2013年10月12日

☆No.59【半沢直樹と大和田常務のリーダーシップと官僚的組織構造】



官僚的体質は、悪者か?


ミーハーネタでアクセスを稼ごうという訳ではありませんが、
ドラマの半沢直樹シリーズを組織構造とリーダーシップの観点から論じてみたいと思います。

銀行という組織は、いわゆる官僚的な組織です。

官僚的組織というと、日本では悪い印象があるかも知れません。
ちなみに英語の同義語である「bureaucracy」も批判的な意味が含まれます。

しかし、そもそも官僚的組織とは、
目的を達成するに当たっては、最も優れた組織構造のひとつなのです。

ロバート・K・マートン(1961)は、「形式的組織の理想的なタイプ」とし、
その理想的な組織を評価しています。

しかし同時に、官僚的組織が長期に渡ることで以下の弊害があるとしています。※

〃盈された無能

∈把禝容行動

8楜劼良塰足

ぬ槁乎峇

ジ朕妖成長の否定

Τ弯靴料乏


つまり、はじめは理想的に作られた組織が、長期にわたって
制度疲労を起こすことによって、上記のような弊害が起きることが多く、
それが、官僚的組織が悪く言われる所以だと考えられます。

官僚的組織とは、営利目的では無い行政や、銀行などの行政による許可などが必要な
既得権益的な企業内で生まれる事が多く、本来であれば、外向き(市民や顧客)に
向かうべき目的が、組織そのもの維持することにエネルギーが向かってしまう状態になることです。

つまり、組織内では、市民や顧客よりも、組織内での目の前の部分最適を重視する
大和田常務的なリーダーシップを発揮する人間が出世することとなります。

そして、逆に半沢直樹のような、市民や顧客のためという本来の組織の目的に忠実で、
かつリーダシップを持った人間がかえって排除されるというおかしな現象が起きるようになります。

組織そのものが、上記のきキΔ里茲Δ別簑蠅鮖っているのですから、
いくら半沢直樹がボトムアップで組織を変えようとしても限界があるのはドラマの通りです。

しかしそれは「意図せざる結果としての逆機能」※ですから、もちろん官僚そのものが
悪いのではありません。同じ構造の組織が長く続くことによって弊害が起きるだけのことです。

官僚的組織が、こうなってしまっているケースは日本にも大変多くあるのでは無いでしょうか。
(最近のみずほ銀行の事例もこれらの弊害のひとつに当てはまるかも知れません)

結論を言えば、疲弊した官僚的組織を変革するためには、
官僚的組織出身では無い、「強力且つ正しい理念と実行力を持った
新しい価値観を持ったリーダー」によるトップダウンによる変革が必須となります。

そして、新たな官僚的組織を作り出し、目的を明確化しそれを実現させていくのです。
それによって組織は生き返り、活き活きと人間らしく働ける組織へ変わっていくことでしょう。

もちろん、これもまた時間と共に制度疲労を起こします。
その時には、また再び強力なトップリーダーの出現が必要になるのです。

つまり、官僚的組織は、意図的かつ定期的に変化を起こし、進化させなければならないということです。


みなさんの今の組織はいかがですか?
 銑Δ当てはまっているように感じたならリーダーを変えなければなりません。



野中郁次郎(一橋大学名誉教授)の「経営管理」から引用、この著書でマートンの著書「社会理論と社会構造」に記述されていることを引用し整理している。「意図せざる結果の逆機能」もマートンの言葉である。


個人的には「既得権益」に関して、このような考えを持っています。
No.50【既得権益を守れ

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