2013年11月18日

◎No.12【仮面ライダー供




数年前、反社会勢力らと対峙しながら、「正義」について思い悩んでいたときに、
◎No.6【仮面ライダー】
という記事を書きました。


この時、私は、「仮面ライダー=正義」と定義しています。


同時期、米国ではマイケル・サンデルによって"JUSTICE"という本が出版され、
大ベストセラーになっていました。これはその翌年「これからの正義の話をしよう」という題名で
日本でも同様に大ヒットとなっています。

この本の元になった、ハーバード大学での同教授の講義は、NHKで放送され、
その後DVDでも発売されました。

私は、このDVDを何度も繰り返し見ながら、自分なりの正義論を組み立てていきました。

その後も、気になった哲学書を出来るだけ読み、正義だけでなく人間の生きる
根源的な目的などについて思いを巡らす事が多くなりました。

最近では、日本新聞協会広告委員会が「しあわせ」をテーマに実施した
「新聞広告クリエーティブコンテスト」で以下の作品「めでたしめでたし」が最優秀賞に
選出され大きな話題を呼びました。

http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013/no1_b.html

これは、「仮面ライダー=正義」論を真っ向から否定するものです。
桃太郎が悪い奴に見えてきます。

実は、私も、ショッカー側から見たら仮面ライダーが悪なのであり、
正義はショッカーであることに、気がついていました。

私がもし「鬼」一族なら、桃太郎ほどの悪人はいないと思っているでしょう。


これらは極端な例ですが、身近にも様々にこのようなことが存在します。
前回の記事でも、「官僚は悪いのか」ということを考察しました。

例えば、既得権益に群がる悪代官がいたとしても、
彼らにとっては、自分たちが正義であり、水戸黄門や、遠山の金さんは悪者です。

ビジネスの世界でも、競合は、ちょっと悪者に見えたりします。
それは自分たちのビジネスにとっての妨害者に見えるからです。
(実際には、競合はマーケットを拡大し得る原動力となり互いに利益をもたらす傾向が強くあります)

しかし、あまりビジネスの世界では、競合であっても、
人そのものを憎んだり、誹謗中傷などを行うことはありません。

なぜかというと、ビジネスは「マーケット」という公平公正な
土俵で、正々堂々と戦っているからです。

ですからこれは「正義論」とはちょっと違いますね。

つまり、正義を語るときに重要なのは、それによって、
より幸せになるひとがより多くいるか。が議論になってくるようです。


民主主義の根幹もここにあると思われます。


土俵が公正なら、数の大小が正義の意味に近くなります。
土俵が不公正なら土俵をそのものを変える必要があります。


もちろんマイノリティが不幸にならぬよう、
セーフティネットの必要性も論じられるべきです。
しかし、これも正義論の範疇になり得ます。


「部分最適」では無く「全体最適」を重視すべきと
言うのが、私の今の正義論です。

哲学的には、功利主義を肯定した上での共同体主義と言えます。


またもう少し思いを巡らせてみたいと思います。

srcblog01 at 15:06
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