2012年03月21日

★No.85【女子学生の就職は不利?】



女子学生が就職に不利である現実を取材した本日の日経新聞電子版の記事より。

>ある素材メーカーの人事担当者からはこんな本音が漏れた。

>「今年春に採用する女子学生も、10年後には育児や
>介護の制度を使って休職や時短勤務になっている可能性が高い。
>採用を絞り込んでいるので、戦力がそろわないのは正直痛いんですよ」


一方で女子学生の本音を取材した別の記事より。

>「私にできることは、支える仕事」「転勤しながら子育ては無理」「ノルマが
>ある営業職はイヤ」。都内のある女子大では、「一般事務職セミナー」を開くと、
>事務職志望の学生ですぐに埋まる。



この二つの記事から何を感じるでしょうか。

前者は、人事担当者の偽らざる本音だと思いますし、
現実的にその時点で企業の戦力はダウンし、
組織力の低下に悩まされる事になるのだと思います。

それを事前に避ける意味でも、積極的に総合職で
女子学生を採用しないという選択肢をとることになるのでしょう。

そして女子学生の就職難は続いています。


一方、後者も女子学生に多く見られる意見です。

数年働いて、結婚する。子供が出来たら育休と産休を
とって同じく一般職で復帰。もしくは夫の稼ぎで専業主婦。

と言うパターンを選びたい女子学生が今も非常に多いのです。

ところが一般職の求人は業務IT化に伴って減少する一方です。

そして同じく女子学生の就職難の原因となっています。


これを言うと怒られるかもしれませんが、
このような傾向はごく自然に起きる事であり、男女の性差や
人間という生物の特性から導かれる傾向であろうと考えられます。

また、少なからず国の文化にも左右されるでしょう。


昨今、企業は、自社の事だけを考えるのでは無く、
社会全体の事を考えて企業責任を全うべきと言われています。

一般的にはそれらはCSRという言葉で言い表せられ、
日本語では企業の社会的責任と訳されています。

私はそれらに加えて、

企業が社会の構成要素の一つである以上、
その存在が、人間そのものの豊かさや子孫繁栄にとって、
有益でなければならい。

とのスタンスを持っています。

それが結果的に利益が生まれる源泉となり、
その利益を通じてさらに人間社会に貢献していくのが、
企業の正しい姿だと認識しています。

この立ち位置から考えると、企業の採るべく姿勢は、
これまた昨今の言葉であるダイバーシティ(多様性)となるでしょうか。

ダイバーシティは、CSRの一環として論じられる事も
ありますし、企業繁栄の一手段として論じられる事もあります。

私は、ダイバーシティは、本来の人間社会への
貢献を目的としなければならないと考えています。


企業の都合と社会の都合、また人間本来の生存に関する都合。

企業の本音と女子学生の本音。


つまり企業はこれらを総合的に組み合わせて、
最善の策を常に考え取り組んでいく事が重要なのです。

最善の策とは、「人間そのものの豊かさや子孫繁栄
にとって、有益かどうか」ということに向って結論を導き出され
た策のことを指すのだと、個人的には結論づけています。



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