2014年03月04日

☆No.63【毒まんじゅうを食べると必ず体を壊します】



あまりにも当たり前すぎる題名ですが、実はビジネスの現場ではこの
当たり前のことに気がつかずに「毒まんじゅう」を食べてしまうことが結構あるのです。


ビジネスおける「毒まんじゅう」とは、


簡単に言うと、

目先の利益にはなるが、長期的には、
会社やビジネスの価値が損なわれる取引


のことを指します。


例えば、

*製品の原料や材料に価格は安いが粗悪であるものを使う。
*知識のあまりない顧客に高値で商品を売りつける。
*顧客のためにならないとものを売ってしまう。
*ユーザーに不利益があるかも知れないものを売ってしまう。
*誇大(または違法)広告と分かっていながら掲載(放送)する。

こういったものは、ほぼ例外なく利益率が高く、
商売人にとってはついつい手を出したくなるものです。


普通に考えれば、こういった行為が、長期的に、
ビジネスの価値を失わせて行くであろう事は、子供でも分かる話です。

まさに「毒まんじゅう」。食べる瞬間は甘くておいしくても、後々体を壊す代物です。


でも、信じられないことに大のおとながこれをやってしまうのです。


なぜか。


多くの企業が、売上高や利益額などの数字を指標に、経営を行っています。

売上げや利益が、そのビジネスが生み出した付加価値と捉えれば、
このこと自体は、決して悪いことではありません。

しかし、過度に数字を追い求めることで、いつのまにか、
企業の目的が、数字そのものになってしまうことが往々にして起こります。


結果的に目先の利益。「毒まんじゅう」に手を出してしますのです。


少し擁護しましょう。


「毒まんじゅう」を食べてしまうには、


目先の資金繰りをクリアするために必要であったり、
上司からにプレッシャーに耐えられなくなったり、
業績に対する株主の目線が厳しかったり、
そもそも企業や業界の文化が数字ありきだったり、

様々な理由がある事は、想像に難くありません。
「分かっているけど仕方なく」というケースもあると思います。

しかし、少なくとも経営者には、目の前の取引(まんじゅう)に
「毒」が入っているかどうかを見極め、取引の是非を判断することが求められます。

それが全てのステイクホルダーに対しての絶対的な義務であると同時に、
企業の持続性を高める、最低限のノウハウとも言えるでしょう。


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