2011年06月01日

★No.83【良いこと。それは欲求が満たされること】



前回「良いこと」が起きると書きました。


良いこととは欲求が満たされることだと私は考えます。


人間の三大欲求は、「食欲、性欲、睡眠欲」と言われています。その他様々な説がありますが、これに加えて人間が持つ最大の欲求があると私は考えています。


それは、「人のために役に立ちたい欲求」です。


この度の東日本大震災では、多くの方がボランティアとして現地で活動されています。報道によるとゴールデンウイークだけでも8万人もの方々が参加されたようです。


彼らは、誰かに頼まれたわけでもなく、決して金銭的メリットがあるわけでもなく(金銭的には明らかにデメリットしかありません)、社会的地位の向上も、自己顕示欲が満たされることもありませんし、それを目的としている人もいないでしょう。


唯一、「人の役に立ちたい」という欲求が満たされるのみです。


このように考えると、ビジネスでも同じことが言えます。


立派な企業が、よく本業以外での社会貢献を標榜しますが、事業が長く継続し、本業以外に社会貢献ができるような、大きな利益を得ている会社は、その企業が本業で充分に社会貢献(人の役に立つこと)を実現しているケースが殆どです。

敢えて本業以外で社会貢献を行おうと思わなくても、立派にその役割を果たしているのだろうと思います。

だからこのような企業で働いている人々は、やりがいが大きかったり、顧客や取引先から感謝される機会が多かったりといった「良いこと」が訪れます。
(昨今話題の作られた既得権益でインフラを担っているような会社は違うかも知れませんが)

つまり「人の役に立ちたい」という三大欲求に匹敵する本能とも言える気持ちが満たされること。

それが「良いこと」だと私は考えています。


従って詐欺師や泥棒が、一時的に大金を手にしても、決してそこに「良いこと」が生まれることはありませんし、本来の欲求が満たされないのでいつまでも不幸であるとも言えると思います。


と、そんなことを考えていると、アダム・スミスの著書、「道徳感情論」(1759年)の中に

「人間の本性には明らかにいくつかの原則があり、その原則ゆえに、人は他人の幸せに関心を寄せ、そうした他人の幸せから自分が得るものといえばそれを見て楽しむ以外何もない場合でさえ、他人の幸せを自分の幸せのように感じるのである」

という一文がありました。


私が考えてることなど、遙か昔に既に明らかになっていたことでした。





※東日本大震災チャリティセミナーにパネラーとして参加させていただくことになりました。仙台の有名な税理士先生を講師にお迎えしています。司会進行は元スケバン刑事の森川あやこさん http://osaka-seminar.com/


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