1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:33:44.12 ID:F4K9M8190

 21世紀、世界の麻雀競技人口は1億人の大台を突破。
 日本でも大規模な全国大会が毎年開催され、プロに直結する成績を残すべく高校麻雀部員達が覇を競っていた。
 <咲-Saki->――それは、その頂点を目指す少女達の軌跡……。

 そして、あの激動のインターハイから実に十余年。
 世界の麻雀競技人口はついに2億人を突破した。

 『宮永世代』と崇め称される伝説の雀士達は、健やかに成長し、それぞれが思い思いに生きる未来。
 此度、そんな彼女達の血肉をわかち、大切に育てあげた愛娘達が一同に集結することになる……。

 <咲-Saki-二世>――それは、伝説となった親世代が育んだ、次世代の少女達の軌跡……。


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:34:27.35 ID:F4K9M8190

 <清澄麻>

部員A「先生、久先生! 今年は先生の娘さんが清澄に入学してくるって本当ですか!?」

久「え、なんで知ってるの? 確かにそうだけど……」

部員B「きゃー! すごーい!」

部員C「あの伝説の宮永世代の1人! そして我が校自慢の先生雀士、竹井久のお子さんが来るぞー!」

 ワーワー
     キャーキャー

久「こらこら。騒ぎすぎ、落ち着きなさい。それにあんまり持ち上げられても恥ずかしくて困るわよ……私も、あの子もね」

部員A「でも、清澄が全国で優勝した時の部長って久先生だったじゃないですか!」

部員B「宮永先輩や原村先輩を率いて全国の猛者をボコったあの大会のDVD何度もみました!」

久「あはは、率いてボコったって……私自信は大したことしてないわ、たまたま入部してくれた後輩が、たまたま凄かったのよ」

部員D「そんなことないです! 私、プロ雀士やアマチュア雀士の中で一番強いのは! 久先生だと信じてますから!」

部員B「私も!」

部員E「私も私もー!」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:35:23.72 ID:F4K9M8190

 ワーワー
     キャーキャー

久「ふふっ、まったくもう……」

久(……それにしても、こうして母校の教鞭をとって10年で、あの全国大会からもう15年以上、か)

久(今でも、目を瞑ると昨日の事のように思い出せる……あの熱すぎた夏を)



 『淡ちゃん! 穏乃ちゃん! これが、これこそが! 今の私に出来る全力の麻雀だよっ! 嶺上、開花ー!』

 『ついに決着ー! この波乱の激闘を制したのは! 宮永咲選手だー! 優勝は、高校生雀士達の頂点に立ったのは! 清澄高校麻雀部ー!』



久(――時が立つにつれ、疎遠になった人達もいるけれど、みんな元気にやってるかしら)

久(この歳になると、久々に会いたくなるわねぇ。特に、『あの子』には)

久(……老けたなぁ。私……)

?「お母さん、何を黄昏れているんですか? だらしないですよ」

久「ああ、ちょっと昔のことを思い出し……え?」

?「けど、そんなお母さんが大好きです。結婚してください」

久「なっ、なんでここにいるの!? “久穂子”!?」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:36:45.54 ID:F4K9M8190

久穂子「学校見学でやって参りました」

部員A「きゃああああああぁ!」

部員B「ブラウンとブルーのオッドアイ! 高校生時代の先生みたいに左右に束ねた髪!」

部員C「宮永世代、竹井久と福路美穂子のスーパーサラブレッド雀士!」

部員達「「「竹井久穂子ちゃんだー!」」」

久穂子「こんにちは、先輩方」ペコ

部員D「この礼儀正しさと公然の場なんて気にしない実親に大胆告白とは、さすが美穂子さんの血を受け継いでいるだけのことはある……」

 ワーワー
     キャーキャー
 カワイイー

久「もう、来るなら来るって連絡してよね」

久穂子「サプライズです」

久「そんなサプライズいらないわ……」

久穂子「結婚してください、お母さん」

久「残念だけど、私は美穂子のものだから。というか、人前で告白するのやめてって前からお願いしてるじゃない……」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:38:24.19 ID:F4K9M8190

久穂子「……くっ! 美穂子お母さんが羨ましいですっ」

久(……美穂子みたいに礼儀正しく育ってくれたのは嬉しいけど)

久(何故一部だけ、ここまで残念な子になったんだろう……)

部員B「よーし、せっかくだから体験入部もやっちゃおう!」

部員C「私達だって久先生に鍛えられてるんだ! 負けないぞー!」

久穂子「私も、負けませんよ先輩方。お母さん達から受け継いだ、自慢の分析能力と悪待ちをお見せしましょう」

久(親ばかのつもりはないけど、多分1人も久穂子に勝てないだろうなぁー……もう私と美穂子より強いもの、この子……)

久穂子「どうかお手柔らかに、お願いします」ゴッ


 『竹井久穂子』 能力・相手の理牌の癖や視点移動から相手の手牌を推察し、時折セオリーを無視した悪待ちで場を乱し、かつ上がり、対戦相手を混乱させコントロール下に置く。


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:40:39.09 ID:F4K9M8190

<白糸台>

部長「こ、これは本当に……」プルプル

部員A「」ガタガタガタ

部員B「」ガタガタガタ

部員C「」ガタガタガタ

部長「ま、麻雀なのか……?」

部員C「う、ううぅ……」ツモギリ

?「ロン。チンイツ三暗刻トイトイ、C先輩のトビです」

部員C「」

顧問(なんだこれ、なんだこれ……さっきからずっと部長、A、B、Cの順番で狙い撃ったかのようにトバしてる、だと……しかも)

顧問(全部、“東1局”の連続和了でーー!?)

顧問(これが現麻雀界最強雀士、宮永照と元白糸台部、長弘世菫の娘――!)

?「……もう、おしまいですか?」

顧問(宮永菫照!)

顧問(こ、この子さえ入学してくれたら! 最強白糸台の復活まったなしだー!)イヤアアアアアァフゥウウウ!


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:42:12.05 ID:F4K9M8190

照菫(……はぁー……母さん達の母校だっていうから体験入学にやって来たけど)

照菫(正直、レベル低くて全っ然楽しくない……)

照菫(やっぱり“あの子”が行く学校に行こうかな)

照菫(けどあの子こそ全国でやり合いたい相手だし……んー、でもいつも一緒に麻雀打てるのは捨てがたい)

照菫(……あ、同じ学校ってダメだ。私はあの子に何故か嫌われてるんだった……)

照菫(なんで私、あの子に嫌われっちゃったのかなー。特に、何もした覚えがないのに……せいぜい、思い当たることといえば)

照菫(一度だけあの子のパンツを無理やり脱がせて頭にかぶったくらいだもんね)

照菫(……確かにそのあとに『私に従姉妹はいません!』って言われちゃったけど、おそらくパンツの件は関係ないはず)

照菫(……くそっ、ホントなんで嫌われたんだ?)ポンコツー


 『宮永菫照』 能力・狙った相手から高速度で和了を重ねる。打点は和了る度に上昇していく。


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:42:18.20 ID:wCm8APAl0

すごい名前だ


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:42:46.48 ID:6kfB/8c90

なんて読むんだ


14: ごめん正しくは菫照 今どきのDQNネーム風に菫照<すみる>とか? 2013/11/17(日) 22:46:01.17 ID:F4K9M8190

<新道寺>

?「ツモ! 三暗刻トイトイ三槓子! んんっ///」ビビクン

部員A「つ、強かっ!?」

部員B「う、うん。凄まじく強いけんど……だ、大丈夫? なんかさっきからすごいビクンビクンしとると……」

?「だ、大丈夫とです! 麻雀ばやり始めたときからそげな打ち筋なんで、どうか気にせんとってください///!」ビビクン

部員C「どういう打ち筋したらそうなると!?」

部員A「集中してうてなかよ……」

部員B(あの伝説の宮永世代を両親に持つ期待の超新星、白水哩子)

部員C(そん強さ折り紙つきやけんど……)

部員達(((なんかもうエロすぎて目のやり場困るっ!)))

哩子(絶対に、全国で“あの子”に勝つと! だから、極めてみせる! 大好きなママ達から受け継いだこの――)ハァハァ

哩子(ソロ・リザベーションを!)ビビクン


 『白水哩子』 能力・東場のいずれかで、初期状態の配牌から「自分がX飜で和了る」という縛りを自らに課し、その縛り通りに和了ることができれば南場でXの倍の飜数で和了する事ができる。


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:47:13.18 ID:F4K9M8190

<大阪>

?「リューキー! モウスグバスデルデー!」タッタッタ

?「ちょ、まっ、待ってぇなヒロラ……」ゼェゼェ

ヒロラ「もう、何しとんねん竜怜ー」

竜怜「はぁ、はぁ……そんなん言われてもヒロラのダッシュについていけるわけないやん……だ、だってうち……」

ヒロラ「病弱なんか?」

竜怜「胸すごい重いんや」ドタプーン

ヒロラ「」イラッ

竜怜「はぁー、なんで胸は一方的に竜おかんのサイズが遺伝してもたんやろか。ヒロラは身軽そうで羨ましいでー」

ヒロラ「舐めてんのかこのおっぱい魔人があああああああああぁ!」ペシーン


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:49:14.25 ID:F4K9M8190

竜怜「痛っ!?」

ヒロラ「なんやあてつけか!? 両親の胸が小さいどころか皆無のオレにあてつけてんのかぁ!? あ”あ”!?」

ヒロラ「しっかりと遺伝したオレを見下してんやろ!? どうやってオレがあのちっさすぎる2人の母乳で育ったんかわからんわーいいたいんやろー!」ウワーン

竜怜「そこまでいうてへんよ!? 被害妄想や!」

竜怜「そ、それにええやんかヒロラはあの2人の顔パーツいいとこ取りしたみたいなイケメンなんやで。胸なくてもモテまくりやろ?」

ヒロラ「まっ、まぁそこら辺はな……」テレテレ

竜怜「タレ目やけど」

ヒロラ「おかんとオレのチャームポイント馬鹿にすんなー!」ウワーン




『江口ヒロラ』 能力・不明。

『清水谷竜怜』 能力・対戦相手の「体温」「呼吸」「鼓動」を感じ取り、そこから導き出される数巡後の未来が見れる。


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:51:37.99 ID:F4K9M8190

<奈良>

?「空気の澄んだ山から見る満天の星空って、ほんとに綺麗だと思わない? まるで違う世界にいるみたいだ」ウットリ

?「……淡乃は厨二拗らせすぎだとおも……」

淡乃「失礼、すごい失礼だよ晴灼! 私厨二じゃないし!」

晴灼「どうだか」

淡乃「私は厨二じゃなくて、普通に宇宙パワーを秘めた山の神の化身であり中学生にして高校1000年生級の実力をもったスーパー雀士!」

淡乃「宇宙と山は私のテリトリー! いつだって元気をくれるんだ!」ドヤァ

淡乃「交わした約束忘れないよ! さあ、あの一番星に向かって走ろう晴灼!」ダッシュ

晴灼「もうやだこの子……助けてハルちゃん……」

淡乃「うおおおおおおおぉ! 待ってろよー! “あの子”と全国で遊んで、そして絶対勝つんだー!」




『赤土晴灼』 能力・不明。

『高鴨淡乃』 能力・対戦者の配牌を悪化させて、他家を5~6向聴にし、ダブルリーチをした後にカンをして和了するとカン裏が全て乗り、牌山の深いところでは、対戦相手の能力を妨害・無効化する。


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:52:48.61 ID:F4K9M8190

<?>

?「じゃ、言ってくるねすこやん」

健夜「こらっ、お母さんを昔のアダ名で呼んじゃダメでしょ恒夜!」

恒夜「えへへ、ごめんなさいすこやかーさん!」

健夜「……なんでそういうとこ、こーこちゃんに似ちゃったの……」メソメソ

恒夜「ああ、いい年して泣かないで!」アタフタ

健夜「ううぅ……で、でも本当に気をつけてね。あなたの力は、扱いを間違えればとんでもないことになるんだから……」

恒夜「大丈夫大丈夫! 同世代相手に本気を出すほど大人気なくないからさ!」

健夜「それは油断し過ぎだよ……といいたいところだけど、我が子ながらそれくらいで丁度いいのかもね……」

恒夜「――まっ」

恒夜「あの子が相手だったら、話は別だけどねぇ――」

恒夜「ふふっ、楽しみだなぁ……けど、そうなったら本当に気をつけなきゃ」

恒夜「私とあの子が本気をだしたら、会場が吹き飛んじゃうもんね」

恒夜「さあ、どちらの遺伝子が最強か――雌雄を決そう」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

『小鍛治恒夜』 能力・不明


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:54:13.36 ID:F4K9M8190

<松実旅館>

?「やっぱりどこにもいないのです……」

?「どどど、どうしましょう玄さんっ! あの子、また迷子!? 携帯電話も持ってないみたいでっ」アタフタ

玄「大丈夫大丈夫、落ち着いて?」ナデナデ

?「あ……は、はい///」

玄「ふふっ、私が撫でたら赤くなるの、いつまでたっても変わらないんだから……咲ちゃんは」ナデリナデリ

咲「だ、だって……玄さんはいつだって、優しくて、かっこいいから……///」

板前「あの……イチャつく前に玄咲ちゃんを探しましょうよ……」

仲居「今度は県外にまでにいってないといいけどねぇ」



<?>

玄咲「……」トコトコ

玄咲「……」トコトコ

玄咲「……」トコトコ

玄咲「……」トコ……


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:55:49.04 ID:F4K9M8190

玄咲「ふぅー……」




玄咲「ここどこ……」ガタガタ




『松実玄咲』 能力

    llll      ,,,,,         ,llll  ,,,,,,,,,,  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
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 llllll'' ,,,,,,,,lllll   ,,,,,,,,lllllll'''       lllll           ,,,,llllll''
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 時を超えて、再び激動のインターハイが幕をあげる――!


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/17(日) 22:57:44.39 ID:F4K9M8190

玄「……」パラパラ

灼「どうだった? この漫画。冬コミのおまけのコピー本なんだけど。あ、もちろん続かないよ?」

灼「しかしこれだとちょっとオリジナリティがありすぎて、一般受けしないと思うんだよね」

玄「……」パラパラ

灼「……?」

玄「作ろっかな、咲ちゃんとの子供……」

灼「!?」




カン



元スレ:咲「咲-Saki-二世?」

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