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新潟県教育委員会より、平成26年度高校入試の
新しい制度の概要が発表されました。

教育委員会は今回の制度改変を「学校や学科の
一層の特色化を推進し、義務教育段階からの学力向上を図る」
ということを目的としているそうです。

前者の学校・学科の特色化は、学校独自の筆記試験・面接試験を
課すことで、より自校の校風にあった人物を採ることができ、
またそうすることで今までの教育水準以上の課題を解くという、
後者の目的も果たしていると考えているようです。

中学校教育で求められている基礎的な学習内容の習得に
プラスして、その高校の求める学力・考え方を入試で
問われることになります。
各高校とも、この学校独自検査は100点の配点がされています。
5教科試験の1教科分がまるまるひっくり返る点数です。
また、この検査の導入により試験日が2日間となります。
1日目を従来の5教科筆記試験、2日目を学校独自検査と
割り振られ、受験生にとっては長丁場をやり抜く、
1日目からリフレッシュして2日目に臨むなど、
また新たなストレスが加わることが予想されます。

次回は、この学校独自検査の詳しい内容についてご紹介します。

4月になり、消費税の8%へのアップや年金受給金額の減少、
健康保険料の負担増など、われわれの生活の中で大きな変化を
ニュースや新聞などで見かけます。国民全員が関わる情報であれば
大きく報道されますが、新潟県の高校入試の制度が変わるというのは
なかなか取り上げられることはありません。

…ですが、平成26年度入試より大きくかわるのです。

今年度の入試からいわゆる「推薦入試」というものが廃止され、
特色化選抜と一般選抜という2種類の受験方式になります。
まずはこの新しいシステムについて、変更箇所と併せてご紹介します。

○特色化選抜  ※ 実施する学校のみ
・出願:平成27年2月3日(火)~5日(木)
・面接日:2月12日(木)  

推薦選抜に代わって設けられた受験制度です。
「スポーツ・文化活動に秀でた人物」を対象にということで、
おそらく県大会以上の成績を残していることが基準になります。
中学からの調査書と、面接のみで受験。

○一般選抜
・出願:平成27年2月19日(木)~23日(月)
・志願変更 :2月26日(木)~3月2日(月)
・学力検査:3月9日(月)
・学校独自検査:3月10日(火) ※実施する学校のみ
・合格発表:3月13日(金)

【変更点】
(旧)5教科の筆記試験のみ
→ (新)学校独自調査で最大500点の試験が追加される
   そのため、試験日が2日間になる高校も
(旧)受験時間:英語50分・他4教科45分
→ (新)全教科50分

(旧)1回目の倍率発表で1.0倍を超えた学科のみ変更可能
→ (新)すべての学校・学科で志願変更可能

今回の変更点の中で一番気になるのが【学校独自検査】と呼ばれる、
各高校・学科で独自に試験を課すシステムの導入です。
3月下旬に新潟県教育庁より正式に実施概要が発表されましたので、
何回かに分けて説明していきたいと思います。

【意 味】わずかの時間も無駄に費やしてはいけないということ。
「光陰」は日と月のことで、月日や年月をあらわす。

よく【光陰矢のごとし】という言葉を耳にしたりしますが、
今回の四字熟語も同じ意味をあらわしています。
「一寸の光陰 軽んずべからず」と朝礼で言ったりする校長先生も
いらっしゃるかもしれません。

光陰、つまり時間は誰にでも平等にあり、そして止まってくれることは
ありません。ある人は60分という時間を勉強に使うかもしれませんし、
またある人は60分をゲームに使うかもしれません。でもそれは同じ60分です。
私はゲーム否定派でもないですし、子どもは大いに遊ぶべきだと思います。
しかし注意するところは「遊び方」です。遊ぶときには遊ぶ、勉強するときには
勉強する。寝るときには寝る。という風に、行動にメリハリをつけるべきです。

起業して大成する社長などに聞くと、学生時代から時間の使い方がうまいといいます。
遊ぶ時間や寝る時間を削ることなく成功するには、「だらだら」の習慣は
敵のようです。よく遊び、よく学ぶ、その両輪がうまく機能してこそ人は
成長していけるのでしょう。一寸の光陰をだらだらして逃すことのないよう、
進んで欲しいです。

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