小保方騒動(mm)自分で判断(mm)

2014年04月14日

教員のモラル(mm)

埼玉県のニュースです。

・県立高校で50代の女性教諭が長男が通う別の高校の入学式に出席するため、担任を務める1年生の入学式を欠席した。
・入学式の担任紹介の中で校長が女性教諭の欠席理由を説明。女性教諭は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文章を事前に作成し、当日、別の教諭が生徒らに配った。
・来賓として入学式に出席した県議会議員は、「担任の自覚、教師の倫理観が欠如している。欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか。校長の管理責任も問われる」と憤慨。県教育局は「教員としての優先順位を考え行動するよう指導する」としている。

これに対して、このような意見がインターネット上で出ています。

「我が子の入学式を優先することは、別段何の不思議はありません。当たり前でしょそんなの。自分の子どもの、たった一度の入学式なんですから。というか、逆に先生が自分の息子の入学式を優先しないとしたら、そっちの方が「え、親としてどーなの?ぼくが子どもなら、入学式出てほしいけど…」と思ってしまいます。

えらいオジさんが「欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか」と憤慨しているようですが、そんなことは別に新入生も「へー、担任の先生のお子さんも、今日入学式なんだ。子どもいるんだね」で終わる話でしょう。次の日からは普通に授業が始まるわけですし、初日にいようがいまいが、それが今後の大問題になるとは到底思えません。

「欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか」という言葉は、子どもたちが持っているである(そして持つべき)「人間としての寛容さ、柔軟性」を見くびっているように聞こえます。そして、こういうことを大人が言えば言うほど、子どもたちは「私たちの気持ちを考えないのか!」という自己中心的なモンスター消費者に近づいていくのでしょう。

法に触れているわけでもなし、倫理的な判断というのは、個々人が下していくものです。外部の人間が一方的に「モラルに反している!」と断罪するのは、強い違和感があります。賛否がくっきり分かれるテーマについて、一方的に「公式のNG」を突き立てること自体が、そもそも「教育的」ではありません。反面教師として教える、という狙いがあるならまだわかりますが…。」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ikedahayato/20140413-00034455/

みなさんは、どのように考えられますか?



ssk23ww at 04:34│Comments(14)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by カモ   2014年04月15日 04:27
普通に聞いたら先生の責務として入学式に出るべきと私は思いました。でも新入生の気持ちを考えると・・・と議員に言われると反発したくなります。そもそも子供の入学式を大事に思うか、自分の学校の入学式を大事に思うかなんて他人がとやかく言うことではないく先生が自分の責任において決める事だと思います。学校の服務規程に書かれていれば別ですが。
2. Posted by 奈奈   2014年04月15日 05:30
昔は先生は聖職と言われていました。今もそうなのかそうで無いのか分かりませんが。教師のような立派な職業ではありませんが私の夫はサービス業なので一度も学校行事には出れませんでした。子供が大切なのは当たり前ですが、家族を養っていく仕事を最優先させていました。私たち家族はそれが当たり前と思い暮らしています。
問題の先生が職場の入学式に出ようが出まいがそんなに大層な問題なんでしょうか?なんとかいう議員さんもそんなに子供のことが心配ならもっと他に心配しなければならない事があるのではないでしょうか?
3. Posted by mm   2014年04月15日 06:58
私自身はおそらく職務としての入学式に行くと思うのですが、それは公>私という感覚があるからです。60歳近くなった者の感覚を、若い世代に押し付けていいかどうか?また私は子どもの高校の入学式にはおそらく行かないと思いますが、小学校の入学式ならどうなのか?迷いがあると思います。うちの孫がことし小学校に入りましたが、学校側は学校行事があるたびに、「必ず親が来てください」と言っているそうで、仕事を持っている娘は困っているようです。「入学式にも来ない母親」を、当の学校がどう受け止めるのでしょう?また、議員さんが「欠席理由を聞いた子どもたちの気持ちを考えないのか」と言っておられるようですが、子どもたちの気持ちを聞かないまま、勝手に代弁しているのが気になります。それを理由に持ち出す以上は、子どもの意見を聞いてみるべきだと思います。
4. Posted by Sukui   2014年04月15日 10:18
男性としてでは無く個人としての考えです。時代に依って【公と私】の重みが移り変わり、又職業としての心構えも存在しますのでmm様の投掛けは有りがたいテーマで有ります。「父兄参観」には園、小学校、中学校と殆ど出席せず「父権・失格人間」でしたからに参観せず、二度の参観時には子供がその度に怪我に遇ってしまいましたので【厄病・父親】で有りました。。

全く私の個人的な推察ですがmm様の事件?をこの様に見ました。
①念願の高校へ入学出来た家庭に取っての意義或る入学式かも・・・
②始めてのケースで無く前例が有った
③学校組織として認めた行為で有り、主責任者は学校長で有る

等です。

◆mm様の主題から離れますが【有りえない事】を家族で体験致しましたので皆様に問題提起させて頂きます。

公園での小学校「父兄参観」の折り、芝生に座り、久し振りに愛娘を膝の上に抱っこしていました。

しばらくして娘が膝から離れましたところ、間髪を入れずに
見知らぬ娘さんが私の膝の上にすっぽりと座ってしまいました。

直ぐ立つのかと思ってそのままにしていたら5分、10分と時間が経ってもそのままで、娘が戻ってきて驚き、少し経ってから泣き出してしまいました。近くにご「親ごさん」が居たはずですが、娘が泣いていても膝の上の娘さんはそのままでしたので、娘に目配せし、そのままにしていましたら、半時間程経って、私の顔も見ずに立ち去って行きました。

◆ 皆さんはこのケースをどう考えますか?
5. Posted by 奈奈   2014年04月16日 05:27
推測するしかありませんが、其の見知らぬ娘さんは全く自然体で自分のお父さんだと思ったがしばらくしてから違うことに気がついて顔も見ずに立ち去った。あるいは其の見知らぬ娘さんはお父さんがいなくてお父さんの膝に座るのが夢だったので半時間位座らせてもらい満足して帰って行った。もしかしてその出来事は現実の出来事ではなく一瞬の幻だったのでは?
6. Posted by カモ   2014年04月16日 05:53
議員さんとしては自分の常識で子供の「気持」ではなく自分の気持ちを言ったのだと思います。よくありがちな事です。でも自分の高校入学式の事を思い起こせば、母と二人で真新しい制服に身を包んで希望と不安で胸がいっぱいだったのを鮮明に覚えています。もしその時担任の先生がいないより母が一緒じゃ無い方が不安だったかも。
7. Posted by mm   2014年04月16日 05:58
子どもの気持ちを勝手にわかった気持ちになっている大人が多いのではと思います。子どもの考えを虚心坦懐に聞くことを、いろいろな場面でもっとやる必要がある気がします。
8. Posted by Sukui   2014年04月16日 23:24
奈奈様、有難うございます。
>
>もしかしてその出来事は現実の出来事ではなく
>一瞬の幻だったのでは?
>
そうですね。
神様のいたずらだったかも知れません。良く見たら娘さんの背中に羽が生えていたかも・・・

娘にとっても暫く振りの父親との時間でしたし、膝抱っこも数年振りでしたから・・・

私に取って1時間。いや2時間くらいに感じた程長かった様に感じて、時計を見て驚いた程でした。私に取っては「父親」と言う意味を問い直し、娘に取っては【いつもと違う父親の側面】を見た体験でしたが、その後にふたりでこの事に触れた事は有りませんでしたが、何故か私は私の体温なのか娘さんの体温なのか、その時の膝の暖かさを懐かしく思う事がしばらく有りました。
9. Posted by ゆりあ   2014年04月17日 06:26
尾木ママのブログが炎上しているそうですね。
10. Posted by mm   2014年04月17日 06:54
この件では、意見がほぼ半々に割れているそうです。学生と議論してみるつもりです。
11. Posted by mm   2014年04月18日 04:59
学生に聞いてみたところ、先生が卒業式にいないのは嫌だけど、入学式はまだ関係ができていないので、「ああ、先生にも同じ年の子どもがいるんだな」と思う程度で、悪感情は起きないとの意見が全員一致でした。
12. Posted by 奈奈   2014年04月19日 19:33
私はこの事がこんな騒動になる事自体が不思議です。自分の子供の入学式に出たくらいでこんなに大ごとになるとは思ってもみなかったでしょうね。そしてその先生の子供さんは心が傷ついたかもしれません。確かに先生という仕事柄本来は自分の学校の入学式に出るべきだったとは思いますが、その先生の考え方なので仕方がありません。
思い起こせば私の子供が小学校2年の時の担任の先生が女の先生で着ている服が革のミニスカートで大きなイヤリングをしていたのを見てたまげた事をいまだに覚えています。3年生の時の担任は子供たちに何か言われて何時も泣いていたそうです。本当に色々な先生がいるものなのです。
13. Posted by カモ   2014年05月11日 07:55
今朝の新聞の記事に昨今の入学事情は高校も大学も両親そろっての参加が多く、祖父母同伴も珍しくないらしい。中には「保護者同伴」を義務付けている高校もあるそうです。入社式も様変わりしているそうで「ご両親もどうぞ」という招待状も届いた会社もあるそうです。世の中の変化についていけない頭の固さに頭を抱えてしまいます。
14. Posted by mm   2014年05月14日 05:11
父親の育児参加も影響しているかもしれませんね。親がこどものことに積極的に関わるのはいいことですが、過保護、過干渉と表裏一体なところもあるので、賢い親になることが必要だと思います。学校が「保護者同伴」と義務付けるのには私は反対です。それは各家庭で決めればいいことです。

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