4月になり、消費税の8%へのアップや年金受給金額の減少、
健康保険料の負担増など、われわれの生活の中で大きな変化を
ニュースや新聞などで見かけます。国民全員が関わる情報であれば
大きく報道されますが、新潟県の高校入試の制度が変わるというのは
なかなか取り上げられることはありません。

…ですが、平成26年度入試より大きくかわるのです。

今年度の入試からいわゆる「推薦入試」というものが廃止され、
特色化選抜と一般選抜という2種類の受験方式になります。
まずはこの新しいシステムについて、変更箇所と併せてご紹介します。

○特色化選抜  ※ 実施する学校のみ
・出願:平成27年2月3日(火)~5日(木)
・面接日:2月12日(木)  

推薦選抜に代わって設けられた受験制度です。
「スポーツ・文化活動に秀でた人物」を対象にということで、
おそらく県大会以上の成績を残していることが基準になります。
中学からの調査書と、面接のみで受験。

○一般選抜
・出願:平成27年2月19日(木)~23日(月)
・志願変更 :2月26日(木)~3月2日(月)
・学力検査:3月9日(月)
・学校独自検査:3月10日(火) ※実施する学校のみ
・合格発表:3月13日(金)

【変更点】
(旧)5教科の筆記試験のみ
→ (新)学校独自調査で最大500点の試験が追加される
   そのため、試験日が2日間になる高校も
(旧)受験時間:英語50分・他4教科45分
→ (新)全教科50分

(旧)1回目の倍率発表で1.0倍を超えた学科のみ変更可能
→ (新)すべての学校・学科で志願変更可能

今回の変更点の中で一番気になるのが【学校独自検査】と呼ばれる、
各高校・学科で独自に試験を課すシステムの導入です。
3月下旬に新潟県教育庁より正式に実施概要が発表されましたので、
何回かに分けて説明していきたいと思います。