1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:03:01.76 ID:DprOqHJX0

冬馬「……」キョロキョロ

P「なあ、あれ冬馬だよな」

亜美「うーん、グラサンとマスクでよく分かんないけどっぽいかも」

真美「あの刺さりそうなアホ毛が良い目印だね→」

P「何でコンビニ入るだけなのにあんなに挙動不審なんだ」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:07:23.37 ID:DprOqHJX0

亜美「んっふっふ~、そんなん決まってるっしょ!」

P「え?」

真美「兄ちゃんも男なら察してあげなよ」

P「……あー、なるほど」

亜美「いやー、あまとうもムッツリだねー。堂々と買えば良いのに」

P「いや、あの年頃だと分からんでも無い。やっぱり恥ずかしいんだよ」

真美「18歳という法律の壁を乗り越えられるのかなー」

P「まあ、なんとでもごまかせるんじゃないか。所詮コンビニバイトだからな」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:12:27.25 ID:DprOqHJX0

冬馬「……」キョロキョロ

P「あ、出てきた」

冬馬「……」タタッ

P「駆け足で行ってしまった」

亜美「兄ちゃん何ボサっとしてんの!?」

P「へ?」

真美「『へ?』じゃないよー!早く追いかけなきゃ!」

P「何でわざわざそんなこと」

亜美「だって面白そうじゃん、ムッツリあまとうの反応!」

P「……確かに見てみたいとは思う」

真美「よしっ!そうと決まればレッツゴー!」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:16:29.22 ID:DprOqHJX0

冬馬「……」キョロキョロ



P「帰り道もずっと挙動不審だな。命でも狙われてるのか?」

亜美「逆に怪しくて目立っちゃってるよね→」

真美「エロエロな本買うと皆ああなるの?」

P「いや、流石にあんなやつ見たこと無い」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:21:31.86 ID:DprOqHJX0

冬馬(なーんかつけられてる気がするんだよな……)キョロキョロ



冬馬「……」ガサゴソ

P「おっ、袋の中いじりはじめたぞ!」

亜美「ホントだ!まさか我慢出来ずに外で見ちゃうのかな!」

真美「ちょっ、よく見えないって!どいてよ!」

亜美「えっ!?ま、わー!!ちょ、やめ!!」

ズザッ

冬馬「!!」クルッ

P・亜美・真美「「「あ」」」

冬馬「……何してんだ」

P「よ、よう!」

亜美「お、おっす!」

真美「久々だね→」

冬馬「……」ダダッ


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:25:37.88 ID:DprOqHJX0

冬馬(くそっ!なんでこんな時に限ってあいつらに!)ダダッ

P「待たんかああああああああああああああああ!!」ダダッ

亜美「こらああああああ!袋の中身見せなああああああ!!」ダダッ

真美「全てを曝け出せえええええええええ!!」ダダッ

冬馬(こんなのバレたら俺のアイドル人生終わりだ!!!絶対逃げ切る!!)


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:28:49.87 ID:DprOqHJX0

冬馬「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!超えろ限界!!燃え尽きろおおおお!!」ダダッ

亜美「は、はや……」

真美「ちょ、もうちょい手加減してよおおお!!」

P「……俺に任せろ!!」ダダッ

冬馬「ふぬあああああああああああ!!」

――30分後――

冬馬「……し、しつけえ」ハァハァ

P「絶対諦めん……」ハァハァ


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:33:55.72 ID:DprOqHJX0

冬馬(他の奴ならともかくあの双子にバレたら一瞬で広まって……俺は……)ハァハァ

冬馬「うおおおおおおおおお!!」ダダッ

P「ま、まだ走れるのか……!くそっ!元陸上部の意地だ!!」ダダッ



亜美「……兄ちゃん達どこいったんだろ」

真美「さあ……もう帰る?」

亜美「そうだn……ん?」

ウオオオオオオオ

冬馬「まけねぇ……まけねぇぞ……!」フラフラ

P「くっ、もう……限界が……」フラフラ

真美「……はい、一名様いらっしゃーい!」

冬馬「ゲッ!!!」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:37:47.82 ID:DprOqHJX0

P「一周してたのか……後は頼んだ……」パタッ

冬馬「やめろ!!やめてくれええええええ!!くるなああああ!!」

亜美「んっふっふ~」

真美「さあ、検診のお時間だよーん」

冬馬「来るんじゃねえ!よせ!頼む!俺が悪かった、何でもするから!!」

亜美「やめろと言われると」

真美「余計にやりたくなっちゃうんだよねー」



亜美「え……」

真美「これって……」

冬馬「……」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:41:34.88 ID:DprOqHJX0

P「お前こんなもの買ってたのか……」

冬馬「……悪いか?」

亜美「い、いや!悪くないよ!うん!だよね真美!」

真美「そ、そうだね!こんなの皆買ってるよ!」



『君もコレでフサフサ!!不毛な大地に新たな希望を!!育毛成分超配合!!』



P「育毛剤……」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:45:39.32 ID:DprOqHJX0

冬馬「そうだよ、育毛剤だよ。文句あんのかよ!!」

P「べ、別にそんなこと……」

亜美「あまとう別にハゲてないじゃん!気にしすぎだって!」

冬馬「俺の親父がハゲてるんだよ……女のお前には分からねえだろうがな……」

真美「だ、大丈夫だって!毛量多そうじゃん!」

冬馬「知ってるか?毛量多い方がハゲるやつ多いんだぜ」

P「……しかし、また何でこんな若いうちから」

冬馬「……言われた」

P「え」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:50:58.57 ID:DprOqHJX0

冬馬「北斗と翔太に言われた」

亜美「何て?」

冬馬「『何か冬馬君の毛薄くなってるよね』『ああ、ボリュームが減ってる』」

真美「うわっ……」

冬馬「そしてとどめの一言、『ハゲ始めたんじゃない?』ってな」

P(絶対からかって遊んでるだけだろ)

亜美「えと、気にしすぎだって、余計にハゲちゃうよ!」

冬馬「うるせえ!!俺がどれだけワックスとスプレー使ってると思ってんだ!!」

冬馬「デコだって広いしよ!!畜生!!俺はハゲるんだあああああああああああ!!」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 21:55:10.22 ID:DprOqHJX0

冬馬「そうだよ!最近部屋に落ちてる毛が増えてるし風呂場の毛も増えてるし!!」

真美「い、良いじゃんハゲでも!ハゲドルってのも新しい!よっ、バーコード!」

冬馬「……」

真美「じゃあこれからハゲとうって呼んで良い!?その方が親しみやすいよん!」

亜美「あ、ナイス!!バーコードハゲとう!」

冬馬「……うわあああああああああああああああ!!」ダダッ

P「お、おい!どこ行くんだ!」



P「お前ら鬼か」

亜美「いや、少しでも笑いにしてあげようと」

真美「うん、重く受け止めるよりは前向きにって……」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:03:27.65 ID:DprOqHJX0

この事件は瞬く間に765プロのアイドル達に伝わった――

春香「規則正しい生活、これ基本だよ!」

千早「私が言うのもなんですけどバランスの良い食事を取った方が」

あずさ「あんまりイライラしたらだめよ~」

真「適度な運動をしないとね」

やよい「あの、よく分からないですけど気にしないで下さい!」

美希「大丈夫、ハゲたらもっとキラキラできるの!」

響「ワカメと昆布と海苔プレゼントするぞ!」

雪歩「えっと、最近植毛とかありますから……あとカツラも」

貴音「髪の毛が少ないとは幸せではありませんか。私など多すぎて邪魔で邪魔で……」



冬馬「出会うたびに何かしら言われる。もう嫌だ」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:10:13.03 ID:DprOqHJX0

冬馬「……」

P「あっ、ひ、久しぶり」

冬馬「……あんたのせいだ」

P「ぇ」

冬馬「あんたと双子があんなことしなけりゃっ……くそっ……!」

P「……なんかすまん」

冬馬「ちくしょう!ハゲろ!!」

P「元々毛ないし……頭Pだし……」

冬馬「……こんなことなら俺もPに生まれたかったぜ。そうすりゃこんな心配せずに……うぅ……」グスッ

P(……ここは笑うところなのか?)


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:16:52.66 ID:DprOqHJX0

P「えっと、それは置いといて2人が謝罪したいって」

冬馬「あ?」

亜美「は、……じゃなくてあまとう」

冬馬「お前今ハゲって言おうとしただろ!絶対ハゲとうって言おうとしただろ!」

真美「違うよ!は、まとう!真美達反省してるんだよ!」

冬馬「言いふらした張本人が何言ってやがる!てかまたハゲって言おうとしたな!毛よこせコラ!!」

伊織「落ち着きなさい」

冬馬「ああ!?」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:22:48.88 ID:DprOqHJX0

伊織「話は聞いたわ」

冬馬「……何だよ、俺を嘲笑しに来たのか?」

伊織「あら、私は亜美と真美とプロデューサーに言われてきたのよ」

冬馬「は?」

P「いや、少しは責任を感じてな」

亜美「それでもいおりんなら、いおりんなら……」

真美「きっとなんとかしてくれるって思って」

伊織「あそこまで頼まれたら断るわけにもいかないしね。精々この3人に感謝しなさい」

冬馬「……マジで?俺助かるの?」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:27:02.61 ID:DprOqHJX0

P「まさか俺達まで追い出されるなんて……」

亜美「一体何話してるんだろ」

真美「うーん、毛の特徴に合わせたケアとかじゃない?」


――何人たりとも入るべからず――


伊織「……」

冬馬「……」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:30:22.20 ID:DprOqHJX0

冬馬「おい、早く教えてくれよ」

伊織「ウィッグ」

冬馬「ウィ?」

伊織「ヅラよ。ヅラすればいくらハゲてても問題無いでしょ」

冬馬「ヅラだぁ!?絶対嫌だ!!万が一バレたら死ぬじゃねえか!」

伊織「……バレる?本気でそう思ってるの?」

冬馬「どういう意味だ……」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:33:34.42 ID:DprOqHJX0

伊織「もし、私のこの髪がウィッグだとしたら?」

冬馬「は、ははっ。ま、まさか……冗談だろ?」

伊織「どう見ても本物の髪にしか見えないでしょ」

冬馬「おいおい、金持ちのジョークってこんな……」

伊織「これと同等のモノを譲ってあげるって言ってんのよ。もちろんあんたに合わせたやつをね」

冬馬「……」ゴクリ


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:37:04.24 ID:DprOqHJX0

伊織「風がいくら強かろうがどれだけダンスで激しく動こうが絶対外れない」

冬馬「おお……」

伊織「全く蒸れなくて、不快感も無し」

冬馬「おお」

伊織「髪型も自由自在。あんたのアホ毛もね」

冬馬「おお!」

伊織「そして見ての通りどこからどう見ても本物の髪の毛にしか見えないわ」

冬馬「おおおおおおおおお!!」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:43:07.94 ID:DprOqHJX0

冬馬「それを俺に譲ってくれるのか!?」

伊織「ええ」

冬馬「マジか……かたじけねぇ」

伊織「まあ多少はあんたの気持ちも分かるつもりよ。同じ苦しみを味わってるから」

冬馬「恩に着るぜ……!」

伊織「ふん、お礼ならあの3人にしなさいよ」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:49:58.12 ID:DprOqHJX0

ガチャッ

冬馬「ふふふ……アレ?北斗に翔太じゃねえか」

北斗「すまなかった、冬馬!そんなにお前が悩んでたなんて知らなかったんだ!」

冬馬「へ?」

翔太「全部冗談だったんだよ。ちょっと言ってみたらどうなるかなって」

冬馬「……は?」

P「だから髪のボリュームが減ったとかハゲ始めたとかも全部冗談だったんだよ」

冬馬「……」

亜美「うん、少なくとも亜美達はそう思ってるよん」

真美「これはほんとのほんとだからね→」

冬馬「じゃあ抜け毛が多いのは……?風呂場で20本ぐらい抜けてるんだけど」

北斗「それ、別に多くないぞ。俺もそのぐらいさ」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 22:54:36.32 ID:DprOqHJX0

冬馬「でも親父ハゲてるし……」

翔太「あー、もう!ネガティブだなぁ。そういうのは母方のおじいさんで決まるの!」

冬馬「……確かじいさんは髪の毛あったな」

P「良かったな、ひとまず安心だ。お前は気にしすぎてただけだ」

冬馬「……ははっ、なんだ!ちくしょう!お前ら俺をはめやがったなぁああああ!」

北斗「いや、まさかここまで単純だなんて思わなかったよ」

ギャーギャー

伊織「……」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 23:02:12.04 ID:DprOqHJX0

冬馬「あ、悪いな!やっぱり当分ヅラは必要ないぜ!」

伊織「……」

北斗「ハゲ対策ってヅラだったのか」

亜美「意外と普通だね→」

真美「なんかもっと超すっごいのがあるのかと思ったよ」

翔太「ガッカリだなー」

冬馬「おいおい、ヅラも案外バカに出来ねえぞ。この水瀬のヅラなんて大したもんじゃねえか」

P「へ?」

伊織「は、な、な、なああにいってんのかしらぁあああ!?」

冬馬「あれ?765プロの連中は知ってるんじゃないのか?」

亜美「え、……いおりん……」

真美「そうだったの……?」

伊織「」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 23:07:47.98 ID:DprOqHJX0

――1週間後――

冬馬「ふぅ、なんかあれだけ悩んでたのがアホらしいな!」

冬馬「しかしあいつには悪いことしたな……まさか秘密だったとは……」

ヒタ……ヒタ……

冬馬「……な、何だ……!?」

ヒタ……ヒタ……

冬馬「だ、誰だ!?出てこい!」



伊織「この恨みはらさでおくべきか」

冬馬「ヒッ!?や、やめろ!!嫌だ!悪かった!!うわああああああああああああ!!」



この後"ジュピター"改め新ユニット"サンシャイン"になるのは別のお話


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 23:08:28.30 ID:DprOqHJX0

禿終


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 23:10:48.58 ID:F5Jkpjsw0

禿しく乙



元スレ:P「お前こんなもの買ってたのか……」 冬馬「……悪いか?」

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