1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:17:34.55 ID:Fc0rUXfQ0

ワーワー

竜華「怜!どうやった!?」

怜「あったでー」

竜華「ウチもあったで!一緒に大学行けるなー♪」ダキッ

怜「学部はちゃうけどな」ギュッ

竜華「ここ、家からは遠いからアパート借りるやろ?」ナデナデ

怜「んー、そやな」スリスリ


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:18:39.46 ID:Fc0rUXfQ0

竜華「一緒に住もうや!」

怜「うん、住もうな」

竜華「やったー♪」ギュー

ヒソヒソ

怜「………?」

竜華「怜?どしたん?」

怜「んーん、なんでもない。学校に帰ろうや」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:19:12.97 ID:Fc0rUXfQ0



竜華「電車来るまで時間あるから、ちょっとお手洗い行ってくるなー!」トタトタ

怜「うんー」フリフリ

怜「あー…人ごみ、ちょっと疲れたわ…」

「ねえ、さっきの見た?」

怜「…………?」

「見た見た!女同士で抱き合ってたやつやろ?」

「なんか一緒に住むー、とか言ってた人らやんな」

怜「!」

「うわ…そんなん言いよったん?」

「それガチのやつやん…キモいわ…」

怜「(う、ウチらのこと……?)」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:19:46.53 ID:Fc0rUXfQ0

竜華「怜ー?」

怜「!あ、竜華…」

竜華「大丈夫?青い顔しとるけど…疲れた?」

怜「…ううん、大丈夫や」

竜華「膝枕する?」ニギ

怜「いや、ええ」パシ

竜華「………怜?」

怜「………電車、来たで」

竜華「…あ、ああ、そやな」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:20:19.37 ID:Fc0rUXfQ0

園城寺邸 怜部屋

怜「………はぁ」

『女同士で抱き合ってたー』

『キモいわ……』

怜「(思えば、ウチと竜華って、レズなんやな)」ゴロン

怜「(高校では、イチャイチャしとっても何も言われんやった)」

怜「(そやから、大丈夫だって、そうおもっとったけど…)」

怜「(でも…それは、女子高やったからなんか)」

怜「(『付き合っとる』って言うても…みんな笑うてたもんなぁ)」

怜「(…冗談やと思われとったってことか)」ハァ


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:20:52.65 ID:Fc0rUXfQ0

怜「(高校なら、まぁ許されとったかもしれへんけど)」

怜「(女子大とはいえ大学やし…いろんな人おるよな)」

怜「(……このままで……ええん、やろか…)」ウトウト

怜「(…でも、りゅうか、好きやし…)」

怜「(いや…でもバレたら……大学で友達おらんようなりそう…)」

怜「(でも………でも)」

怜「(うう………眠気…が……げん、か…)」

―――


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:21:27.73 ID:Fc0rUXfQ0

入学式後

竜華「入学式暇やったなー」

怜「長かったな」

竜華「今から学部ごとの説明会やんな?」

怜「ん…じゃ、ウチあっちやから」

竜華「え、一緒に行かへんの?」

怜「………行く場所違うんやから、じゃ」トタトタ

竜華「と、とき………?」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:22:00.58 ID:Fc0rUXfQ0

学部セミナー教室内

「おんじょーじ、さん?」

怜「は、はい?」オドオド

「あのね、明日クラスの飲み会あるけど、来るー?」

怜「……ええっと」

「皆来るから、おいでよー」

怜「…あ、じゃあ、行きます」

「りょーかい、ありがとね♪」

怜「…………」バクバク

怜「(き、緊張する……)」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:22:35.15 ID:Fc0rUXfQ0

別の学部セミナー教室内

竜華「清水谷竜華です!よろしく!」ハキハキ

「あ、清水谷さんは明日のクラスコンパ来る?」

竜華「んー…一応確認とってみるけど、行く!」

「…あ、何、彼氏ー?」ニヤニヤ

竜華「そんな感じー…あ、ええって!」

「了解ー♪」

竜華「(怜は、大丈夫かな…うまくやっとるかなぁ………)」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:23:08.21 ID:Fc0rUXfQ0

怜、竜華宅

竜華「ただいまー」ガチャ

怜「おかえり」

竜華「……ふふ、なんかええな」クス

怜「へ?……何が?」

竜華「家に帰ったら、怜が居るって…なんか幸せやなーって」ニコニコ

怜「………………」

竜華「?怜どうしたん」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:23:41.91 ID:Fc0rUXfQ0

怜「……あんな、竜華」

怜「ウチら、もう大学生やん」

竜華「うん、そやな」

怜「………えっと、外で、ベタベタするの控えて欲しいんよ」

竜華「…………?」

怜「なんというか……人目とか、気にして、いこうや、もう大人やで?」

竜華「…う、うん」

怜「(……あかん、ストレートに言うの気が引けるわ)」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:24:15.37 ID:Fc0rUXfQ0

竜華「まぁ、家の中ならベタベタしてもええやろー?」ギュッ

怜「!」グイ

竜華「へ?」

怜「きょ、今日は疲れたから…勘弁して」

竜華「え、大丈夫?膝枕する?」

怜「…………いや、ええ」

竜華「な、なら、ご飯作るわ。ゆっくりしとって?」

怜「…うん、ありがと」

パタパタ

竜華「(怜……受かってから、様子おかしいな…)」

怜「(あかん…絶対なんか間違って伝わったわ)」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:24:50.53 ID:Fc0rUXfQ0

翌日夕方

竜華「じゃ、ぼちぼち行ってくるー」

怜「うん、…あ、そや」

竜華「?」

怜「あの…ウチの話、せんといてな?」

竜華「え、なんで?」

怜「えっと……と、とにかく、付き合ってるとか、言わんといて」

竜華「?………まあ、ええけど」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:25:24.74 ID:Fc0rUXfQ0

竜華「あ、怜は帰りいつになる?迎え行くわー」

怜「……や、迎えはええって」

竜華「え?」

怜「……とにかくええの!もう大学生なんやから!」

竜華「…昨日からそればっかりやん」

怜「う、うっさいわ!とにかく、迎え来んでな?」

竜華「……わかった。じゃあ、後でな?」

怜「…うん、いってらっしゃい」

バタン

竜華「(…怜、ホンマ、どないしたん…?)」

怜「(……うう、どないしよ…って、ウチも出ないと間に合わんわ)」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:25:58.61 ID:Fc0rUXfQ0

飲み会 竜華側

竜華「…………………」

「どないしたん?清水谷さん。険しい顔して」

竜華「んー…いや、ちょっと悩み事」

「そんな暗いことしとったらあかんよー!ほら」トクトク

竜華「え、これ、お酒やん」

「えー、固いこと言わんとってやー!」

竜華「や、でもさ…」

「飲んだら辛いこと忘れられるでー?」

竜華「…………そやな、ありがと」グビグビ


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:26:32.70 ID:Fc0rUXfQ0

飲み会 怜側

怜「………」

ワーキャー

怜「(い、居づらい……みんな飲んどる士)」

怜「(竜華、何しとるんやろ……)」

「おんじょーじさーん!」

怜「え、え?」

「ねえねえ、園城寺さんって彼氏おるんー?」

怜「!」カアッ


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:28:41.67 ID:qfr+B/9Z0

「きゃー、赤くなったー!」

「園城寺さん可愛い―!」

怜「そ、そんなんやないって」

怜「(『彼氏』やなくて『彼女』やって言うたら…どんな反応するんやろ)」

「どうしたん?暗い顔して」

「ひょっとして、彼氏さんと上手くいってないとか?」

怜「(なんで会って間もないのにこの人らこんな踏み込んでくるんや…)」

怜「いや……そんなことないで」


28: またID変わった…スマヌ 2013/10/20(日) 03:29:25.54 ID:qfr+B/9Z0

――

「じゃー飲み会終わるで!忘れ物せんようになー」

怜「(やっと終わった…)」

飲み屋外

「園城寺さん、二次会行く?」

怜「えー…どないしよ(行きとうないなぁ)」

竜華「ときー!」

怜「!?」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:30:03.01 ID:qfr+B/9Z0

竜華「へへ、怜ー」ニヘラ

怜「な、なんでここに居るん!」

竜華「どーせ一緒に帰るんやし…来ちゃった」ヘラヘラ

怜「(わ、酒臭っ…て)」

「おんじょうじさん、その人誰ー?」

怜「(あかん、何とか誤魔化さんと…)」

竜華「ウチ?うちはー…

怜「と、友達!」

竜華「…」ピク


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:31:06.52 ID:qfr+B/9Z0

「そうなんー?一緒帰るっていうのはー?」

怜「る、ルームシェアしててん」

「へー、そうなんや」

怜「り、竜華…だいぶ酔っとるやろ」

竜華「…………」

怜「ごめん、コイツ連れて帰るから、二次会はごめんな?」

「うん、またねー園城寺さん」

怜「ほ、ほら……行くで」

竜華「…うん」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:32:56.15 ID:qfr+B/9Z0

帰り道

竜華「…………」

怜「む、迎え来るなって言うたやん!何で来たんや!」

竜華「………ちょっと、こっち」グイ

怜「きゃっ………え?」

裏路地

竜華「なぁ、怜」ドンッ

怜「り、りゅうか……ここ、道っ…!」

竜華「『友達』って、なんやねん」

怜「えっ…?」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:33:38.14 ID:qfr+B/9Z0

竜華「うちら『恋人』と違うん…?」

怜「い、いや、そやけどっ……」

竜華「なんなん前から?怜…もうウチの事嫌いになったん?」ズイ

怜「やっ……」フイ

竜華「顔そらさんでよ」クイッ

怜「やっ………やあっ…」ポロッ

竜華「!」

怜「りゅうか……ほんまに、やめてっ……」ポロポロ

竜華「……なんで、そんな、嫌がるん?」ズイ

怜「…………」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:34:18.49 ID:qfr+B/9Z0

竜華「泣くほど…嫌なん?」

怜「…えっと…嫌、やないんやけど……」

竜華「………うん」

怜「やっぱり…おかしいやん、女同士で、こんなっ……!」ハッ

竜華「え……」

怜「!(い、言ってしもた…)」

竜華「……………ごめん」パッ

怜「あ、えっと」

竜華「……先、帰るわ…」フラッ

怜「りゅ、竜華……」

竜華「………………」スタスタ

怜「……………………」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:35:34.73 ID:qfr+B/9Z0

怜「…」スッ

プルルルル

セーラ『おー?怜、どしたん?こんな時間に』

怜「……セーラぁ…」グスッ

セーラ『な、泣いとるんか?』

怜「…………」グスグス

セーラ『今、どこ居る?すぐ行くわ』


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:37:07.16 ID:qfr+B/9Z0

ファミレス内

セーラ「……思ったより近くにおって、助かったわ」

怜「ん……ごめんな、セーラ」

セーラ「どうしたん、話してみ?」

怜「………なあ、セーラ、」

セーラ「うん」

怜「女同士で…恋愛って……おかしいんかな…?」

セーラ「はっ?」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:40:54.07 ID:qfr+B/9Z0

――

セーラ「そういうことか…」

怜「竜華に嫌われたし…でも、差別されるん怖いし…どうしたら、ええか…」

セーラ「………あのな、怜」

怜「うん…?」

セーラ「俺はな、お前らの事気持ち悪いとか思ったことない」

セーラ「世の中には、差別してくる人は確かにおるけど」

セーラ「その分、応援してくれる人ももちろんおるんや」

怜「………」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:41:59.11 ID:qfr+B/9Z0

怜・竜華アパート前

セーラ「ちゃんと、仲直りして来いよ?」

怜「………………うん、ありがと、セーラ」

セーラ「じゃ、俺はこれで」ダッ

怜「……………」

ガチャ

怜「竜華」

竜華「……………」

怜「竜華」ギュッ

竜華「怜……」

怜「あのな、ウチの話、聞いてくれる?」

竜華「……………うん」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:44:50.93 ID:qfr+B/9Z0

怜「高校の時は、何も考えとらんやったけどさ」

怜「…やっぱり、おかしいやん。女同士って」

竜華「…………そやな」

怜「クラスの友達にも、ひょっとしたらお母さんらにも、受け入れてもらえんかもしれへん」

竜華「……………」

怜「…………でもな、そうだとしても、竜華が好きやねん」

竜華「…!」

怜「どうしたらええかわからんやったけど…でも、とにかく、竜華とずっと一緒に居たい、から」

竜華「……………そっか」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:45:49.60 ID:qfr+B/9Z0

竜華「悩んでるの…気付かんくて、ごめんな」

怜「いや……それは、別に」

竜華「………なんとなく、わかってた。おかしいって」

竜華「でも、それからは目ー背けて…」

竜華「とにかく怜が女友達と居るのに嫉妬しとった」

怜「……うん」

竜華「周りから、どう思われても…やっぱり怜が好きなんよ」

怜「うん、うん」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:46:36.52 ID:qfr+B/9Z0

竜華「怜以外、考えられへんから…ずっと、二人で、生きていきたい」

怜「……そ、やな」

竜華「風当たり強いかもしれんけど、二人で、頑張りたい」

怜「うん」

竜華「…………怜、好きや」

怜「……ウチも、竜華のこと………」ギュッ

竜華「怜…………」ギュッ

――


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:48:11.92 ID:qfr+B/9Z0

――

セーラ「…どうせ、うまくいっとるんやろうな」

(怜『女同士で…恋愛って……おかしいんかな…?』)

セーラ「……アホ言うなや」

セーラ「(ずっと…女に片思いしとる俺は、どうなるっちゅーねん)」

セーラ「…くしゅんっ」

セーラ「やっぱ、半袖はまだ寒かったな…帰ろ」

おわり


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:48:48.40 ID:qfr+B/9Z0

咲では百合が当たり前みたいな風潮あるから書いてみた
でも怜竜が好きすぎてNTRが書けなかった

支援感謝


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 03:57:48.00 ID:bQcqlQIo0

乙 
良かった



元スレ:怜「大学受かった」

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