1: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:45:48.67 ID:x71WfgNG0

希「う………ん……」

希「朝……なんか……」

希「ふぁ……」ノビー

希「うう……さむ…」

真姫「おはよう希」

希「んー………おはようさん…」


2: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:47:13.48 ID:x71WfgNG0

希「って、なんで真姫ちゃんいるん?」

真姫「気にしないで」

希「気にしないでって……」チラッ

希(よう見たら真姫ちゃん寝間着っぽい)

希(もしかして、親御さんと喧嘩した…とかなんかな?)

希「んー……まぁいいけど」


3: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:49:10.80 ID:x71WfgNG0

真姫「早く顔洗ってきなさい。朝食が出来てるわ」

希「朝食……?もしかして真姫ちゃん作ってくれたん?」

真姫「べ、別に……いらないならいいけど!」

希「ううん、せっかくやしいただくよ」

希「真姫ちゃんの手料理かぁ。楽しみやなぁ」


4: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:50:05.57 ID:x71WfgNG0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「んと………真姫ちゃん?」

真姫「…なによ」

希「朝食ってこれ?」

希(全体的に真っ黒やね)

真姫「そ、そうよ!悪い!?」


5: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:55:39.40 ID:x71WfgNG0

希(別に悪いって言ってないけど…)

希「ううん、なんかちょっと驚いただけやから」

希「それじゃー、いただきます」パクッ

希「うん、美味しいよ」モグモグ

真姫「………別にっ!」

希「んー?」モグモグ


6: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:57:30.35 ID:x71WfgNG0

真姫「無理しなくていいわよっ!」

希「真姫ちゃん何で怒ってるん?ウチは美味しいと思ったから美味しいって言っただけよ?」

希「それにな……」

希「ウチの事を想って、ウチの為に作ってくれたんや。絶対美味しいに決まってる」

真姫「――――っ!?」カアァ


8: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 11:58:45.54 ID:x71WfgNG0

真姫「も、もう希っ!」ヒョイ

希「あっ!ウチの朝ごはんが!」

真姫「も、もう食べたでしょ!///」

希「まだちょっとやん。もっと食べさせてー」

真姫「いやよっ!」

希「もう、真姫ちゃんのいけずぅー…」


12: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:01:12.98 ID:x71WfgNG0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「ふぅ……コーヒーで体が温まるなぁ」

真姫「そうね」

希「コーヒーでごめんな?ちょうどお茶切らしてたんよ」

真姫「別にいいわよ」

希「真姫ちゃんやっぱりブラックなんやね」

真姫「希は砂糖入れ過ぎよ。角砂糖どれだけ入れたのよ?」

希「んー?確か6つだったような…」


13: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:07:46.55 ID:x71WfgNG0

真姫「そんなに!?体壊すわよ」

希「真姫ちゃんに言われると説得力あるなぁ」

希「でも、苦いのより甘い方が好きやし……」

希「正直、ミルクも入れたかったり…」

真姫「………太るわよ」

希「あはは……。……なんか今日の真姫ちゃん冷たい」


14: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:12:21.32 ID:x71WfgNG0

希「ところでー……今日用事あったりするん?」

真姫「別に、ないけど…」

希「だったらウチと部屋のお片付けしよか?」

真姫「お片付け?」

希「ほら、もうすぐ年末やん?大掃除みたいなもんよ。手伝ってくれるよね?」


15: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:14:53.90 ID:x71WfgNG0

真姫「私は別に――――」

希「まぁまぁ、どうせ暇なんやろ?よし、早く始めよかー」スクッ

希「はい、手袋とマスク」

真姫「ちょっと!のぞ――――」

希「ゴミ袋も渡すから広げてちょっと待ってな?」

真姫「話を聞いて!私手伝わないわよ!」

希「えーっと……確かこの辺の物が…」ゴソゴソ

希「はい、これとこれとこれ。ゴミ袋に入れてー」

真姫「うん。……ってちが――――」


16: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:16:49.92 ID:x71WfgNG0

希「それじゃ、ちょっとこっち片付けるから、真姫ちゃんはそこのやつ全部ゴミ袋にいれてな?」

真姫「しないって言ってるのに…」

希「しっかり手袋とマスクしといてそれ言うん?」

真姫「ち、ちがっ!これは汚れちゃうからつけてるのよ!」

希「ごめんなー。後でお昼ご馳走するからー」


17: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:19:59.44 ID:x71WfgNG0

真姫「もう………」

真姫「ええと、ここの雑誌とかを入れるのね…」

真姫「…………」ポイポイ

真姫「あら?…これ」

真姫「小学校の卒業アルバム……?」

真姫「希が捨てるわけないし、間違えたのね」

真姫「………」ペラッ


18: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:22:02.06 ID:x71WfgNG0

真姫「どの写真にも希が写ってないわね」

パラッ

真姫「これは……作文?」

真姫「…………」ジー


19: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:25:47.86 ID:x71WfgNG0

希「ふんふーん♪」ポイポイ

真姫「希」

希「どうかしたんー?」

真姫「私の夢」

希「いきなりどうしたんよ」

真姫「私は大きくなったら結婚してお嫁さんになりたいです」


20: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:27:33.72 ID:x71WfgNG0

希「夢がお嫁さんなんて可愛らしいなぁ」クスクス

真姫「そして海の見える大きなお家に住んで、3匹のお犬さんを飼うことが夢です」

希「………ん?」

真姫「結婚式は真っ白で綺麗なドレスを着て、パパとママに祝福され――――」

希「ちょ、ちょ…!?それって…!」

真姫「ふんふーん♪」ピラッ


21: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:29:37.93 ID:x71WfgNG0

希「―――――っ!?」カアァ

真姫「卒業アルバム、紛れ込んでたわよ」

希「かっ、返して!」

真姫「言われなくても返すわよ。………それにしても意外ね」

希「な、なんで…誰にも見られたくないから隠してたんに」ウルウル

真姫「夢がお嫁さんなんて可愛らしいじゃない」

希「も、もうー!///」


22: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:39:19.32 ID:x71WfgNG0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

真姫「希。こっちのも捨てていいの?」

希「うん。お願いー」

真姫「よっと……」

希「んー………おしゃべりしながらやってたら、思ったより時間かかってるなぁ」

希「気付いたらもうお昼やん」


23: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:41:34.51 ID:x71WfgNG0

真姫「もうそんな時間なの?」

希「お昼ご馳走する言ったし、一旦終わってお昼にしよか?」

真姫「そうね。んー………なんだか腕が痛いわ」ノビー

希「普段使ってない筋肉も使うからなぁ」

希「それじゃ、なんか作ってくるから真姫ちゃんは机の上お願いなー」


24: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:42:52.81 ID:x71WfgNG0

希「さて、なにかあったかな……」ゴソゴソ

希「んー………あれ?これって…」

希「そうめんやん……まだ残ってたんやね」

希「真姫ちゃん、にゅうめんでもいい?」

真姫「にゅうめん……?」

希「ああ、えと…温かいそうめんやね」

真姫「うどんみたいなものかしら、私はなんでもいいわ」

希「了解ー。ちょっと待っててなー」


25: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:46:22.85 ID:x71WfgNG0

希「ふんふーん♪」トントントン

真姫「希」

希「んー?」

真姫「このアルバムの事なんだけど」

希「ああそれな。貰ったんやけどその学校、二か月も通ってないんよ」

希「だからほら、クラス名簿の所しか写真なくてな」


26: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:48:33.39 ID:x71WfgNG0

真姫「そう、なの……」

希「でもまったくの思い出もない、ってわけでもないから残してるんよ」

希「それに、ウチの卒業アルバムはどれも似たり寄ったりなんやし」

希「だからな、音ノ木坂の卒業アルバム。少し期待してん」

希「ウチの写真どれくらいあるんかなー?ってな」クスクス

希「うーん……いい匂い。もうすぐできるからもうちょっと待ってなー」


27: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:50:20.27 ID:x71WfgNG0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「最後に溶いた卵を入れて……」

希「真姫ちゃんできたよー」

真姫「とても美味しそうじゃない」

希「ふふん、ウチ渾身の出来なんやから絶対美味しいよ」

希「それじゃあ――――」

「いただきます」


28: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:52:00.68 ID:x71WfgNG0

真姫「………」モグモグ

真姫「いいんじゃないかしら。スープは味噌なの?」

希「東條家伝統、味噌スープのにゅうめんや」

希「お腹も膨れるし、体も温まって一石二鳥やで?」

真姫「確かに。ふぅ…温まるわ」

希「夏場でも美味しくいただけるから真姫ちゃんにオススメや」


29: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:52:41.06 ID:x71WfgNG0

真姫「希は料理上手なのね」

希「上手やないよ。こんなん、ゆがいて、暖めて、合わせるだけやし」

希「インスタントやレトルトとたいして変わらんよ」

真姫「あっそう………」プイ

希「あれー…?なんか機嫌損ねちゃったかな…?」


30: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:55:21.10 ID:x71WfgNG0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「よし、こんなもんやね」

真姫「綺麗に片付いたわね」

希「まぁ、時間かけた割に整理するもんあんまりなかったし」

真姫「じゃあ、なんでしたのよ?」

希「そんなん決まってるやん。年末の風物詩だから、やね」クスクス


31: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 13:59:42.69 ID:x71WfgNG0

プルル

希「と、電話やね。真姫ちゃんちょっとごめんな」

ピッ

希「もしもし……ああ、エリち。どうロシアは寒い?」

希「……おお、想像したくないなぁ。…え?お土産?そうやねぇ…」

希「エリちとお揃いのモノでお願い。内容はエリちのセンスに任せるよ」

希「ふふっ、そんなんないよー」クスクス


32: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:00:20.35 ID:x71WfgNG0

希「え?真姫ちゃん…?真姫ちゃんならすぐ近くにいるけど」チラッ

真姫「………」ムッスー

希(うわぁ…なんかすごい機嫌悪くなってる)

希「そうなん?ちょっと待ってな?聞いてみる」

希「真姫ちゃん。エリちから、旅行のお土産なにがいいー?」


33: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:01:45.32 ID:x71WfgNG0

真姫「別になんでもいいわよっ!」

希「うひゃー……。エリち聞こえた?なんか甘いものお願いな?」

希「うん。うん……こっちは大丈夫やから。旅行楽しんでな?うん、それじゃ」ピッ

希「真姫ちゃんなんでそんな怒ってるん?」

真姫「別に怒ってないわ!」


34: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:02:22.49 ID:x71WfgNG0

希「あー…もしかして、妬いてくれてるん?」

真姫「なっ…!?」カアァ

希「いやー嬉しいなぁ。真姫ちゃんが……うんうん」

真姫「妬いてなんかないわよっ!」プイ

希「あー…そっぽむかれた。あ、そうや」


35: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:03:30.44 ID:x71WfgNG0

希「真姫ちゃん真姫ちゃん」

真姫「………」プイ

希「まっきまっきまー♪」

真姫「!?」

希「まっきまっきまー♪」

真姫「や、やめなさいよっ…!」カアァ


36: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:04:36.80 ID:x71WfgNG0

希「んー。だって、にこっちがこれすると真姫ちゃん喜ぶって」

真姫「喜んでなんか…!」

希「でもー、真姫ちゃん顔赤いよー?」

真姫「赤っ……別に赤くないわよー!」

希「くすくす。さて真姫ちゃんの良い顔も拝めたことやし、結構汗かいたやろ?お風呂入ろっか?」

希「お風呂沸いてないからシャワーになるんやけどね」

真姫「はぁ……唐突過ぎよ」


37: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:06:02.60 ID:x71WfgNG0

希「まぁまぁ、真姫ちゃんもさっぱりしたいやん?」

希「それに、ウチの家の敷居を跨いだら、ウチと一緒にお風呂入る事になってるんよ」

真姫「なにそれ」

希「どう?今ウチが考えたんよ」

真姫「別に………一緒は嫌よ」

希「あー………そうやねー……」


38: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/11(水) 14:06:40.39 ID:x71WfgNG0

希「それじゃ、真姫ちゃん先入っておいで」

真姫「……何か企んでいるんでしょうね」

希「まっさかー。ウチはいつでも純情やん?」

真姫「………余計に怪しいのだけど」

希「おかしなことしたら殴ってもいいからさ、いっておいで?」

真姫「………」


46: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 01:56:57.26 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

ザー

真姫「はぁ~………」

真姫「気持ちいいわ」

真姫「でも本当、希の考えていること分からないわ」

真姫「………カメラでも仕込んでいるんじゃないでしょうね」


47: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 02:03:27.66 ID:BDcEhRhF0

ガラッ

希「真姫ちゃん入るよー」

真姫「え?ちょ、ちょ……!」ブン

ガシッ

希「もう、いきなり何するんよー」

真姫「殴っていいって言ったのは希でしょ!?」


48: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 02:11:34.12 ID:BDcEhRhF0

希「真姫ちゃん、ウチは「おかしいこと」をしたらって言ったよ?」

希「ウチが我が家のシャワーを浴びるのに何かおかしなことある?」

真姫「なっ――――!?」

希「あー、真姫ちゃんとシャワーなんて新鮮やわぁ」

希「真姫ちゃんシャンプーとってー?」

真姫「だ、騙したわねぇ!」

希「んー?真姫ちゃんもう出てしまうん?」

真姫「当たり前でしょ!」


49: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 02:21:03.01 ID:BDcEhRhF0

希「まぁまぁ、まだ体とか洗ってないんやろ?」

希「それに今出ても真姫ちゃんのお洋服、洗濯中だから着替えないよ?」

真姫「えっ!?」

希「ああ、大丈夫。ウチの貸すから安心してな?」

希「ウチが出て、真姫ちゃんの用意するまで真姫ちゃん出れないから」ニッコリ

真姫「のぞみぃ~!」ポカポカ

希「あいたた、真姫ちゃん痛い痛い」クスクス


51: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 11:51:53.45 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「ウチの服小さくない?」

真姫「ぴったりって言えばぴったりだけど……」

希「あ、胸がすーすーするん?」

希「真姫ちゃんまだまだ育ち盛りやから、心配せんでいいよ?」

真姫「別にそんな……気にしてないわよ」


52: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 11:58:48.07 ID:BDcEhRhF0

希「くすくす。さてそれじゃー、真姫ちゃんお買い物いこか?」

真姫「……お買い物?」

希「もうすぐ年末やしおせちの材料買わんとね」

真姫「おせちって…面倒じゃないの?」

希「風物詩風物詩♪」クスクス

希「それにおせちって一度作ると4日くらいは夕食に困らんから結構便利なんよ」

真姫「ホント…希って何考えてるかわかんないわ」


53: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 13:00:10.20 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「こんなもんかな」

希「早めに買っておかないと、かまぼことかぼったくり価格になるからなぁ」

真姫「そうなの?」

希「せやで。このかまぼこあるやん?あと何日かしたら2倍以上に値上がってるんよ」

真姫「なにそれ、ぼったくりじゃない」

希「やろ?」


54: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 13:46:52.03 ID:BDcEhRhF0

希「っと、買い忘れがあったの忘れてた」

希「ちょっと買ってくるから真姫ちゃんここで待っててな?」タッ

真姫「あ、ちょっと!」

真姫「もう………」

「真姫ちゃん………?」


55: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:05:14.54 ID:BDcEhRhF0

希「ふぅ、残っててよかったよかった」

希「ついでに肉まんも買ったし、真姫ちゃんと食べよ」

希「あれ……あれって真姫ちゃんと……」



真姫「もういいって言ってるでしょ!」

真姫母「真姫ちゃん!」

真姫「ママなんて……知らないっ!」タッ


56: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:06:06.44 ID:BDcEhRhF0

希「おおっと!」

真姫「あっ……」

希「真姫ちゃん……」

真姫「…行くわよ!」スタスタ

希「え?あ、ああ……ええと」

ペコリ

希「ま、まって、真姫ちゃんー!」


57: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:31:20.72 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「ふぅ………お夕飯美味しいかったなぁ…」

真姫「………そうね」

希「やっぱり麺類は作りやすくてええな」

希「真姫ちゃん手伝ってくれてありがとうなー」

真姫「……うん」


58: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:32:31.05 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「良いお湯やね真姫ちゃん」

真姫「……うん」

希「シャワーもよかったけど、やっぱりあったかな湯船につかると気分もええなぁ」

真姫「……うん」

希「真姫ちゃんの発展途上のお胸、わしわししたいけど、したら怒るんやろうなー」

真姫「……そうね」


59: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:38:21.76 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

真姫「………」ボー

希「………」

希(エリちが言ってたけど、携帯の電源切ってるっぽいし)

希(やっぱり真姫ちゃん親と喧嘩してたんやな)

希(どうしようか悩んでいるっぽいなぁ)

希(ウチがなんとかするのは簡単なんやけど………)


60: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:41:44.11 ID:BDcEhRhF0

希(カードは………)ペラッ

希(『節制』の逆位置…。「不運」や「家庭の不和」の意味を持つカード…)

希(まさに今の真姫ちゃんやん)

希「真姫ちゃん、そろそろいい時間になるけど」

真姫「……そうね」

希「今日はうち泊まる?」

真姫「……そうね」ボー


61: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:42:50.93 ID:BDcEhRhF0

希「よしっ!そうと決まったら……ベッドにダイブや!」グイ

真姫「………え?きゃあ!?」

バタン

真姫「いたた……」

希「ごめんなー。お客様用のお布団ないからウチと一緒に寝よか?」

真姫「ちょっと!私泊まるなんて言ってないわよ!」

希「………」

真姫「な、なによ…?」


62: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:45:02.49 ID:BDcEhRhF0

希「いや、真姫ちゃん何も聞いてないし、自分でも何言ったか覚えてないし……」

真姫「しょ、しょうがないじゃない。……考え事があったのよ」

希「そうなん?でもまぁ、今日は泊まってくれるんやろ?」

真姫「どうしてそうな――――」

希「あー、今日は真姫ちゃんに泊まってほしいなー。ウチ今朝怖い夢見たからひとりやったら寝れんよー(棒)」

真姫「なによそれ……」クスッ


63: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:47:08.07 ID:BDcEhRhF0

希「それにウチとしては、真姫ちゃんが泊まってくれるととっても嬉しいんやけどな」

真姫「なっ……!」カアァ

真姫「しょ、しょうがないわね。希がそこまで言うのなら泊まってあげても……」

希(ちょろい)

希「くすくす……」

真姫「何よ急に笑って…」

希「いやー、やっぱり真姫ちゃんやなー。って」


64: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:48:40.46 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

希「それじゃー、灯り消すよー」

真姫「ええ。おやすみなさい」

希「お休みー」

真姫「………」

希「………」

真姫「ねぇ、希…」

希「んー?」


65: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:50:05.36 ID:BDcEhRhF0

真姫「その……聞かないの?」

希「なにをー?」

真姫「しらばっくれないで。私が押しかけた理由よ」

希「んー?もしかして聞いて欲しかったん?」

真姫「そんなわけ――――」

希「そうやね……」


66: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:53:55.10 ID:BDcEhRhF0

希「ウチが助言してもよかったんやけどな」

希「真姫ちゃんがひとりで解決せないかんと思ったから」

希「ウチも…いつまでも真姫ちゃん達と一緒におれんし…‥」

希「だから時間はあげたけど、ウチから何か言うのはやめてたんよ」

真姫「希……」


67: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:54:38.27 ID:BDcEhRhF0

希「だからな」

希「これがきっと最後の助言」

希「友達だからやなくて三年生として、人生の少し先を歩くウチの助言」

希「後悔だけは絶対にせんといてな?」

真姫「後悔?」


68: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:58:50.06 ID:BDcEhRhF0

希「うん。ウチってほら、昔転校が多かったって言ったやろ?」

希「だからな、ウチずっと前からあること決めてん」

希「誰が相手でも、どんなことがあっても、最後は笑顔で別れようって」

希「だって、それが最後のお別れになるかもしれんやん?」

希「喧嘩して、それがその人の最後に見た顔なんて…そんなの嫌やん」

希「だから、な?後悔しないようにするんよ?」


69: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 14:59:26.19 ID:BDcEhRhF0

真姫「………」

希「それと………」ゴソゴソ

真姫「きゃっ!?」ビクッ

希「ふふっ、真姫ちゃんの手温かいなぁ。人間湯たんぽやね」ギュー

真姫「も、もう希は…!」


70: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:01:00.09 ID:BDcEhRhF0

希「何かあったらウチを頼ってな?」

真姫「……さっき最後の助言って言ったじゃない」

希「そう思ったんやけどな……」

希「やっぱりウチ、これ苦手っぽい」アハハ

希「だからな真姫ちゃん、ウチが卒業してもずっとウチを頼ってな?」

真姫「そう……ね。…考えておくわ」


71: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:01:59.02 ID:BDcEhRhF0

真姫「………」

希「………」

真姫「……希。その…ね。今朝、ママとね……」

希「………」

真姫「……希?」

希「すぅ……すぅ……」スヤスヤ


72: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:02:47.47 ID:BDcEhRhF0

真姫「もう、「頼ってな」とか言ったくせに」

希「う……ん……」スヤスヤ

真姫「………」

真姫「………ありがとう」


73: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:03:14.55 ID:BDcEhRhF0

――――――――――――――――
――――――――
――――――――――――

チュンチュン

希「ん……」

希「ふぁ……」ノビー

希「真姫……ちゃん?」キョロキョロ


74: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:05:33.70 ID:BDcEhRhF0

ガラッ

希「真姫ちゃーん?」

希「置き手紙…?」

希「ええと……」ペラッ


『昨日は本当にごめんなさい。そして、ありがとう。
 後悔しないよう、ママと話し合ってきます。
 今朝も朝食作ったの。昨日よりはマシになってると思うわ。
 もしよかったら、どうぞ。
                     西木野 真姫』


75: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:06:53.32 ID:BDcEhRhF0

希「うまく仲直りできるといいな」

希「さて、真姫ちゃんの作ってくれたのは……」パカッ

希「ふふっ、真っ黒からこげ茶色にランクアップやね」クスクス

希「お味は……」パクッ

希「苦い…でも美味しいなぁ」


76: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:08:40.05 ID:BDcEhRhF0

希「………」モグモグ

希「あれ…?」

希「この部屋ってこんなに広かったっけ?」

希「ずいぶんと広くかんじるなぁ……」

希「………真姫ちゃん帰ってこんかな。なんてな…」


77: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:10:36.35 ID:BDcEhRhF0

ピンポーン

希「……真姫ちゃんかな?」

ガチャ

ことり「………」

希「あれ?ことりちゃん、こんな早い時間にどうかしたん?」

ことり「希ちゃん。その、今日……泊めてくれるかな?」


78: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:13:36.56 ID:BDcEhRhF0

希「………」

ことり「………」

希「ふふっ…!あはは!」

ことり「え、ええ!?どうしたの!?」

希「いやなんでもないよ。ふふっ…ただウチ愛されてるんやなって」

ことり「……?」

希「まぁまぁ、外は寒いやろ?中入って」

希「お腹すいてない?さいっこうな朝ごはんあるんよ。一緒に食べよ?」





おしまい


79: ◆UFNnDwMYPk 2014/06/12(木) 15:16:32.86 ID:BDcEhRhF0

最後まで読んでいただきありがとうございました。
真姫ちゃんすっごく難しいです。もしかしたらキャラ崩壊してたかもしれません。崩壊してたらごめんなさい。

次回作なのですが、シリアスものなんて需要ありますかね?
あればそれを書きます。
ないなら、このSSの続きか漫画版のにこまきでも書きます。



元スレ:希「まっきまっきまー♪」

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