1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 16:17:47.26 ID:673aXa3I0

咲「や、ひゃっ、そんなぁ、ダメだよ……」zzz

和「……」

咲「…うっ…」ビクッ

むくり

咲「…ふぁ~……」ノビ


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 16:18:43.92 ID:673aXa3I0

和「お、おはようございます、よく寝てましたね」

咲「あっ…原村さん……」

和「……」

咲「あの……私何か、寝言とか、言ってなかった、かな……」

和「……」

咲「……」

和「宮永さんは須賀君の事が好きなんでしょうか」

咲「ふぇっ!?そそそそそそんな私と京ちゃんは、その、えっと……」

和「私は須賀君の事が好きです」

咲「そ、そんな事……え?」

和「貴方には渡しません」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 17:12:56.52 ID:Va7ivFzW0

咲「冗談、だよね?」

和「生憎冗談ではありません」

咲「そんなそぶり、人前じゃ一度だって示さなかったじゃない」

和「あいにく優希ほど押しが強くないんですよ」

咲「エッチな目で見てくる京ちゃんのこと、白い目で見てたでしょ?」

和「ふふ、あれはただのポーズですよ」

咲「添い寝をするくらい、私にべったりだったよね?」

和「私、バイですから」

咲「…何が狙いなの?」

和「人の欲しがるものを欲しがっちゃう性分なんですよ、私」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 17:20:00.32 ID:Va7ivFzW0

咲「えと…もう一度だけ言うよ。冗談で言ってるんだよね?」

和「いいえ」

咲「冗談って言ってよ、和ちゃん」

和「それは出来ません」

咲「冗談だって言って欲しいな」

和「言って欲しいですか?」

咲「…当たり前だよ」

和「なら、言ってあーげない」

咲「…冗談って言いなさいよ!」

和「ふふ…怒っちゃう咲さんってかわいいですね」

咲「ふざけないでよ!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 17:28:29.96 ID:Va7ivFzW0

和「きっと須賀君も、そんなあなたが可愛いって思うから気に掛けてるんですね」

咲「…そんなの当たり前だよ」

和「随分な自信ですね」

咲「中学の3年間、京ちゃんと離れるだなんて片時もなかったんだもん」

和「ああ、なるほど」

咲「だからね、和ちゃんが入り込む余地なんてないんだよ」

和「…果たしてそうでしょうか?」

咲「あ”?」

和「関係の深さは、必ずしもそれが継続した期間とは比例しないものですよ」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 17:38:18.76 ID:Va7ivFzW0

咲「そんなこと、ないもん!」

和「そういうこともあるんですよ、咲さん」

咲「それは…和ちゃんが転校続きだったことと関係あるの?」

和「ええ。親しくなっても、離れ離れになってしまえばそれで終わった事もありましたから」

咲「でも、阿知賀女子の高鴨さんたちとは再会出来たじゃない」

和「ああいうことは稀ですよ。少なくとも、私の生きてきた16年間では」

和「それでも離れ離れになって、疎遠になってしまった過去は事実なんです…あなたとお姉さんのように」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 17:51:55.76 ID:Va7ivFzW0

咲「でもそれは、あなたとあの人たちのものとは違うよ?」

和「そうでしょうね。ですが血の繋がった家族であっても、すれ違いはするんですよ?」

咲「……」

和「私とお父さんもそうでした。インハイで優勝出来なければ、皆と離れ離れにされてました」

和「麻雀の楽しさを、今もこうして誰かと分かり合うことも出来なかったでしょう」

咲「…和ちゃん」

和「ですから咲さん。須賀君への想いも、二人で分かち合いませんか?」

咲「は?何言ってんの?」

和「彼はスケベな所がありますが、頼みごとは何だかんだで断らずにきっちりこなす人です」

咲「うん…まあそうなんだけど」

和「優希の破天荒ぶりにもめげない人なんて、そう多くはありません」

咲「だろうね」

和「それに、私達がひたすら麻雀を打っていられたのも彼がいたからです」

咲「うんうん」

和「ですから須賀君をねぎらう為にも、私は彼の為に一肌脱がなければならないのです」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:03:25.89 ID:Va7ivFzW0

咲「…そんなのダメだよ」

和「止めるんですか?彼が望むのは私のような体形の女性なのに、それを阻むんですか?」

咲「それでも!」

和「彼の為を想うなら、どうか私の意を汲んでくださいよ」

咲「絶対に嫌!」

和「何故?」

咲「京ちゃんの側には、私だけがいればいいの!私でないといけないの!」

咲「私は彼の望みを、どんな事をしてでも叶えてみせる…けど、他の誰かに叶えさせたりはしない!」

咲「…そんなの、私は絶対許さないんだからぁ!」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:21:59.61 ID:Va7ivFzW0

和「…咲さんのお気持ちはよく分かりました。今回は身を引きましょう」

咲「…お礼は言わないよ。京ちゃんは誰にも渡さないんだからね」

和「そうですか」

咲「それじゃあ私、京ちゃんと一緒に帰るから」

和「道に迷わないよう、どうか気をつけてくださいね?」

咲「余計なお世話だよっ。第一学校で迷ったりなんかしないし!」






和「…確かに身は引きましたよ、今回は」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:31:31.65 ID:Va7ivFzW0

咲(まったくもう…和ちゃんも人が悪いよ)

咲(京ちゃんはちょっと色々足りてないから、私以外の誰かが好きになるだなんて有り得なかったはずなのに)

咲(ふふ…京ちゃんには私がいないとダメなんだから)

咲(私だけが、彼を愛してあげられるんだから)

咲(…京ちゃんみたいなダメ男には、私みたいなダメ女がお似合いに決まってる!)



咲(さあ京ちゃん…愛しの咲ちゃんが迎えに来たよ。だからいつものように一緒に帰ろう?)


「…はあ…はあ…優希、身体は大丈夫か?」

「う、うん」


咲(!?!?!?!?!?)


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:39:38.33 ID:Va7ivFzW0

咲(…あれ?これってどういうことかな?)

咲(麻雀って息切れするものだったっけ…いや、相手によっては普通にありうる事だけども)

咲(あ、そっか。京ちゃんはきっと、ラブじゃんの潜在能力4とかいう死に設定に目覚めたんだね)

咲(そうに違いない!)

咲(そうじゃなきゃ、困る!)


ガチャッ


咲「京ちゃん…そろそろ時間だし一緒に帰ろ?」

京太郎「…」

優希「…」

咲(どうしよう、僅かにイカ臭いよ)


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:56:09.84 ID:Va7ivFzW0

和(甘かったですね咲さん…私は囮だったんですよ)

和(須賀君が少し気になりだしたのは確かですが、今すぐナニをしようとは考えてませんでした)

和(そもそも彼には、優希がずっと前からアプローチをかけていたんですからね)

和(ですから今回は、優希との友情を優先しました。上手くいってくれるといいのですけど)

和(…ああ、想像するだけでゾクゾクします。修羅場って、こんなに愉しいものなんですね!)

和(咲さんがどんな風になるのか気になって仕方ありません…ですがそれ以上に、この先の駆け引きが楽しみです)

和(お互いを強く想い合うには、憎しみだってきっと必要なんです)

和(憎しみという薪をくべて、情愛という炎はいっそう燃え上がる…いいですねえ)



和(決して消える事のない絆がこの先築き上げられることを、私は願いましょう…独りぼっちは寂しいですから)



カン!


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 18:59:46.52 ID:Va7ivFzW0

VIP童貞だったがなんとか書ききれてよかった
では


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/20(日) 19:21:06.12 ID:JWUDmgE70

ちょー乙だよー



元スレ:咲「京ちゃん……好き……好き……」

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