3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:21:13.12 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「うるさい」

ドッ

あおい「うぐっ!?」

パワプロ「お前が寿引退してから、誰のおかげで飯が食えると思っているんだ!」

あおい「ぼ…ボクだって…少しくらいは…」

パワプロ「あのへぼピッチングでろくな年俸もらえてるとは思えなかったけどね」

パワプロ「もういい、外行ってくる」ガチャ…バタン

あおい「…」

あおい「お腹の子大丈夫かな…」

あおい「ぐす…よしよし、痛かったね…」サスサス


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:24:36.42 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「はぁ、今日も飲みに行こうかな」

矢部「あ、パワプロくん」

パワプロ「おぉ!矢部くんじゃないか!!」

矢部「うまくいったでやんすか?」

パワプロ「うん!すごく申し訳ない気がするけど、あぁやれば元気ないい子が産まれるんだよね!」

矢部「もちろんでやんす!」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:29:05.04 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「いやぁ本当に助かるよ。持つべきものは友だなぁ」

矢部「照れるでやんすよ。教えたとおりにしたでやんすか?」

パワプロ「うん。でもあおいちゃんを殴るのは本当に心が痛んだよ…」

矢部「なに言ってるんでやんすか!子育ては夫婦で行うものでやんす!パワプロくんが野球で頑張るぶん、あおいちゃんにも頑張ってもらうんでやんす!」

パワプロ「なるほど!でも俺があおいちゃんの分まで頑張れば…!」

矢部「ダメでやんす!母の頑張りが子の愛に伝わるんでやんす!父親の愛だけではダメでやんす!」

パワプロ「いいこと言うなぁ」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:33:01.30 ID:vzvmIPLGO

あおい「ぐすっ…パワプロくん…なんであんな風になっちゃったんだろ…」

あおい「だ、ダメだダメだ!ボクがしょんぼりしてるとこの子まで弱い子に育っちゃう」

あおい「この子にも野球、して欲しいな」ニコ

あおい「~♪」サスサス

ピンポーン

あおい「?はーい」

聖「失礼する」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:37:59.60 ID:vzvmIPLGO

聖「先輩」

あおい「わわっ久しぶりだね!」

聖「ランニングの途中で通りかかったので」

あおい「そっか、君はまだ現役だよね」

聖「みずきもです」
聖「とはいえ、結婚という形で野球引退はおめでたいものです」

あおい「ははっそんなことないよぉ」

あおい「…はは…」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:43:39.77 ID:vzvmIPLGO

聖「?先輩、どうしたんですか?頬が腫れているようだが」

あおい「あ、ああ!これね、子どもができたら色々なところがむくんじゃうんだよ」

聖「そうなんですか」

あおい「本当本当!みずきはどうしてる?」

聖「みずきは調子がいい。本人には言ってないが」

あおい「へぇ~、そっちのが羨ましいよ」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:47:14.42 ID:vzvmIPLGO

矢部「ふぅ、飲んだ飲んだでやんす」

パワプロ「はは、大丈夫かい?明日も試合あるんだろ?」

矢部「大丈夫でやんす!パワプロくんがピシャリと抑えてくれるからオイラは動かなくてもいいでやんす!」

パワプロ「はは」

パワプロ「聖ちゃんやみずきちゃんも調子いいし、俺とあおいちゃんも幸せだしいいこと巡りだね」

矢部「ガッテンでやんす!ところでパワプロくん」

パワプロ「なに?」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:52:02.05 ID:vzvmIPLGO

矢部「最近溜まってそうでやんす」

パワプロ「疲れは今日でとれたよ」

矢部「シモの方でやんす」

パワプロ「…シモ?まさか矢部くん、君は」

矢部「ちがうでやんす!オイラはその気はないでやんす!」
矢部「そんな欲求不満なパワプロくんにいい所を紹介するでやんす」

パワプロ「いい所?俺にはあおいちゃんが」

矢部「あおいちゃんが身ごもってる間はどうしてもご無沙汰になるでやんす!着いてくるでやんす!」

パワプロ「お、おい!」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:55:25.79 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「君、こんなマンション住んでたっけ」

矢部「オイラのマンションじゃないでやんす」

パワプロ「はっまさか矢部くん、ここにはソレ系のおじさん達がいっぱい…」

矢部「だから違うでやんす!!」
矢部「とにかく来るでやんす」

矢部「ここでやんす」


パワプロ「橘って書いてある…」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 17:58:48.36 ID:vzvmIPLGO

ピンポーン

「はーい」

矢部「オイラでやんす」

ブツ

矢部「…」

ピンポーン

ガチャ!
みずき「なによダメガネ!毎晩毎晩!!いい加減警察呼ぶわよ!」

パワプロ「」ビクッ

みずき「あ…パ、パワプロ。久しぶり」

矢部「反応が違いすぎるでやんす」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:05:34.49 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「あ、相変わらずだね、みずきちゃん」

みずき「ふふ、パワプロだって」

パワプロ「聖ちゃんも元気?」

みずき「聖も元気にしてるよ!私達にかかればどんなバッターだって…って昔からよく言ってたよね」

パワプロ「はは!甲子園の決勝なんて5分おきくらいに言ってたよね」

みずき「ふふ。で、このメガネは?」

パワプロ「矢部くんだよ」

みずき「知ってるわよそのくらい」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:09:00.26 ID:vzvmIPLGO

矢部「パワプロくん」ツンツン

パワプロ「な、なに?」

矢部「なんでここに来たか、ちゃんと覚えてるでやんすか?」

パワプロ「なんでって…なんで?」

矢部「パワプロくんは鈍感でやんす!変化球と同じくらい頭にキレがないでやんす!」

パワプロ「失礼だな!」

みずき「え?パワプロ、なにかあるの?」

パワプロ「え?」

矢部「パワプロくん、これを見るでやんす」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:14:29.15 ID:vzvmIPLGO

聖「む、もうこんな時間か」

あおい「本当だ。ボクも早く寝ないとね」

聖「先輩、パワプロ先輩はいないのか?」

あおい「あ、あぁ、うん」

聖「こんな時間まで練習はない筈だが、まだ帰ってこないのか…」

あおい「聖みたいにランニングに行ったんだよ!明日試合だしね!」

聖「そうなのか…夜分失礼した。それでは」

あおい「じゃーね」



あおい「パパ、帰ってこないね…」サスサス


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:18:54.79 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「こ、これは…!」

みずき「なになに?見せ…っえ?」

矢部「ぐふふ、人の夫で妄想するなんてみずきちゃんはいけない女でやんす!!」

みずき「そ、そのビデオ!!この前私がちゃんと壊した筈なのに!」

矢部「コピーしておいたんでやんす!オイラの宝物でやんす!」

みずき「嘘つき…最っ低っ!」

矢部「みずきちゃんは具合がよかったでやんす!そう簡単に手放すわけないでやんす!!」


パワプロ「ふ、二人ともなんの話をしてるんだ」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:24:39.70 ID:vzvmIPLGO

矢部「なんでもないでやんす」

みずき「こ、このダメガネが…」

矢部「いいんでやんすか?パワプロくんだけでなくあおいちゃんにも見せるでやんす」ボソッ

みずき「…!!」

みずき「な、なんでもないよ、パワプロ」

パワプロ「こ、これって、俺の名前呼んでるの?」

みずき「いつまで見てんのよバカ!!」

矢部「じゃあオイラはこるにて失礼するでやんす」

みずき「あっ待て!ク〇メガネ!!」

みずき「…」

パワプロ「じゃ、じゃあ俺もそろそろ…」

みずき「!待っ…」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:27:29.44 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「え?」

みずき「あ、あ、いや、なんでもない…」

パワプロ「なんだか矢部くんとなにかあったみたいだけど、遠慮なく相談してくれよ」

みずき(できるわけないでしょ…バカ!)

パワプロ「それじゃ、帰るよ」

みずき「あ、う…うん、おやすみ…」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:32:13.55 ID:vzvmIPLGO

ガチャ…

あおい「あ、お帰り!ど、どこ行ってたの?」

パワプロ「うん!矢部くんと…」

パワプロ(いや、ここは矢部くんの言ったとおり厳しくするべきだな)

パワプロ「……」

あおい「ね、ねぇ?」

パワプロ「どこだっていいだろ。うるさいな」

あおい「ボ、ボクは…心配で」

バシッ

あおい「あぅ!?」

パワプロ「しつこいな」

あおい「パワプロ…くん…」

パワプロ(心が痛む…でも矢部くんが言うんだから間違いない筈だ!)


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:43:49.96 ID:vzvmIPLGO

あおい「うぅっ…ぐすっ…なんで…」

あおい「パワプロくん、あんなに優しかったのに…」

あおい「ボクが子を身ごもって、野球引退したとたん…」

あおい「なんでぇ?パワプロくん…」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:49:03.24 ID:vzvmIPLGO



パワプロ「今日は試合だ!!頑張るぞ!」

あおい「パ、パワプロ…くん」

パワプロ「?」

あおい「うっ」ビクッ

あおい「が、頑張って…ね」ビクビク

パワプロ「うんっ!」ナデナデ

あおい「!」


パワプロ「行ってくるよ」ニコ
ガチャ…バタンッ

パワプロ「しまった!つい優しくしてしまったぞ!」
パワプロ「試合だからつい嬉しくてやってしまった」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:51:31.38 ID:vzvmIPLGO

球場

パワプロ「さぁ矢部くん、頑張るぞ!」

矢部「今日はデイゲームでやんす!ペース配分に気をつけるでやんす!」

パワプロ宅

あおい「パワプロくんがこの子をなでてくれた…」

あおい「しかも笑ってくれた」

あおい「えへへ」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:54:03.66 ID:vzvmIPLGO

あおい「パパが野球頑張ってるよー」サスサス

あおい「テレビの真ん中にいるのがパパですよー」ナデナデ

あおい「さすが、パワプロくんだね。今回も三者凡退だー」

あおい「デイゲームだけど頑張ってね、パワプロくん」

あおい「よしよし」サスサス


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 18:57:57.34 ID:vzvmIPLGO

矢部「ナイスピッチングだったでやんす!完封でやんす!」

パワプロ「はは、チームの皆がサポートしてくれたからだよ!」

矢部「そのとおりでやんす!特にセンターが一番頑張ったでやんす!裏のヒーローでやんす!」

パワプロ「センターって矢部くんだよね」

矢部「パワプロくんの頑張ってる姿もあおいちゃんはきっと見てたでやんす!」

パワプロ「あおいちゃん…」ホワワ~ン

矢部「気を抜いちゃダメでやんす!」

パワプロ「そうだった!朝の失敗はもうしないぞ!」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:02:24.18 ID:vzvmIPLGO

みずき「えいっ」ビッ

バシ
聖「…」

聖「みずき、いつものキレがないぞ」

みずき「え?そうかなぁ?」

聖「うむ、制球もいつもより乱れている」

みずき「そ、そんなことないよ!」

聖「登板は明日だ。だが落ち着いて調整してくれ」

みずき「わ…わかってるわよ…っ」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:10:18.67 ID:vzvmIPLGO

パワプロ宅

ガチャ

あおい「おかえり!ナイスピッチングだったよ!」

パワプロ「……」

あおい「…?」

パワプロ「…」

あおい「パワプロ…君?」

パワプロ「うるさい」

あおい「!?」
あおい「なんで?パワプロくん、すごくいいピッチングだったよ?完封だったし、チームも勝ったし」

パワプロ「うるさいって言ってるだろ!」

バチッ

あおい「ッあ!?」

あおい「あ…あ…」ペタン

パワプロ「…」

あおい「…パパちょっと疲れてるだけだからね…」ナデナデ


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:13:02.03 ID:vzvmIPLGO



みずき「はぁ…」

ピンポーン…

みずき「またあのメガネ…また、あのビデオをネタにして…」

聖「なんだ?いないのかみずき」

みずき「あ、聖!?いるいる!今開けるから待ってて!」

ガチャ

みずき「どうしたのよ」

聖「今日のみずきはなにかおかしいと思ってな」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:17:48.31 ID:vzvmIPLGO

みずき「な、なによ!私なら大丈夫だって!明日試合だし、聖も休みなよ」

聖「明日試合だからだ。悩みを抱えてるままじゃ、明日のピッチングに支障をきたす」

みずき「な、悩みなんてないに決まってるでしょ!?…まったく…」

聖「そうか」
聖「じゃあなんでそんな顔をしている」

みずき「!」
みずき「こ、これは…その…」
みずき「寝起きなだけで…」
聖「…」

みずき「そんな…な、やみ、なんて…」グス

聖「…」

みずき「う、う……わああ!!聖ぃ!聖ーー!!」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:21:18.04 ID:vzvmIPLGO

聖「…なるほどな」

みずき「…うっ…ひぐっ…」

聖「つまり、矢部先輩のせいでみずきはそこまで辛い思いをしたというわけか」

聖「あおい先輩もなにか悩んでいるようだった。十中八九パワプロ先輩のことだろうな」

みずき「…!?」

聖「パワプロ先輩と矢部先輩か…さてどうしたものか」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:26:16.74 ID:vzvmIPLGO

聖「む」

聖「カーテンを閉めろ、みずき」

みずき「え?あ、うん」シャ

みずき「どうしたの?聖」

聖「矢部先輩だ」

みずき「え?」

聖「はぁ、矢部先輩のことはパワプロ先輩に相談するのが一番なんだが、あの人もまた加害者候補に挙がっているからな」

みずき「パワプロは…その…」

聖「まぁいい、明日じっくり考えよう。今日は私もここで寝る」

みずき「ありがとう聖」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:31:31.58 ID:vzvmIPLGO

パワプロ宅

Prrrrr

パワプロ「矢部くんからだ」
パワプロ「もしもし」

矢部「今から言うことは大事なことでやんす!音声メモをオンにするでやんす」

パワプロ「あぁ、はい」

矢部「失敗したでやんす!カーテン閉められたでやんす!これじゃあパワプロくんの命令を聞けそうにないでやんす!お金はいらないからこんな犯罪もう御免でやんす!」

パワプロ「え?おい」

ブツッ…ツー、ツー


パワプロ「なんだったんだ今の」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:36:55.40 ID:vzvmIPLGO

翌日

パワプロ「今日はみずきちゃんたちの試合かー」」

パワプロ「うーん、あおいちゃんは日に日にやつれてる気がするな…ちょっとやりすぎたかな」
パワプロ「よし!俺もオフだしあおいちゃんも思いっきり労ってあげよう!」

パワプロ「あおいちゃん」

あおい「ぱ…パワプロくん?」ビク

パワプロ「今まで頑張ってくれてありがとう!今日は今まで厳しくされた分、思いっきり甘えていいよ」

あおい「ほ、本当!?嘘じゃないよね!?パワプロくん!」

パワプロ「俺もやりすぎたよ…ごめん」

あおい「うぅん、ボクは…ボクは…」グスン


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:40:43.48 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「どこか行きたい?それとも家でのんびりする?」

あおい「うーん、確かに歩き回るとお腹の子が…」

パワプロ「そうだ!みずきちゃん達の試合見に行かない!?それなら座っていられるし、野球も見られるし」

あおい「そうだね!そうしよう!」

パワプロ「実はもうチケットとってあるんだ」

あおい「はやいよパワプロくん」

キャッキャウフフ


102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:45:46.87 ID:vzvmIPLGO

球場

あおい「今日はみずきが登板なんだね」

パワプロ「うん、楽しみだなぁ」

あおい「みずきと聖のバッテリーは本当に凄いよ!ボクが保証する!」

パワプロ「ははっ俺だって」

キャッキャウフフ

矢部「あ、パワプロくんとあおいちゃんでやんす!」

パワプロ「あ、矢部くん!」

矢部「オイラも見にきたでやんす!バッテリーは二人とも可愛いでやんす」

パワプロ「矢部くん、この前の電話は…」

矢部「始まるでやんす!」


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:48:41.62 ID:vzvmIPLGO

聖「今日はいい調子だぞ。昨日とは別人だ」

みずき「当たり前でしょ!この試合終わったらあのダメガネとっちめてやるんだから!」

聖「パワプロ先輩はどうする」

みずき「パワプロ先輩は…まぁ…保留」

聖「そうか」

みずき「ほらほら、肩冷えちゃう!受けて」

聖「わかった」


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:52:08.54 ID:vzvmIPLGO

試合終了

聖「完投したなみずき、しかも完封だ」

みずき「あったり前じゃない!うふふ、ありがと、聖」

観客席

あおい「勝った!!やったね!パワプロくん!完封だよ!」

パワプロ「はは、俺の立場がないなぁ」

矢部「すごいでやんす!めでたいでやんす!」
矢部「祝福にいくでやんすパワプロくん」

パワプロ「わわっ引っ張るなよ」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:57:16.08 ID:vzvmIPLGO

矢部「二人ともおめでとうでやんす!」

みずき「あ!」

聖「矢部先輩とパワプロ先輩…と、あおい先輩…」

みずき「このダメガネ…もう許さないわ、アンタを殺してやる!」

矢部「なっなんのことでやんすか?」

聖「言い訳無用。私も話は聞いている」

矢部「も、もうしないって決めたでやんす!」

聖「昨日盗撮していたのは矢部先輩だったのだろう?」

矢部「昨日かぎりでやめたんでやんす!」

みずき「そんなの信じると思ってんの!?」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 19:59:34.77 ID:vzvmIPLGO

矢部「しょ、証拠ならあるでやんす」

みずき「ふーん」イライラ

聖「見せてもらおう」

矢部「パワプロくんの携帯でやんす」

パワプロ「え?」

聖「パワプロ先輩、貸してもらおう」

パワプロ「別に構わないけど…」


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:02:32.33 ID:vzvmIPLGO

矢部「電話の音声メモを聞くでやんす」

聖「…………」
『―――――』

みずき「命令…金…?なに…これ…」

矢部「白状するでやんす!全部パワプロくんに命令されたことでやんす!」

パワプロ「え?俺が命令?」

みずき「パワプロ…そんな…信じて…たのに!!…うぅっ…」ペタン

聖「…」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:07:04.70 ID:vzvmIPLGO

あおい「なに?これ…」

みずき「パワプロ…最低っ!!鬼!!死んじゃえ!!」

パワプロ「うっ」グサ

矢部「オイラはもう無関係でやんす。パワプロくんの呪縛から解放されたでやんす!失礼するでやんす」

聖「待つんだ、矢部先輩」

矢部「へ?…でやんす」


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:10:58.22 ID:vzvmIPLGO

聖「パワプロ先輩がこの音声をメモするメリットが見当たらない、なぜ自分のアシがつくようなことをわざわざ記録するんだ」

矢部「そ、それは…」

聖「それに、みずきの例のビデオは矢部先輩が持っていたそうじゃないか、そしてそれをネタにみずきと無理矢理まぐわったのも矢部先輩」

聖「これらの行動をパワプロ先輩が計画して、パワプロ先輩に利益はあるのか?」

矢部「うっ…でやんす」


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:15:24.05 ID:vzvmIPLGO

聖「参考までに聞くが、パワプロ先輩、この音声は」

パワプロ「こ、これは矢部くんが『大事なことだからメモしろ』って」

聖「ふむ」

矢部「パワプロくんが言ってることは嘘でやんす!でっちあげでやんす!」

聖「しかも、パワプロ先輩は一連の行動を起こす代わりに矢部先輩に金を渡すとかなんとか…無理があると思わないか?パワプロ先輩」

パワプロ「金?俺矢部くんに金借りてないよ」

聖「そうじゃない」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:20:16.55 ID:vzvmIPLGO

聖「矢部先輩、もう言い逃れはできそうにないぞ」

矢部「ちがうでやんす!パワプロくんが悪いでやんす!パワプロくんが悪いでやんす!」

聖「まるでだだっ子だな。もう泣きやんだか、みずき」

みずき「ぁ…ぅ、ん」

パワプロ「矢部くん、みずきちゃんを脅したっていうのは本当か」

矢部「パワプロくんがやれって言ったでやんす!」

パワプロ「俺は言ってないぞ!」

矢部「あおいちゃんも何か言うでやんす!パワプロくんに暴力ふるわれてるでやんす!恨んでるでやんす!」

あおい「え?なんでそのことを…」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:25:17.12 ID:vzvmIPLGO

みずき「パワプロ!?あおい先輩に…なんてことしてんの!?」

聖「暴力?確かにあおい先輩は何か悩んでいるようだったが」

矢部「パワプロくんはあおいちゃんに暴力ふるってるでやんす!とんでもない男でやんす!」

聖「パワプロ先輩がそのことを矢部先輩に話して何の得がある」

矢部「本当でやんす!これだけは本当でやんす!」

聖「本当なのか?先輩」

パワプロ「う、うん…厳しくすれば、たくましい、いい子に育つって矢部くんが…」

聖「!?」


157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:31:27.29 ID:vzvmIPLGO

矢部「そんなの嘘でやんす!育つわけないでやんす!」

パワプロ「そんな!矢部くん、僕を騙したなー!!」

矢部「騙すも何もパワプロくんが勝手にやったことでやんす!」

聖「矢部先輩…もう一度聞こう、虐待を報告なんて、そんな不利益にしかならないこと、誰がするというんだ」

あおい「それにパワプロくん、言ってたよ」
あおい「『いつも厳しくしてるから、労ってあげないと』って、今日ボク聞いちゃった」

パワプロ「!」

聖「…矢部先輩、どんな言い逃れも聞いてみせよう。まだ言うか?」


163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:36:41.81 ID:vzvmIPLGO

数ヶ月後

みずき「バッカねー、アンタ赤ん坊の抱き方も知らないの?」

パワプロ「えっえぇ?」

聖「どうやら、その子はあおい先輩似だな」

みずき「ほんとだー、お母さん似ね」

あおい「はは、お母さんだなんて、照れちゃうなー」

パワプロ「ごめん、パパ騙されて酷いことしちゃったけど、パパよりも賢い子に育つんだぞー」ナデナデ

聖「先輩より賢い…か。すごい説得力だな」

みずき「パパって柄じゃないけどね」

パワプロ「えぇ!?」

あおい「あはは」


170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/19(火) 20:42:17.54 ID:vzvmIPLGO

パワプロ「矢部くん、遠いところに行っちゃったけど、何してんのかなー」

みずき「工事でもやってるんじゃないの?あのダメガネ。あー腹立つ」
みずき「ところで聖ー。アンタ、この前、パワプロ先輩を早速擁護する側になってたわよね。あの音声メモだと最初は騙されない?」

聖「事実と食い違っていたからな」

みずき「事実?そんなのわからなかったじゃない」

聖「私は予め知っていた。まぁ私も矢部先輩と同じ手段をとっていたということだ」

みずき「え?」

聖「このパワプロ先輩の家の、テーブルの裏、衣服の端、時計の隅に小さい機械があるだろう、そういうことだ」


みずき「」

おわり



元スレ:あおい「やっやめてよ!!ボクのお腹の子には関係ないでしょ!?」

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