2011年04月10日

☆No.49【経営は「効率化を考えると効率が上がらない」の法則】




なぜ効率化を第一に考えると効率が上がらないのでしょうか。



今回は、私が知る経営ノウハウの中で最も肝となるものを公開します。


経営を長くやっていると、必ず


「如何に生産性を上げるか」とか

「経営効率を高める方法」


などについて様々な角度から検討し、またいろいろな方々から提案を頂いたりします。


会社は利益を上げるのが本分だと考えれば、
いかにもこの視点は正しいかのように見えます。


そしてその手法と言えば、顧客を、モノやサービスを売る側がら選別し、どうすればモノやサービスが「効率的」に「高生産性」をもって売れるようになるかを考えます。


そして、それが実現されれば、大きな利益が生まれ、
会社がグングン成長していくような錯覚に陥るのです。


実際、殆どの場合、この考え方で効率的に高生産性が実現されることはありません。


もっと分かりやすく言えば、もし効率化の計算式通りにやって利益が上がるのであれば、
世の中の会社はもっと成長し、また儲かっているはずです。


こういった間違いが生まれる背景には、どうしても成功した会社の「やっていること」に目が行きがちで、その背景や思想、また経営者の人格や普段の言動を検証することが難しいからだと思われます。


多くの経営者の方々と直接接して思うことは、


ちょっとしたアイデアや時流に乗ったり、
モノマネ事業を効率化することによって一時的な成功は生まれます。


しかし、長期的な成長や成功は、それ以前の思想が明確であることが求められます。


効率化や高生産性を求めるところの思想の出発点が、


「会社が成長するため」ではなく、
「顧客満足のため」であったり「社会貢献のため」であるということです。


世界一の自動車メーカーが、効率化を行って車の価格を下げるのは、

「価格を下げて世界的なシェアを拡大して儲けるため」

ではなく、

「よりリーズナブルな価格で、高品質な車を楽しんで欲しい」

という顧客本意の思想からくる戦略なのです。


新聞記事などを見ると、


「○○自動車がコスト削減による低価格戦略で世界シェア拡大へ」


といった記事が踊ります。


まるで、○○自動車が自社だけのことを考えて、
経営効率化を行っているかのような錯覚が生まれます。


その裏にある、経営思想を読み解くことが、経営を学ぶと言うことだと考えています。


つまり、経営者がその思想を会社の隅々まで浸透させることが真の効率化を生み、真の効率化が顧客満足と社会貢献を実現することで、利益という名の「感謝」がその会社にやってくるのです。



最新記事
※このアドレスは横山本人に直接届きます。できる限り返信させて頂きます。
Archives
QRコード
QRコード
RSS