北の桜日和

浪速っ子なのに札幌で開業している社労士の日々徒然ブログ

2020年10月

出張の合間に都合をつけて、リバイバル上映フィルム「ヨコハマ・メリー」を観に行きました。
横浜の伊勢佐木町のミニシアター「ジャック・アンド・ベティ」では、シネコンなどで取り扱わないが良質な問題作を期間限定(1作品2週間~4週間程度)で上映しています。

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伊勢佐木町は、昭和の香りが残る庶民的な下町です。
大阪の鶴橋や西成を体感して育った私にとってはなじめる空気感ですが、おセレブ志向にとっては風俗街も近く、多国籍ブルーカラーが住む町は「子供の教育に悪い」と言うかもしれません。

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古い商業ビルのエントランスから2階までの短いエスカレーターがあり、時間にならないとチケットを売らない窓口で手もぎのチケットを購入。

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岡山で生まれ育ち、若くして結婚と離婚を経験して、戦後に占領軍将校の愛人として横須賀にやってきた「メリーさん」の周囲の人々のインタビューを中心としたドキュメンタリー。
朝鮮戦争に出兵した後に米国に帰国し日本に戻ってこないパートナーを思いながら、戦後の混乱の中を独特の立ち位置の娼婦として生き、1995年に故郷の老人ホームに安らぎを得るまで伊勢佐木町を中心に横浜市内でその姿を見ることができたといいます。

ミニシアターの社員さんによる、手作りのオブジェに心がこもっています。
地域に根付いた社交場としてのシアターらしさを感じます。

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最初の公開当時の貴重な記事、もう今は亡くなった「メリーさん」の貴重な写真が飾られていました。
フィルムの最後には実際に老人ホームで暮らす80歳近くなった「メリーさん」が収められていますが、若い頃は絶世の美女だったろうということがわかる、品のある横顔のおばあちゃんでした。
観客の中には実際に「メリーさん」が街角に立っていた頃、その姿を見たことがある方もいらっしゃいました。

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映画の半券をみせるとお得なサービスがあるという商店街でお茶タイム。
珈琲豆を目の前で焙煎していたカフェでアップルパイとアイスコーヒーが5%引きになりました。
伊勢佐木町の地域でミニシアターと映画文化を守ろうという心意気が感じられました。

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フィルムは「メリーさん」を主人公にしながら、実は、占領下にあった横浜の戦後混乱期その後の高度経済成長期、バブル崩壊までの移り変わりをも画面に映していました。
みなとみらいに象徴されるきらびやかな成長と、ネオンの下に置き去りにされた境遇で強く生きる名もなき人生と。

私の宿泊はGoToプランで海に近い桜木町のホテルでした。
高層階のお部屋からは誰もが知っている輝くような夜景が見えます。
闇が深いからこそ、ネオンは人の目をひくのか。
真昼の光の下ではネオンの価値がわからないから、わざと闇が必要なのか。

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『昼の陽の光の眩しさに、夜の闇の深さなどわかるものか』

ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言った」より

2020年3月末以来、感染症拡大に伴い道外の仕事がゼロになっておりました。
実に7か月ぶりに新千歳空港に行きました。

フライト再開一発目は伊丹空港です。

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リムジンバスも減便されていましたが、無事に梅田に到着。
秋晴れの、いや気温24℃だから北海道民にとっては夏の気温に近い、そんなお天気。

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お招き下さったのは、フジアルテ株式会社さん。

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本格的な収録スタジオを借りてオンラインセミナー。

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配信中。
女優ライトがまぶしい。

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そのまま新大阪へ向かい、これまた久しぶりの東海道新幹線で横浜入り。

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飛行機は平素の3割程度しか運航されていないので満席の密。
(機内は機械換気で10~15分ですべての空気が換気されるのですが)。

新幹線も平素よりすいていたので、駅弁を食べながら、窓際席下コンセントで充電しながら移動。
そして、仲間の社労士からのメールで、遅れていた職業安定局長通達の発出を知ったのです。

地元の「りんゆう観光」主催の日帰登山ツアーに参加しました。
体力的についていけるか心配でしたが、参加者の半分以上が「年金世代」だったので(笑)、難なくクリアしました。

以下、北日高岳に登ってみようかと思う方への案内も兼ねたレポート。

占冠ICから道の駅「樹海ロード日高」へ向かうと、正面に本日登山する北日高岳が見えます。
北日高岳は標高751mで北西斜面が「ひだか国際スキー場」として開発されています。

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こちらの博物館も興味深いのですが、団体行動ですから立ち寄れず。

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国立ひだか青少年自然の家の林道がスタートです。

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日高山脈は海底が太古の昔に隆起しているので、穂別で恐竜の化石が発掘されたり、めずらしい地層の露頭があります。
青少年自然の家の研修散歩コースには説明看板あり、でも雑草が茂って地層が全く見えません!!
そう!! 今年はコロナで自然の家に合宿に来る中高生などいない・・・・つまり整備しなくてよい年だったのです。

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なみだの滝、ここまで10分。
勾配を感じないおだやかな林道です。

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林道を歩くこと約30分、いよいよ登山口。
え? どこが? この雑草ボーボーの中が?
よく見ると登山道かもしれないって感じで見落としそう。

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山頂まで全くビューポイントがない樹林帯の中の細い路をジグをきりながら登ります。
学生いない→自然の家の職員も登山道整備する必要ない→登山者が敬遠し少ない→笹藪のび放題で荒れている。
ところどころの紅葉がさしこむ光に美しく映えたので、それが楽しみでした。

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2年前の台風による爪痕が深く、道は細くえぐれ、倒木が多数。

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小さな沢を渡るほんの3mの丸木橋で、先行のメンバーがいきなり視界が消えると同時に悲鳴とガシャガシャッ
そう、なんと橋から2m下に転落したのです。
添乗員がとんできて10分弱で引き上げました。
深い笹藪が彼女を受け止めたので水面まで転落せず途中で止まっていたので、幸いすり傷程度でした。

怖いですね。
岩場などではなく、何もないような普通の道で気をぬくと事故はおこるのですね。
このアクシデントでしばらく滞留しましたが、転落した女性も歩行に問題ないとわかり、団体として落ち着きを取り戻したところで登山再開しました。

標高600m、こんなところで徒渉。

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そこからトラバースを無駄に繰り返し、いいかげん山頂はまだかよーっとイライラがつのったところで、いきなりひらけた頂上に飛び出しました。
正面は夕張岳です。
いつも札幌側から西斜面を見ているので、日高側から裏側の東斜面を見るのは初めてです。

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山頂標識で山ポーズ(山SNSのみんなの登頂ポーズ)

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この山頂標識の白いのは雪の模様???

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鬱蒼とした樹林帯でをえっさほいさと汗水たらして1時間半も歩いてきて、到着したらスキー場の頂点のリフト降り場!!
なんか人工物があると拍子抜けしちゃいますね。

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下山はスキー場を歩いて下るのですが、ガイド兼添乗員がものすごいスピードで先頭を歩いて(転落騒ぎで時間を大幅にくったので急ぐのはわかりますが)、トップから最後尾まで400mくらい離れているなんてどうなの?
クラブツーリズムの山ツアーしか知らないけど、ガイドはもっと全体のことを把握して、隊列がのびすぎないよう配慮するもんじゃないの?

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そんなこんなで下山は1時間、勾配は35度もあるので登りよりつらい。
70歳くらいの方々は、さぞ膝に負担がかかったのではないでしょうか?

むかわ町の「樹海温泉はくあ」(白亜紀の地層から湧いた湯らしい)に寄りましたが、日帰り公衆温泉兼簡易郵便局っていう不思議な建物でした。

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ということて、751m峰を無事にクリアしました。
でも、あえてもう一回行きたいとは思わない山だったな~。
藻岩山で訓練した成果を確認できて、息をきらさず疲れにくい登り方を習得したという点でよかったのかも。
そして、「りんゆう観光」の登山ツアーの雰囲気がわかったのもよかったと思うのです。

今年は札幌もお盆から9月初旬まで猛暑(30℃超過)で、4連休あたりに急に朝夕涼しくなりました。

大雪山旭岳では冠雪したそうですが、札幌の里山である藻岩山はまだ全体的に緑が多く、その中に一部色づいた葉が見られます。

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仕事の合間に登るトレーニングです。
なかなか写真では伝わらないのですが、木々の間から差し込むひざしが、澄んだ空気とともに心地よいです。

昨年は何度登っても慈啓会登山口から山頂まで1時間30分をきることができなかったのですが、現在1時間20分(休憩込み)で登れるようになりました。
コースタイム(標準的な時間)は休憩なしの70分なんだそうです。
恒例の三角点タッチ。

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札幌平野です。
この日、藻岩山に雨を降らせた雨雲が東にあり、写真中央にあり雁来方面は通り雨のようです。

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北に石狩湾。

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南西側、うっすらと樽前山の溶岩ドーム頂上がみえます。

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山行を2週間以上あけると、山を歩く感覚(バランスやスピードや歩幅や姿勢)がにぶることがわかり、仕事を早く切り上げて15:00頃から登りロープウェイで降りることを繰り返してきました。

しかし、そろそろ陽が短く日没時刻が早くなってきました。
登頂して30分後には、同じ方向の景色も夕暮れモードです。
(ロープウェイのゴンドラ内から撮影)

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いくら里山でも15:00以降に登るのはそろそろ危ないので、仕事を終えてからの夕方山活はおしまいです。
ヘッデン(ヘッドランプ)つけて夜間登山して夜景を見る方もいるんだそうですが、私は初心者なので原則の山ヤのルール(早出、早着、少なくとも15:00下山または山小屋着)に従います。

この日は週の中日だったので、事務所に戻って20:00頃までさらに追加で仕事をしました。
事務所内も夕方はちょっとひんやりしてきました。

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