1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 15:37:55.32 ID:iDs6QBe70

春香「それに初めて会ったとき、なんか視線がいやらしかったですし」

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春香「薄くなってきた頭を変な髪型にしてカバーしようとしたときは……笑いをこらえるのに必死でしたよ」

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春香「朝弱いからってたまに不機嫌そうな顔してましたし……アイドルに気を使わせてどうするんですか、もう」

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春香「私がメールで相談しても帰ってくるのは頼りない言葉ばっかりでしたし……」

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春香「今だって何言っても答えてくれないですし……」

P「」

春香「……ホント、プロデューサーさんって嘘ばっかり」

P「」

春香「……それじゃあまた来年、来ますから」

P「」

春香「次のレッスンは、日を空けないで下さいね? ……あはは」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 16:46:50.41 ID:iDs6QBe70

春香「一年ぶりですね」

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春香「結局レッスンしてくれなかったじゃないですか」

P「」

春香「もう成長期は終わっちゃったけど背ちょっとだけ伸びたんですよ」

P「」

春香「5ミリだけですけどね、あは」

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春香「でもプロデューサーさんって背ちっちゃかったからこの調子だと抜いちゃいそうですね」

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春香「……もう背伸びることなんてないですもんね、プロデューサーさんは」

P「」

春香「ホントに、顔に似合わない背の低さでしたよね。……プロデューサーさんと一緒に営業先にいくと恥ずかしかったんですよ? あはは」

P「」

春香「今度会うときは、もう少しかっこよくなっててくださいね。それじゃ、また来年に、あはは」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 17:04:02.82 ID:iDs6QBe70

一年後
春香「あんまり変わってませんね」

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春香「ちょっとコケ生えて背伸びたみたいに見えますね、あはは」

P「」

春香「私以外に誰も来てくれないんですか? しょうがないですよね、だってプロデューサーさんだもん」

P「」

春香「私、今テレビ番組のレギュラー、週に五本もってるんですよ。世間ではゴリ押しなんていわれちゃってますけど。あはは」

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春香「……プロデューサーさんがいてくれればそんなこともいわれなかったかもしれませんね」

P「」

春香「誰だってプロデューサーさんのこと見たら、『あんな人にゴリ押しする力なんてない』ってきっと思うでしょうし」

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春香「なんでプロデューサーさんってそんな人なんでしょうね」

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春香「……それじゃあまた会いに来ます、身だしなみくらい、今度は整えておいてくださいね? あはは」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 17:19:13.95 ID:iDs6QBe70

一年後
春香「会いに来ましたよー」

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春香「全然綺麗になってないじゃないですか……ていうか前よりきたならしいですよ、プロデューサーさん」

P「」

春香「私なんてまだ一応トップアイドルっていわれてるんですよ? ……私のこと嫌いって人も多いんですけどね」

P「」

春香「この間ネットで私のブログのコメントに『いちいち仕草がわざとらしくて不快』なんて書いてありましたよ。すぐ削除しましたけどね、あはは」

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春香「ずっとこの路線でやってきたんだから今更変えられるわけないじゃないですか……ねぇ?」

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春香「プロデューサーさんが決めてくれた方針ですし。……変えられませんよ」

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春香「プロデューサーさんも私を少しは見習ってくださいよ、こんなに汚らしいままだとホントに私以外誰も来ませんよ?」

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春香「『春香のフリ見て我がフリ直せ!』私流格言その5!です……それじゃあまた来年。あはは」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 17:40:08.09 ID:iDs6QBe70

一年後
春香「天海春香です! トップアイドル目指してます!」

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春香「またこんなこと言いながらドサ回りしないといけなくなっちゃいましたよ」

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春香「大手のスポンサーの人とね、トラぶっちゃったんです。誰かさんのせいで」

P「」

春香「そのスポンサーの社長がー誰かさんのことをーペコペコ頭下げる虫みたいなやつだったっていってたんですよー」

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春香「私も実際、その誰かさんのことを、社長さんとおんなじ風に思ってたんですけどね、ぶっちゃけ」

P「」

春香「でも気づいたらその社長さんと大声で怒鳴り合ってたんですよーあはは」

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春香「それで圧力かけられちゃって仕事は全部キャンセル! プロデューサーさんのこと笑えなくなっちゃいましたね」

P「」

春香「でも私はプロデューサーさんみたいに怠けないでちゃんと返り咲きますから、それじゃ、また来ます」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 18:55:00.83 ID:iDs6QBe70

一年後
春香「プロデューサーさん! 返り咲きですよ! 返り咲き!」

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春香「トップアイドル時代の人脈が役に立ちましたよ、あはは」

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春香「プロデューサーさんは苔でむしゃくしゃになっちゃってますね、ちょっと男らしいです」

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春香「もちろん冗談ですよ、……ホントに人望なかったんですね、プロデューサーさん、こんなに汚れちゃうなんて」

P「」

春香「……今、私を担当している方からプロポーズされました」

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春香「その人、プロデューサーさんとは比べ物にならないくらい背も高くて、顔もいいんですよ。仕事もたくさん撮ってきてくれるし」

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春香「ブサイクなくせに……私の告白を断った誰かさんとは大違いの、ステキな人です。……だから私、受けちゃうつもりですよ、プロポーズ」

P「」

春香「……また来ます。今度は少し、時間がかかりそうですけど。あはは、それじゃ、また、プロデューサー」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 19:04:50.55 ID:iDs6QBe70

十年後
子供「ママ、これ、誰のお墓?」

春香「んー、息が臭かった人のお墓」

子供「あはは、なにそれ、死んだ人のこと悪く言ったらいけないんだよ?」

春香「そうなんだけどね……この人は特別、かな」

子供「ママ、このお墓の人のこと嫌いだったの?」

春香「うーん、あんまり好きじゃなかったかなー、イヤミっぽいし、視線がねちっこいし、人望ないし」

子供「ひどい人だったんだねー」

春香「そうだねー。だからママが来ないとこのお墓に来る人誰もいないんだよー」

子供「ほっといてもいいんじゃないの?」

春香「ほっとくと苔だらけになっちゃうからねー、ちょっと可愛そうでしょ」

子供「んーそうかも」

春香「じゃ、手合わせて。……また来ますね、プロデューサー」

子供「ナムアミダブツ! ママ、今なんて言ったの?」

春香「……ナイショ。じゃ、行こっか」

子供「うん、バイバイ、息の臭かった人!」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 19:12:39.55 ID:iDs6QBe70

十年後
春香「お久しぶりですね、っていっても毎年来てるんですけど」

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春香「私ももうベテラン女優ですよ! ベテラン女優! ……こんなこと言う年じゃなくなっちゃったんですけどね、あはは」

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春香「あの子ももう大学入って一人暮らししています。プロデューサーさんはどうせこの先も独身なのに、悪い話聞かせちゃいましたね」

P「」

春香「あの人……私を担当しているあの人ともうまくやってますから、プロデューサーさんにはもうチャンスはないですよ」

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春香「プロデューサーさんが逃がしたさかなはホントに大きかったわけなんですね! 残念でした! あはは」

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春香「……こんな風な私を知ってるのは、もうプロデューサーさんくらいしかいないかもしれませんね」

P「」

春香「だからって、別にプロデューサーさんのこと、特別に思ってるわけじゃないから、勘違いしないでくださいね? あはは」

P「」

春香「それじゃ、またきます……そろそろプロデューサーさんの年齢追い越しちゃいそうで参っちゃいますよ、あは」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 19:24:05.60 ID:iDs6QBe70

五年後
春香「ホントにプロデューサーさんの年追い越しちゃいましたよ、あはは」

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春香「年をとってもセルフイメージって変わらないものですね、プロデューサーさんも年の割に大人気無かったし」

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春香「私もまだプロデューサーさんと一緒にいた時の自分と、あんまり変わった気がしないですよ、あはは」

P「」

春香「……だから好きだった人のタイプもなかなか変わらなかったりするんですね、はは」

P「」

春香「……またプロデューサーさん、苔だらけになってますね。私しかきれいにしてあげられる人、いないんですか? もう」

P「」

春香「そろそろ私もオバさんなんですから……いつまでもこのままだと困りますよ」

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春香「……いつまでもこんなこと続けてたら、困るよね、ホントに」

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春香「それじゃあ、また来ますけど……今度こそ綺麗になっててくださいね、それじゃ」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 19:37:58.03 ID:iDs6QBe70

?年後
女「こんにちは」

女「母が……旧姓天海春香が鬼籍に入りました」

女「老衰でしたので安らかな顔でした。……最後に『プロデューサー』と呟いていきました」

女「生前母は頑なに父のことを『プロデューサー』と呼ばなかったので……父は感動していました」

女「多分父は母の言葉が自分に向けられたものだと解釈したんでしょう」

女「でも、私はあの言葉があなたに向けられたものだと知っています。天海春香の……一番初めのプロデューサーさん」

女「毎年母はあなたの所に通っていましたもの。私が気持ち悪いからやめてって止めても」

女「あなたのこと、憎んだこともあります。なんで死んだ人に母が縛り付けられなきゃいけないんだろうって」

女「それに、母の最後の言葉が自分に向けたものでも、父に向けられたものでもなく……あなたに向けられているんですもの」

女「子供としてはやってられませんよ、ホントに」

女「でも……亡くなってもずっと思い続けられるような人を見つけた母をうらやましく思うこともあります」

女「あなたは……外見的にも内面的にも魅力的な方ではなかったのでしょうけど……どこかで母と引き合う部分があったんでしょうね」

女「私も……いつかそんな人を見つけたいです、それでは失礼します」

男「おい、そろそろ行くぞ。もっと頑張んないとまた親の七光りの二世タレントとかいわれるぞ」

女「わかってますよ、プロデューサー! もう……息臭いくせに偉そうなんだから……」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 19:38:57.96 ID:iDs6QBe70

おわりなの
短くてごめんなの
落ちてなくてうれしかったってカンジ、あはっ☆
それじゃさよならなの


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/03(月) 20:09:02.21 ID:OihspVJE0


今日から歯磨かない



元スレ:春香「正直、プロデューサーさんの息くさかったです」 P「」

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