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2013年07月

【意味】1本の釣りざおを友に自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
    《陸游「感旧詩」からの成語》

今日は海の日です。連日、各地で猛暑の知らせが聞かれています。
そんなときには海にプールに涼を求めて遊びに繰り出すのもいいですね。
今回の四字熟語はなかなか目にする機会も少ないですが、釣り好きの
お父さんが「釣りは釣糸を垂らして待っているのも楽しいのだよ」と
言っている理由がここにあるのだと思います。

釣糸を垂らしている間は、基本的にその場を離れることはできません。
ただし目の前に広がるのは海であったり川や池だったりします。
そこには植物や鳥などの動物がいます。獲物が針にかかってからは
その獲物との格闘で忙しく、そういった自然と対峙する暇はありません。
糸を垂らし、なにもできないからこそ、風や空に目をやり、日ごろの
ストレスを浄化できるのではないでしょうか。…一部のお父さんは
釣果のないことの言い訳に上のセリフを言っているかもしれませんが。

【意味】心が広くのびのびとして物事にこだわらないさま。
   「闊達」は度量が大きく、小事にこだわらないさま。

若い世代はあまり使わない四字熟語かもしれませんが、会社の部長さん・課長さんが
「この会議ではぜひ、自由闊達な意見交換を!」とうながしているイメージがあります。
相手との調和を重んじる風潮がある日本ではなかなか難しいのですが、相手との上下関係や
利害関係をいったん隣に置いて、共通する問題に対して一緒に解決を図る…そんな願いから
部長さん・課長さんは発しているのでしょう。

中学生や高校生に限らず、20代後半までの世代に言えるのは「相手とのコミュニケーション
能力の低さ」です。低さというより不器用さといったほうが正しいかもしれません。
同じ相手でも、立場の違いを重視するシーンと、それを抜きにして対等に話すべきシーンとの
違いを見抜く力が低くなっていると思います。もっとも、これは社会経験を積んでいかなければ
一朝一夕に身に付く力ではないので、実社会に出て、ときには失敗もして高めていって欲しいと思います。

【意味】空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで
    自然の成り行きに任せて行動するたとえ。また、一定の形をもたず、
    自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。

7月に入り、2013年もあっという間に1年の半分が経過しました。新潟県をはじめ
北海道を除き全国的に梅雨入りしているといわれていますが、天候は夏そのもの。
まだ体が暑さに慣れきっていないので、熱中症や体調管理には気を付けたいものです。

とは言っても相手は自然。あらがうことも、コントロールすることもできませんので、
文字通り「自然の」成り行きに任せておきたいと思います。また人との対話についても、
自分の意思をはっきりと相手に伝えたら、相手がどう思うかはその人次第。そこで気を
やきもきしても始まりませんので、なすがまま、あるがままの自分でいたいですね。

この四字熟語を英訳するとしたらどうしましょう。私はピンときました。
名曲のタイトルにもなった【Let it be.】でどうでしょうか。
曲中ではマリア様がおっしゃった言葉として使われています。
なすがまま、そのままでいなさい。

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