SSスクール【妙高市の少人数・個別指導塾】

新潟県妙高市の学習塾 成績アップ・高校合格を徹底サポート!

進学

先月も大学入試改革の話題に触れましたが、同じ教育再生実行会議の場で
センター試験を廃止して、新たに「達成度テスト(仮称)」を創設する方針を
固めたとの報道がありました。「達成度テスト」は2段階になっており、
高校在学中に学習の到達度を測るテストを「基礎」、現行のセンター試験に
あたる物が「発展」というかたちで、2回にわけて試験を実施するということでした。

下村文科相は「高校段階における学習の到達度を把握し、高校の指導改善や
大学入学選抜に活用する新たなテストとして、基礎レベルと発展レベルからなる
到達度テストを導入する方向で現在調整している」と述べていますが、
「一発勝負ではなくなるので助かる」という声があがる一方で、
「試験体系がより複雑になり、高校生の新たな負担になる」という声も聞かれます。

私は後者の声に賛同します。まだ方針を立てただけですので、これから具体的に
実施時期も含めてどのような体系になっていくのかが不透明ですが、
「一発勝負」であることの負担よりも、一発ではないので目標が定めにくい負担の方が
大きくなってしまう危険があると考えます。

私は生徒に「体調管理も含めて試験だ」と、受験生に限らず口をすっぱくして言っています。
中学3年間の集大成を見せる高校入試日に、高校3年間の集大成を見せるセンター試験の日に
万全の体調でないということは、運が悪かったのではなく、「自己管理」という試験で
ふるい落とされたのだと。社会人になって、会社の行く末を占う大切な会議の日に
体調を崩して万全のプレゼンができない人間は、会社からの信頼を得られません。
少々きつい言い方ですが、そう言って生徒たちの自己管理を促しています。
その意味でも、入学試験は一発勝負であるべきだと考えています。もちろん、センター試験が
1月という時期に実施されるべきかには疑問を持っていますが。

今回の改革が実施されるのは、早くても5年後とのこと。これが多くの高校生にとって
チャンスが増えて有益になることを望みます。

平成27年度 新潟県公立高校一般選抜の志願状況(倍率)が
発表されました。3月2日 最終倍率です。

高校名  学科  募集人数/出願者数 [倍率] 差引 の順でお知らせします
高田高校 普通 240/236 [0.98] -4
高田高校 理数 40 / 52 [1.30] +12
北城高校 普通 240/251 [1.05] +11
北城高校 生活文化 40 / 58 [1.45] +18
高田農業 農業 160/222 [1.39] +62
上越総合 機械工学 79 / 69 [0.87] -10
上越総合 電気情報 80 / 90 [1.13] +10
上越総合 住環境系 79 / 87 [1.10] +8
高田商業 総合ビジ 160/163 [1.02] +3
新井高校 総合 158/184 [1.16] +26
久比岐高 普通 120/110 [0.92] -10
有恒高校 普通 80 / 79 [0.99] -1
安塚高校 普通 40 / 38 [0.95] -2
糸魚川高 普通 200/172 [0.86] -28
高田南城 普通 70 / 38 [0.54] -32

上越地域の高校についてのみお知らせしております
県内その他の高校 また公式発表については
新潟県教育委員会のHPにてご確認ください

【面接(集団・個人)】
 前制度の推薦入試受験者に対するものと同様と思われます。
PRカードと同様、各中学校も過去の傾向や、予想問答集を
そろえているので対策が可能です。緊張状態でもスピーディに
受け応えられるよう「この質問にはこう答える」といった
自分の言葉で作ったメモ(ネタ帳)を用意してほしいと思います。

 ただし試験官とのやりとりという一般的な面接から、
集団面接で例えば、「都市の緑化をすすめるために
いい案を練ろう」といった、ひとつの課題を与えられて、
受験者同士で課題を遂行するという形式の面接も
他県ではみられます。そういったところまで中学校で
対策してくれるか、状況を確認しながら当スクールでも対応します。


【課題作文】
200字から400字程度の作文を書く課題です。
前制度の推薦入試でも課題となっている高校が多く、
各中学校も過去の問題をそろえているので対策が可能です。

社会問題の資料や文章から問題点を読み取り、
自分の考えをまとめるといった形式や、学校生活の
中から一例を挙げて自分をPRする形式など、
より多くの問題に触れておくことが必要です。
また作文といったよりは、小論文に近い形で書き上げる
ことを求めているようです。

○筆記検査(A方式):
教育庁の説明では『英語の文章や数理的な課題』とあるので、
英語の長文や英作文・数学の図形・関数・規則性の問題の対策が
必要と考えられます。前例がないので傾向をつかむのは
難しいですが、どの問題でも選り好みせずに万遍なく
解いていくことが望まれます。

○筆記検査(B方式):
国語試験の大問3・現代文の内容理解の問題と、
自分なりの考えを問う問題の複合形式のようです。
教育庁の出題例は4500字の文章で、それぞれ200字と
100字で出題されています。文章を早く、正確に
読み取る力と、自分の考えをコンパクトに
まとめる力が必要になります。その問題を
1問1問大切に解くことが重要です。出題例は
2問だけですが、配点が100点であることを
考えると、もう数問あってもいいように思います。

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