仕事で上京し、チャンスをとらえて観劇しました。
村上春樹原作で、蜷川幸雄が遺した舞台「海辺のカフカ」です。

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あっと驚く斬新な舞台装置と演出、音、光、15歳の少女から40歳代のミステリアスな女性まで演じ分けられる寺島しのぶさんの圧倒的な存在感と、カフカを演じた古畑新之さんのみずみずしさ。
カーテンコールでは寺島しのぶさんが蜷川幸雄さんの遺影を高々と舞台に掲げ、満場スタンディングオベーション。

心が震える、それはそれは美しい3時間20分のハルキの世界を体験しました。
梅雨空から絶え間なく雨が降り注ぎ、そして私も千代田線に乗ったのになかなか現実の世界に戻れないまま感動の涙がとまりませんでした。
6月9日千秋楽、1万円以上支払っても今回のキャストで観劇できてよかったです。