さが「幻の光」そのものでもあるような、淡々とした作品である。


そう、せっかく北陸へ行くなら曽々木に行って、『幻の光』の舞台を見てみたい。
そんな気持ちにかられました。

が、新千歳~小松は、エアドゥが1日1本しかないことがわかりました。
こりゃ、距離の問題ではなく公共交通機関のアクセスの問題として、七尾鉄道に乗ったり輪島まで足をのばすのは無理そうですねぇ。
金沢、兼六園とかお城とか見てこようかなぁ。
それより、私が講師でいいのかなぁ、決定するのかなぁ。



仙台市の地下鉄に初めて乗車。



現在、仙台市営地下鉄東西線の掘削中で、将来は青葉城のすぐ近くまで地下鉄で行けるようになるらしいです。

朝は小雨の降る寒い仙台でしたが、お昼には陽射しに恵まれ、春らしい空になりました。
今日は仙台駅のちょっと南の五橋(いつつばし)にてお仕事です。



おなじみ派遣元責任者講習。
3月28日に成立した改正派遣法、タイムリーに4月6日に官報に掲載され公布されました。



当初は「目玉」と思われた「登録型派遣原則禁止」「製造派遣原則禁止」は見送られ、目下の注目は「日雇い派遣の禁止」です。
この点については、当事務所の顧問先である世界最大級の総合人材会社ランスタッド日本法人のHPに、さっそくコラムをアップしていただきましたので、興味のある方はご覧下さい。

http://www.randstad.co.jp/about/world-of-work/%e5%8a%b4%e5%8b%99%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88-%e6%97%a5%e9%9b%87%e6%b4%be%e9%81%a3%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%e7%a6%81%e6%ad%a2%e3%81%8c%e3%82%82%e3%81%9f%e3%82%89%e3%81%99%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e3%81%a8%e3%81%af.html

講習を無事に終えて(今回は「大阪弁が聞きづらい」という苦情なくてよかった・・・)仙台駅に帰る道すがら、仙台の戦国時代からの伝統を今に伝える看板をみつけました。
北海道は松前などを除いて戦国時代を感じさせるものがないので、ちょっといいなぁ、です。







派遣元責任者講習のため、前泊で仙台へ。
めずらしく空き時間ができたので、今回は仙台まるごとパスを購入して大胆に行動することに。



↑ 仙台まるごとパス、JRの券売機でも購入できます。
  観光案内所でガイドブック(割引クーポン付)ももらえます。

仙台から山形へ向かう仙山線の1時間に1本しかいない快速{/電車/}に乗車。

 

お昼過ぎとて、春らしく桜のおにぎりにジャスミンティーをテイクアウトして、いざローカル線の旅。



乗車37分で作並に到着、木造の無人駅ですが、駅に隣接した建物に観光案内所があって職員も常駐。

 

作並温泉は大震災以来、日帰入浴の規模も縮小されてしまい、15:00頃にクローズする施設多し。
とりあえず、無料送迎バスのおじさんに声をかけられたことと、夜10時まで外来入浴可ということで比較的大規模な温泉ホテル一の坊にお世話になることに。



1200円はちょっと高いけど、バスタオルと浴衣つき。
1階フロントでチェックインしてスリッパにはきかえ・・・・2階のロッカー室で浴衣に着替えて・・・・・・地下2階の温泉に。
温泉までの道のりながし。
しかも、露天は渡り廊下を延々歩きました。
でも、目の前が広瀬川のU字型になった激流の渓流露天風呂で背後は断崖絶壁。
これははるばる来た甲斐がありました{/温泉/}



露天風呂の周囲はソメイヨシノ・・・・ですが、残念ながら堅い蕾で全く色なし。
しかも、露天に入っていたらいきなり吹雪いてきました。
ああ、陸奥の桜を愛でて露天風呂、の野望ならず{/がっかり/}{/大汗/}

湯あがりには無料のコーヒーや温泉饅頭、みそもち、玉こんにゃくの煮物などがラウンジでサーブされています。
とりあえず、仙台にはめずらしい4月のみぞれなので、暖炉で玉こんにゃくを食してシャトルバスを待ちました。

 

作並温泉、定山渓よりも規模が小さく、にぎやかにそぞろ歩きする商店街もなく、静かな山間の鄙びた温泉でした。

残念ながら無味無臭のお湯で、効能や特筆点は感じられなかったですが、快速で仙台駅に37分ですから、出張時にはひそかに宿泊して渓流と鳥のさえずりを聞きながら朝日をあびて露天風呂ってのもオツかもしれません(いや、是非、自分でやってみたい)。

作並、山形と仙台のちょうど中間です。
今度は山寺駅へ行って、芭蕉の足跡をたどることが目標になりました{/音符/}

am10:00、最初のお客さまに告げられました。
「実は3月31日で社団法人を解散しました」
顧問先法人マイナス1。
どおりで電話が通じなかったわけです。

am11:00、大通の丸井今井近くの美容室さんに、離職票を作成しに行きました。
ラグジュアリー{/ピカピカ/}なので、自分の何の造作もないヘアスタイルを恥ずかしく思ったりもするのです{/悲しい/}{/汗/}
でも、スタイリストさんって好きで仕事しているんだろうけど、過酷に労働しているなぁと裏舞台から思います。

pm1:00~5:00、ジョブガイド西で窓口にいて、今日は電話での雇用保険の問い合わせを受けました{/電話/}

pm7:00、琴似から事務所に戻ってコラム原稿をメールし、ジョブガイドの報告書も作成し、経理システムに記帳したので帰宅しようとしたら、顧問先からお電話いただきました。
「今日、裁判所に破産の申し立てをしてきました。明日から会社の施設は鍵がかかって入れません」
顧問法人さらにマイナス1。

でも、破産管財人の弁護士先生と話をして、最後まで残っている社員さん達の離職票と社会保険資格喪失手続は引き受けることにしました。
報酬はきっといただけない状態なんだけど、男気・・・・ではなくて女気? あるいはプロ根性? を見せて、これまでお取引いただいたお礼に最後に全部代行することにしました。

なんだか、ビジネスのお役に立てない社労士でゴメンナサイの気持ちでいっぱいです{/がっかり/}{/大汗/}

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