1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:10:27.15 ID:5ak70uoM0

恭介「理樹、このメガネをかけてみろ」

理樹「メガネって……いきなり何? また変なことでも思いついたの?」

葉留佳「やっほー理樹くん! 今日も元気してるかい?」


ピピッ


理樹「……3?」

恭介「ほう、三枝は週3か……」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:14:34.47 ID:5ak70uoM0

葉留佳「なに? なにが3なの?」

理樹「さぁ……」

恭介「説明しよう! このメガネはただのメガネではない、その名もエクスタシーグラス!」

理樹「エク……なんだって?」

葉留佳「なんかネーミングがダサいね」

恭介「こいつは対象の人間から発するフェロモン指数を計測し、週に何度絶頂を迎えたかを推定することができるんだ」

理樹「ぜ……絶頂?」

葉留佳「…………え?」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:21:51.33 ID:5ak70uoM0

恭介「つまりハッキリ言うと、イった回数だな」

葉留佳「は……はいぃぃ!? はっ、はるちん、そういう冗談はあまり感心しないかなぁ~って……」

恭介「冗談じゃないぞ。真人や謙吾を実験台にして、その効果は保証済みだ」

葉留佳「……ま、マジですか?」

恭介「割とマジだ」



葉留佳「…………う」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:27:22.22 ID:5ak70uoM0

葉留佳「うわぁぁぁぁぁぁん! おねえちゃぁぁぁぁん!! 変態が虐めるよぉぉぉぉぉ!!」

ダダダ...


理樹「さ、三枝さん!?」

恭介「フ……回数がバレた程度であの動揺ぶり。察するに、三枝は処女だな」

理樹「最低の考察してる場合じゃないよ。二木さんに刺されても知らないよ、ホントに」

恭介「……し、しかし理樹、少し考えてみろ。お前は知りたくないのか?」

理樹「何をさ……」

恭介「あのリトルバスターズの女性陣が、週に何回自慰行為に浸っているのか。何をオカズにしているのか?」

理樹「………………」


理樹「……まあ、ちょっとだけ」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:32:20.26 ID:5ak70uoM0

恭介「そうだろう、それが健全な男子というもんだ。それでこそリトルバスターズの主要メンバーだ!」

理樹「う、嬉しくないんだけど……」

恭介「ちなみに、このエクスグラ(略称)にはオマケ機能がついている」

理樹「オマケ?」

恭介「右のフレームに付いているボタンを押してみろ」

理樹「ボタンって……これかな」

ポチッ


『理樹:3』


理樹「……なにこれ?」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:39:13.98 ID:5ak70uoM0

恭介「それは、直前に計測した対象が、何を想ってエクスタシーを迎えたかが分かる機能だ」

理樹「……どういうこと?」

恭介「そうだな。例えば、真人が謙吾を5回イかせたとして、謙吾を計測すると『真人:5』と出るわけだ」

理樹「例えが嫌だよ! なんで男友達の組み合わせで考えるんだよ!」

恭介「まあ、そういう実験もあったんだ」

理樹「うぇぇ、見たくない……ん、あれ? ってことは……」


恭介「三枝は理樹を想って自慰行為をしているようだな。俺達に隠れて、理樹と三枝が淫らな行為をしていなければだが」

理樹「しっ、してないよ!!」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:46:31.80 ID:5ak70uoM0

理樹「でも……それって……」

恭介「どうだ、嬉しいだろう。あんな美少女がお前のことを考えてハァハァしているんだぞ」

理樹「……や、やっぱりそうなんだ……嬉しいっていうか、て、照れくさいよ……」

??「何が照れくさいんだ、少年」

理樹「うわぁぁ!?」ビクッ

恭介「来ヶ谷か。いいところに来たな」

唯湖「いいところ? なんだ、何か面白いことをしているならおねーさんも混ぜなさい」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:51:00.22 ID:5ak70uoM0

理樹「~~~~~~っ!!」

プイッ

唯湖「ん……理樹くん?」

理樹「…………」

唯湖「理樹くん、なぜ私から目を逸らす? 好きな子を無視する遊びなのか?」

理樹「…………」

恭介「理樹はいいヤツだな。俺なら即見する自信がある」

唯湖「何の話だ? というか理樹くん、キミはメガネをかける人だったかな……?」

理樹「…………!」

唯湖「……何か隠しているな。こっちを向きたまえ」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 00:59:05.52 ID:5ak70uoM0

グイッ

理樹「うわぁぁぁぁ!」


『理樹:7』


理樹「…………え、えぇぇぇぇぇぇ!? また僕!?」

唯湖「なんだ、何も無いじゃないか。額に肉とでも書いてあるのかと思ったが」

恭介「これは興味深いな。あの来ヶ谷が平均1日1回で理樹を……」

唯湖「だから、何の」



唯湖「…………!?」

唯湖「おい……待て、おい! まさか……っ!」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:06:49.66 ID:5ak70uoM0

恭介「ほう、流石に来ヶ谷はカンがいいな」

唯湖「恭介氏」

恭介「……」ビクッ

唯湖「親しき仲にも礼儀あり、と言ってな」

恭介「待て来ヶ谷、やったのは理樹だ!」

理樹「……ご、ごめん。本当にごめん、来ヶ谷さん。僕も嫌々だったとはいえ、好奇心が無かったと言えば嘘になる……」

唯湖「見ろ! この理樹くんが、自分から進んでこんな下劣なことをすると思うか?」

恭介「……する訳がないだろう」

唯湖「つまり私は恭介氏が唆したと見ているのだが、相違ないな?」

恭介「相違ありません……」

唯湖「よし。ちょっと体育館裏まで来てくれ、恭介氏。なに、それほど時間はとらせないよ」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:11:24.70 ID:5ak70uoM0

10分後――


唯湖「ただいま理樹くん」

理樹「ひぃっ!!」

唯湖「恭介氏は急用ができて帰ったよ。ふふふ、おねーさんと二人きりで嬉しいだろう?」

理樹「いえ、怖いです……」

唯湖「……私がキミに乱暴を働くわけが無いだろう。私は……そっ、その……キミを……」

理樹「あっ…………」

唯湖「…………」モジモジ

理樹「…………」モジモジ


唯湖「……と、とにかくだ! このままでは私の気が済まない。しばらく私に付き合ってもらおうか」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:18:08.54 ID:5ak70uoM0

――
――――
――――――


唯湖「ターゲットを発見したぞ」

鈴「~~~♪」

理樹「鈴がターゲット? なんだか機嫌良さそうだね」

唯湖「先ほど、次の日曜に小毬君とショッピングに行く約束をしていたからな」

理樹「ほんと? あの鈴が、人付き合いを喜ぶ日が来るなんて……」ホロリ

唯湖「では鈴君の回数を計測した上で、本人に『ほほう、○回も。お盛んですなぁ』と言ってきたまえ」

理樹「僕の感動も台無しだよ! 酷過ぎるでしょ!」

唯湖「私にした仕打ちを考えればぬるい罰ゲームだろう? さあ、ミッションスタートだぞ」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:21:55.57 ID:5ak70uoM0

理樹「や、やぁ鈴」

鈴「理樹……なんか目が泳いでるぞ。それになんだ、そのメガネ」

理樹「い、イメチェンだ、イメチェン」

鈴「ふーん。似合ってないな」

理樹「そうかな……」チラッ



『0』



理樹「!?」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:27:25.81 ID:5ak70uoM0

理樹「ほほう、0回も。お盛んですなぁ」

鈴「は?」

理樹「よし、クリア!」

ガタァン!!

唯湖「そんな訳があるか!」

理樹「ひぃ!!」

鈴「くるがや!?」

唯湖「鈴君、キミは本当に婦女子なのか? 青春を謳歌する花の女学生なのか?」

鈴「いや、意味わからん」

唯湖「家で理樹くんのことを考えながら色々とエロスな妄想をしたりしないのか!?」

鈴「せっ、せんわボケェ! なんじゃそりゃ!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:36:37.53 ID:5ak70uoM0

唯湖「では質問を変えよう。一人で物思いにふける時、ふと男性の顔が思い浮かぶことは無いか?」

鈴「……なんでそんなこと言わなきゃならんのだ」

唯湖「真面目な話だ。答えてくれ」

鈴「…………あ、あるけど。寝る前とかに。なんでかはよくわからんけど」

唯湖「フ……その男性とは、おおむね理樹くんだろう?」

鈴「……なんで分かるんだ? 理樹だとダメなのか?」

唯湖「いいや。むしろ喜ばしいことだよ」

鈴「そうなのか。なんか、今日のくるがやはいつもより、さらにヘンだ」

唯湖「……まだ自覚すらない純真無垢な好意とは。これは手強い」



理樹「なんか来ヶ谷さん、一人で考え込み始めちゃった。今のうちに逃げよう……」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:43:47.15 ID:5ak70uoM0

理樹「ふう……このメガネのおかげで大変な目にあったな。もう外しておこうっと」

美魚「メガネがどうかされたのですか、直江さん」

理樹「うわ~……なんでこんな日に限って、何度も知り合いの女性に会うんだろう……」

美魚「そんな。直江さんは、わたしには会いたくなかったと。そう仰るのですね」ショボン

理樹「ああ、違うよ! そういうことじゃなくて」

美魚「嘘です」

理樹「……もう、からかうのはやめてよ」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:48:11.34 ID:5ak70uoM0

美魚「ところで、そのメガネですが」

理樹「えっ、こ、これ?」ギクッ

美魚「そうあからさまに動揺されると、逆に気になるというものです。何か秘密でも?」

理樹「ううん!? 普通のメガネだよ! 実は僕、目が悪くってさ。いつもはコンタクトなんだよねー」

美魚「…………」ジー

理樹「ほ、本当だって! ほら」カチャ

理樹「あっ」



『理樹:2』
『恭介:2』


理樹「う……う゛わ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!!!」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 01:56:29.85 ID:5ak70uoM0

美魚「な、直江さん……?」

理樹「ぼ……僕と恭介という、この組み合わせから想像できるのは……」

美魚「棗×直江がどうかされましたか? ああ、直江×棗も可ですが」


理樹「……僕と恭介は別でカウントされているように見えて、実は1セットになっている……」

理樹「そして2セットあるのは、逆パターンで……?」


理樹「……西園さん」

美魚「は、はい」

理樹「メンバーの仲間を、淫らな妄想に使うのはやめてほしい……」

美魚「!?」

理樹「百歩譲って、せめて男同士の絡みは……しかも、僕と恭介は……」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:02:00.59 ID:5ak70uoM0

――
――――


理樹「はぁ……今日は散々だよ」

理樹「西園さんは『なぜそれを!?』みたいな感じで、泣きながら逃げちゃうし」

理樹「今日はもう、リトルバスターズのメンバーに会いませんように……」


佳奈多「待ちなさい、直江理樹」

理樹「…………」

佳奈多「あなたに用があるの。今すぐ生徒会室へ来なさい」

理樹「……一難去ってまた一難……」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:06:24.06 ID:5ak70uoM0

生徒会室――


ガラッ

理樹「失礼します……」

葉留佳「…………」ジロッ

理樹「あっ……さ、三枝さんも来てたんだね」

佳奈多「単刀直入に言うわ。メガネよ」

理樹「えっ」

佳奈多「そのメガネを渡しなさい」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:11:51.14 ID:5ak70uoM0

佳奈多「……どうせ棗先輩の悪ふざけで、あなたは巻き込まれただけなんでしょうけど」

理樹「…………」

佳奈多「それが風紀を乱す道具であることは間違いない。没収させてもらうわ」

理樹「うん、もう僕も持ちたくないし……あ、かけないように気をつけてよ」

佳奈多「かけるに決まってるでしょう」カチャッ

理樹「え!?」

佳奈多「そんな道具、まず存在自体が疑わしいわ。まずは機能が本当か確かめ――」

理樹「…………どうしたの?」


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:17:25.73 ID:5ak70uoM0

佳奈多「す、すごい……本当に見えるのね、これ……」

葉留佳「あ、やっぱりマジなんですネ……」

理樹「効果は保証するって恭介が言ってたよ。テキトーに言っただけかもしれないけど」

佳奈多「そ、そうよ。この回数が正しい保証なんて……って、ちょっと!」

葉留佳「…………?」

佳奈多「葉留佳……あなた、直枝理樹で4回も……」

葉留佳「ちょっ!?」

理樹「……え?」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:24:32.17 ID:5ak70uoM0

理樹「あの、さっき見た時は――」

葉留佳「ストォォォォップ!! ダメ、ダメだよ理樹くん! 絶対ダメ!」

佳奈多「…………どうしたの?」


理樹(え、なんで?)ボソッ

葉留佳(たはは……さっきトイレに篭ってたらさ。な、なんだか切なくなっちゃって……)ボソボソ

理樹(学校のトイレで!?)ボソボソ

葉留佳(だってぇ……理樹くんに、その、バレちゃったじゃないですかぁ。それならもう今更……)ボソボソ


佳奈多「ちょっと。二人でこそこそ話すのやめてくれる?」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:29:28.34 ID:5ak70uoM0

葉留佳「……っていうかお姉ちゃんひどい!」

佳奈多「え!?」

葉留佳「私がお姉ちゃんに泣きついたの、それが理由だって知ってるくせに」

佳奈多「ご、ごめんなさい。あまりの驚きで、つい……」

葉留佳「メガネ返して!」バシッ

佳奈多「あ、こら!」

理樹「もともと三枝さんのじゃないけどね」

葉留佳「うししっ、これでお姉ちゃんの性癖も暴露してやろう!」

佳奈多「…………っ!!」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:35:31.28 ID:5ak70uoM0

葉留佳「どれどれ~?」スチャッ


『葉留佳:9』
『理樹:2』
『クド:1』


葉留佳「お……おおっと。色々と衝撃の結果ですよぉ、これは~」

佳奈多「ふん。妹が好きで何が悪いのかしら?」

理樹「この人開き直ったよ!」

佳奈多「むしろ葉留佳の結果になぜ私が無いのかが疑問ね」

理樹「うわぁ、もうヤケクソだ」

葉留佳「はるちん、色んな意味で心のダメージが大きすぎるんですケド……」


127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:43:01.95 ID:5ak70uoM0

葉留佳「やっぱり理樹くんのこと、ちょっと気になってるんだ……」

佳奈多「う……だ、だって、彼がいなかったら私たち、今みたいには戻れなかったのよ?」

葉留佳「その気持ちはよく分かるけど……はるちんとしてはライバルが増えて複雑なワケですよ」

佳奈多「……も、元はといえば直枝理樹! あなたがこんな物を持っているから悪いのよ!」

葉留佳「そ、そうだそうだ~! 理樹くんの性癖も公開するべき!」

佳奈多「ええ、生徒会を執行するわ!」

理樹「……こうなった以上、拒否権はないんだろうね……僕のなんか見ても面白くないと思うけど」


132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:50:04.81 ID:5ak70uoM0

葉留佳「ん~と、理樹くんは……」カチャッ


『小毬:2』
『鈴:1』
『葉留佳:1』
『唯湖:1』
『美魚:1』
『クド:1』


葉留佳「うわぁ……これはひどい」

理樹「なんで!?」

葉留佳「あからさまにローテーション組んでるじゃん! 微妙にこまりんが多いのが気になるけど……」

佳奈多「毎日サカってるなんて……猿ね」

理樹「あなたに言われたくないです」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 02:57:28.57 ID:5ak70uoM0

理樹「もう……ところでそのメガネ、どうするの?」

佳奈多「捨てるに決まってるでしょう。こんな危険物、争いの種にしかならないわ」

葉留佳「それとも理樹くん、まさかこまりんやクド公まで毒牙に……」

理樹「い、いや違うって! ただここまで来たら、あと一人だけ見てみたい人がいるんだよね」

佳奈多「あなたまでそんなことを言うの? まったく、誰かさんの影響…………あっ」

葉留佳「そういうことかぁ~。ちょっと恥ずかしいけど、あの人は確かに見てみたいかも!」


148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 03:03:43.57 ID:5ak70uoM0

――
――――


理樹「ただいまー」

恭介「よっ、理樹。帰ってきたな」

理樹「恭介……なんで僕の部屋に? 来ヶ谷さんに酷い目にあわされて、部屋で寝てると思ってたけど」

恭介「大した怪我じゃない、割と本気で逃げたらこんなものさ。それよりあのメガネはどうした?」

理樹「あるよ、ほら」スチャッ

恭介「……おい、なぜ今それをかける?」

理樹「最後に、今回の元凶になった人自身はどうなのかなと思ってさ」


152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 03:06:37.34 ID:5ak70uoM0

恭介「おいバカ、よせ!」

理樹「今更それはないんじゃない? さて、どんな結果が……」



『理樹:21』



理樹「…………あっ、僕用事思い出し」

恭介「待て」ガシッ

理樹「離して! 僕はノーマルだ! そんな西園さんの妄想みたいな――アッー!」



終わり。


336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 23:47:03.11 ID:5ak70uoM0

翌日――


理樹「はぁ。昨日は散々だったなぁ……」

クド「あっ、リキー!」

理樹「クド……今日も元気そうだね」

クド「いえ~す! あいむふぁいんさんきゅ~なのです!」

理樹「ははは……」

クド「……リキ、どうしたのです? なんだか元気が無いのです」

理樹「うん。色々あってね……」


342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 23:53:19.63 ID:5ak70uoM0

理樹(それは昨日、恭介に襲われた時のこと……)


――――――

理樹「うわぁぁぁ! やめてよ恭介、なんでもするから!」

恭介「ん? 今、なんでもすると言ったな?」

理樹「言ったよ、言った! だから僕のお尻を執拗に狙うのは……」

恭介「ふ……いいだろう、理樹。では交換条件といこう」

理樹「はぁ、はぁ……な、なに?」

恭介「お前には、コイツを試してもらおうじゃないか」サッ

理樹「……またそのメガネ? もう1つあったの?」

恭介「違う、コイツはエクスタシーグラスではない。エクスタシーグラス『改』だ!!」

理樹「まさかの改造!? なんでその頭の良さを他に発揮できないんだよ!」


345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/28(木) 23:59:56.39 ID:5ak70uoM0

――――
――


理樹(憂鬱だ。またコレに振り回されるなんて……)

クド「リキ、ところでそのメガネは何なのですか?」

理樹「……これは、その。ワケあって、今から二木さんに返しに行くところなんだ」

クド「佳奈多さんに? 何だか分かりませんが、それならるーむめいとの私から返しておくのですよ!」


理樹(……うーん。二木さんとは正直、どんな顔して会えばいいか分からないんだよなぁ)

理樹(それに『改』があるから、前のヤツは捨てられても問題ないよね……)


理樹「……じゃあ、そうしてくれる?」

クド「了解なのです! わふー!」


348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:06:24.42 ID:Ut+RFJgL0

クド「……あれ? リキ、このメガネ、なんだか変です」

理樹「え? そ、そうかなあ」

クド「ん~と……何と言うのでしたでしょうか。何かが入ってないと……」

理樹「度が入ってない、じゃない?」

クド「そ、それでした! 伊達メガネというのを聞いたことがあるのです!」カチャッ

理樹「ちょっ……だ、ダメだよクド! そんなのかけちゃ!」

クド「えっ? どうして――」


ピピッ


クド「……ふぇ? 小毬さんが2、鈴さんが2、三枝さんが1……?」

理樹「…………」


351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:12:44.07 ID:Ut+RFJgL0

クド「えっ、えっ? いったい何なのですか、これは~!?」

理樹「もう性癖がバレたっていい。とにかく、早くミッションを終わらそう……」カチャッ


ピピッ


『0』


理樹「……うん、分かってた。クドみたいに綺麗な子が、そんなことするわけないって」

クド「わ、私がどうかして……ええと、それより、これはあんびりーばぶるなのです……」

理樹「その数はあまり気にしなくていいよ。戦闘力みたいなものだから」

クド「はぁ……」


356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:18:09.00 ID:Ut+RFJgL0

理樹「でも、ここからが本当のミッションなんだよね……」


恭介『このエクスグラ改には、過去へのトレース機能が付いている』

理樹『トレース?』

恭介『つまり時間を遡り、1ヶ月、1年のエクスタシー回数も分かるんだ』

理樹『なに、その無駄に高性能な機能……』

恭介『一見少なそうに見えるあの子も実はド淫乱……というケースもあるかもな』

理樹『……で、それを僕に調査しろと』


理樹「いや……ないよ、ない。クドはないって、僕は信じてるから」

クド「何がでしょうか……?」


361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:24:02.69 ID:Ut+RFJgL0

カチャッ

理樹「これでよし。えっと、左のフレームのボタンを押すんだっけ……」

クド「あれ? リキはもう1つメガネを持っていたのですか?」

理樹「まあ、そんなところ」


ポチッ



『理樹:1 (1ヶ月)』


364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:27:53.89 ID:Ut+RFJgL0

理樹「いちぃ!?」

クド「ひゃっ!」

理樹「いっ、1って……クドもしたことあるんだ。1年だと……」


ピッ

『理樹:1 (1年)』



理樹「……あれ? もしかして故障した?」


368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:32:59.33 ID:Ut+RFJgL0

唯湖「違うな」

理樹「うわぁぁぁ!!」ビクゥ

クド「あっ、来ヶ谷さん。はろーなのですー」

唯湖「うむ。ハローだ、クドリャフカ君」

理樹「だからさぁ、いきなり後ろから来るのやめてよ!」

唯湖「なんだ、つれないな少年。私達は恥ずかしいモノまでさらけ出した仲だというのに」

理樹「僕はさらけ出してないから……それより、違うってどういうことさ?」

唯湖「ふ。なに、簡単な話だ」


唯湖「クドリャフカ君は、今までに一度しかイったことがない。そう考えれば辻褄が合う」


373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:37:54.74 ID:Ut+RFJgL0

唯湖「クドリャフカ君。時にキミは、己の恥ずかしい部分をいじったりはしないのか?」

理樹「来ヶ谷さん!?」

クド「恥ずかしい部分、でしょうか?」

唯湖「例えば、ここだ」サッ

クド「あっ……そっ、そんなところ……あぅぅ……」

唯湖「あるんだな?」

クド「…………な、何回かは……」

唯湖「見たまえ」ドヤァ

理樹「そんなことで勝ち誇らないでよ……」


378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:45:26.19 ID:Ut+RFJgL0

クド「最初は……ちょっと興味があって、触ってみただけだったのです」

クド「それが気がついたら、毎日触るところを変えたり、シャワーを当ててみたり……」

クド「……でも、先月くらいのことです」

クド「急にヘンな感じになって、ビクってして、頭がおかしくなって……」

クド「そっ、それからはなんだか怖くなって、あまり触れないのですよ……」

唯湖「そうか。びっくりしただろう?」

クド「はい……来ヶ谷さんも、そんなことがあったのでしょうか……?」

唯湖「もちろんだ。なあ理樹くん」

理樹「知らないよ! それより、聞いちゃいけないものを聞いた罪悪感でいっぱいだよ……」


382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 00:52:46.58 ID:Ut+RFJgL0

理樹「……このメガネが壊れていたら、どれだけ良かったか」

唯湖「私を見てみたまえ、少年」

理樹「えっ? だってそれは、来ヶ谷さんの……」

唯湖「昨日のことを考えれば、それこそ今更だろう?」

理樹「……それは、そうだけど」



『理樹:30 (1ヶ月)』



理樹「って、出たけど……」

唯湖「うむ、壊れていないことが示せた」

理樹「…………」


390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:00:41.18 ID:Ut+RFJgL0

理樹「もし1年以上の付き合いがあったら……」

唯湖「『理樹:365』と出るに決まっている。嬉しいだろう?」

理樹「僕が言うのもアレだけど、そのブレなさは何なのさ」

唯湖「それは、君のことが好――」

クド「わふー! 来ヶ谷さんはあんなのを毎日体験しているのですかー」

唯湖「…………うむ。クドリャフカ君はまだ無理をしてはいけないぞ」

クド「あんだーすたん、なのです!」

理樹「来ヶ谷さん、今何か言おうとしなかった?」

唯湖「……気にしなくていい。戯言だよ」


394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:07:41.33 ID:Ut+RFJgL0

小毬「あれ~? 理樹くんにクーちゃん、ゆいちゃんまでいる~」

理樹「……小毬さん。またこんなタイミングで……」

小毬「ん~??」

クド「小毬さん、はろーなのです!」

唯湖「だから、ゆいちゃんはやめてくれ……」

小毬「えへへ~。何か面白いお話?」

クド「えっと……小毬さんは、恥ずかしいところを」

唯湖「待て待てクドリャフカ君。あまりこういう話は広げるものではないぞ」

理樹「来ヶ谷さんがそれ言っちゃうんだ……」


397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:14:27.70 ID:Ut+RFJgL0

唯湖「……で、どうだ?」

理樹「なにがさ」

唯湖「とぼけるな。おねーさんにも見せなさい」

理樹「……はい」サッ

唯湖「いい子だな少年。ふふ、普段大人しい神北女史がどの程度――」



『理樹:25 (1ヶ月)』
『鈴:5 (1ヶ月)』


402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:21:54.82 ID:Ut+RFJgL0

唯湖「……鈴君が危ないぞ。歪んだ劣情を向けられているようだ」

理樹「そうだね。でも僕も危ないよね。特に来ヶ谷さんとか」

唯湖「しかし、理樹くんへの愛情に関しては私の勝ちのようだな」

理樹「あ、そこは愛情なんだ……」

小毬「……二人とも、なんの話してるの~?」

唯湖「少年への愛は私の方が強いという話さ」

小毬「あい?」

唯湖「これだけは言っておこう。月に5回も鈴君に浮気している小毬くんには負けん」

小毬「…………えっ。え、えぇぇぇっ!? どっ、どうして知ってるのぉ~!?」

唯湖「おねーさんにはまるっとお見通しさ」


409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:29:32.16 ID:Ut+RFJgL0

小毬「むぅ~」

クド「ええと、小毬さんもそういうコトをしてたのですか?」

小毬「だって……私だって、りっ、理樹くんのこと……」

唯湖「……やはり君もか。リトルバスターズ女子を総ナメとは、とんだスケコマシだな」

理樹「一方的すぎるよ! 僕の気持ちは!?」

唯湖「理樹くんの気持ち?」

理樹「そうだよ! 愛とか情とか、全部そっちからの一方通行じゃないか……」

唯湖「……確かにそうだな。しかし困ったことに、我々にはキミの真意を知る術が無い」


??「それならいい方法がある!」


418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:35:55.08 ID:Ut+RFJgL0

恭介「フ……」

唯湖「ほう。誰かと思えば恭介氏。のこのこと私の前に現れるとは」

恭介「まあ待て来ヶ谷。理樹の気持ちが知りたくないのか?」

唯湖「…………何か策があるようだ」

恭介「なに、簡単なことだ。そのメガネで理樹を見ればいいのさ」

唯湖「……しかし私の掴んだ情報によると、理樹くんはローテーションを組んでいるらしいが」

理樹「ちょ、ちょっと! その情報源どこ!?」

唯湖「お姉ちゃんっ子がな。『姉御、いい情報がありやすぜ』と即時提供してくれたが」

理樹「あの人かぁぁぁ!! なんで喋っちゃうかなぁ、そういうの!」


420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:44:02.57 ID:Ut+RFJgL0

恭介「例えば、食堂の日替わり定食。月~金でA~E定食が回されているとする」

小毬「ほぇ~?」

恭介「しかし1ヶ月食堂を利用したら、A~Eを食べた回数は、すべて同じになるか?」

クド「う~ん……ならないと思うのです。いつもそれを食べるわけでもないでしょうし」

唯湖「それに、材料が足りず別の定食になる日もあるだろう」

恭介「そうだ。つまり、そういうことだ」

クド「そういうこと……って、どういうことでしょうか?」

唯湖「なるほど。1週で見ればローテーションでも、1ヶ月で見れば偏りが出るということか」

理樹「…………」コソコソ

唯湖「逃がさんぞ」ガシッ


424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:49:26.86 ID:Ut+RFJgL0

唯湖「さあ、観念したまえ少年」

理樹「ちょっと! いや、これは本当に駄目だって! 駄目……」

小毬「理樹くんだけ隠したまんまなんて、ずるいよ~」

クド「そうです! ズルいのです! わふー!」

ピピッ


『鈴:15』
『小毬:4』
『葉留佳:4』
『唯湖:3』
『美魚:2』
『クド:2』


唯湖「…………ほう」

理樹「あ゛あ゛ああぁぁぁぁぁぁぁ!!」


432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 01:57:23.38 ID:Ut+RFJgL0

理樹「違うんだ! 鈴はその……なんていうか、幼なじみっていうのもあるけど……」

小毬「……理樹くんのえっち。普段私たちのこと、そんな風に見てたんだ?」

理樹「あ……う……」

唯湖「どういうことだ、これは……この私が、下から数えた方が早いだと……?」

理樹「それは……なんか、ごめん」

恭介「おい、理樹!」

理樹「きょっ、恭介!? これは、あの」

恭介「俺は祝福するぞ! お前にその気があったとは……鈴を幸せにしてやってくれ!」

理樹「早いよ! あっちにその気が無いよ!」

恭介「……無いのか? なんだ、そうなのか……」ガッカリ


435: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 02:03:12.82 ID:Ut+RFJgL0

――
――――


ガチャッ

理樹「ああもう、最悪だよ!」

真人「おっ、どうした理樹。部屋に戻ってくるなりよ」

謙吾「珍しく荒れているようだが。愚痴ならいくらでも付き合うぞ」

理樹「……ありがとう、二人とも」

真人「へへっ。だって俺達、仲間だもんな!」


理樹「……そういえば、この二人って測ってなかったっけ」

理樹「ついでだし、ちょっと見てみようかな……」


449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 02:09:35.48 ID:Ut+RFJgL0

謙吾「ところで理樹、目でも悪くなったのか?」

真人「……おお、本当だ。メガネかけてるじゃねーか」

理樹(恭介がこの二人で実験したとか言ってたから、1週じゃアテにならないな。1年くらいで……)

ピピッ


真人
『理樹:150』
『謙吾:15』
『恭介:5』
『鈴:2』

謙吾
『理樹:250』
『真人:20』


理樹「げげごぼうおぇっ」


460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/01(金) 02:16:15.54 ID:Ut+RFJgL0

理樹「そうだ、ちょっと用事が」

真人「まぁ待て理樹、遠慮すんなよ」ガシッ

謙吾「そうだ、俺達が付き合ってやる」ガシッ

理樹「嫌だぁぁ! おかしいよ二人とも! 謙吾に至っては女の子が入ってないよ!」

真人「は? 理樹、何言ってんだ?」キョトン

謙吾「……なぜ分かった。そうか、そのメガネだな」ジロリ

理樹「謙吾がヤバい!!」

ガチャッ

恭介「よう理樹」

理樹「ぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!」


終わり。



元スレ:恭介「エクスタシーの回数が分かるメガネを作ってみた」

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