1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 13:44:35.54 ID:xh+GyziE0

コーネリア「何度言えばわかるのだ、ルルーシュ!!」

ルルーシュ「なぜそこでキレる!?」

コーネリア「ルルーシュ!貴様ぁ!!」

ナナリー「今のはお兄様が悪いです!」

ルルーシュ「な、ナナリー?一体何が……」

コーネリア「私を『姉上』などと二度と呼ぶな!」

ルルーシュ「なるほど、そういうことか……もはや姉弟ですらないと言いたい訳のでs」

コーネリア「私のことは『お姉ちゃん』と呼べと言ったはずだろう!!」

ナナリー「はい、コーネリアお姉ちゃん」

コーネリア「うむ、ナナリーはわかっているな」

ルルーシュ「」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 13:46:51.35 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「……というか一体なぜここに姉上が」

コーネリア「一度ならず二度までも!ルルーシュゥゥゥ!!………………グスッ」ウルッ

ルルーシュ「…………えっ?ちょ、ま」

ナナリー「お兄様!お姉ちゃんを泣かせるなんて酷いです!」

ルルーシュ「いや、違うんだナナリー!くっ……ええい!『お姉ちゃん』!これでいいだろう!!」

コーネリア「ルルーシュよ……」

ルルーシュ「なんだ」

コーネリア「もっと愛をこめて呼ばないか、愛しのお姉ちゃんがこうやって会いに来たんだぞ?」

ルルーシュ「ふざけるなあああああああああああああああ!!」

コーネリア「ふざけてなどいない!!」

ナナリー「あ、あの、お2人とも喧嘩は……」オロオロ


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 13:50:25.11 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「大体何故俺とナナリーの居場所を……というか生きていることを知っている!?」

コーネリア「……なにを言っているんだルルーシュ?」

ルルーシュ「え……?何って」

コーネリア「そんなもの父上も我々兄弟も全員知っているぞ」

ルルーシュ「………………は?」

ナナリー「あの、お兄様……」

ルルーシュ「どうしたナナリー?」

ナナリー「その、実は以前クロヴィス兄様がエリア11の総督になられたときにご挨拶に来られていたのですが……
     その時お兄様はいらっしゃらなかったんですが、言っていませんでしたっけ?」

ルルーシュ「」

コーネリア「ははは、ナナリーはうっかりさんだな。しかし、流石お前たちに会いたいが為に総督に就任しただけあって行動が早いな」

ルルーシュ「ま、待て待て待て待て!一体何がどうなっている!?」

コーネリア「どうもこうも、元々お前たちを日本へやったのはお前たちを守るためなんだ
      所在や生存の確認など当然のことだろう、なあナナリー?」

ナナリー「はい、そのようにお父様からはあらかじめ聞かされていましたが……」

ルルーシュ「はぁ!?おい、俺はそんな話知らないぞ!」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 13:53:19.94 ID:xh+GyziE0

コーネリア「まぁお前が知らされていなかったのは仕方ないことなのだルルーシュ……」

ルルーシュ「ふざけるな!だったら何故……何故こんなことを」

コーネリア「そのことについては父上から手紙を預かっている。ほら」

ルルーシュ「くっ……貸せ!」バッ

コーネリア「ふむ、せっかちなヤツだな」

ルルーシュ「あの男、この期に及んで一体何を……」ペラッ

『ドッキリ☆大成功!!ねぇ今どんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?

                              パパより』

ルルーシュ「ブチ殺すぞ糞オヤジいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

コーネリア「ちなみに発案者はシュナイゼル兄上だ」

ルルーシュ「おのれ……おのれシュナイゼルぅぅぅぅうううう!!」

ナナリー「あ、あのお兄様。落ち着いて……」オロオロ

ルルーシュ「これが落ち着いていられるかぁ!!」

ナナリー「あっ……」ビクッ


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 13:57:49.85 ID:xh+GyziE0

コーネリア「こらルルーシュ!ナナリーを怯えさせてどうする!……まったく、仕方のないやつだ」

ルルーシュ「あ……す、すまいないナナリー」

ナナリー「いえ、お兄様のお怒りももっともです……私も片棒を担いでいたようなものですし」

ルルーシュ「いやナナリーは悪くない!悪いのは糞オヤジとシュナイゼルだ……怖がらせてすまないナナリー、もう大丈夫だ」

ナナリー「お兄様……ありがとうございます」

コーネリア「ふむ、これで一件落着だな」

ルルーシュ「何一つしてないっ!」

コーネリア「……何が気に食わないんだ弟よ、我が弟ながら気難しいヤツだな」

ルルーシュ「まさか姉上がこんな事の為だけにここまで来るはずがないでしょう……本題はなんだ?」

コーネリア「」ツーン

ルルーシュ「……姉上?」

ナナリー「もう、お兄様。ちゃんと呼んであげないとダメですよ、ね?コーネリアお姉ちゃん」

コーネリア「ふふふ、ナナリーはいい子だな」ナデナデ

ナナリー「そ、そんな……///」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:02:08.74 ID:xh+GyziE0

コーネリア「ほら、ルルーシュよ。姉に呼びかけるときはちゃんと呼ばないか」

ルルーシュ「くっ……」

コーネリア「ほら、愛を込めて『お姉ちゃん』と呼べばいいだけだぞ?」

ルルーシュ「お……お姉ちゃん……」

コーネリア「なんだっ、ルルーシュ!」パァァァ

ルルーシュ(なんだこの理由も不明な敗北感は!!)ワナワナワナ

ルルーシュ「そ、それでお、お姉ちゃんは今日は一体どんな用件でここに?」

コーネリア「ん?ああ、それなんだがな……」

コンコン

コーネリア「もう来たのか?……入れ」

ルルーシュ「何しきってんの!?お前は客だろ!?」

ガチャッ

咲世子「失礼します」

ナナリー「あら?どうしたんですか咲世子さん」

咲世子「お荷物が届いたのですが……」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:06:44.09 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「それならいつも通り受けとっておいてくれ」

咲世子「そ、それが……コーネリア皇女殿下宛のものなんですが」

ナナリー「コーネリアお姉ちゃん?」

コーネリア「よい、予定通りだ」

ルルーシュ「ちょっと待て、嫌な予感しかしない。予定通りってなんだ」ガシッ

コーネリア「なんだ、ルルーシュ手なんか掴んで……ふふっ、そんなことしなくてもすぐ戻るぞ?甘えん坊だなお前は」

ルルーシュ「違う、そうじゃない!!そもそもそんな人間関係の構築まですら至っていない!」

コーネリア「じゃあどうしたと言うのだ」

ルルーシュ「予定通りとはどういう意味だ?」

コーネリア「なに言葉通りだよ、元々頼んでおいたものが届いただけだ」

ルルーシュ「それはなんだ!?」

コーネリア「なに、ちょっとした私物だよ」

ルルーシュ「私物だと……まさか!?咲世子!」

咲世子「は、はい!」

ルルーシュ「一体何が届いている?」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:11:26.33 ID:xh+GyziE0

咲世子「そ、それは……」チラッ

コーネリア「よい、別段隠すようなことではないのでな」

咲世子「コーネリア様の……家財道具一式です」

ルルーシュ「くっ、やはり……ということは目的は」

コーネリア「流石に察しが良いなルルーシュ。その通りだ、今日からここで世話になることにした」

ルルーシュ「ふざk」

ナナリー「本当ですか、お姉ちゃん!」

コーネリア「ああ、本当だナナリー」

ルルーシュ「」

ナナリー「どうされました、お兄様?」

ルルーシュ「いや、ナナリーはその……一緒に住む事に賛成なのか?」

ナナリー「はいっ、とっても嬉しいです!」

コーネリア「ふふふ、ナナリーは素直で本当に可愛いな」

ルルーシュ「ぐ……」

コーネリア「それで?なにかあるのか、ルルーシュよ?」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:17:46.54 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ(くっ、こいつ……俺とナナリーの愛の巣に土足で入り込んできやがって!!)

ナナリー「お兄様?」

ルルーシュ(ここで反対することは簡単だ。だが、そうするときっとナナリーは悲しむ……どうすれば……)

ナナリー「……もしかしてお兄様はお嫌なのですか?」シュン

コーネリア「そ、そうなのかルルーシュ……?」シュン

ルルーシュ(何故貴様まで落ち込む!?……こうなると気丈な姉上も可愛……待て待て待てあいつは2○歳だ、姉だ!落ち着け俺!!)

ナナリー「お兄様……」ウルウル

コーネリア「ルルーシュ……」ウルウル

ルルーシュ「くっ…………ええい、わかった!引越しのキャンセルも面倒だ、そのまま受け取ればいいだろう!」

コーネリア「ルルーシュ!」パァァァ

ナナリー「ふふっ」

ルルーシュ「どうしたナナリー?」

ナナリー「やっぱりお兄様は優しいですね」

ルルーシュ「……別に、思ったままを言ったまでだ」

ナナリー「そうですね」クスクス


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:21:22.64 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ふん」

コーネリア「おい、ルルーシュ」

ルルーシュ「どうされました姉上?」

コーネリア「るるーしゅ……」ウルウル

ルルーシュ「お、お姉ちゃん?」

コーネリア「うむ!その、なんだ……せっかく一緒に住む事になったのだしもっとフランクな感じで話してもいいんだぞ?
      そのほうがきっと『お姉ちゃん』と呼びやすいに違いない。そうだ!そうするべきだ!」

ルルーシュ「お断りします」

コーネリア「……」シュン

ルルーシュ「ぐ……な、ナナリーもああやって丁寧な言葉じゃないですか。俺だけ……」

コーネリア「この脆弱物がぁあああ!!」

ルルーシュ「なっ!?なんだと」

コーネリア「妹は……妹は敬語妹こそ至高だろうがァァァ!!!」

ルルーシュ「……はっ!」

コーネリア「従順なタイプだろうが反抗的なタイプであろうが妹は敬語が一番に決まっている!そんなことも解らんのかルルーシュ!!」

ルルーシュ「た、確かにナナリーが敬語じゃなくなったら……なくなったら……」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:26:10.41 ID:xh+GyziE0

コーネリア「ふふん、そうだろう?」

ルルーシュ「……いや、ありだ」

コーネリア「ふざけるなルルーシュ!!」

ルルーシュ「別にふざけてなどいない!妹は……いや、ナナリーはどんなナナリーでも最高だ!異論は認めない!!」

コーネリア「何故理解しないのだルルーシュゥゥゥゥ!!」

ルルーシュ「貴様の趣味嗜好など知ったことかコーネリアァァァァ!!」

コーネリア「あ……」シュン

ルルーシュ「あっ、お、お姉ちゃん!」

コーネリア「うむ、よし!」

ルルーシュ(めんどくさい……といか何故俺は今謝った!?)

ナナリー「コーネリアお姉ちゃんとお兄様はもうすっかり仲良しですね。安心しました」

咲世子「ふふっ、そうですね」

ルルーシュ「どこをどう見たらそうなる!」

コーネリア「なに、姉が好きであることは恥ずかしいことでもないんでもないのだぞ?むしろあけっぴろげに好意を前面に出すべきだ」

ルルーシュ「お断りします」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:30:15.70 ID:xh+GyziE0

コーネリア「そうか……」

ナナリー「あ!と、ところでコーネリアお姉ちゃん?」

コーネリア「どうしたナナリー?」

ナナリー「その、差し出がましいようなのですが、こんな所にお引越ししてきて公務はどうなさるおつもりですか?」

コーネリア「ああ、そんなことか。それならば問題はない」

ルルーシュ「そんなはずはないだろう。職務をこなしてこそ皇族だ、皇位継承権を返上してきた訳ではあるまいに……」

コーネリア「ほぉ、流石だなルルーシュ。良くわかったな」

ルルーシュ「はぁ!?本気か!?」

ナナリー「まぁ……」

コーネリア「ふっ、私はなルルーシュ。……皇女である前に一人の姉でいたいのだよ!!」

ルルーシュ「何やってんですか姉上?」

コーネリア「おいルルーシュ、姉上はやめろと言ったいるだろう!私はお前たちに『お姉ちゃん』と呼んでもらいたいが為にだな……」

ルルーシュ「……何やってんですか姉上」

コーネリア「うぅ…………ナナリー!ルルーシュが意地悪だ!」

ナナリー「はいはい……もう、お兄様!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:34:53.55 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「な!?ナナリーに泣きつくのは卑怯だろう!」

ナナリー「いーえ、今のはお兄様が悪いです!コーネリアお姉ちゃんに謝って下さい」

ルルーシュ「な、ナナリー!?」

コーネリア「ふふん」

ナナリー「さあ、お兄様?」

ルルーシュ「くっ……すまなかったあね、じゃない姉さん」

コーネリア「……聞こえんな」

ルルーシュ「な、何だと!?」

コーネリア「『ごめんなさいコーネリアお姉ちゃん』って言ってもらわないときっと聞こえないに違いない」

ルルーシュ「なんだその羞恥プレイは!?絶対に嫌だ!!」

ナナリー「お兄様っ!!」

コーネリア「ほらルルーシュ、早くしないか」

ルルーシュ「くっ…………ご、ごめんなさいコーネリアお姉ちゃん……///」

コーネリア「うむ、弟のしたことだ。寛大な心で許そうではないか」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:38:42.95 ID:xh+GyziE0

ナナリー「良かったですね、お兄様」

咲世子「もうすっかり仲良し姉弟ですね♪」

ルルーシュ「お前は黙っていろ咲世子!!」

ルルーシュ「そこで一つ提案があるのだが、いいかな?」

コーネリア「ふむ、なんだ?」

ルルーシュ「流石に『お姉ちゃん』はすごく……ものすごく抵抗があるので『姉さん』ではダメだろうか?」

咲世子「えぇ~」

ルルーシュ「何でお前が不満そうなんだ!?」

コーネリア「ふむ……お姉ちゃんは呼びにくいか?」

ルルーシュ「ああ……」

コーネリア「……どうしてもか?」

ルルーシュ「どうしても、だ」

コーネリア「ふむ……仕方ない、許す。これからは『コーネリア姉さん』もしくは『ネリねえ』と呼ぶが良い!」

ルルーシュ「わかったよ、コーネリア姉さん」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:39:57.95 ID:xh+GyziE0

コーネリア「……『ネリねえ』でもいいんだぞ?」

ルルーシュ「うん、気を使ってくれてありがとうコーネリア姉さん」

コーネリア「いやむしろ『ネリねえ』と……」

ルルーシュ「まだ何かありますかコーネリア姉さん?」

コーネリア「むぅ……」

ナナリー「これで仲直りですね、お2人とも」

ルルーシュ「ああ……(疲れた……まぁこの場が収まっただけでも良しとすることにしなければ)」

コーネリア「うむ、まぁ仕方ない妥協してやろうではないか」

ピンポーン

ナナリー「あ、お客さんでしょうか?」

コーネリア「ふむ、頼めるか咲世子?」

咲世子「はい、かしこまりました」

ルルーシュ「……どんだけ馴染むの早いんだ」

コーネリア「当然だろう、これから家族としてここで暮らすのだからな!」

ルルーシュ「ここで暮らすって……仕事はどうするのですか?」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:44:30.58 ID:xh+GyziE0

コーネリア「案ずるな弟よ。この姉がそんなことで抜かりがあると思うのか?」

ルルーシュ「いや、散々皇族として暮らしてきたのにいきなり市井に混じって、しかも仕事などできるのですか?」

コーネリア「愚問だな」

ルルーシュ「ほう……どんな職種なのですか?」

コーネリア「公僕だ」

ルルーシュ「ほう、公務員ですか」

コーネリア「ああ、流石に一企業に入ってと言うのは無理があるからな」

ナナリー「公務員といいますとお役所や警察ですか?」

ルルーシュ「ああ、なるほど。警察などは確かにぴったりだ……」

コーネリア「残念だが警察ではない」

ナナリー「それではお役所なのですか?」

コーネリア「いいや、そちらでもないよ」

ルルーシュ「それでは一体……いや、ちょっと待て!」

コーネリア「お、流石だなルルーシュもう察しが付いたか」

ナナリー「そうなんですかお兄様?」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:47:57.40 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ああ……その前に少々確認したいことが。どのように通勤するのですか?」

コーネリア「ここから非常に近いので徒歩だな」

ルルーシュ「……免許が必要な仕事ですか?」

コーネリア「ああ、在学中に気まぐれで取っておいたがまさか役に立つとはな」

ルルーシュ「………………マジか」

コーネリア「マジだ」

ナナリー「あの……?私にはわからないのですけれど」

コーネリア「ふふっ、簡単なことだナナリー。私は教師をやるのだよ」

ナナリー「えっ、本当ですか?」

コーネリア「ああ」

ナナリー「では、ここからとても近いということはもしかして……」

コーネリア「そのとおり、アッシュフォード学園に勤務することになっておる」

ナナリー「本当ですか!?」

コーネリア「こんなことでは嘘は言わんよ」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:53:21.03 ID:xh+GyziE0

ナナリー「学校でも一緒なんですね、お姉ちゃん!」

コーネリア「ああ、とはいえ学校ではちゃんと先生と呼ぶのだぞ?」

ナナリー「はい、コーネリア先生」

コーネリア「む……家では先生は禁止だ」

ナナリー「はい、お姉ちゃん。ところで何を教えるんですか?」

コーネリア「体育教師だ。どこかの愚弟は運動が苦手なようだししっかりと鍛てやらねばな……嬉しいだろう?ルルーシュ」

ルルーシュ「………………最悪だ!!」

コンコン

コーネリア「咲世子か?」

咲世子「はい……その、お客様をお連れしたのですが」

コーネリア「構わん通せ」

咲世子「は、はい……どうぞ」

ガチャッ

ユーフェミア「お姉様!」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:57:42.05 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「なっ!?ユフィ!?」

ナナリー「ユフィ姉様!?」

コーネリア「おお、遅かったなユフィ」

ユーフェミア「遅かったな。じゃありません!一体何をお考えですか!?」

コーネリア「一体どうしたんだユフィ、そんな剣幕で」

ユーフェミア「どうしたもこうしたもありません!」

ナナリー「ユーフェミアお姉様はどうされたんですか?」

ルルーシュ「なるほど、今回の一連の行動はコーネリア……姉さんの独断だったようだな」

コーネリア「すまんすまん、お前達に早く逢いたいあまりつい先走ってしまった。許せユフィ」

ルルーシュ「流石にそんなことは問題にしていないだろう、皇位継承権をいきなり返上して皇室を出るなどするから……」

ユーフェミア「だからって私に何も言わずにお一人だけ先に行ってしまうなんて……私だって早く2人に合いたかったのにずるいです!」

ルルーシュ「ええー……」

ナナリー「あ、あのユフィ姉様?」

ユーフェミア「あら、ナナリーお久しぶり。相変わらず可愛いわね~」ギュッ

ナナリー「わぷっ、お、お久しぶりです」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:59:02.94 ID:xh+GyziE0

コーネリア「あ、ずるいぞユフィ!私もまだナナリーにはハグしていないというのに!」

ユーフェミア「抜け駆けした罰です。そっちにいるルルーシュにでもしたらいいじゃないですか」

ルルーシュ「この訳のわからん騒動に俺を巻き込もうとするな!」

コーネリア「ふむ……よし、来いルルーシュ!」バッ

ルルーシュ「そんな両腕広げて招かれても行かん!!」

コーネリア「なんだルルーシュ、お姉ちゃんが甘えさせてやると言っているのに……嫌なのか?」

ルルーシュ「嫌だ!!」

咲世子「あらあら、照れなくても良いではないですかご姉弟なんですし」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 14:59:23.85 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「違う!と言うかお前はさっきから余計なことしか言わないな!?」

コーネリア「なんだ、照れなくても良いんだぞルルーシュ。姉に甘えるのは弟の特権だ」

ルルーシュ「だから照れているわけでは……わぷっ」

コーネリア「うむうむ、こういった弟の反抗的な面まで愛してこそ姉と言うものだろう」ギュッ

ルルーシュ「う……わ……柔らか、じゃない!何をする、離せコーネリア!!」

コーネリア「……聞こえんな」

ルルーシュ「く、このっ!…………ええい、離してくれ!頼む姉さん!!」

コーネリア「断る♪」ギュー

ルルーシュ「な、なんだとぉ!?」

咲世子「あらあら♪」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:01:48.62 ID:xh+GyziE0

1時間後~

ルルーシュ「くそっ酷い目にあった……」グッタリ

コーネリア「姉の愛情表現を酷いとはなんだルルーシュ」

ルルーシュ「……もう少し控え目にできませんかね、姉さん?」

コーネリア「控え目にってお前……これ以上控えたらお休みのキスとかどうするんだ」

ルルーシュ「何を言い出す!?そんなことする訳ないだろう!」

コーネリア「別に良いじゃないか、なぁ?ユフィ」

ユーフェミア「ええ、私はいいと思うんですけど……ほら、ルルーシュも思春期ですし」

ルルーシュ「そういう言い方を君からされるとものすごく堪えるんだが」

コーネリア「そういうものなのか、咲世子?」

咲世子「そうですね、ルルーシュ様はナナリー様の前では落ち着いた優しいお兄様ですがそれ以外のとき……
    特に女性に対しての思春期特有なついつい異性にぶっきらぼうな態度を」

ルルーシュ「咲世子!的外れな上にとんでもないことを言い出すんじゃない!!」

ナナリー「お兄様はお好きな異性の方がいるんですか?」

ルルーシュ「いない!考えたこともない!!」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:05:41.85 ID:xh+GyziE0

ナナリー「でもこの前シャーリーさんと……」

ルルーシュ「あれは生徒会の仕事の一環だ!他意はない!」

コーネリア「なんだルルーシュそういう相手がいたのか。ふふっ、お前も案外隅に置けないな」

ユーフェミア「どんな方なのですか、ルルーシュ!?」

ルルーシュ「だから違うと言っている!ユフィも!そんなに目を輝かせても何もない!」

ユーフェミア「またまた~、だめよルルーシュそんなことを言っては?曖昧な態度でお茶を濁していないではっきりしてあげないと相手の方が可哀想ですよ?」

ルルーシュ「的外れにも程がある!それにこちらが打ち切りたい話を更に広げようとしないでくれないかユフィ!!」

咲世子「ルルーシュ様は外見だけはいいので学園ではそれはそれはおモテになられていますよ?」

ルルーシュ「もうホント喋るなお前!あとだけってどういう了見だ!?」

コーネリア「ルルーシュ、あまり声を荒げるな。見苦しいぞ」

ルルーシュ「この一連の騒動の発端が抜かすな!!」

ユーフェミア「ほら、落ち着いてルルーシュ?」

ルルーシュ「俺だって落ち着きたいよ!何でキミがここにいるのかって話をしたいよ!!」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:09:45.56 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「えっ、私ですか?」

ルルーシュ「そうだよ!姉さんに続いて何故キミまでここにいるんだ!?」

咲世子(ごく自然に姉さん、と……良い傾向ですねルルーシュ様……)

ユーフェミア「それは……私は気付いてしまったんです!」

ルルーシュ「気付いたって……何にだ?」

ユーフェミア「私には素敵なお姉さまがいます」

ルルーシュ「……ああ、あの糞オヤジが見境ないせいでな」

ユーフェミア「そんなコーネリアお姉様に良くして頂くうちに思ったんです……私も妹が」

ルルーシュ「……もういい、わかった。わかったから。そして帰ってくれないか?」

ユーフェミア「ひ、酷くないですかルルーシュ!?せめて最後まで聞いてください」

ルルーシュ「説明などいらん!どうせ妹が欲しくなった。『お姉ちゃん』って呼んで欲しくなったとかなんだろ!?」

ユーフェミア「うぅ……はい」

ルルーシュ「それで勢い余ってコーネリア姉さんと一緒になって皇族やめてきたとか言い出すんだろ?わかったから帰ってくれ!」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:12:53.20 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「その通りですけど帰ってくれはあんまりです!もう私は行くところがないのですよ!?」

ナナリー「お兄様!ユーフェミアお姉様を虐めてはめっ、です!」

コーネリア「そうだぞルルーシュ、ユフィは貴様にとっても妹だろう。もっと優しくしてやらないか」

ユーフェミア「うぅ……ナナリー!お姉様ー!」

コーネリア「ああ、ユフィ可愛そうに……よしよし」

ナナリー「もうお兄様!ユーフェミアお姉様が泣いてしまわれたではないですか!」

ユーフェミア「あ、ナナリーナナリー」

ナナリー「えっ、どうされましたか?」

ユーフェミア「私のことは『ユフィお姉ちゃん』でいいですから」

ナナリー「え……わ、わかりましたユフィお姉ちゃん」

ルルーシュ「……どう見ても余裕が有りそうだが?」

ナナリー「もう、お兄様!」

コーネリア「おい、ルルーシュ!ユフィを泣かすとは一体どういう了見だ!!」

ルルーシュ「くっ……(なんだこのものすごいアウェー感は……)」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:15:21.51 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「うぅ、グスッグスッ……チラッチラッ」

ナナリー「お兄様、ユフィお姉ちゃんに謝ってください!」

ルルーシュ「いやどこからどう見ても嘘泣き……」

ナナリー「お兄様!」

ルルーシュ「し、しかしだなナナリー、この流れでいくとユフィまでここに住む事になるんだぞ?」

ナナリー「ええ、素敵なことだと思います」

ルルーシュ「な、なんだと!?」

ナナリー「え……お兄様はお嫌なのですか?」シュン

ルルーシュ「またこのパターンか!……わかったよもういいよ俺の負けで!!」

ユーフェミア「ホント!?ルルーシュ!」

ルルーシュ「ああ、もう諦めた。好きにすればいいだろう!」

ユーフェミア「わーい、やりましたねナナリー!」

ナナリー「はい、ユフィお姉ちゃん!」

コーネリア「……結局最後には許可を出すんだから形だけの拒否なんてしなくていいんだぞ?」

ルルーシュ「ふんっ……」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:19:27.09 ID:xh+GyziE0

コーネリア「素直じゃない奴めっ」ガバッ

ルルーシュ「な、何をする!?」

コーネリア「何って、ハグだ」

ルルーシュ「そういうことを言いたいんじゃない!」

コーネリア「ふふっ照れるな照れるな」

ルルーシュ「照れていない!」

咲世子「さて、お話がまとまったところでお夕飯にしましょうか」

コーネリア「ほう、もうそんな時間か」

ルルーシュ(こいつ、この騒動に遠巻きに参加しながら食事の準備を済ませるとは……なんて能力の無駄遣いだ)

ユーフェミア「それじゃ行きましょうか、ナナリー」

ナナリー「はい、ユフィお姉ちゃん」

ユーフェミア「今日は私がご飯食べさせてあげますね、ナナリー」

ナナリー「本当ですか!?嬉しいです」

ユーフェミア「私がお姉ちゃんなんですからそんなの当然です」ムフー!

ルルーシュ「な!?それは俺の……」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:23:31.62 ID:xh+GyziE0

コーネリア「よいではないかルルーシュ。お前一人だけのナナリーではないのだぞ?」

ルルーシュ「しかし!」

コーネリア「お前も少しは妹離れしたらどうだ、ルルーシュ」

ルルーシュ「お前に言われたくない!」

コーネリア「姉に対してなんて口の利き方だ!」

ルルーシュ「ふんっ、事実だろうが!」

咲世子「コーネリア様コーネリア様」

コーネリア「うん?どうした咲世子」

咲世子「きっとルルーシュ様はナナリー様が自分の手を離れていくことが正しいと思いつつも寂しいのですよ」

コーネリア「ふむ、なるほど。わからなくもない感情だ」

咲世子「であればこそコーネリア様が姉としてルルーシュ様の寂しさを埋めてあげるべきではないかと……」

コーネリア「なるほど、姉としてか……具体的には?」

咲世子「お耳をよろしいですか?」

コーネリア「うむ」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:24:16.10 ID:xh+GyziE0

咲世子「」ヒソヒソヒソ

コーネリア「ほう……」

ルルーシュ「おいその内緒話やめろ嫌な予感しかしない」

咲世子「」ヒソヒソヒソヒソヒソ

コーネリア「ふむふむ、なるほど……わかったぞ」

ルルーシュ「ほんとやめて、ていうか咲世子はホント黙って仕事だけしててくれ……頼むから」

コーネリア「そんなことを言うものではないぞルルーシュ。よく出来た使用人ではないか」

ルルーシュ「能力面では確かに。しかしそれ以外の空気を読んだりという部分が……」

コーネリア「なにを言うか。主人のことを思って諫言をしてくれる使用人こそ宝だ」

ルルーシュ「絶対違う!あいつはどちらかと言うと自分の楽しい方向に事態を転がそうとしているだけだ!!」

コーネリア「そんなことはないさ。それはそうとルルーシュ」

ルルーシュ「なんだ姉さん?嫌な予感しかしないからそのまま口を閉ざしてくれると助かる」

コーネリア「断る」

ルルーシュ「ちっ」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:30:42.32 ID:xh+GyziE0

コーネリア「聞いて喜べ!今日は私がお前にアーンをして食べさせてやろう。存分に姉に甘えるがいい」

ルルーシュ「ほら見ろ!碌なこと言わない!!」

コーネリア「ははは、照れるな照れるな」

ルルーシュ「別に照れているわけではない!」

咲世子「あらあら、ルルーシュ様。お姉さまからの好意を無碍にするものではありませんよ?」

ルルーシュ「お前はほんとに黙れ!!」

コーネリア「何、恥ずかしいのはお前だけではないぞ」

ルルーシュ「だったら止めておけばいいだろう!」

コーネリア「だが弟に姉の愛を知らしめるいい機会だ、甘んじて受けるがいい」

ルルーシュ「断る!!」

コーネリア「……そんなに嫌か?」

ルルーシュ「嫌だ!!」

コーネリア「……」シュン


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:39:00.36 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ふんっ!そんな顔をしてもダメなものはダメだ!」

コーネリア「ルルーシュは……」

ルルーシュ「うん?」

コーネリア「ルルーシュはおねえちゃんが嫌い、なのか?」グスッ

ルルーシュ「なっ!?」

ユーフェミア「あ~!ルルーシュがお姉様を泣かしてます!!」

ナナリー「えっ!?お兄様!!」

ルルーシュ「なっ!?いや、これは……」

咲世子「あらあら♪困りましたね、ルルーシュ様?」

ルルーシュ「くっ、誰のせいだと思っている!?」

コーネリア「嫌いなのか?そうなのか?」ポロポロ

ルルーシュ「い、いや!そういうことではなくてだな!!」

ユーフェミア「じゃあどういうことなの、ルルーシュ!」

ルルーシュ「ええい、ここぞとばかりに結託して!これだから女と言うやつは!」

コーネリア「そうだな、今まで顔も出さずにいながら今更急に出てきて姉面をされても迷惑なだけだよな……悪かったよルルーシュ」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:43:09.80 ID:xh+GyziE0

ナナリー「お兄様!コーネリアお姉ちゃんに何を言ったのですか!!」

ルルーシュ「お、俺はただその……そういうのは恥ずかしいから、と」

ナナリー「私たちは姉弟ではないですか!何も恥ずかしいことなどないはずです!実際にお兄様からあ~んをされても私は恥ずかしくありません!」

ルルーシュ「それはナナリー相手だからであって……」

ナナリー「だったらコーネリアお姉ちゃんでも一緒ではないですか!」

ルルーシュ「いや、一緒では」

ナナリー「一緒です!」

ルルーシュ「……はい」

ナナリー「わかっていただけたのでしたら早く謝って下さい!」

ルルーシュ「わ、わかった……その、コーネリア姉さん?」

コーネリア「なんだ、ルルーシュ」

ルルーシュ「済まなかった……少し言い過ぎたよ姉さん」

コーネリア「まだ私を姉と呼んでくれるのか?」

ルルーシュ「当然だ。今まで離れてはいたがそんなことは些細なことだ」

コーネリア「ルルーシュ……」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:46:42.73 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「だ、だからその……」

コーネリア「うん」

ルルーシュ「夕飯を……お、俺に食べさせて欲しい」

コーネリア「!?い、いいのか!?」

ルルーシュ「あ、ああ……(ええい、もうどうにとでもなれ!!)」

コーネリア「っ……」ゴシゴシ

ルルーシュ「姉さん?」

コーネリア「ふっ、騙されたなルルーシュ!この姉の秘技であるうそ泣きに!!」

ルルーシュ(いや、ガチ泣きしてただろどう見ても……)

ユーフェミア(うふふ、コーネリアお姉様可愛い♪)

咲世子(よかったですね、コーネリア様……)

コーネリア「弟にそこまで請われては仕方がない、責任を持って食べさせてやるぞルルーシュ!」

ルルーシュ「あ、ああ……頼むよ姉さん」

ナナリー「良かったですね、お姉ちゃん」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:50:38.33 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「はい、ナナリー。あ~ん♪」

ナナリー「あ~ん……はくっ」

ユーフェミア「おいしい?」

ナナリー「はい、とっても!」

ユーフェミア「そう、よかった。じゃあ次はお魚にしましょうか?」

ナナリ「はいっ」

コーネリア「向こうに負けてはいられないぞルルーシュ!次はどれがいい?」

ルルーシュ「いや、別に勝ち負けでは……」

コーネリア「そんなのいいから、ほら早く!何にするか決めるがいい」

咲世子「あらあら♪」ニコニコ

ルルーシュ「くっ、それでは……おい、何を笑っている咲世子!!」

咲世子「幸せそうなご姉弟のお食事風景を見ているだけでついこちらも幸せな気分になってしまって……あ、私のことはお気になさらず」

コーネリア「そうだぞ、ルルーシュ。食事中は食事に集中し余所見なぞするな」

ルルーシュ(誰のせいだと思っている!?)

コーネリア「決められないのか、優柔不断な脆弱者め。ならば姉が選んでやろう……よし、このサラダを食べさせてやろう」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:55:30.09 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「えっ!?あ、ああ……」

コーネリア「ほらルルーシュ、あ~ん」

ルルーシュ「あ、あ~ん……」

コーネリア「こら、もっとちゃんと口を開けろ!入れられないではないか」

ルルーシュ「あ~ん!」

コーネリア「よしよし、ほら……どうだ、美味いか?」

ルルーシュ「ああ、美味いよ姉さん……」

コーネリア「そうかそうか♪」

ルルーシュ(早く終わってくれこんな食事……)

ナナリー・ユフィ「「ご馳走様でした」」

コーネリア「美味しかったかルルーシュ?」

ルルーシュ「ああ……(正直味なんか全くわからなかった……)」

ユーフェミア「美味しかったわね、ナナリー?」

ナナリー「はい、とっても。それ以上にこうやってお姉ちゃん達と一緒に食事ができてとっても嬉しかったです」

ユーフェミア「私もよナナリー」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 15:58:17.23 ID:xh+GyziE0

コーネリア「それに今日だけではない。これからはずっと一緒だ」

ナナリー「はいっ♪」

ルルーシュ(これが……今後続くのか?ずっと……)

コーネリア「よし、次は私がナナリーに食べさせてやろう」

ナナリー「本当ですか、お姉ちゃん」

コーネリア「ああ、もちろんだ。姉に任せろ」

ユーフェミア「ということは私がルルーシュと……?」

ルルーシュ「もうやらないからな!?絶対だぞ!今日だけだからな!?」

コーネリア「何っ!今日だけなのか!?」

ルルーシュ「今日だけだ!もう金輪際やらんっ!!」

ユーフェミア「うふふ、わかっていますよ♪」

ルルーシュ「し、心臓に悪いぞユフィ……」

コーネリア「……」シュン


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:01:12.99 ID:xh+GyziE0

咲世子「コーネリア様?ルルーシュ様はああ言っておいでですが手を変え品を変え迫ればきっと受け入れてくださいますよ、結構押し弱いところがありますから」

コーネリア「そ、そうか!よし、ならば次の策を考えておかねばな!」

ルルーシュ「お前はホンッッットもう喋るな!!」

咲世子「さて、それでは片付けさせていただきます」

コーネリア「うむ」

咲世子「それと湯浴みのほうは如何なさいますか?」

コーネリア「そうだな……準備は出来ているのか?」

咲世子「はい」

コーネリア「わかった、少し時間を置いて入らせてもらおう」

咲世子「かしこまりました」

ユーフェミア「それでは今日は一緒に入りましょうか、ナナリー?」

ナナリー「はい♪」

コーネリア「……」ジー

ルルーシュ「何故俺を見る、姉さん……」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:04:28.43 ID:xh+GyziE0

コーネリア「…………なあルルーシュ?」

ルルーシュ「ダメだダメだダメだ!絶対にダメだ!!」

コーネリア「なっ!?まだ何も言ってないぞ!」

ルルーシュ「どうせまたとんでもないことを言い出すつもりだろう!?しかしこればっかりはダメだ!」

コーネリア「どうしても、か?」

ルルーシュ「どうしても、だ!!」

コーネリア「何故だ!別にいいだろうこんな事ぐらい!」

ルルーシュ「こんな事!?何を言っている!?」

コーネリア「普通の家族なら普通のことではないのか!?」

ルルーシュ「そんなことが普通であってたまるかぁ!!」

コーネリア「別に食後に共にお茶を飲むことはそんなにおかしいことではないだろう?」

ルルーシュ「ほら見ろ!姉弟で食後のお茶でなどと……お茶?」

コーネリア「そうだ、姉弟水入らずで食後に談笑でもしようかと思ったが……何か不味いのか?」

ルルーシュ「い、いや……それなら、別に……うん」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:11:47.08 ID:xh+GyziE0

コーネリア「なんだお前は、ダメだと言ったりいいと言ったり難しい奴だな我が弟ながら」

ルルーシュ「すまん、ちょっと早とちりをしてしまった」

咲世子「おやおや、どのような早とちりを?」

ルルーシュ「~~~ッ!お前は黙っていろと言っただろう!!」

咲世子「はいはい…………思春期ですね、ルルーシュ様♪」

ルルーシュ「早くお茶の準備をしろっ!」

咲世子「はい、かしこまりました~♪」

コーネリア「?」

咲世子「それではごゆっくり」

コーネリア「ああ、ありがとう咲世子」

ルルーシュ「……はぁ」

コーネリア「どうした、いきなりため息などついて?」

ルルーシュ「今日はいろんなことが起きすぎて疲れただけだ」

コーネリア「そうか、災難だったな」

ルルーシュ「くっ、元凶がどの口で……」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:15:56.01 ID:xh+GyziE0

コーネリア「それで、どうなんだ?」

ルルーシュ「どう、とは?」

コーネリア「お前たちの学校だよ。明日からは私の職場にもなるわけだが」

ルルーシュ「いい学校だと思う。俺もナナリーもアッシュフォード家の助けでなんとかやって来れた訳だしな」

コーネリア「……うん?お前知らなかったのか?」

ルルーシュ「何をだ?」

コーネリア「いや、あくまでアッシュフォード家は後見人であってお前たちの学費や生活費は父上からアッシュフォード家に渡されているんだが」

ルルーシュ「はぁ!?」

コーネリア「そもそもお前たちの現状は全て知っているんだぞブリタニアは。といっても事実を知るものは極わずかだがな」

ルルーシュ「……あの糞オヤジめが」

コーネリア「そう言ってやるなルルーシュ。あの時はお前はともかくナナリーを守るために一度皇室から出さねばならなかったのだ
      お前とてナナリーが政治の道具にされるのは嫌だろう?」

ルルーシュ「今更そんなことを言われても俺たちが苦労したことには変わりはない」

コーネリア「父上も守るためにお前たちを遠ざける方法をとってしまったことについては正しかったのか否かをまだ悩んでいるんだよ」

ルルーシュ「ふん……」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:19:28.40 ID:xh+GyziE0

コーネリア「それにそのことを気に病んでいるからこそ私やユフィが痺れを切らしたのを見て私達のわがままを許してくれたんじゃないか」

ルルーシュ「……今日の」

コーネリア「うん?」

ルルーシュ「今日のナナリーは本当に嬉しそうだった……それに免じて少しは、考え直してやってもいい」

コーネリア「ふふっ、素直じゃないなルルーシュ……やはり親子か」

ルルーシュ「やめてくれ、反吐が出る」

コーネリア「ふふっ」

ルルーシュ「……だが、久しぶりにコーネリア姉さんとユフィに会えて嬉しかったよ」

コーネリア「ああ、私もだ。元気そうで安心したよ……」

ユーフェミア「あら?お姉様方まだこちらにいらしたんですか?」

コーネリア「ああ、ユフィにナナリー。お風呂はもう入ったのか?」

ナナリー「ええ、お先に頂きました」

コーネリア「そうか、では私も頂くとするかな」

ルルーシュ「では、俺は自室に戻るとしよう」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:23:50.59 ID:xh+GyziE0

コーネリア「おい、ルルーシュ」

ルルーシュ「なんだ?」

コーネリア「なんだったらお姉ちゃんと一緒に入るか?背中ぐらい流してやるぞ?」

ルルーシュ「なぁっ!?///」

コーネリア「ふふっ、冗談だ」

ルルーシュ「っ!?」

コーネリア「そんなに赤くなることはないだろう?可愛いやつめ」

ルルーシュ「赤くなってなどいない!!さっさと行ってしまえ!!」

コーネリア「わかったわかった……明日からのこともあるし今日は風呂を頂いて早めに休むとしよう
      お休み、ルルーシュ」

ルルーシュ「ふんっ…………お休み、姉さん」

コーネリア「ああ……」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:26:32.35 ID:xh+GyziE0

~翌朝・学園教室~

ルルーシュ「はぁ……」

シャーリー「どしたのルル?朝からそんなため息付いて」

ルルーシュ「あ……あぁ、シャーリーか……おはよう」

シャーリー「おはよう!……本当に元気ないわね、何かあった?」

ルルーシュ「いや、なんでもないよシャーリー」

シャーリー「そう?ならいいけど……」

リヴァル「おう、お二人さん!今日も朝から仲が良いねぇ」

シャーリー「ちょ!?リヴァル!」

ルルーシュ「おはよう、リヴァル」

リヴァル「おう、おはようさん」

リヴァル「そんなことより聞いたか、お前ら?」

シャーリー「何をよ?」

リヴァル「今日付けで新任の教師と転校生が一人ずつ来るって話だ」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:30:46.91 ID:xh+GyziE0

シャーリー「こんな時期に!?」

ルルーシュ「…………はぁ」

リヴァル「ま、確かに微妙な時期ではあるんだがそんなことは問題じゃない」

シャーリー「じゃあなんなのよ?」

リヴァル「そのどちらもが女性、しかもかなりの美人って噂だ!」

シャーリー「相変わらずねぇリヴァルは」

リヴァル「なぁなぁルルーシュ、楽しみだろ?」

ルルーシュ「え?あ、ああ……そう、だな……」

シャーリー「ふ~ん、珍しいねルルがそういうことに興味示すなんて」

リヴァル「ま、ルルーシュ先生も男だってことだ」

シャーリー「……そうなの、ルル?」

ルルーシュ「いや、その……その人物がどうこうというよりこんな時期に珍しいと思ってね」

リヴァル「なんか特別な事情でもあるんじゃねーの?それはそうとそろそろ全校朝礼の時間だ、講堂へ行こうぜ」

シャーリー「そだね、行こっルル!」

ルルーシュ「あ、ああ……(覚悟を決めねばならんか……おかしなことを言い出さないよう今はただ祈るしか出来ない自分の無力が恨めしいな)」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:36:47.61 ID:xh+GyziE0

~講堂~

コーネリア「ご紹介に預かった新任の教師、コーネリア・ランページだ!」

ざわ…ざわ…

コーネリア「まだ教師としては全くの未経験の若輩者であり先輩である他の先生方は勿論、生徒である君達からも学ぶ点は多々あると思う!
      専攻科目としては体育になるので全生徒接する機会はあると思うのでよろしく頼む!」

シャーリー「ね、ねぇリヴァル?あれって……」ヒソヒソ

リヴァル「あ、ああ……他人の空似というには……」ヒソヒソ

コーネリア「気付いた者もいると思うが私はコーネリア・リ・ブリタニアという名であった!」

シャーリー「や、やっぱり……」

リヴァル「マジかよ…」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:37:08.11 ID:xh+GyziE0

コーネリア「一身上の都合により皇位継承権を返上し、あくまで一般市民となったので以前の立場は一切気にせず接して欲しいと思う!」

シャーリー「……でもなんでルルと同じ苗字なの?」

ルルーシュ「た、たまたまじゃないのかな!?」

コーネリア「ちなみに、本校の生徒会副会長であるルルーシュ・ランペルージとナナリー・ランペルージとは姉弟ではあるが
      そこについては共に元皇族という点での複雑な事情があるので詳しい話は割愛させて欲しい!」

ルルーシュ「」

リヴァル「えっ!?」

シャーリー「ちょ、ちょっとルル姉弟って!?それに元皇族ってどういうことよ!」

ルルーシュ(な、何を考えているコーネリア姉さん!?そんなぶっちゃけなくてもいいところまでぶっちゃけてどうする!?)

コーネリア「以上、よろしく頼む!!」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:41:00.59 ID:xh+GyziE0

~教室~

リヴァル「おい、ルルーシュ!一体どういうことだよ!!」

シャーリー「そうよルル!説明しなさい!」

ルルーシュ「え、えっと……それはだな……」

ガラッ

担任「こら、HRを始めるぞー席に付けー」

ルルーシュ「あ、せ、先生が来た!来たからこの話はまた後で!!」

シャーリー「あ、こらルル!」

リヴァル「ぜってー後で説明させるからな!逃げるなよ!!」

ルルーシュ「あ、ああ……(……とは言ったもののどうやって説明すればいいんだ!?どうすればこの事態は収まる…………ええい、おのれシャルル!おのれシュナイゼルめ!!)」

担任「と、HRの前に今日から転校生が来ることになったから紹介するぞー」

リヴァル「お、噂の美人転校生はこのクラスになったのかー」

ルルーシュ「おい、やめろ!?」ガタッ

シャーリー「……どしたのルル?」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:45:22.78 ID:xh+GyziE0

担任「うん?どうしたランペルージ?なにかあったか?」

ルルーシュ「え……あ、いえなんでもありません……」

担任「そうか……それでは入りなさい」

ルルーシュ(考えうる限り最悪のシナリオだ……流石だよ、シュナイゼル兄上……)

転校生「はい」

ガラッ

ユーフェミア「ご紹介に預かりましたユーフェミア・ランペルージです」

全員「「「」」」

ルルーシュ(終わった……俺の、俺の学園生活……)

ユーフェミア「家庭の事情によりこんな時期ですが転校してくることになりました、皆さんよろしくお願いしますね」

担任「ランペルージは新任のランペルージ先生の妹でこのクラスのルルーシュ・ランペルージの兄妹だ。複雑な事情があるようだが皆仲良くするように」

シャーリー「ちょ、ちょっと待ってください先生!」

担任「うん、どうかしたかフェネット?」

シャーリー「てことは、てことはですよ!?そのお方はユーフェミア皇女殿下なんですよね!?」


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:49:28.31 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「ええ、元が付きますが今はただのユーフェミアです。ユフィとよんでくださいね」

シャーリー「そんなさらっと言われましても!?」

担任「そこは本人も言っていたように家庭の事情だ。私から説明することではないのでこれ以上詳しくは本人に聞くようになー」

リヴァル「それで済ませていい話なの!?確かに家庭の事情だけどもそれで済ましていいじゃないだろ!?」

担任「他の連絡事項はとくにないので後は一時限目の準備をしておくように。転校生への質問もそれまでに済ませて置けよー」

クラスメイト「は、はーい!」

ルルーシュ(ふ、ふふふふふふ……………………帰りたい)

ガラッ

シャーリー「ちょっとルル!ホントどういうことよ!?どうなってんの!?」

リヴァル「そうだぜルルーシュ、説明しろ!!」

ルルーシュ「ええい、うるさい!!」バンッ!

シャーリー「」ビクッ

リヴァル「」ビクッ


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:52:12.57 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「俺だって………俺だってなぁ!こんな展開想定していないんだ!ここからの説明なんていきなりしろといわれても出来るかぁ!!」

リヴァル「お、おう……って、なんで逆ギレしてんだよ!」

ルルーシュ「うるさい、バーカバーカ!!」

シャーリー「うわ、あのルルが子供みたいなこと言い出した!?」

ルルーシュ「頼む、頼むから時間をくれ……放課後、いや昼休みまでには整理して話すから……」ポロポロ

シャーリー「更に泣き出した!?」

リヴァル「ルルーシュ……」

ルルーシュ「頼む……頼むよ……」

ユーフェミア「どうしたんですか、ルルーシュ?どこか痛いのかしら?」

ルルーシュ「ええい、のほほんとしやがって!誰のせいだと思っている!!」

シャーリー「わかった!わかったからルル、落ち着いて!」

リヴァル「はぁ、しゃーねーなー。わかったよ、けどちゃんと説明しろよ!」

ルルーシュ「ああ、すまないなリヴァル、シャーリー……」


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:54:34.69 ID:xh+GyziE0

~昼休み・生徒会室~

ルルーシュ「……と、言う訳だ」

シャーリー「はぁ~ルルとナナちゃんが元皇族でルルは元第11皇子……」

リヴァル「しかも公式では2人とも死んだことになっているとは……そんな話マジであるんだな」

ニーナ「ミレイちゃんは知っていたの?」

ミレイ「うん、まあね……とはいえまさかこんな形でルルちゃんの素性がばれちゃうとは思わなかったけど」

ルルーシュ「それは自分もですよ、会長……」

コーネリア「なに、気に病むことはない。どんな事情があろうとも我らが姉弟であることに変わりはないからな」

ユーフェミア「ええ、そのとおりですねお姉様」

ナナリー「私はむしろこうしていつもコーネリアお姉ちゃんやユフィお姉ちゃんにいつでも会えて嬉しいです」

コーネリア「私もだぞ、ナナリー」

ユーフェミア「当然、私もです」

ルルーシュ「……おい、ちょっと待てお前ら」

コーネリア「どうした、ルルーシュ?」

ルルーシュ「何故さも当然と言わんばかりにここにいるんだ!?」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 16:58:00.81 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「私はシャーリーさんに誘われて」

ルルーシュ「ユフィはいい、だが教師である姉さんまでこの輪に加わるのはおかしいだろう!」

ミレイ「あ、ゴメン。どうせこんなことになるだろうと思って私がお招きしちゃった☆」テヘペロ

ルルーシュ「会長!?」

コーネリア「そういう訳だ、ルルーシュ。あまり細かいことばかり気にしていると禿げるぞ?」

ルルーシュ「ぐっ……誰のせいだと……」

コーネリア「それになルルーシュ」

ルルーシュ「うん?」

コーネリア「お前が私を姉として慕ってくれるのは嬉しいが学校ではちゃんと先生と呼ぶんだぞ?」

ルルーシュ「黙れ!」

コーネリア「公私混同するのは良くないからな、ユフィやナナリーも気をつけるんだぞ?」

ユフィ・ナナ「「はーい」」

ルルーシュ「はぁ、まったく……」

シャーリー「はぁ~……」

コーネリア「うん?どうした、フェネット?」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:00:58.33 ID:xh+GyziE0

シャーリー「あ、いえ!その……コーネリア様もユーフェミア様も意外と普通なんだなぁって」

コーネリア「普通?」

シャーリー「す、すいません!こんな事言っては失礼ですよね……」

コーネリア「よい。それに私もユフィももう皇族ではないのだ、様など付けずに普通に呼んでくれて構わんよ」

シャーリー「え、えっとそれじゃあ……コーネリア先生、で良いですか?」

コーネリア「もちろんだ、それがむしろ正しい」

ユーフェミア「私も今はただのユフィですのでそのように呼んでください」

シャーリー「え……い、いいの?」

ユーフェミア「もちろんです!」

シャーリー「そっか……うん、よろしくねユフィ」

ユーフェミア「はいっ!あの……シャーリーさん?」

シャーリー「うん?」

ユーフェミア「その、お友達になって頂けますか?」

シャーリー「ていうかもうそのつもりだったけど?」


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:04:43.35 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「あ……ありがとうございます!」

シャーリー「お礼をいうなんておかしいよ」

ユーフェミア「そ、そうですか?」

シャーリー「そうだよー」

ユーフェミア「やりました、お姉様!お友達ができました!」

コーネリア「よかったなユフィ。ありがとうフェネット、礼を言う」

シャーリー「い、いえ!別にそんなお礼を言われるようなことでは……」

ミレイ「うんうん、シャーリーは良い子だねぇ……」

シャーリー「……なんですか会長、その何か言いたげな感じは?」

ミレイ「こうやってご家族にいい印象をもってもらうって言うのも大事なことだからねぇ」

シャーリー「わー!わー!な、何言い出すんですか会長!!」

コーネリア「うん?どういうことだアッシュフォードよ」

ミレイ「つまりですね、先生……ゴニョゴニョゴニョ」

コーネリア「ふむ………………ほうほう、なるほどな」


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:06:28.21 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「どうしたんだシャーリーは?」

リヴァル「……はぁ、長生きするよルルーシュは」

ルルーシュ「どういう意味かわかるかナナリー?」

ナナリー「え、えっとそれは……そのニーナさん?」

ニーナ「えぇ!?わ、私に振るの!?」

ユーフェミア「もう、ルルーシュ!そういうことは人に聞くことではありませんよ!」

ルルーシュ「そ、そうなのか?……すまない、シャーリー」

シャーリー「うえ!?い、いや別に謝るようなことでは、ってか謝って欲しくないと言うか……」

リヴァル「あっさりユフィにまでばれてるな、シャーリー」

シャーリー「うぅ……///」

ミレイ「ヒソヒソヒソヒソ……というわけです!」

コーネリア「うむ、委細わかった……フェネットよ!」

シャーリー「は、はいっ!?」

コーネリア「人間として至らない点が多々ある愚弟だがよろしく頼む」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:08:38.76 ID:xh+GyziE0

シャーリー「えええぇぇぇええ!?そ、そんな!頭を上げてください!」

コーネリア「しかし、私の大切な弟の相手ということは」

シャーリー「わああああああああああああ!まだです!まだですから!」

コーネリア「まだということはいずれそうなるということであろう、遅いか早いかの問題だけではないか?」

シャーリー「だからそうではなくてですね!」

ユーフェミア「いい加減にしてくださいお姉様!」

コーネリア「ゆ、ユフィ?」

ユーフェミア「こういうことは本人同士のデリケートなお話なんですから、そういった口出しは厳禁です!」

コーネリア「しかしだな、ルルーシュの将来の相手ともなればつまりは」

ユーフェミア「お姉様っ!」

リヴァル「うをっ、スゲェ……あのコーネリア皇女殿下が怒られてる。まぁ元だけど」

ニーナ「うん……なんか不思議な光景ね」

ルルーシュ「あの2人のパワーバランスはたまに良くわからなくなる」

ナナリー「ふふっ、それだけお2人が仲が良いということですよ」


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:11:58.67 ID:xh+GyziE0

シャーリー「ふぅ……なんでいきなりこんな話になっちゃうのよ、もう!」

ミレイ「それはシャーリーがいつまで経っても話を前に進めないからじゃない?」

シャーリー「もうっ!会長もいい加減にしてください!」

ルルーシュ「ところで一体何の話なんだったんだシャーリー?」

シャーリー「わ、私にそれを聞くの!?」

ルルーシュ「いや、さっきユフィに他の人に聞くものではないと言われたから……」

シャーリー「なんでもないわよ!ルルのバカっ!」

ルルーシュ「何故怒る……」

ミレイ「っとぉ、そうこうしているうちにもうお昼休みもおしまいね」

ニーナ「えっ?もうそんな時間なんだ」

ナナリー「楽しい時間は過ぎるのが早いですね」

リヴァル「だねぇ……はぁ、また授業かぁ~」

ミレイ「ぼやかないぼやかない、学生の本分は勉強よっ!」

シャーリー「そのとおりなんですけど会長が言うと胡散臭いですね」

ミレイ「む、シャーリーも言うようになったわね……」


129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:15:51.84 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「それじゃあそろそろ切り上げるか……おい、ユフィ!そのくらいにしておかないと次の授業に遅れるぞ」

ユーフェミア「あら?もうそんな時間ですか?」

コーネリア「た、助かった……」

ユーフェミア「むむ……まだ反省が足りませんかお姉様?」

コーネリア「いや、もう十分わかった!反省している!」

シャーリー「ま、まぁまぁユフィ、もうその位に……」

ユーフェミア「シャーリーさんがそう言うなら」

シャーリー「うんうん、もういいからユフィ……むしろあのニブチンに言ってやって欲しい気もするけどね!」

ルルーシュ「……どうしたシャーリー?」

シャーリー「何でもなーい!」

ユーフェミア「うふふ、考えておきますね」

シャーリー「じ、冗談だからね?」

ユーフェミア「わかっていますよ」

ミレイ「あ、そうそう!今日は放課後ここでお2人の歓迎会やるからよろしくね~」

ニーナ「えっ!?」


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:20:29.48 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「いきなりまた何を言い出すんですか会長……そんな準備してないですよ」

ミレイ「大丈夫大丈夫、スポンサーが付くことになったから!」

ナナリー「スポンサー……ですか?」

ミレイ「そうよ~、とっても心強いスポンサーさん♪是非やらせて欲しいって」

ルルーシュ(スポンサー、だと?……この上なく嫌な予感しかしないぞ)

コーネリア「しかし私たちは皇室とは最早関係がないのにそんなことをしてもらう理由が……」

ミレイ「何言ってるんですか先生、私達としてはルルーシュとナナリーのご姉妹というだけで我々にとっては十分な理由ですしこの話は渡りに船なんですよ」

コーネリア「……そうか、済まないな」

ミレイ「いえいえ、お礼ならスポンサーさんに言ってください。こちらは場所を提供するだけですし」

ユーフェミア「しかし、一体どなたが……?」

シャーリー「う~ん、二人の熱烈なファンとか?」

コーネリア「それならばユフィのであろう、私はそのような扱いを受けるような人物像ではなかったからな」

ミレイ「いやいやいや、コーネリア皇女殿下もなかなかの人気だったんですよ?」

コーネリア「そ、そうなのか!?」

ユーフェミア「ええ、女性にはものすごい人気でしたよ?」


134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:22:42.66 ID:xh+GyziE0

コーネリア「そ、そうなのか……」

ナナリー「あの、コーネリアお姉ちゃんそんなに落ち込まないで」

コーネリア「べ、別に落ち込んでなどいないぞ!」

ミレイ「というわけで、放課後は各自ここへ集合ってことでお願いしまーす。では次の授業に遅れないよう解散っ」

シャーリー「はーい、行こっユフィ、リヴァル」

ユーフェミア「はい」

リヴァル「へいへいっと」

ルルーシュ「教室まで送るよナナリー」

ナナリー「大丈夫ですよ、一人で戻れます」

ルルーシュ「いいや、心配だ。送っていく」

ナナリー「で、でも授業に遅れたら……」

ルルーシュ「この時間ならまだ間に合うよ。それに授業なんかよりナナリーの方が大事だからな」

コーネリア「こらルルーシュ、仮にも教師の前ではあるまじき発言だぞ。ここは私が……」

ユーフェミア「お姉様!教師であるならば公私混同はいけません!」

コーネリア「ぐ……し、しかしだなユフィ」


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:25:50.25 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ほら姉さん、だからここは俺に……」

ナナリー「お兄様、心配してくださるのは嬉しいですがやっぱり……それにお兄様が授業に遅れてしまうのは心苦しいです」

ルルーシュ「くっ……」

リヴァル「相変わらず過保護だねぇ」

シャーリー「でもコーネリア先生とルルの気持ちもわかるなぁ、ナナちゃんは確かに過保護にしたい可愛さ!」

ニーナ「それにしても最終的なところで妹に頭が上がらないっていうのも、なんだか姉弟って感じ」

ミレイ「そんなところで姉弟ってのを感じちゃうのも……どうなのよ?」

シャーリー「あ、あはははは……」

ユーフェミア「ほらお姉様、次も受け持ちがあるのでしょう?」

コーネリア「わ、わかっている!」

ナナリー「ではお兄様も授業に遅れないでくださいね?」

ルルーシュ「も、もちろんだとも!」


137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:28:25.32 ID:xh+GyziE0

~6時間目~

コーネリア「よーし、整列しろ貴様ら!」

生徒「「「はいっ!」」」

ルルーシュ「今日は体育があったのか……くそっ、なんてことだ!」

リヴァル「今の今まで気付かなかったってどんだけだよ……」

ルルーシュ「昨日からそれどころじゃなかったんだ!」

コーネリア「コラそこっ!私語は慎め!!」

ルルーシュ「は、はいスイマセン!」

リヴァル「くくく……」

ルルーシュ「笑うな!誰のせいだと……」

コーネリア「ランペルージ!」

ルルーシュ「ぐぬ……」

コーネリア「今日からこのクラスの男子体育を受け持つことになったコーネリアだ!私が教えるからには貴様達にはどこに出しても恥ずかしくない一人前の男にしてやる!
      その為にも各員の現在の能力を知りたいので本日の授業ではまず体力テストをやってもらう!!」


139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:30:45.12 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ(な、なんだと!?……何を考えているんだ!)

コーネリア「その統計を取った上で今後の授業内容を考えたいと思うので各員心して臨むように!」

生徒「「「イエス、ユアハイネス!」」」

コーネリア「ふざけるな貴様ら!!」

ルルーシュ(全くだ、なんなんだこいつ等のノリの良さは……)

コーネリア「私はもう皇族ではないぞ!」

生徒「「「ハッ!イエス、マイロード!!」」」」」

コーネリア「よしっ!」

ルルーシュ(いやいやいや、よしっ!じゃないだろう!!)

コーネリア「それでは短距離走からだ。皆の者、位置に付け!」

生徒「「「イエス、マイロード!!」」」


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:33:04.62 ID:xh+GyziE0

~短距離~

コーネリア「ほう、なかなかやるではないかルルーシュ」

ルルーシュ「ふ、ふん、この……くらい造作も、ない」ゼーハーセーハー

コーネリア「……その割には息も絶え絶えだな」

ルルーシュ「も、問題ないっ!!」

~懸垂~

ルルーシュ「くっ」プルプルプル

コーネリア「どうしたランペルージお前だけだぞ、一回もできていないのは!もっと気合を入れんか!」

ルルーシュ「え、ええい勝手なことを……!!」プルプルプル

~走り幅跳び~

コーネリア「なぁ、カルデモンドよ」

リヴァル「なんでしょうか?」

コーネリア「ルルーシュはアレは真面目にやっているのか?」

リヴァル「ええ、大真面目です……」

コーネリア「そ、そうか……」


141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:35:52.14 ID:xh+GyziE0

~持久走~

コーネリア「……なぁ」

リヴァル「……はい」

コーネリア「時間内に完走できそうなのかな?アレは」

リヴァル「……どうでしょうね」

コーネリア「いつもああなのか?」

リヴァル「ええ……いつも通りのルルーシュっすね」

コーネリア「そうか……おい、ランペルージ!時間だ、もういいぞ」

ルルーシュ「そ、そう……ですか……」ゼーゼー

コーネリア「すまんな……まさかそこまで体力がないとは思わなかった」

ルルーシュ「あ、あや……まる、こと、では……ない」ヒューヒュー

コーネリア「ふむ、このままではいかんな。おい、誰かランペルージを保健室へ連れて行ってやってくれ!」

リヴァル「あー、はいはい!俺が連れて行きますよ」

コーネリア「そうか、済まんが頼む」

リヴァル「はい。……おーいルルーシュ、生きてるかー?」


144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:38:48.11 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「も、もんだいない」プルプル

リヴァル「どこをどう見てもそんな風には見えないぜ?生まれたての小鹿みたいだぜ?ほら、掴まれよ」

ルルーシュ「ああ……済まないなリヴァル」

リヴァル「良いってことよ……っと!それじゃこのままコイツ保健室に連れて行きますね」

コーネリア「ああ、頼んだ」

リヴァル「さぁ行くぜ、ルルーシュ姫」

ルルーシュ「だれがッ……ゴホッゴホッゴホッ!」

リヴァル「おいおいおい、ホント大丈夫かよ?」

ルルーシュ「だ、大丈夫だと言っている!……お、おいリヴァルそんなに揺らすな!!」

リヴァル「え~、無茶言うなよ。お前抱えてて大変なんだぜこっちは」

ルルーシュ「解っている!解ってはいるが、そんなに揺れると……ウッ」

リヴァル「お、おい!?やめろよ?それは、それだけは絶対ダメだからな!?」

ルルーシュ「だ、だったら揺らすのをだな…………ウプッ」

リヴァル「保健室までの辛抱だからそれまでは堪えろよ!?」

ルルーシュ「ぜ、善処する……」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 17:40:26.06 ID:xh+GyziE0

コーネリア(これほどとは……済まない、ルルーシュ。お前の体力のなさを見くびっていた姉を許してくれ……)

生徒「あ、あの先生……?」

コーネリア「あ、ああ……このデータを今後の授業を進めていきたいと思う、今日はご苦労だった諸君。それでは解散!」

生徒「「「ありがとうございました!」」」

コーネリア(とはいえこのままではいかんな。授業とは別に自宅でも鍛えてやらねばならんな……お姉ちゃんがお前を男にしてやろう!!)





ルルーシュ「……っ!」ビクッ

リヴァル「ど、どうしたルルーシュ?」

ルルーシュ「い、いやなんでもない、少し悪寒が走っただけだ……」

リヴァル「?」


149: サルった 2012/05/13(日) 18:00:53.36 ID:xh+GyziE0

~放課後・クラブハウス=パーティー会場~

シャーリー「うわ!オーケストラまでいる!?……すっごい本格的な上に豪華絢爛……」

リヴァル「だな……こんなんこの短時間に用意出来るもんなのかよ」

ニーナ「うん、それに飾り付けに使ってある調度品ももの凄く高そう……」

ミレイ「そうね、楽しそうだからつい了承しちゃったけどこれほどとは、ね……流石の私もびっくりよ」

コーネリア「ほう……素晴らしい。急ごしらえとはいえここまで見事な会場を作り上げるとは」

ユーフェミア「ええ、こんな素敵な会場を用意していただけるなんて嬉しいですねお姉様」

シャーリー「……こんな豪華なのに気後れしないあたり流石よね、あの2人」

リヴァル「ああ、元とはいえ流石正真正銘本物のお姫様だっただけはあるぜ……」

ナナリー「まぁ、素敵な音楽が流れていますね……そんなに凄いのですかお兄様?」

ルルーシュ「ああ、ここまでの事をしそうな馬鹿はそうそう…………いや」

ナナリー「はい?」


151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:06:56.73 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「いや、なんでもないよナナリー」

ルルーシュ(まさかシャルルか!?……ふっ、まさかなあの糞親父は腐っても皇帝、のこのことこんなエリア11にある学園くんだりには来ないだろう。
      しかし、しかしこれまでの展開を考えるとありえない話でもないあたりが恐ろしい……)

ナナリー「?」

咲世子「コーネリア様、ユーフェミア様」

コーネリア「うん?どうした咲世子」

咲世子「主催者の方が挨拶の後にお2人にも一言頂きたいとのことですが……」

ユーフェミア「どなたかは存じませんがこんな素敵なパーティーを用意していただいたのですから、もちろんお受けいたします。ね、お姉様?」

コーネリア「ああ、これほどのもてなしを受けておきながら主賓として何もしない訳にはいくまいよ」

咲世子「それではこちらへ……お召し物の用意がございます」

ユーフェミア「はい」

コーネリア「うむ」

咲世子「参加者の皆様にも衣装のご用意がございますので是非にと申し付かっておりますが」

ナナリー「まぁ……」

シャーリー「だって……どうする?」


153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:09:28.77 ID:xh+GyziE0

リヴァル「どうするったって……なぁ?」

ニーナ「み、ミレイちゃんどうしよう?」

ミレイ「はぁ~、こんな会場じゃあ制服でいるほうが明らかに浮いちゃうわよね。仕方ないし厚意を受けましょうか」

咲世子「かしこまりました。皆様のものはあちらのお部屋意してありますので気に入ったものがありましたら室内におりますスタッフにお申し付けください」

シャーリー「そこまで用意してあるんだ……」

リヴァル「マ、マジかよ……」

ニーナ「ミレイちゃあん……」

ミレイ「ま、ここまで来て怖気づいても仕方ないでしょ?ほら、みんな行くわよ!」

咲世子「それとナナリー様は私がお着替えお手伝いさせて頂きますね」

ナナリー「あ、良かったです。いきなりのことで不安でしたが咲世子さんなら安心です」

咲世子「それは光栄です。さ、参りましょうナナリー様」

ナナリー「はい。それではお兄様、皆さんまた後ほど」

ルルーシュ「ああ。ナナリーを頼む咲世子」

シャーリー「うん、また後でねナナちゃん」


155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:12:27.39 ID:xh+GyziE0

ミレイ「さ、私たちもとっととお召し替えするわよー!」

ニーナ「なんだか自棄になってない、ミレイちゃん?」

ミレイ「こーなった以上どうしようもないでしょ?目いっぱい楽しんでやろうじゃないの」

リヴァル「そっすね!」





シャーリー「はぁ、緊張したー」

ミレイ「そお?」

ニーナ「こんな高そうなパーティードレス着た事なんてないし、まして人に着付けてもらうことなんて、ねぇ?」

シャーリー「そうですよぉ!断っても笑顔で押し切られちゃうし……」

ミレイ「気にしない気にしない、慣れればどうってことないわよ」


156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:16:46.78 ID:xh+GyziE0

シャーリー「うぅ~……」

リヴァル「お、来た来た」

ミレイ「はぁ~い、お待たせー」

ルルーシュ「遅かったですね」

ミレイ「こぉら、ルルーシュ」

ルルーシュ「な、なんですか?」

ミレイ「女はこういうことに時間が掛かるものなの。それよりそんな無粋なこと言う前に何かあってしかるべきでしょうが!」

ルルーシュ「はぁ……?」

ミレイ「ったく、この甲斐性なしときたら……ねぇ、シャーリー?」

シャーリー「ふぇっ!?な、なんで私に振るんですか!」

ミレイ「だって折角着飾ったんだから気の利いた一言も欲しいじゃない、ねぇ?」ニヤニヤ

シャーリー「そっ、それは……///」モジモジ

ルルーシュ「?」

ニーナ「ここまで言われて気付かないなんて……ルルーシュって鈍いのは運動神経だけじゃないんだ」

ミレイ「き、キツいわねニーナ……」


162: サル避け感謝です!>< 2012/05/13(日) 18:21:58.35 ID:xh+GyziE0

シャーリー「あ、あのねルル?」

ルルーシュ「うん?なんだシャーリー」

シャーリー「その……どう、かな?この服……///」

ルルーシュ「ああ、綺麗だよ。よく似合っている」

シャーリー「ほ、本当!?え、えへへ……///」

ルルーシュ「うん、いいセンスだなこの衣装を用意した人物は」

シャーリー「…………へ?」

リヴァル「……馬鹿ルルーシュ」

ミレイ「まったく、コイツは……」

ニーナ「うわぁ……」

ルルーシュ「どうかしたのか?さっきから変だぞ?」

シャーリー「なんでもないわよ!ルルのばかっ!!」

ルルーシュ「な、何を怒っているんだシャーリー?」

シャーリー「知らないっ!」プイッ


163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:25:29.81 ID:xh+GyziE0

ナナリー「すみません皆さん、遅くなりました」

ルルーシュ「いや、大丈夫だナナ、リー……」

シャーリー「あ、ナナちゃん」

ミレイ「お♪」

ニーナ「わあ……」

リヴァル「こりゃあ……」

ナナリー「ど、どうかしたんですかお兄様、皆さん?」

咲世子「うふふ、ナナリー様があんまりにもお綺麗なので言葉を失っているんですよ、きっと」

ナナリー「も、もう!咲世子さん!……あの、お兄様?///」

ルルーシュ「ああ、ナナリーがあまりにも可憐で思わず言葉を失ってしまったよ……天使かと思った」

ナナリー「そ、そんな……///でも、ありがとうございますお兄様」

ニーナ「ナナリーにはああいうことがすんなり言えるんだ……」

ミレイ「……やっぱりまだルルーシュにはナナリーが一番みたいね」

シャーリー「だってナナちゃんですもん、仕方ないですよ」

ミレイ「ふふっ、それもそっか」


165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:29:42.19 ID:xh+GyziE0

『ご来場の皆様、大変長らくお待たせいたしました』

リヴァル「おっ」

ニーナ「始まるみたいだね」

『本日はコーネリ様並びにユーフェミア様のアッシュフォード学園、ひいてはエリア11への歓迎パーティーにご参加頂きありがとうございます』

シャーリー「……なんかえらくスケールの大きい話になっているんですが?」

ルルーシュ「……ああ」

『それでは本パーティーの主催者であるエリア11総督であり神聖ブリタニア帝国第3皇子あらせられるクロヴィス・ラ・ブリタニア殿下より皆様へ開式の挨拶を頂きます』

ナナリー「えっ、クロヴィスお兄様?」

シャーリー「うそっ!スポンサーってクロヴィス提督なの!?」

ニーナ「ど、どうしようミレイちゃん!凄いとこ来ちゃったみたいよ!?」

ミレイ「もう、何言ってるのよニーナ。私は最初から知ってたわよ?」

ニーナ「あ、そっか……」


166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:31:47.31 ID:xh+GyziE0

ミレイ「でも流石の私もびっくりしちゃったわよ、実家にクロヴィス殿下から歓迎会を開催したいって申し出があったって大慌てで電話してくるんだもの」

クロヴィス「ようこそお越しくださいました!まずはお集まりいただいた事にお礼申し上げます!!そして我が最愛の弟、ルルーシュ!再びこうして会えた事を嬉しく思うぞ!!」

ルルーシュ「はっ!……なんだ、クロヴィスか」

クロヴィス「おい、ルルーシュ!?折角の僕との感動の再会なのになんだその態度は!!酷いじゃないか!!」

ルルーシュ「感動の再会、だと……ふっ、笑わせてくれますね兄上……」

クロヴィス「なんだと……?」

ルルーシュ「酷いのはお前だ!ひょっとしてシャルルだったらどうしようかと必死に頭を回転させていた俺の苦労が貴様のせいで水の泡だ!!どうしてくれる!?」

ナナリー「お兄様、それはいくらなんでもそれはあんまりなのでは……?」

ミレイ「酷い言いがかりもあったもんねぇ」

ルルーシュ「ふんっ、クロヴィスなんてこんな扱いで十分だ」

クロヴィス「あんまりだ!仮にも兄だぞ!?」

ルルーシュ「知ったことか!!」

クロヴィス「くぅ~~~ッ!相変わら生意気ずだなお前はっ!」

ルルーシュ「ふんっ!」


168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:36:28.72 ID:xh+GyziE0

ナナリー「ああ……ど、どうしましょう咲世子さん?お2人が喧嘩を……」オロオロ

咲世子「大丈夫です、男兄弟なんてどこもあんなものですよ」

ナナリー「そ、そうなのですか?」

咲世子「それにあんな態度ですがルルーシュ様も喜んでおいでですよ?」

ルルーシュ「そこっ、どさくさに紛れてナナリーにデタラメを吹き込むんじゃない!」

咲世子「照れ隠しです」

ナナリー「まぁ、お兄様ったら」クスクス

ルルーシュ「違うっ!!」

クロヴィス「おい、僕を無視するんじゃないルルーシュ!」

ルルーシュ「お前なんか知るか」

クロヴィス「ぐぬぬぬぬぬ……!!」

コーネリア「おい、何を揉めているお前達!!」

ナナリー「あ、コーネリアお姉ちゃん」


170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 18:40:41.03 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「どうしたんですか一体、2人の怒鳴り声がこちらまで聞こえてきたのですけど……?」

コーネリア「いつまで経っても呼ばれないと思って身に来てみれば……はぁ、やれやれだ……」

シャーリー「あ、ユフィに先生!いいところに!」

リヴァル「あの2人が凄い剣幕で喧嘩を始めちまって……何とかなんないですか?」

ミレイ「ほっとけば良いんじゃないの、あれが2人の再会の儀式なんでしょうよ」

ニーナ「ミ、ミレイちゃん!」

ユーフェミア「うふふ、確かにあの2人が一緒にいた頃は喧嘩友達みたいな感じでしたね」

コーネリア「ふっ、そうだな。そう思えばこの光景も懐かしくすら思える」

ナナリー「でも、折角のパーティーなんですし……なんとかありませんか、コーネリアお姉ちゃん?」

ユーフェミア「そうですね、皆さんの手前もありますし……」

コーネリア「そ、そうだな、やはり良くないな!可愛い妹の頼みだ……よし、お姉ちゃんの偉大さをしかと見ておくがよい!」

ナナリー「はい、お願いしますお姉ちゃん」

コーネリア「おい、クロヴィスその位にしないか。皆が戸惑っているぞ」

クロヴィス「あ、姉上……しかし、ルルーシュが!」

コーネリア「お前が兄なのだから弟のすることくらい大目にみたらどうだ?それにお前にも非があるのだろう」


175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:04:44.80 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「そんな!?」

ルルーシュ「そうなんだ、クロヴィス兄さんがいきなり……」

クロヴィス「ルルーシュ!貴様ぁ!!」

コーネリア「そうか……よしよし可愛そうに、ルルーシュ」

リヴァル「いや、むしろ最初にルルーシュが悪態ついたんだよな?」

シャーリー「はぁ、こういう知恵ばっかりは惜しみなく使うんだからルルは……ほんと無駄遣い」

ルルーシュ「コーネリア姉さーん!」ヒシッ

コーネリア「うんうん、よしよし可哀想にルルーシュ……うむ、クロヴィスが悪いなこれは」ギュッ

クロヴィス「ええええええぇぇぇぇえええ!?ちょ、ちょっと待ってくれ姉上!」

コーネリア「そもそも姉とは弟の味方であるべきだ!」

クロヴィス「僕だって弟じゃないか!?」

コーネリア「む、それもそうか……」

ルルーシュ「コーネリア姉さん?」ウワメヅカイ

コーネリア「うっ…………ルルーシュのほうが可愛いからこればっかりは仕方ないな、うむ!」

クロヴィス「ひいきだ!弟差別だ!」


177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:10:44.41 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ(ふっ、これで前提条件は全てクリアした……俺の勝ちだクロヴィス!)ニヤリ

クロヴィス「……くっ、ルルーシュめ!」

ミレイ「う~ん、清清しい位に真っ黒な笑顔ねぇ」

咲世子「そうですね」パシャッ

ミレイ「あら、写真?」

咲世子「ええ、折角なので記念に抱き合っている仲のよい姉弟の絵でも」

ミレイ「あ、それいいわね。……私にも一枚貰える?『記念』に」ニヤリ

咲世子「ええ、もちろん」

ニーナ(ミレイちゃんも充分黒い笑顔だよ……)

クロヴィス「ふっ……仕方ない、この手だけは使いたくなかったがな」

ルルーシュ(なんだと……まさかこの状況を覆す一手があるというのか!?)

クロヴィス「姉上……」

コーネリア「なんだクロヴィス、早くルルーシュに謝らないか」


178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:15:45.22 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「いいや謝らない……だって僕は悪くないんだよ、だから……だから話を聞いてくれ!コーネリアお姉ちゃん!」

ルルーシュ(こいつ……っ)

コーネリア「クロヴィス……」

クロヴィス(フッ……決まった!)

コーネリア「お前はお姉ちゃんと呼ぶな、可愛くない」プイッ

クロヴィス「ちょっとおおおおおおおおおお!?」

ルルーシュ(……馬鹿だ!)

コーネリア「♪~」ギューッ

ルルーシュ「……あの、姉さん?」

コーネリア「なんだルルーシュよ」

ルルーシュ「もう大丈夫だから離して欲しいんだが……?」

コーネリア「ふむ、そうだな……だが、断る!」

ルルーシュ「な、なんだと!?」


179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:19:37.22 ID:xh+GyziE0

コーネリア「こうしてお前のほうから私を頼って甘えてきたことなんて初めてだからなっ。お姉ちゃん感激だ!」ギューッ

ルルーシュ「し、しかしだな皆が見ているんだぞ!」

コーネリア「良いではないか、むしろ仲がよいところを見せ付けてやればよい。何、我々は姉弟なんだおかしなことはなにもないだろう?」

ルルーシュ「だからと言って……そ、それに当たっているんだよ!!」

コーネリア「そんなもの気にするでない。……それともアレか?ルルーシュは胸が好きなのか?」

ルルーシュ「何でそうなる!?」

コーネリア「なんだ、照れているのか?可愛い奴めっ!」ギュギューッ!

ルルーシュ「わぷっ!?……ええい、話にならん!お前達も何か言ってやってくれ!!」

ユーフェミア「うふふ、コーネリアお姉様嬉しそう♪」

ナナリー「ええ、声が弾んでいらっしゃるのでよくわかります」

ルルーシュ「今はそういう場面じゃない!」

リヴァル「くぅ~あの豊かな胸に……くっそぉ!羨ましくなんかないからなぁルルーシュ!!」

シャーリー「むぅ~……」

ミレイ「どしたのシャーリー……あ、もしかしてうらやましい?」

シャーリー「べっ、別にそんなんじゃありません!///」


182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:23:03.27 ID:xh+GyziE0

ニーナ「あ、あの、ルルーシュがもの凄く目で助けを訴えているけど……」

ミレイ「あ~ニーナ、いいのよ気にしなくて」

ニーナ「そうなの?」

ルルーシュ「いや、むしろ気にしてくれ!というか助けてくれ!!」

クロヴィス「ふ、ふははははは!ルルーシュよこうなっては僕に……この兄に助けを請うしかないんじゃないかい?」

ルルーシュ「兄上には最初から期待していません」

クロヴィス「おいっ!」

咲世子「ふむ、仕方がありませんね……コーネリア様?」

コーネリア「うん、なんだ咲世子?」

咲世子「これはお2人の歓迎会でありますれば主役が皆様もあまり待たせるのも如何なものかと……」

コーネリア「む……」

咲世子「それにここまでの用意をしてくださったクロヴィス様の顔にコーネリア様がこれ以上泥を塗るのも礼を欠きます」

コーネリア「それは本位ではない。名残惜しいが仕方ないか……すまんな咲世子、世話を掛ける」

咲世子「いえ、これが使用人の務めでありますれば」


184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:25:22.65 ID:xh+GyziE0

コーネリア「済まないなクロヴィス、気を取り直してパーティーを再開してくれ」

クロヴィス「こんな空気にしておいて今更!?もういいよ!勝手にしてくれ!」

コーエリア「む、そうか……ならば皆の者、聞いたとおりだ!めいめい大いに楽しんで行ってくれ!」

みんな「「「はーい!」」」

ルルーシュ「ふぅ、まさかお前に助けられるとは……すまないな咲世子、本当に助かった」

咲世子「いいえ、私は何も」

ルルーシュ「ふっ、謙遜するな。素直に礼を受け取ってくれ」

咲世子「あんまり度を越してルルーシュ様に耐性が出来てしまうのが面白くなかっただけですから」

ルルーシュ「お前に感謝した俺が馬鹿だったよ!さっきの礼を返してくれ!!」


185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:28:05.11 ID:xh+GyziE0





ルルーシュ「ふぅ、少し休むか」

クロヴィス「おや、ルルーシュもうお疲れかな?」

ルルーシュ「クロヴィス兄上……」

クロヴィス「ふっ……この僕をまだ兄と呼んでくれるのかいルルーシュ?」

ルルーシュ「……前に」

クロヴィス「うん?」

ルルーシュ「前にナナリーに会ったのだろう?わざわざ俺の居ない時を見計らってまでな!」

クロヴィス「お見通しか……やはり、恨んでいるのかい?私達兄弟や父上のことを?」

ルルーシュ「当然だ、必要なことだったと言われてもそんな言葉で納得するには余りにも時間が経ちすぎている」

クロヴィス「そうか……そうだよな」

ルルーシュ「……だが、そのときナナリーは貴様を迎え入れたのだろう?」


186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:32:52.65 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「ああ……それだけでなく喜んで、笑ってくれたよ。ただ会えた事に……話が出来たことに」

ルルーシュ「ならばそれが答えでいい。ナナリーの望みが俺の望みだ」

クロヴィス「ルルーシュ……そうか、あんなに幼かったナナリーがそんなことを言うようにもなったのか」

ルルーシュ「だが勘違いするなよ?俺が未だに貴様を兄と呼ぶのは今更呼び方を変えるのも面倒なだけだ」

クロヴィス「そうか、ありがとう……」

ルルーシュ「べ、別に礼を言われるようなことではない!」

クロヴィス「なんだったらお兄ちゃんと呼んでもいいんだぞ?」

ルルーシュ「死んでも嫌だ!!」

クロヴィス「なんだ、つれないな」

ルルーシュ「だからと言って貴様ら兄弟と馴れ合う筋合いはない」

クロヴィス「コーネリア姉上にはあんなに懐いているくせに」

ルルーシュ「そ、そそそんなことはない!」

クロヴィス「おや、そうかい?抱きしめられて喜んでいたじゃないか」

ルルーシュ「喜んでなどいない!!」


188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:37:29.35 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「ははは、照れることないじゃないか。それにほらいい顔をしている」

ルルーシュ「な!?写真だと!いつの間に!?」

クロヴィス「こんないいシーンを逃さず激写するとは、いい使用人を雇っているな?」

ルルーシュ「咲世子ぉおおおおおおおおおおおおお!!またお前か!?」

クロヴィス「あんまりいい写真だったので父上とクロヴィス兄上に送っておいたよ」

ルルーシュ「おのれ……おのれシュナイゼル!また貴様の計略か!?」

クロヴィス「いや、それは流石に兄上に対して被害妄想強すぎだろう」

ルルーシュ「そんなことはない!!きっと全てヤツが悪いんだ!!」

クロヴィス「……ひょっとして昔チェスで一度も勝てなかったことを逆恨みしているのかい?」

ルルーシュ「ぐ……そんなことは関係ないっ!」

クロヴィス「くっくっくっ、なんだ可愛いことがあるじゃないかルルーシュ」

ルルーシュ「黙れ!それに貴様こそ俺に一度も勝てなかったではないか」

クロヴィス「なんだとぉ!……いいだろうルルーシュ、今こそあの時の対局の続きと行こうじゃないか!まぁ僕が勝つに決まってるがね!!」

ルルーシュ「いいでしょう兄上、あの局面からでも俺は勝てたことを証明し貴方では俺には勝てないということを思い知るがいい!!」


191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 19:43:37.39 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「ぐぬぬ……」

ルルーシュ「むむむ……」

ルル・クロ「「勝負だっ!!」」

ナナリー「うふふ、お兄様楽しそう」

コーネリア「……ふっ、本当に相変わらずだな奴らは」

ユーフェミア「『喧嘩するほど仲がいい』とはよく言ったものですね」

コーネリア「なんだそれは?」

ユーフェミア「日本の諺だそうです、あの2人にぴったりじゃないですか?」

コーネリア「ははは!なるほど、確かにそうだ」

ナナリー「ええ、でも良かったです」

ユーフェミア「喧嘩しているのが?」

ナナリー「はいっ♪お2人が昔のようにお互いに接することが出来ているのが嬉しいんです……少し、心配でしたから」

ユーフェミア「ナナリー……」

コーネリア「……そうだな」ナデナデ


199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:01:06.51 ID:xh+GyziE0

ナナリー「あ、あのコーネリアお姉ちゃん?」

コーネリア「どうしたのだ?」

ナナリー「あの、なんで頭を撫でられているのでしょう?」

コーネリア「ナナリーがいい子だからな、誉めてやりたくなったのだ」ナデナデ

ナナリー「そ、そんなこと……///」

ユーフェミア「うふふ、そんなことあるわよナナリー。貴女は私たちにとって自慢の妹ですもの、ね?コーネリアお姉さま」

コーネリア「もちろんだ」

ナナリー「ぁ……はい、私にとってもお姉ちゃん達は自慢のお姉ちゃんです!」

ユーフェミア「あーん!もう、ナナリー可愛いですっ!」ギュッ

コーネリア「うむ、愛いやつめ!」ギュッ

ナナリー「わぷっ!?あ、あの、ちょと……苦しい、です……むぎゅ」


202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:04:27.85 ID:xh+GyziE0

ミレイ「……どうなることかと心配していたけどこれなら大丈夫そうね。いいご兄弟じゃない、ルルーシュ」

ニーナ「やっぱりルルーシュのこと心配してたんだね、ミレイちゃん」

ミレイ「に、ニーナ!?わ、私の背後を取るとは腕を上げたわね?」

ニーナ「そんなこと言ってもごまかせてないよ?」

ミレイ「むぅ……不覚ね。まぁなんだかんだで付き合い長いし弟みたいなもんだからね~」

ニーナ「ホントにそれだけ?」

ミレイ「な、なにがよ。いやに食い下がるわねニーナ……」

ニーナ「ふふっ、別に~」

シャーリー「あ、こんな所にいたんですか」

リヴァル「あ、会長!どこいってたんですか、もう~」

ニーナ「私もいるよ?」

リヴァル「ニーナも!」

ミレイ「まーまー、それで?どうしたのよリヴァル」

リヴァル「あ、今からルルーシュがクロヴィス殿下とチェスで勝負するそうですよ」


203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:08:00.87 ID:xh+GyziE0

ミレイ「へぇ、いい余興ね~」

シャーリー「ええ、折角なんで見に行きませんか?」

ミレイ「そうね。それじゃ行こっか」

ニーナ「でも、クロヴィス殿下ってルルーシュのお兄さんなんだからやっぱり強いのかな?」

リヴァル「そりゃルルーシュのお兄さんだから当然だろ」

ミレイ「まぁこんな場でやるくらいなんだからまさかホストがわざわざ自分で恥を被るような真似はしないでしょ」





ルルーシュ「チェック」

クロヴィス「」


205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:11:14.41 ID:xh+GyziE0

ミレイ「まさかとは思ったけど瞬殺とはね……」

シャーリー「うわぁ……」

リヴァル「容赦ねぇなルルーシュ……」

ニーナ「ダッサ……」

ミレイ「ニーナもね……」

ルルーシュ「ふっ、どうされましたかな兄上?」

クロヴィス「ま」

ルルーシュ「待てません」

クロヴィス「……」

ルルーシュ「……」

クロヴィス「……わかったよ、ルルーシュ」

ルルーシュ「ふんっ、ようやく負けを認」


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:18:39.19 ID:xh+GyziE0

クロヴィス「やり直しを要求する!」

ルルーシュ「おい!?」

コーネリア「ええい、見苦しいぞクロヴィス!それでも皇族か!?」

クロヴィス「お、お姉ちゃん……」

コーネリア「お姉ちゃんではない!お前は姉上と呼べ気持ち悪い!!」

クロヴィス「いくらなんでも扱いが酷すぎる!?」

リヴァル「……こっちもこっちで容赦ねぇな」

ニーナ「仕方ないと思うけど……」

ミレイ「ニ、ニーナもさっきから結構言うわね……」

クロヴィス「し、しかし姉上」

コーネリア「しかしもなにも、どう見てもルルーシュの完勝ではないか」

ナナリー「そうなんですか?ユフィお姉ちゃん」

ユーフェミア「ええ、そうですねこれはどうとも言い繕いようが無い程のクロヴィスお兄様の完敗ですね」

クロヴィス「ぐ……」


209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:22:43.12 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ふっ、兄上……これで判ったでしょう?貴方では俺には勝てないということが!」

クロヴィス「この日の為に……ルルーシュに勝つためにした努力は一体なんだったというのだ!!」

ルルーシュ「ふはははははは!これに懲りたらもう俺に勝とうなどと二度と思わないことだな!!」

クロヴィス「うるさいうるさいうるさい!こんなのは僕は認めなぁぁぁあああああああい!!」バーン!

ルルーシュ「あ、貴様!チェス板を……!?」

クロヴィス「ふぅ……不幸な事故だがこれでは勝負なしとするしかないようだなルルーシュ」

ルルーシュ「どこが不幸な事故だ!?」

クロヴィス「おっともうこんな時間か!?済まないなルルーシュ、名残惜しいがこれから総督としてやらなければならないことがあるのでこれで失礼させてもらう!」ダッ!

シャーリー「あ、逃げた」

コーネリア「逃げてどうするのだアイツは」

クロヴィス「覚えていろ、ルルーシュ!もっと強くなって今度こそお前を負かしてやるからなあああああああああああああ!!!」

ルルーシュ「うるさい、二度と来るな!!」

ナナリー「うふふ」

ルルーシュ「どうしたナナリー?」

ナナリー「お兄様が楽しそうだったのでつい……クスクス」


214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:25:48.65 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「べ、別に楽しくなどは……」

ナナリー「でも、久しぶりにクロヴィスお兄様と会えて嬉しかったですね?」

ルルーシュ「そんなことはない、だが…………まぁ、また来た所で同様に叩きのめしてやるだけだ」

ミレイ「相変わらず素直じゃないわねぇ、ルルーシュ?」

ルルーシュ「俺はいつも自分に素直ですよ」

ミレイ「ふ~ん……」

ルルーシュ「……何か言いたげですね」

ミレイ「べっつに~」

ルルーシュ「くっ……」

ニーナ「ていうか主催者が逃げちゃったけど、どうするのこれ……?」

コーネリア「済まんな、愚弟が迷惑を掛ける。だが、まぁもういい時間だ。明日も学校はあるのだ、いいオチも付いたことだしここらでお開きにしてもいいだろう」


216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:33:02.45 ID:xh+GyziE0

リヴァル「あ~、もうこんな時間だったのか」

ユーフェミア「楽しい時間は過ぎるのが早いですね」

シャーリー「うん、そうだねー」

ミレイ「それじゃあ、今日はここまでってことで」

コーネリア「それでは解散っ!気をつけて帰るのだぞ?」

みんな「「「はーい!」」」

ユーフェミア「はぁ~楽しかったぁ!ね、ナナリー?」

ナナリー「はいっ、ユフィお姉ちゃん」

ユーフェミア「ルルーシュはどうだったかしら?」

ルルーシュ「悪くは無いパーティーではあったよ、ヤツが居なければな」

ユーフェミア「ふふっ本当に素直じゃないんだから、ルルーシュは」

ルルーシュ「思ったままを言ったまでだ!」


218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:39:09.74 ID:xh+GyziE0

ユーフェミア「ふふふっ」

ナナリー「くすくすくす」

ルルーシュ「ふんっ」

コーネリア「おいお前達、談笑するのもいいがもうこんな時間なのだし早く休めるようにもう風呂に入っておけよ」

咲世子「はい、準備はもう済んでいますのでいつでもお入りになれますよ」

ナナリー「あ、そうですね」

ユーフェミア「昨日は私たちが先に頂いてしまいましたし今日はお姉様が先に……」

コーネリア「よい、私はやることがあるのでな」

ナナリー「ではお兄様はどうされます」

ルルーシュ「ん?いや俺は……」

コーネリア「ああ、ルルーシュに用があるのだ」

ルルーシュ「俺に?」


222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:42:59.01 ID:xh+GyziE0

コーネリア「うむ、運動をしやすい格好に着替え表で待っていろ」

ルルーシュ「こんな時間に……一体なんだというんだ姉さん?」

コーネリア「来ればわかる」

ユーフェミア「う~ん、それじゃあ今日も一緒に入りましょうかナナリー?」

ナナリー「はい。それではお姉ちゃん、お兄様お先にお風呂頂きますね?」

ルルーシュ「ああ」

コーネリア「うむ、しっかり温まってくるのだぞ?」

ユフィ・ナナ「「はーい」」


223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:46:40.89 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「一体何をするつもりなんだ姉さんは……」

コーネリア「待っていたぞルルーシュよ!!」バーン!

ルルーシュ「……何ですか、その格好は」

※コーネリアお姉ちゃんは白のラインが入ったジャージに白無地のアンダーシャツ&ハチマキに竹刀装備です。もちろん胸元までチャックは開けてあります。おっぱいで閉めることが出来ない様子です。ぱっつんぱっつんです。

コーネリア「私の格好は今はどうでもいい!」

ルルーシュ「……それで、着替えてきた訳ですが今から一体何を始めるというのですか?」

コーネリア「その前にルルーシュよ……」

ルルーシュ「?」

コーネリア「お前の体育の授業での様子を見ていて思ったのだが、あまりにも貧弱すぎる!!」」

ルルーシュ「なっ!?」


226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:50:46.63 ID:xh+GyziE0

コーネリア「私の見立てではカルデモンドはもちろんフェネットはおろかユフィにすら劣っているぞお前」

ルルーシュ「ユフィにすらだと!そんなはずは……」

コーネリア「いや、ある!」

ルルーシュ「ば、馬鹿な!?」

コーネリア「だが安心するがいい、その為に今ここに居るのだ!」

ルルーシュ「なんだと……まさか!?」

コーネリア「ああ……お姉ちゃんが、お前を男にしてやろう!!!」

ルルーシュ「はぁ!?い、いいいきなり何をとんでもないことを言い出すんだ!?」

コーネリア「いきなりで不安な気持ちはわかる……だが、安心してその身を姉に委ねよ」

ルルーシュ「そんなことできるかぁ!!!」

コーネリア「何、恥ずかしいのはわかる。だからと言ってそのままではいけないということはお前もわかっているだろう?」

ルルーシュ「くっ……確かに(こんな童貞などという十字架は早く外すに越したことはない……しかし!)」


230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:58:18.86 ID:xh+GyziE0

コーネリア「ならば迷うことなどないはずだ!」

ルルーシュ「だからと言って……その、姉さんはいいのか?それで」

コーネリア「ふっ、可愛い弟の為に一肌脱ぐことを厭う姉などいるものか」

ルルーシュ「姉さん……」

コーネリア「ああ、来るがいい………………まずはランニング10キロだ!!!」

ルルーシュ「………………は?」


231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 20:59:07.61 ID:xh+GyziE0

コーネリア「何を惚けているのだルルーシュ、ほら行くぞ?」

ルルーシュ「え?いや…………えっ!?」

コーネリア「今日の体育のような体たらくでは格好も付くまい、だから私が鍛えてやろうというのだ」

ルルーシュ「あ……あ、あ~うんそうだなそうだよな」

コーネリア「何を一人で納得している?」

ルルーシュ「な、なんでもないっ!!」

コーネリア「まぁいい、時間もないし早速行くぞ」

ルルーシュ「あ、ああ……(お、俺は一体何を考えているんだ!?アレは姉だぞ!)」

咲世子「あらあら、やっぱり思春期ですねルルーシュ様」

ルルーシュ「どこから沸いた咲世子!?」

コーネリア「こら、何を遊んでいるルルーシュ!早くしないか!」


233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:12:11.19 ID:xh+GyziE0

~5分後

ルルーシュ「はぁ……はぁ……ぜぇ……ぜぇ……」

コーネリア「おい、まだ1キロ程度しか走っていないではないか!だらしが無いぞルルーシュ!」

ルルーシュ「こ、こっちの気も知らないで……ぜぇ……好き勝手言ってくれる!……勢いに呑まれて、しまった……はぁ……はぁ……俺の、不覚か……」

コーネリア「お前のペースに合わせてゆっくり走っているのにそんなことでどうする?ほら、少しは追いついてみせよ」

ルルーシュ「自分と一緒に考えないで、欲しいっゲホッものだな!……この体力っ、お化けが……はぁ……はぁ……」

コーネリア「ふむ、まだ悪態を付ける元気があるのであれば大丈夫だな。少しペースを上げてやろう」

ルルーシュ「くっ、くっそおおおおおおおおおおおおお!!!」


236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:12:46.83 ID:xh+GyziE0

~更に10分後

ルルーシュ「ヒューー……ヒュー……(し、死ぬ……死んでしまう……)」

コーネリア「もう息も絶え絶えか……だが、私の弟ならまだやれるはずだ!」

ルルーシュ「はぁっ!はぁっ!……ゲホッ……ゲホッ(さっきから大声出しながら走っているくせに意気一つ乱れていない……くっ、化け物め!!)」

コーネリア「む、今なにか失礼なことを考えただろうルルーシュ。よし、その見上げた根性に免じて更にスピードアップだ!」

ルルーシュ「!?(エスパーか貴様!?)」

~そのまた更に10分後

ルルーシュ(まだ……走るのか……)

コーネリア「ふむ、ようやく折り返しといったところか。さぁ、あと半分だ、しっかり付いて来い」

ルルーシュ(これでようやく半分……気が遠くなりそうだが、これなら……なんとかしてみせる!!)

コーネリア「予定よりだいぶ遅れてしまったが、戻ったら少し休憩してから筋トレが待っているんだ、急げよルルーシュ」

ルルーシュ(なん……だと……?この上筋トレだとぉ!?)

コーネリア「何、少々ハードかもしれぬが努力は人を裏切らぬ。それにお姉ちゃんもしっかりサポートしてやるから安心しろ」

ルルーシュ(この上まだ、やろうというのか……鬼め!!)


237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:15:07.46 ID:xh+GyziE0

コーネリア「戻るのが遅れた分休む時間も短くなるからな、また少しペースを上げるぞ?」

ルルーシュ(まだ上げるだとぉ!?)

コーネリア「さぁ、ラストスパートだ!」

ルルーシュ(まだ半分だろう!?早すぎるわっ!!……くっ…………酸素が……足り、ない……意識が……)フラッ

バタッ

コーネリア「ん、ルルーシュ?……!?おい、ルルーシュ!」

ルルーシュ(…………もう……無理、だ……すまないナナ、リー…………)

コーネリア「ル……ルルーシュゥゥゥウウウ!!」


243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:25:16.34 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「う……ん……」

コーネリア「あ……気がついたのか!?」

ルルーシュ「……コーネリア姉、さん?」

コーネリア「ルルーシュッ!!」ガバッ!

ルルーシュ「わぷっ!?」

コーネリア「すまなかったルルーシュ……」ギューッ!

ルルーシュ「ちょ、姉さ……苦し……!!」

コーネリア「お前の貧弱さは今日の授業で良くわかっていたはずなのにまた無理をさせてしまった愚かな姉を許してくれ……」ギュゥゥゥ!

ルルーシュ「わ、わかった!わかったから離してくれ!窒息するわっ!!」

コーネリア「あ、ああ……済まない……大丈夫か、ルルーシュ?」

ルルーシュ「む、そうだな…………ん?…………んんっ!?」

コーネリア「ど、どうしたのだ!?どこか痛いのかっ!?」


244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:26:14.37 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「か、体が………………動かない!」

コーネリア「何だそんなことか、大方体力を使い果たしたのであろう。しかしそこまで体力が無いとはな……どれほど運動していなかったのだお前は」

ルルーシュ「そ、そんなはずはない!この程度のことで……くっ!ぐぬぬぬぬぬぬ!」

コーネリア「よい、無理をするなルルーシュ」

ルルーシュ「だからと言ってこんな所にずっといる訳には行かないだろう」

コーネリア「無論だ、だが安心するがいいルルーシュ」

ルルーシュ「この状況で安心しろと言われてもだな……」

コーネリア「なに、私が家までお前を運んでやれば済むことだろう?」

ルルーシュ「そんな情けない真似はできん!」

コーネリア「そんなことを言っても歩くことはおろか立ち上がることすら出来ないではないか」

ルルーシュ「少し休めばその位のことは出来る!……はずだ」

コーネリア「ダメだ」


254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 21:59:02.71 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「なっ!?」

コーネリア「かなり汗をかいているではないか、それに今夜は少し冷える。そんな状態でこんな所に寝そべっていて風邪を引いたらどうするのだ?」

ルルーシュ「そんなに柔ではない!」

コーネリア「……どの口が言うのだそれを」

ルルーシュ「ぐっ!?」

コーネリア「それにこうなってしまったのも私に責任がある、ここは姉に任せよ」

ルルーシュ「し、しかし!」

コーネリア「ふぅ、我が弟ながら口の減らない奴だ。こういうときくらい素直にお姉ちゃんに甘えろ」

ルルーシュ「断る!」

コーネリア「ふっ、そういったところで抵抗も出来ぬのだろう……よっ、と」

ルルーシュ「お、おい!コラやめろ!汗臭いだろう!?」

コーネリア「我が愛しの弟が頑張った証だ、嫌なはずがなかろう」

ルルーシュ「それに人目があるだろう!」

コーネリア「こんな時間に人などそういるものではない、それに見られたところで私は気にならんぞ」


255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:02:37.91 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「むしろ少しは気にしてくれっ!」

コーネリア「それにしてもルルーシュは軽いな、まるで羽毛のようだ」

ルルーシュ「女が男に言う台詞じゃないっ!」

コーネリア「ならば今度はお前に私が言えるようになって見せろ」

ルルーシュ「はぁ?!///」

コーネリア「ふふふ……さ、帰るぞ。風邪を引かないうちに風呂に入って今日は休むぞ」

ルルーシュ「くっ、屈辱だ!」

コーネリア「ならばその汚名を濯げるよう頑張れ、お姉ちゃんはお前の味方だぞ?」

ルルーシュ「お前なんかむしろ敵だあ!!」

コーネリア「お前ではないお姉ちゃんだ!……姉に対してそのような口の利き方……フフフ、教育いやオシオキが必要なようだなルルーシュ?」

ルルーシュ「え…………お、おいやめろ!何をする気だ!」

コーネリア「体が動かない状況でよくもそこまで強気に出られたものだなルルーシュ……愚かにも姉に逆らった報い、受けるがよい!!」

ルルーシュ「うっ……うわああああああ!!!」


256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:05:45.47 ID:xh+GyziE0

~クラブハウス~

コーネリア「さ、着いたぞルルーシュ」

ルルーシュ「……酷い目にあった」

コーネリア「何を言うか、自業自得だ」

咲世子「お帰りなさいませ」

コーネリア「うむ」

咲世子「あら、まあまあまあ♪」

ルルーシュ「……何も言うな咲世子。今はお前に突っ込む元気も無いんだ」

咲世子「それは残念です」

ルルーシュ「こいつ……っ」

コーネリア「それでどうだ、ルルーシュ?もう立てそうか?」

ルルーシュ「あ、ああ……うん、歩くくらいなら出来そうだ」

コーネリア「そうか、ならば体が完全に冷えてしまう前に風呂に入って来い」

ルルーシュ「ああ、そうさせてもらうよ」


257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:06:08.74 ID:xh+GyziE0

コーネリア「さっきまであんな状態だったのだが一人で入れるか?なんだったら」

ルルーシュ「だ、大丈夫!大丈夫だから!!それじゃっ!!」

コーネリア「あっ、ルルーシュ!……むぅ」

咲世子「ご心配ですか?」

コーネリア「うむ……さっきまでは本当に波打ち際に打ち上げられたクラゲの様だったので流石にな」

咲世子(どんな状態だったのですかルルーシュ様……)

咲世子「それでしたら……このようにしてみては如何ですか?」

コーネリア「む?」





260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:09:47.67 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ふぅ……生き返るようだ……」

ルルーシュ「それにしてもこのような形で自身の体力の無さを立て続けに痛感させられるとは……おのれシュナイゼル!!」

ルルーシュ「…………いや今回の件は、シュナイゼルは関係ないか」

ルルーシュ「さて、そろそろ頭でも洗うか」ザバッ

コンコン

コーネリア「ルルーシュ、問題は無いか?」

ルルーシュ「ああ、大丈b」

コーネリア「そうか、入るぞ」ガチャ

ルルーシュ「は?」

コーネリア「その状態では何かと不便だろうし頭や体、を……」

※ルルーシュくんは湯船から上がろうと立ち上がった状態です

ルルーシュ「」

コーネリア「」


261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:12:05.29 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「へ、返事もしていないのにいきなり開ける奴があるか!!」ザバッ

コーネリア「」

ルルーシュ「お、おい何とか言ったら……」

コーネリア「き……」

ルルーシュ「き?」

コーネリア「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

ルルーシュ「いきなり入ってきておいて何故そちらが悲鳴を上げる!?」

コーネリア「な、ななななななんで立ち上がっているんだお前はっ!!///」

ルルーシュ「洗おうと浴槽から出ようとしたところに許可も得ずに入ってきたのはお前だろ!!」

コーネリア「おおおおお前じゃない、何度言えばわかる!?お、お姉ちゃんだ!!///」

ルルーシュ「今そこはたいした問題じゃないだろう!?」

コーネリア「う、うむ……」バタン

ルルーシュ「おい、何故閉めた」

コーネリア「ふぅ……落ち着け私……スーハースーハー……よし、大丈夫だ、何も問題は無い」

ルルーシュ「問題だらけだ!」


263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:15:24.97 ID:xh+GyziE0

コーネリア「その体では何かと不便だろう?お姉ちゃんが体と頭を洗ってやろう!」

ルルーシュ「いらんっ!」

コーネリア「何、遠慮することは無い。こういうときくらいは素直にお姉ちゃんに甘えろと言っただろう?」

ルルーシュ「出来るかぁ!!」

コーネリア「恥ずかしがることはないぞルルーシュよ、私たちは姉弟なんだからな」

ルルーシュ「さっき悲鳴を上げてた人間の台詞じゃないな」

コーネリア「あ、あれは突然だったので驚いただけだ!///」

ルルーシュ「ほぉ…………くくく、時に姉さん?」

コーネリア「な、なんだっ!」


265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:21:34.30 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「まさかそのお歳で未経験などということはないでしょうね?」

コーネリア「ばっ、ばかもの!そ、そんな筈あるか!!いきなり何を言うかっ///」

ルルーシュ「いえいえ、あんまりな反応だったのでもしかして未経験なのかとつい心配になってしまいましてね」

コーネリア「み、みみみ未経験などではない!」

ルルーシュ「ほぉ……(この反応間違いない……クロだな!)」ニヤリ

コーネリア「な、何だその反応は!」

ルルーシュ「くっくっくっいえ、姉さんは可愛いなと思っただけですよ」

コーネリア「くっ……姉を愚弄するつもりか!?」

ルルーシュ「……そうですか、処女なんですね」

コーネリア「そ、そそそんなはずないだろう!?なんなら処女を賭けてもかまわん!」

ルルーシュ「その反応でもう十分わかったから落ち着けえ!姉のそんなもの要るかあああああああああああああ!!」





268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:28:26.81 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「……落ち着きましたか姉さん?」

コーネリア「う、うむ……私としたことが取り乱してしまったようだ。済まない」

ルルーシュ「ああ、それはいい……いいから早く出ていってくれないか?」

コーネリア「それとこれとは話は別だ。ほらタオルを腰に巻いて湯船から上がるがよい。お姉ちゃんが洗ってやろう」

ルルーシュ「いらん!」

コーネリア「意地をはることはない、体も動くとはいえまだ本調子ではないだろう?」

ルルーシュ「体や頭を洗うくらいは問題ない」

コーネリア「お前は見栄っ張りだからその言葉もいまいち信用できん」

ルルーシュ「くっ……大体なんだその格好は!?」

コーネリア「何って……水着だがどこかおかしいか?」

ルルーシュ「おかしいというか、だな……」


269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:30:49.40 ID:xh+GyziE0

コーネリア「どうした、はっきり言わないかルルーシュ!」タユン

ルルーシュ「その格好で堂々と胸を張るな!」

コーネリア「別に恥ずかしいところなどどこもない」

ルルーシュ「ぐ……だから、その……少し大胆すぎないか?」

コーネリア「そうか?悪くないデザインだと思うが……それに咲世子の見立だ間違いはあるまい」

ルルーシュ(やはりお前か咲世子!)

コーネリア「もういいか?ほら、このタオルを使え」

ルルーシュ(ええい、どうあっても出て行かないつもりか!?……くっ、ここは諦めるしかないか)

コーネリア「早くしろ、ルルーシュ」

ルルーシュ「くっ……わかったから少しだけ向こうを向いていろ!そのまま見続けるつもりか!?」

コーネリア「へ!?///あ……いや、うむ……そうだな、すまぬ///」

ルルーシュ(だから何でそっちが赤くなる!?)


270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 22:32:44.97 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ん、も、もういいぞ……」

コーネリア「そ、そうか……んんっ、ではそこに座れ」

ルルーシュ「あ、ああ……」

コーネリア「よし、まずは体から洗ってやるぞ」

ルルーシュ「……好きにしろ」

コーネリア「ああ……しかし、ルルーシュよ」

ルルーシュ「む、なんだ?」

コーネリア「お前少し痩せている……というか細すぎないか?」

ルルーシュ「そ、そんなことは」

コーネリア「いや、ある。あまりにも貧弱すぎる」

ルルーシュ「くっ……気にしていることを」

コーネリア「だが安心しろルルーシュ。この姉がお前のことをしっかり鍛えなおしてやるからな!」

ルルーシュ「余計なお世話だ!」


282: またサルさんです… 2012/05/13(日) 23:11:21.79 ID:xh+GyziE0

コーネリア「しかしお前とて男だ。ダールトンまでとは言わぬがもう少し鍛えておかねば格好も付くまい、そんなことではフェネットをその腕で抱きあげることも出来まい」

ルルーシュ「なっ、何故そこでシャーリーが出てくる!?」

コーネリア「何故って……恋人同士なのだろう?」

ルルーシュ「違うっ!」

コーネリア「ふむ、しかしフェネットに聞いたときも満更ではなさそうだったが……」

ルルーシュ「違うと言ったら違うんだ!というか姉がこの手の話に首を突っ込まないでくれ」

コーネリア「はっ!?」

ルルーシュ「今度はなんだ?」

コーネリア「フェネットは実は見せ掛けで本命はアッシュフォードなのか!?」

ルルーシュ「そういうことでもない!というかいい加減そこから離れてくれ!」

コーネリア「……なんだつまらん。しかしなルルーシュ」

ルルーシュ「なんだっ!」


283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:12:34.82 ID:xh+GyziE0

コーネリア「父上までとは言わぬが男たるものその手に抱いた女の数こそ甲斐性の証だ、しっかり励むがよい」

ルルーシュ「黙れ!ええい、もうこの話はやめろぉ!!」

コーネリア「泣かなくてもいいだろう」

ルルーシュ「泣いてないっ!!」

コーネリア「そうか…………うむ、背中はこれくらいでいいな。流すぞ?」

ルルーシュ「……ああ」

コーネリア「よし、次は前」

ルルーシュ「言うと思ったよ!そっちは自分でやる!」

コーネリア「む、そうか……ならば頭を洗ってやろう、シャンプーハットは要るか?」

ルルーシュ「要らん!」





284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:14:28.34 ID:xh+GyziE0

コーネリア「ふむ、こんなものか。私はまだ湯船につかっていくがお前はどうする?」

ルルーシュ「先に上がらせてもらうに決まっているだろう!」

コーネリア「……別に一緒に入っても」

ルルーシュ「は・い・ら・な・い!」

コーネリア「そうか……」

ルルーシュ「それじゃあ、お先に」

コーネリア「あ、ルルーシュ!」

ルルーシュ「うん?」

コーネリア「湯冷めしないうちに早く休むのだぞ?」

ルルーシュ「ああ……それじゃあお休み、姉さん」

コーネリア「うむ、お休み」

バタン

コーネリア「ふむ、咲世子の言うとおりあの年頃の男子は気難しいのだな……」


285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:19:00.36 ID:xh+GyziE0

~翌朝~

ピピピピピピ…

ルルーシュ「ん……朝、か」ムクッ

ルルーシュ「ぐっ!?……か、体が……き、筋肉痛か、くそっ」

ルルーシュ「とはいえこれを悟られるのも癪だし隠し通さないとな」

ルルーシュ「さて、着替えてリビングに行くか」

~リビング~

ルルーシュ「む、もう誰かいる……コーネリア姉さんか」

ガチャッ

ルルーシュ「おはよう、コーネリ」

シュナイゼル「やあ、おはようルルーシュ。いい朝だね?」

ルルーシュ「」

シュナイゼル「ルルーシュ?…………ふむ」


288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:20:48.86 ID:xh+GyziE0

咲世子「どうされましたか、シュナイゼル様?」

シュナイゼル「ああ、咲世子さん。ルルーシュが何故か固まってしまってね……一応ルルーシュにも飲み物を持ってきてあげてくれないかな?」

咲世子「かしこまりました」

シュナイゼル「……さて、どうしたものかね?」

ルルーシュ「何故……」

シュナイゼル「うん?」

ルルーシュ「何故貴様がここにいるシュナイゼル!!!」

シュナイゼル「ふっ、ルルーシュ」

ルルーシュ「なんだっ!」

シュナイゼル「兄が弟に会いに来るのに理由が必要かな?」

ルルーシュ「だまれ!!それに貴様が俺にしたことを忘れた訳じゃないだろうな!?」

シュナイゼル「ああ、あのドッキリか……どうだった?びっくりしただろう?」

ルルーシュ「くっ、貴様ぁ!!!」

シュナイゼル「うんうん、驚いてもらえたようで何よりだよ。キミは昔からいい反応を返してくれるから大好きだったんだよ」

ルルーシュ「シュナイゼルゥゥゥウウウ!!!」


290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:26:50.05 ID:xh+GyziE0

ガチャッ

コーネリア「おいルルーシュ、何を朝から騒いでいる!もっと静かにしないか!!」

シュナイゼル「やあ、おはようコゥ。キミももう少し静かにすべきだね?」

コーネリア「あ、兄上!?」

シュナイゼル「ふぅ、キミもかコゥ……朝の挨拶はおはようだろ?」

コーネリア「え?あ、おはようございます……?」

シュナイゼル「ああ、おはよう」

コーネリア「それで兄上がなぜここに……?」

シュナイゼル「ああ、それなんだがね……」

ルルーシュ(こいつのことだ、きっと何か深い理由があるはずだ。出なければのこのここんな所に……)

シュナイゼル「昨日、クロヴィスがここに来たそうじゃないか」

コーネリア「ええ、わざわざパーティーまで開いてもてなしてもらいました。それが何か……?」


292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:27:32.82 ID:xh+GyziE0

シュナイゼル「そこで思ったのだよ……ここだ、とね」

コーネリア「はあ……?」

シュナイゼル「考えても見たまえ昨日の今日、しかも何の布石もなしにこのタイミングで私が朝ここに現れると想定なぞ出来はしないだろう?」

コーネリア「ええ、確かに……」

シュナイゼル「この上ないいいタイミングだったのでルルーシュがどんな反応を示すかと思ってつい来てしまった訳だよ」

ルルーシュ「おのれ……シュナイゼルッ!!」

シュナイゼル「いや、こちらが満足できるいい反応だったよルルーシュ。いい仕事をしたね?」

ルルーシュ「ぶち殺すぞ貴様あああああああああああああああああああああああ!!!」


293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:29:26.07 ID:xh+GyziE0

シュナイゼル「まぁまぁ、落ち着かないかルルーシュ。もうすぐユフィやナナリーもここに来るのだろう?」

ルルーシュ「知ったことか!!」

コーネリア「ルルーシュ、とりあえず少しは落ち着け。このままでは兄上の思う壺だぞ」

ルルーシュ「ぐ……」

シュナイゼル「ほぅ……もうコゥにはずいぶん懐いたようだね?」

ルルーシュ「黙れ!」

コーネリア「こらルルーシュ」

咲世子「そうですよ、お客様なのですから……はい、ルルーシュ様、コーネリア様。コーヒーになります」

コーネリア「ああ、ご苦労咲世子」

ルルーシュ「ちっ」


294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:31:27.10 ID:xh+GyziE0

ガチャッ

ユーフェミア「ルルーシュ?何かあったのですか、さっきから大きな声で……」

ナナリー「どうかしたんですかお兄様?」

シュナイゼル「やあ、おはようユフィにナナリー」

ユーフェミア「シュナイゼルお兄様!?」

ナナリー「えっ!?シュナイゼル兄様なのですか?」

シュナイゼル「ああ、久しぶりだね2人とも」

ユーフェミア「どうしたのですか?こんな急に……」

シュナイゼル「久しぶりにキミ達に会いたくなってね」

ユーフェミア「はぁ……それは嬉しいですけど」

シュナイゼル「ナナリー、本当に久しぶりだね」

ナナリー「はい、シュナイゼル兄様もお元気そうで」

シュナイゼル「ああ、それにしてもナナリーは大きく……それに綺麗になったね」


296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:33:18.61 ID:xh+GyziE0

ナナリー「そ、そんな……///」

ルルーシュ「!!!?」ガタッ

コーネリア「落ち着けルルーシュ」

ルルーシュ「わ、わかっている!」

ナナリー「それで、兄様はいつまでこちらに?」

シュナイゼル「それなんだが最近急に忙しくなってしまってね、このあとまたすぐに仕事が入っているんだよ」

ナナリー「そうなのですか?」

シュナイゼル「ああ、いきなりそれなりのポストにいた人間が2人も抜けてしまった皺寄せが全部こちらに来てしまってね」

コーネリア「」プイッ

ユーフェミア「」プイッ

ルルーシュ(ああ、なるほど。こいつらのせいか……)

ナナリー「そうなんですか、残念です……」


303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:43:14.79 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「ふんっ、ならばさっさとその仕事とやらに向かえばいいではないか!」

シュナイゼル「いやいや、折角来た事だし朝食くらいは一緒に採れる時間はあるよ」

ルルーシュ「貴様に出すものは無」

ナナリー「嬉しいです、シュナイゼル兄様!」

ルルーシュ「」

シュナイゼル「ははは、このくらいのことで喜んでもらえるならまた直ぐにでも来たくなってしまうよナナリー」

ナナリー「はいっ、是非いらしてください!」

シュナイゼル「それで、ルルーシュ?今何かを言いかけていなかったかい?」

ルルーシュ「っ!?なんでもない!」

ルルーシュ(おのれ……おのれシュナイゼルゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウ!貴様に……貴様なんかにナナリーは渡さん!!


306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:44:59.86 ID:xh+GyziE0

シュナイゼル「そうか。それでは咲世子さん朝食を用意を」

咲世子「はい、かしこまりました」

ルルーシュ「だから何でお前らは初めて来た家で当たり前のように仕切れるんだ……」

コーネリア「よし、約束だし今朝は私が食べさせてやるぞナナリー」

ナナリー「はい、ありがとうございますコーネリアお姉ちゃん」

コーネリア「なに、礼など言うな可愛い妹のため当然のことだ」

ユーフェミア「あー、いいなぁお姉さま……」

シュナイゼル「ルルーシュ?よかったら……」

ルルーシュ「いらん。黙れ。とっとと食ってさっさと出て行け」

シュナイゼル「やれやれ、手厳しいね……」





309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:47:36.14 ID:xh+GyziE0

みんな「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」

咲世子「はい、お粗末さまでした」

シュナイゼル「さて、それでは私はそろそろ行くとしよう」

ナナリー「もう行かれてしまうのですか……?」

シュナイゼル「そんな顔をしないでくれナナリー。それにまた会いに来るのでここは笑って見送ってくれないかな?」

ナナリー「シュナイゼル兄様…………はいっ」

シュナイゼル「うん、いい笑顔だね。……それでは皆のことを頼んだよコゥ」

コーネリア「無論です、兄上もお気をつけて」

シュナイゼル「ああ。それとユフィもまだなれない生活だろうから体には十分気をつけるのだよ?」

ユーフェミア「はい、それにもうお友達もいますし大丈夫です!」

シュナイゼル「そうか……それからルルーシュ?」

ルルーシュ「ふんっ!」


311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:52:48.53 ID:xh+GyziE0

シュナイゼル「怒っているのかい?」

ルルーシュ「当然だ!!」

シュナイゼル「仲間はずれにしたことを」

ルルーシュ「そこじゃない!!」

シュナイゼル「そうか……いや、そうだな。だがキミ達の身が危なかったのは本当のことなんだよ……許してくれ、とは言わないがこれだけはわかって欲しい
       私も、それに父上もキミ達を愛しているからこそ、そうせざるを得なかったということを……」

ルルーシュ「……」

シュナイゼル「そうか……今日は、それから今までのことも済まなかったね」

ルルーシュ「ちっ!おい、待て!」

シュナイゼル「ルルーシュ?」

ルルーシュ「そういえば昔、俺は貴方に一度もチェスで勝てなかった」

シュナイゼル「ふっ、懐かしい話だね……」


312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:56:56.61 ID:xh+GyziE0

ルルーシュ「未だにそれだけは引っかかっているんでな……負けっぱなしは性分じゃない。今度こそ負かしてやるから覚悟しておけ!」

シュナイゼル「ルルーシュ……また会ってくれるのかい?」

ルルーシュ「……勝ち逃げは許さん。それだけだ」

シュナイゼル「そうか……」

ルルーシュ「ふん、昔の俺のままではないと言うことを思い知らせてやりますよ。……兄上」

シュナイゼル「ならば私は兄としてキミにはまだ負けられないと言うところをお見せしなければなるまいな」

ルルーシュ「ふんっ、抜かせ」

シュナイゼル「それでは行ってくるよ。また、会おう」

ルルーシュ「ああ……行ってらっしゃい」

シュナイゼル「うん、行ってくるよルルーシュ」


314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/13(日) 23:59:44.38 ID:xh+GyziE0

コーネリア「……これで良かったのか?ルルーシュ」

ルルーシュ「良いも悪いもないさ……俺達は兄弟なんだろう?ならば、それでそれだけで十分……!?」

コーネリア「ルルーシュ?」

ルルーシュ「くっ、成る程な!そういうことか!」

ガチャッ

ルルーシュ「……兄上!」

シュナイゼル「おや?まだ何かあるのかい、ルルーシュ?」

ルルーシュ「次はわざわざ兄上達の手を煩わせることなく自分で来い、と伝えておいてください」

シュナイゼル「…………気付いていたのか?」

ルルーシュ「ああ」

シュナイゼル「そうか………わかった、必ず伝えるよ」

ルルーシュ「ふぅ、行ったか……」

ナナリー「よかったですね、お兄様?」

ルルーシュ「……何がだ?」


315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/14(月) 00:01:25.32 ID:czYDfZJl0

ナナリー「シュナイゼル兄様と仲直りできたのでしょう?」

ルルーシュ「別に……そういう訳では……」

コーネリア「ふふ、本当にお前は素直じゃないなルルーシュ」

ルルーシュ「ふんっ」

ユーフェミア「うふふ……あら、もうこんな時間なんですね」

コーネリア「うむ、少し急いだほうが良さそうだな……咲世子!」

咲世子「はい、皆様のお荷物はこちらに」

コーネリア「うむ、流石だな」

ルルーシュ「それじゃあ行くとするか、ナナリー」

ナナリー「はいっ」

ユーフェミア「それじゃあ行って来ますね咲世子さん!」

咲世子「はい、お気をつけていってらっしゃいませ」


317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/14(月) 00:02:42.62 ID:czYDfZJl0

コーネリア「しかしよくあの2人が父上の差し金だと気がついたな?」

ルルーシュ「あんなものはただの感だよ、何となくそんな気がしただけだ」

コーネリア「なるほど……それではどうしようもないな」

ルルーシュ「逆に兄上があっさり認めたことのほうが驚きだよ」

コーネリア「確かに……まぁそれでも兄上も父上もお前の敵ではなく味方なのだ。そう気負うことはないさ」

ルルーシュ「ふん……」

コーネリア「しかし良かったのか?あんなことを言えば次こそ父上が来るやもしれぬぞ?」

ルルーシュ「臨むところだ、顔を見た瞬間にまずはぶん殴ってやる」

コーネリア「ふっ、お前らしくないな……だが今のお前が殴ったところで効くかな?」

ルルーシュ「む……」

コーネリア「だが安心しろ、いつその時が来てもいいように姉がお前を鍛えてやろう!」

ルルーシュ「そうだな、これからもよろしく頼む姉さん」

コーネリア「うむ、お姉ちゃんに任せるが良い!!」

おしまい



元スレ:ルルーシュ「姉上……」コーネリア「姉上、だと……ふざけるな!」

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