4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:22:58.05 ID:x+qMjatL0

パワプロ「あ、あおいちゃん…」

あおい「?どうしたのパワプロ君」

パワプロ「なんで…なんでそんなに縮んでるんだよ!」

あおい「だってボク、まだ小学生だよ?」

パワプロ「えええええッ!?そんな馬鹿な!!」

あおい「パワプロ君だって小学生じゃない」

パワプロ「…本当だ、俺も縮んでる…!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:30:11.42 ID:x+qMjatL0

あおい「そんなことよりはやくグラウンドに行こうよ!今日も野球教えてくれるんでしょ?」

パワプロ(野球…)ピクッ

パワプロ「うん!野球しよう!」

あおい「やった!いこーいこー!」ダキッ

パワプロ「うわっ!?」

あおい「~♪」ギュウゥゥ

パワプロ(う、腕組み!!)

あおい「ほらパワプロ君、はやくっ!」たたたたっ


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:35:56.35 ID:x+qMjatL0

あおい「はぁ…はぁ…着いたね!」ギュウゥゥ…

パワプロ「う、うん…」

パワプロ(あおいちゃん、ずっと俺の腕を離さなかったぞ…)

パワプロ(普通のあおいちゃんならすごく嬉しいんだけど、小学生じゃな…)ハァ

あおい「さ、野球しよ?」

パワプロ「う、うん…」

あおい「ボクが投げるから、パワプロ君は捕ってね!」

パワプロ「わかった、いいよ」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:41:29.41 ID:x+qMjatL0

あおい「えいっ!」ピシュッ

パワプロ「ん」パシッ

あおい「やっ!」ピュンッ

パワプロ「ほ」パシッ

パワプロ(小学生にしては良い球投げるなぁ…さすがあおいちゃん)

あおい「うぅぅ~…」

パワプロ「どうしたの?あおいちゃん」

あおい「球が曲がらないよぉ…」

パワプロ「し、小学生に変化球はムリだよ…」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:44:58.31 ID:x+qMjatL0

あおい「やだ!投げたい!」

パワプロ「ダメだよ…小さいうちから変化球投げるのは危ないんだよ?」

あおい「やだー!投げるぅ!」ポロポロ

パワプロ(な、泣き出しちゃった!)

パワプロ「わ、わかった!ちょっとだけだよ?」

あおい「うん…」ぐすっ

パワプロ(…ちょっとかわいいな)


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:49:53.43 ID:x+qMjatL0

パワプロ「ほら、ここの縫い目に指を合わせて…」

あおい「よくわかんないよ…」

パワプロ「そこじゃなくて…ほら、こっちだよ」

ぎゅっ

あおい「…あ」

パワプロ「うん、こうやって握りながら……どうかした?あおいちゃん」

あおい「な、なんでもないよ…///」

あおい(パワプロ君の指、あったかいな…)


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 00:54:09.32 ID:x+qMjatL0

パワプロ「ーって感じで投げてみて?」

あおい「うん、わかった!」

パワプロ(まあいきなり投げられるとは思ってないけど…)

あおい「いくよ!ていっ!」ピシュッ

クンッ

パワプロ「!!」

パシッ

あおい「あっ…」

パワプロ「い、いきなり曲がった…!」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:00:18.38 ID:x+qMjatL0

パワプロ(やっぱり小さくてもあおいちゃんだな…野球センスは抜群だよ)

あおい「パワプロ君、変化球投げられたよ!」

パワプロ「うん!すごいよあおいちゃん!」

あおい「えへへ…」

パワプロ「でも、あんまり投げちゃダメだよ?」

あおい「え~、どうして?」

パワプロ「小さい頃からの変化球は体を傷めるんだ。野球できなくなっちゃうよ」

あおい「!!やだよっ、ボクまだ野球したいもん!」

パワプロ「だから、ほどほどにね?」

あおい「うん…わかった」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:06:09.71 ID:x+qMjatL0

キーン…コーン…

パワプロ「あ…もう5時か」

あおい「か、帰らなきゃ!お母さんに怒られちゃう!」

パワプロ(そういえば、子供の頃は5時が門限だったなぁ…)

あおい「パワプロ君、また明日野球しようね?」

パワプロ「うん、いいよ」

あおい「バイバイ!」

タッタッタッタッ…

パワプロ「また明日!」

パワプロ「……」

パワプロ(あれ…俺の家ってどこだろう)


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:11:05.96 ID:x+qMjatL0

パワプロ「小学生になっても、俺の家は俺の家か」

パワプロ(ちょっと安心したな…こんな状況だけに)

パワプロ「ただいま」ガチャ

聖「お帰りなさいだぞ、せんぱい」

パワプロ「……」

聖「お風呂にするか?ご飯にするか?それとも野球するか?」

パワプロ「…聖ちゃん?」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:18:26.80 ID:x+qMjatL0

聖「どうしたんだ?変な顔して」

パワプロ(どうして小学生聖ちゃんが家に…)

聖「今日もお父さんは仕事らしい。またお邪魔させてもらってるぞ」

パワプロ「お父さんって…聖ちゃんの?」

聖「うむ…お隣さんだからってパワプロせんぱいも迷惑だと思うが…」

パワプロ(なるほど…家で聖ちゃんを預かってるのか…って)

パワプロ「聖ちゃんは迷惑なんかじゃないよ!」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:25:30.74 ID:x+qMjatL0

聖「だって、毎日のように預かってもらってるんだぞ?迷惑じゃないか?」

パワプロ(ま、毎日ウチに来てるのか…聖ちゃん)

パワプロ「聖ちゃんはさ、もう家族みたいなものなんだよ」

聖「家族…わたしが…?」

パワプロ「そうだよ。家族が迷惑だとか考えるのはおかしいだろ?」

聖「うん…おかしい…」

パワプロ「じゃあ、聖ちゃんはそんなこと考えなくていいんだよ!」

聖「そうか……うん、そうだな」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:33:49.32 ID:x+qMjatL0

パワプロ「よし、じゃあ俺手洗ってくるよ!」

聖「わかった。せんぱい、お風呂とご飯、どっちが先だ?」

パワプロ「汗かいたし、風呂が先かな」

聖「わかった、準備してくる」たたたっ

パワプロ「そういえば聖ちゃん、父さんと母さんは?」

聖「今は下でテレビを見ているぞ」

パワプロ(父さんと母さんはいつも通りなのか…)


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:39:34.42 ID:x+qMjatL0

ちゃぽ…

パワプロ「ふぃ~…」ちゃぽちゃぽ

パワプロ(さて、これからどうしようか…)

パワプロ(俺は甲子園を目指す高校球児だったはず)

パワプロ(それがなぜか、小学生に戻っていた)

パワプロ「しかもあおいちゃんと同じ小学校に通ってて、聖ちゃんがお隣さんだよ…」

パワプロ「はぁ…全然わからない…」

コンコン

聖『せんぱい、入るぞ』


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:45:07.54 ID:x+qMjatL0

パワプロ「……」

パワプロ「ええええっ!?聖ちゃん!?」

ガラッ

聖「おじゃまするぞ、せんぱい」

パワプロ「なななななな…!」

パワプロ(つ、つるぺた…!じゃなくて!!)

パワプロ「な、なんで入ってきてるの!!」

聖「背中を流すためだが…?せんぱいとはいつも一緒に入ってるじゃないか」

パワプロ(俺、そんなことしてたの!?)


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 01:51:13.62 ID:x+qMjatL0

聖「ほら、後ろを向いてくれ」

パワプロ「あ、あわわわわ…」

聖「泡?これから泡立たせるぞ」

パワプロ(い、いいのかこれ!?でも小さい頃は男女関係なくお風呂に入るって聞くし…)

聖「じゃ、洗うぞ…」

ふにゅ

パワプロ(アウトーーー!!)


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:00:21.56 ID:x+qMjatL0

聖「ん…」こしゅこしゅ…

パワプロ「ちょっ…聖ちゃんなにしてるの!?」

聖「気持ちよくなかったか…?」

パワプロ「いやどちらかといえば気持ちいいけどさ!こんなのどこで覚えたの!?」

聖「せんぱいのお父さまの持っていた本に書いてあったぞ」

パワプロ(親父…)

聖「ほら…動くと洗えないぞ」すりすり…

パワプロ(ひ、聖ちゃんの柔らかい肌がくっついて…!)ゾクッ


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:06:30.10 ID:x+qMjatL0

パワプロ「お、俺のぼせたみたいだから出るねっ!」バッ

聖「あっ…」

パワプロ「ひ、聖ちゃんはゆっくり浸かりなよ!そっそれじゃ!」

ガラッピシャッ!

聖「…にげられた」

聖「家族……か」



パワプロ「やばかった…ゾクッとしたよ…」

パワプロ(俺、ロリコンの気があったのかな…)ハァ…


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:11:11.09 ID:x+qMjatL0

パワプロ「昨日はよく眠れなかったなあ…」

聖「おはよう、パワプロせんぱい」

パワプロ「あ…おはよう聖ちゃん」

聖「はやく支度しないと学校に遅れるぞ」

パワプロ「う、うん、そうだね」

パワプロ(もしかして、昨日のは夢だったのかな…)

聖「……」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:15:31.60 ID:x+qMjatL0

パワプロ「着いた…小学校」

パワプロ(俺が通ってた学校だ…すごく懐かしいぞ)

聖「じゃあパワプロせんぱい、わたしは一学年下だからお別れだ」

パワプロ「うん、またね」

聖「昨日はできなかったけど、今日は野球しような」

パワプロ(野球…)ピクッ

パワプロ「うん!しようしよう!」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:21:39.12 ID:x+qMjatL0

あおい「おはようパワプロ君!」

パワプロ「あおいちゃん、おはよ」

あおい「ねえ知ってる?今日ね、転校生が来るんだって!」

パワプロ「転校生?」

あおい「先生から聞いたんだけど、すごいお金持ちの家のオジョーサマなんだって」

パワプロ「お金持ちのお嬢様…」

パワプロ(まさかあの子じゃないよな…)


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:27:36.59 ID:x+qMjatL0

先生「今日は皆さんに新しい友達を紹介します」

みずき「……橘みずきです」

あおい「ちっちゃくてかわいい子だねパワプロ君!」

パワプロ「うん…そうだね…」

パワプロ(やっぱりみずきちゃんだったか…)

みずき「……」

みずき「ねえ、そこのアンタ」

パワプロ「えっ、俺?」

みずき「そのカッコ…もしかして野球やってんの?」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:34:18.32 ID:x+qMjatL0

パワプロ「う、うん…」

みずき「へぇ…面白いじゃない。前の学校じゃあたしに野球でかなうやつはいなかったのよ」

パワプロ「そ、そーなんだー」

みずき「放課後、あたしと勝負しましょ。帰らないで残ってなさい」

あおい「ぱ、パワプロ君はボクと遊ぶんだよ!」

みずき「今はコイツと話してるの、口はさまないでくれる?」

あおい「なっ…!」

パワプロ「け、ケンカハヤーメテー…」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:42:16.01 ID:x+qMjatL0

あおい「パワプロ君!こんな子、野球でやっつけちゃおうよ!」

みずき「あんた達にできるわけないじゃない!バッカじゃないの?」

あおい「うううぅぅ…!!」

パワプロ「あおいちゃん、話は放課後にしよう」

あおい「でもくやしいよぉ…」

パワプロ(…口喧嘩では勝てないとしても、野球の勝負はわからないよ)


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:47:56.29 ID:x+qMjatL0

みずき「来たわねユニフォーム男!」

パワプロ「それは俺のことなのか…」

あおい「パワプロ君、コテンパンにやっつけちゃえ!」

みずき「ふんっ、あたしの球を打てるわけないわ!」

パワプロ「勝負は3球勝負でいい?」

みずき「なんでもいいわよ、あんたは触れることさえできないんだからね!」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 02:54:40.16 ID:x+qMjatL0

パワプロ「いいよ…いつでも投げて」

みずき「ふっふっふっ…見て驚きなさい!はっ!」ビュッ

パワプロ「フッ!」カキィーン!

みずき「なっ!?」


ガシャッ


あおい「フェンス外…ホームラン…」

みずき「そんな…偶然よ!そうに決まってるわ!」


パワプロ「ホッ!」カキィーン!

パワプロ「チョイ!」カキィーン!


あおい「…全部打っちゃった」

みずき「…嘘…」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:05:01.43 ID:x+qMjatL0

パワプロ(そりゃ小学生と元高校球児だもんな…勝負にならないよ)

パワプロ(でもあのままみずきちゃんをほうっておいてもマズイだろうしね)

みずき「…認めないわ…」

あおい「え?」

みずき「勝負はまだついてない!あたし、まだ打ってないもん!」

あおい「でもさっき、ボールに触れもしないからなんでもいいって…」

みずき「負けてないもん!ちょっと調子が悪かっただけだもん!」

みずき「あたしが打つんだもん!次はあたしが打つ番なのーー!」ジダバダ

パワプロ(やっぱり中身はまだ子供っぽいなあ…)


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:10:05.05 ID:x+qMjatL0

パワプロ「わかったよ。じゃあこっちも3球で勝負だ、打てなかったらみずきちゃんの負けね」

みずき「あっ、あたしが負けるわけないじゃない!見てなさいよ!」

パワプロ「…じゃ、あおいちゃんお願い」

あおい「えっ、ぼ、ボク?」

みずき「はぁ?この弱っちそうなのが相手?」

パワプロ「逃げるの?みずきちゃん」

みずき「…!いいわ、やってやるわよ!」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:15:04.68 ID:x+qMjatL0

あおい「パワプロ君、ボク自信ないよ…」

パワプロ「大丈夫、いつも通りに投げればいいだけだよ」

あおい「…うん」

パワプロ「変化球も使っていいからね」

あおい「うん…ボク、がんばるよ!」

みずき「はん、こんなのに打ち取られるワケないじゃない!馬鹿にしないでよ!」

パワプロ(馬鹿にしてるのはみずきちゃん、キミのほうかもよ…?)


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:21:01.23 ID:x+qMjatL0

みずき「きなさいよ!カッ飛ばしてあげるわ!」

あおい「…んっ!」ピシュッ

みずき「くっ!」

キィィン

あおい「!!」

パワプロ「…大丈夫、ファールだ」

パワプロ「みずきちゃん、前に飛ばさないと君の勝ちじゃないよ?」

みずき「う、うるさいうるさい!そんなのわかってるもん!」

パワプロ(…ストレートじゃ危ないよ…あおいちゃん)


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:26:37.32 ID:x+qMjatL0

あおい「……」

あおい「っふ!」ピシュッ

みずき(今度こそ逃がさないわ…!)

ククッ…

みずき「!!」

バシッ

パワプロ「…ストライク」

みずき「なっ…カーブ!?」

パワプロ(あと一球だ、あおいちゃん…頑張れ!)


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:34:01.84 ID:x+qMjatL0

みずき(3球目…来るのはカーブ?ストレート?)

みずき(……こーなったら勘で!)

あおい「はっ!」ビュンッ

みずき「カーブ狙いよ!」

パワプロ「!!」

ククッ

みずき(読みが当たった!打てる!)

ビュクククッ

みずき(なっ…更に曲がっ…!)

バシィッ!

パワプロ「…ストライク!」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:39:45.50 ID:x+qMjatL0

あおい「やったぁー!三振とれたよパワプロ君!」

パワプロ「うん、やったねあおいちゃん!」

あおい「えへへ…」

みずき「…あたしが…負けた…?こんなやつらに…」

パワプロ「今回の勝負は運が良かっただけだよ。でも…」

パワプロ「今と同じ考え方のままじゃ、みずきちゃんはいつかまた負けるよ」

みずき「…!!」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:45:59.26 ID:x+qMjatL0

パワプロ「だって、みずきちゃんは1人だけで野球をしてるから」

みずき「……」

パワプロ「野球は9人でやるものだよ。俺とあおいちゃんだけでも、みずきちゃん1人でもできないんだ」

あおい「パワプロ君…」

パワプロ「だから、よかったら一緒に野球しない?仲間がいなかったら、増やせばいいんだし」

みずき「…あたしでもいいの…?」

あおい「いままでのことは忘れてあげる!だから、みんなであそぼう?」

みずき「……」

みずき「うん…ありがと…」


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 03:55:42.33 ID:x+qMjatL0

パワプロ「いやあ、今日も大変な1日だった…」

パワプロ「ただいまー」

聖「……」ゴゴゴゴ

パワプロ「聖ちゃん?ど、どうしたの?」

聖「パワプロせんぱい…もう5時だぞ…」

パワプロ「え?……あ」

聖「わたしと遊ぶという約束を破ったな…」ゴゴゴゴ

パワプロ「いや…その…これには…いろいろあって…」

聖「絶対…ぜーったい許さないーーっ!」ポカスカ


こうして始まった小学生ライフを満喫するパワプロ君であった…


150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:15:09.35 ID:x+qMjatL0

みずき「ほら、投げるわよパワプロ君!」

パワプロ「いいよーみずきちゃん」

ビュンッ バシッ

パワプロ「ん…いい感じだよ」

みずき「へっへーん、当たり前よ!」

あおい「ううぅ…!」

パワプロ「どうしたのあおいちゃん?」

あおい「ボクもパワプロ君と野球するー!」

パワプロ「じゅ、順番ね…3人しかいないから」

あおい「みずきちゃんばっかりズルいよぉ…!」


151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:20:52.19 ID:x+qMjatL0

ビシュ バシッ

パワプロ「…よし、じゃあそろそろみずきちゃんと交代ね」

みずき「えー、もっと投げてたーい」

パワプロ「あおいちゃんがうずうずしてるからさ…」

あおい「パワプロ君はやくはやくー!」

パワプロ「わかったよ…ほら投げて」

あおい「いっくよー!」

パワプロ(…しかし、小学生とはいえ球を受け続けるのは辛いな…)


153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:25:50.70 ID:x+qMjatL0

ビシュ バシッ

パワプロ(休み時間もそろそろ終わるな…)

パワプロ「あおいちゃん、そろそろ終わりに…」

クラッ…

パワプロ(あ…れ…?)

ドサッ

あおい「ぱ、パワプロ君!?」

みずき「ち、ちょっと!大丈夫!?」


156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:31:02.39 ID:x+qMjatL0

パワプロ「ぅ…あれ…」

パワプロ「ここは…保健室?」

あおい「あ!起きた?パワプロ君」

パワプロ「あおいちゃん…」

みずき「あんたバカねー、疲れてるなら疲れてるって言いなさいよ!」

パワプロ「そっか…俺、途中で倒れて…」

パワプロ(小学生の身体には負担が大きかったみたいだな)


162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:36:38.67 ID:x+qMjatL0

みずき「ま、あんたが平気そうでよかったわ」

あおい「先生には言っておいたから、しばらく寝てて大丈夫だよ!」

パワプロ「うん…そうするよ」

パワプロ(保健室のベッド…懐かしいな)

パワプロ(まあ利用したことなんてほとんど無かったけど)

あおい「ねえ…パワプロ君…」

パワプロ「なに?」

あおい「一緒に寝てもいいかな…?」


164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:42:18.95 ID:x+qMjatL0

パワプロ「……」

パワプロ「えごめんもう一回言って?」

あおい「だっ…だから…一緒のベッドで寝てもいいかなって…///」

みずき「ちょっ、ちょっと!なに考えてるのよあおい!」

あおい「ほ、ほら…もう1つのベッドは誰か寝てるし…」

あおい「ボクもなんだか眠くなっちゃったな…ダメ?」

パワプロ(おいおい…なんだこれ…)


166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:47:20.62 ID:x+qMjatL0

パワプロ「…い、いいよ…」

あおい「えへへ…失礼します…」モゾモゾ

パワプロ(お、俺のすぐ隣にあおいちゃんが…!)

あおい「…けっこう…せまいんだね…」

パワプロ(あおいちゃん、顔真っ赤だ…)

あおい「あ、あんまり見ないでよぉ…」

パワプロ「ご、ごめん…!」


171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:53:30.80 ID:x+qMjatL0

みずき「……」

みずき「あ、あたしも一緒に寝る!」

パワプロ「!?」

あおい「み、みずきちゃんはもう入れないよ!」

みずき「もっとくっつけば入れるわよ、ほら!」モゾモゾ

パワプロ「ちょ!みずきちゃん近い!」

みずき「仕方ないでしょ!入れないんだから!」

パワプロ(もうこれ肌と肌くっついてるじゃん!)


176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 12:59:13.66 ID:x+qMjatL0

パワプロ「……」

あおい「……」

みずき「……」

パワプロ(両サイドにあおいちゃんとみずきちゃんがいるから動けない…)

パワプロ(しかも横向くと唇と唇が……顔も動かせない)

パワプロ「ぐぐぐ…」ぴくぴく

みずき「…どうしたのよ?」

あおい「パワプロ君、なんだか辛そうだよ?」


180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:04:27.09 ID:x+qMjatL0

パワプロ「いや…動かせないからさ…顔とか」

みずき「…なんでよ?」

パワプロ「だって、横向いたら唇とか触れちゃうかも…」

みずき「!!こっ…このヘンタイ!」バシッバシッ

パワプロ「いだだだだ!だから動けないんだって!」

あおい「……」

あおい「…ボク、パワプロ君ならいいよ?」


185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:10:04.09 ID:x+qMjatL0

パワプロ「…なんですと?」

あおい「ぱっ…パワプロ君はいつもボクに優しくしてくれるし……幼馴染だし…」

あおい「だからっ…へっ、へーきだよ!」

パワプロ(なにこれ…幼馴染補正?)

みずき「……」

みずき「パワプロ君、こっち向きなさい」

パワプロ「えっ!?」

みずき「か、勘違いしないでよね!3球勝負のときの罰ゲームなんだから!」


192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:15:59.62 ID:x+qMjatL0

あおい「ほ、ほら…こっち向いていいよ!///」グイッ

みずき「ダメよ!あたしの罰ゲームが先なのっ!」ググッ

パワプロ(り、両側から頭引っ張らないでぇえええ!)

パワプロ「あ、ちょ、いたたたたた!!」ぐらっ

あおい「えっ?」

みずき「きゃあ!」


ドサッ


パワプロ「ぐえっ!」


195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:21:14.30 ID:x+qMjatL0

あおい「あ…」カァァ

みずき「っ…!///」

パワプロ(あ…あまりの激痛に起き上がろうとしたら2人に覆いかぶさっていた…)

みずき「はっ…はやくどきなさぃよっ…!ヘンタイっ…///」

パワプロ(と言いつつもなんで抵抗が弱いの!?)

あおい「ん…///」スゥ…

パワプロ(あおいちゃんはなんで目をつむってんの!?)


200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:29:24.29 ID:x+qMjatL0

あおい「ん…」

パワプロ「ど、どうしたら…!」

ガラッ

雅「失礼します…」

パワプロ「えっ」

雅「えっ?…あ…」

パワプロ「…えっえっえっ」

雅「ぁ……あ……あ……!」


『きゃああああああああああっ!!』


「なんだ!なにかあったのか!?」「悲鳴だ!保健室からだ!」


202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:34:39.80 ID:x+qMjatL0

パワプロ(お、終わった…何もしてないけど)

あおい「な、なに!?」

パワプロ(ああ…これで小学生にして前科持ちに…)

雅「…は、はやく起きてくださいっ!」

パワプロ「えっ?」

雅「先生がくる前に!はやく!」

パワプロ「う、うん!」


204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:42:02.47 ID:x+qMjatL0

先生「どうしたの!?さっきの悲鳴は誰!」

雅「すいません、ボクの声です」

先生「雅さん、なにかあったの?」

雅「窓に大きな蛾がいたから驚いちゃって…」

パワプロ「…!」

先生「そう…何もなくてよかったわ」

パワプロ(俺達を助けてくれた…?)


206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:49:41.84 ID:x+qMjatL0

パワプロ(危なかったぁ…!)

先生「…でも雅さん、あなたも男の子なんだからもう少し男らしくしなさい?」スタスタ

雅「は、はい…」

パワプロ「……」

パワプロ「……え?男の子?」

雅「う、うん…ボク、小山雅っていうんだ」

パワプロ(…どう見ても女の子だぞ…)


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 13:58:58.19 ID:x+qMjatL0

雅「ごめんね、ボクが声をあげちゃったから…」

みずき「べっつに、あたしはコイツのことなんかどうでもいいし!」

あおい「…きす……」

パワプロ「ありがとう、おかげで先生に変な誤解をされなくてすんだよ」

雅「ううん…それじゃボク、もう行くね」

パワプロ「あ…うん。それじゃ」


ガラッ ピシャ


みずき「…アイツ、本当に男?ひょろっちいし…」

パワプロ「うん…女の子みたいな子だったね」

あおい「きす……」


211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:05:44.40 ID:x+qMjatL0

パワプロ「ああ…今日は一段と疲れたなあ」

パワプロ(はやく寝て、明日もみんなと野球しよう…)

パワプロ「ただいまー」

聖「お帰りなさいだぞ、パワプロせんぱい」

パワプロ「聖ちゃん、俺今日は早めに寝るからよろしくね」

聖「リョーカイしたぞ。わたしからもパワプロせんぱいに言っておくことがある」


215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:11:15.79 ID:x+qMjatL0

パワプロ「なあに?」

聖「今度から、パワプロせんぱいと一緒に寝ることにした」

パワプロ「……え?」

聖「眠たくなったら言ってくれ。わたしも部屋に行くから」

パワプロ「…ど、どうしてそんなことになるの?」

聖「…あおいせんぱいに聞いたぞ。一緒のベッドで寝たって」


217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:16:22.90 ID:x+qMjatL0

パワプロ「いや…あれは寝たっていうか…むしろ不眠症になりそうっていうか…」

聖「…あおいせんぱいばっかりズルい」

パワプロ(ぇ、ええー…)

聖「だからわたしも寝る」

パワプロ「うーん、でも……」

聖「一緒に寝てくれないと、またお風呂に入るぞ」

パワプロ「…わ、わかった…!」


220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:21:13.08 ID:x+qMjatL0

パワプロ「……」

聖「むにゃ…」

パワプロ「聖ちゃん…暑いんだけど…」

聖「……ぁつくなぃ…ぞ……」

パワプロ「いや…聖ちゃんじゃなくて俺がさ…」

聖「……zzZ」

パワプロ(…なにも俺の上で寝なくても…)


230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:28:41.50 ID:x+qMjatL0

パワプロ「……ん……」

聖「おはようパワプロせんぱい。朝だぞ」

パワプロ「ん…わかっ…………」

聖「どうかしたか?パワプロせんぱい」

パワプロ「……なにしてるの?聖ちゃん」

聖「なにって…おはようのキスだぞ」

パワプロ「おかしい!それはおかしい!」


232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:33:28.01 ID:x+qMjatL0

聖「おかしくないぞ。今までだってせんぱいが寝てるときはしてたし」

パワプロ「意識が無いときになにしてるんだよ!」

聖「じゃああるときならいいのか?」

パワプロ「そ、そういう問題じゃ…」

聖「今だっ」チュ

パワプロ「!!」

聖「…隙だらけだぞ、パワプロせんぱい…///」


235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 14:39:44.75 ID:x+qMjatL0

パワプロ「も、もーいい!学校行く!」

聖「朝ごはんいらないのか?」

パワプロ「いい!行ってきます!」


バタンッ


聖「…照れてるのか?だったら…嬉しいな」



パワプロ「あああああああああ!!」ジダバダ

パワプロ「なんなんだよ!みんな積極的すぎるよ!小学生だからか!」


297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:03:57.84 ID:x+qMjatL0

あおい「えいっ!」ビシュ

バシッ

パワプロ「はぁ…」ショボン

あおい「元気ないね?パワプロ君」

パワプロ「元気無いっていうか…聖ちゃんと色々あってさ…」

あおい「ふ~ん…」ビシュッ




雅「あれ…こないだの人達だ…」

雅「…野球…してるんだ」


302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:09:01.56 ID:x+qMjatL0

パワプロ「あおいちゃん、だいぶ制球力がついたね」

あおい「せーきゅーりょく?」

パワプロ「コントロールのことだよ」

あおい「でしょ?ボク、ちゃんと家でも練習してるんだよ!」

パワプロ「すごいなぁあおいちゃんは」

あおい「えへへっ…」テレテレ

みずき「ほらそこ!デレデレしない!」


304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:12:49.61 ID:x+qMjatL0

パワプロ「みずきちゃん!」

みずき「今日もきてあげたわよ。さっ、練習しましょ!」

あおい「だっ…誰もデレデレなんかしてないもん!」

みずき「よくいうわよ、ずっとパワプロ君ばっかり見てたくせに」

あおい「見てない!」

みずき「見てた!」

あおい「見てないもん!」

パワプロ「落ち着いてよ2人とも…」


306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:18:44.64 ID:x+qMjatL0

雅「……」

雅(いいな…みんな、すごく楽しそう)

雅(それに比べてボクは…)



みずき「うるさいうるさい!あんたがいけないのよ!」ポイポイポイッ

パワプロ「ええええ!?」

あおい「あ、危ないからボール投げないでよ!」


ヒューン… コッ!


雅「痛っ!」


308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:22:56.95 ID:x+qMjatL0

あおい「ひ、人に当たっちゃった!」

パワプロ「だ、大丈夫!?」タタタタッ

雅「う…うん…硬球じゃないから…」

みずき「…ご…ごめんなさい…」

雅「大丈夫だよ…ボク、平気だから」

パワプロ「でも、こんなところに1人で何してたの?」

雅「!!」


310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:27:38.77 ID:x+qMjatL0

パワプロ「もしかして、俺達が野球してるところを見てたんじゃ…」

雅「っ!」

ダッ!

パワプロ「あっ!ち、ちょっと…!」

あおい「…行っちゃったね」

みずき「あれ、こないだ保健室で会った子よね。もしかして、一緒に野球したいのかしら…」

パワプロ「確か…小山雅ちゃん」

パワプロ(…男の子だけどね)


312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:31:41.76 ID:x+qMjatL0

パワプロ「雅ちゃん!」

雅「ふぇっ?え、ええと…」

パワプロ「あ、俺の名前はパワプロ!」

雅「ぱ、パワプロ君…」

パワプロ「雅ちゃんさ、この前俺達が野球してるところを見てたよね?」

雅「う、うん…」

パワプロ「よかったら、俺達と一緒に野球しない?」

雅「え…ぼ、ボクが?」


316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:38:14.29 ID:x+qMjatL0

パワプロ「うん。雅ちゃん、ホントは野球がやりたいんじゃないかと思って」

雅(…野球…)

雅「…ムリだよ…」

パワプロ「無理なんかじゃないよ、やり方なら俺が教えるからさ!」

雅「ううん、違うの…」

雅「ボク、前に野球やってたんだ。でもボク、あんまり男らしくないから…」

雅「一緒にやってた男子に嫌われて、ひとりぼっちになっちゃった…」


318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:43:23.20 ID:x+qMjatL0

雅「だから…きっと、パワプロ君も嫌になるよ。こんな女の子みたいなやつ…」

パワプロ「……」

パワプロ「なんだ、そんなことなら全然心配無いよ!」

雅「えっ…?」

パワプロ「男らしいもなにも、今のメンバーは女の子しかいないんだよ」

雅「女の子が…野球…?」

パワプロ「そう、そもそも男が俺しかいないんだから気にすることないんだ」

パワプロ「それに…」


320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 18:48:52.63 ID:x+qMjatL0

パワプロ「もしこれから先、雅ちゃんが女の子みたいだからって仲間外れにしようとする奴がいたら…」

パワプロ「俺が必ず守ってあげるから!」

雅「!!」ドキッ

パワプロ「だから、一緒に野球やろうよ!」

雅「……」

雅「うん…!ボクもパワプロ君と一緒に野球したい!」

パワプロ「よろしくね、雅ちゃん!」ガシッ

雅「よ、よろしくね、パワプロ君…///」


324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:00:12.88 ID:x+qMjatL0

パワプロ(男の子も入ったし、これでちょっとは野球っぽいことができそうだな!)


みずき「いくわよ!クレッセントムーン!」ビシュッ

雅「きゃっ…!」ポロ…

みずき「雅~、ちゃんと捕りなさいよ…」

雅「ご、ごめんねみずきちゃん…」

あおい「ただのストレートじゃない!キャッチャーじゃない雅ちゃんに捕らせないでよ!」

みずき「なによ、あおいには関係ないでしょぉ?」

雅「け、けんかしないで…」オロオロ…

パワプロ(…うちの女の子達はある意味、男より男勝りだった…)


326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:08:59.42 ID:x+qMjatL0

みずき「ふっふっふっふっ…とうとう来たわ…あたしの天下が!」

パワプロ「……」

雅「み、みずきちゃん!?どうしてパワプロ君の上に座ってるの!?」

みずき「雅、これはパワプロ君じゃなくてイスよ。あたしのイスなの!」

みずき「…パワプロ君?どう、苦しい?」

パワプロ「…は、はい…」ぷるぷる

みずき「ふーん…でも、イスはしゃべらないわよ?」

雅(な、なにがあったの…?)


328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:16:35.52 ID:x+qMjatL0

雅「あおいちゃん…」

あおい「あ、雅ちゃん。どうしたの?」

雅「さっき、みずきちゃんとイスになったパワプロ君に会ったんだけど…」

あおい「…雅ちゃんも見たんだ…」

雅「う、うん…」

あおい「3球勝負でパワプロ君が負けたらしいよ。それで罰ゲームで1日中みずきのドレイだって」

雅「ど、どれい…」

雅(わたしも、罰ゲームでパワプロ君を自由に…)

雅「…///」カァ


334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:26:20.15 ID:LfuvFOr20

みずき「…飽きちゃった」

パワプロ「…せ、背中痛い…!」

みずき「パワプロ君、イスはおしまいでいいわよ」

パワプロ「う、うん……」ズキズキ

みずき「あーあ、パワプロ君ってば、なぜかイジメてもつまんないんだもん」

パワプロ「まず虐めて面白いって発想がおかしいよ!」

みずき(パワプロ君だけだよ…こんなの)


341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:33:53.88 ID:LfuvFOr20

パワプロ「…みずきちゃんは俺にしてほしいこと無いの?」

みずき「えっ?」

パワプロ「椅子とかじゃ無くてさ…ほら、俺じゃなきゃできないこととかさ」

みずき「…パワプロ君じゃなきゃ…ダメなこと…」

パワプロ(あー…余計なこと言っちゃった…)

パワプロ(みずきちゃんじゃ宝石発掘してこいとかズラ強奪してこいとか言うんだろうな…はぁ)

みずき「……」

みずき「…命令よ、パワプロ君…」

みずき「あた、あたしのあ、頭をなでなさい!」


344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:37:54.50 ID:LfuvFOr20

パワプロ「…え?頭?みずきちゃんの?」

みずき「そ、そうよ…」

パワプロ「ど、どうして…」

みずき「い、いいからなでなさいよ!命令だって言ってるでしょ!?」

パワプロ「わ、わかりました」

パワプロ(みずきちゃんの…髪)


さわ…


みずき「ん…」


346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:42:18.57 ID:LfuvFOr20

なでなで…


みずき「……ん」

パワプロ「ど、どう?みずきちゃん」

みずき「いいからだまってなでなさいよ…」

パワプロ「ご、ごめん」

みずき「…あと、あんまりこっちの方見ないでよね…」カァァ

パワプロ「わ、わかりました…」

みずき(あたし…いまたぶん顔真っ赤だ…)


349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:46:55.43 ID:LfuvFOr20

なでなで…


パワプロ(みずきちゃん…髪の毛さらさらだ…)じいっ…

パワプロ(触ってて気持ちいいな…)

みずき「…ありがと、もういいわ」

パワプロ「…うん」

みずき「…じゃあ…今日最後のお願い」

パワプロ(お願い?命令じゃなくて…?)

みずき「あ…あたしと……キ……」


352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:52:01.32 ID:LfuvFOr20

パワプロ「……」じっ…

みずき「キッ……」

パワプロ「キ?」じぃっ

みずき「こっちみるなぁ!!///」ゲシッ!

パワプロ「ウバァッ!」ズサァァ

みずき「もうっ、バカァ!」

パワプロ「り、理不尽だ…」

みずき「最後の命令は、あたしと手をつないで帰ること!いいわね!」

パワプロ「……もちろん!」


356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 19:58:18.89 ID:LfuvFOr20

キーン…コーン…カーン…


「気をつけ、礼!さようなら!」


あおい「パワプロ君、あーそーぼ!」

みずき「パワプロ君、野球するわよ!」

パワプロ「ごめん、あおいちゃんみずきちゃん。今日は用事があるんだ」

あおい「えー、そうなの?」

みずき「なーんだつまんないの。いこ?あおい」

あおい「うん…パワプロ君、また明日ね!」

パワプロ「うん、また明日!」


360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:03:31.79 ID:LfuvFOr20

パワプロ「さてと…」

パワプロ「雅ちゃん!」

雅「なあに?パワプロ君」

パワプロ「今日一緒に遊ばない?」

雅「うん、いいよ!あおいちゃん達は?」

パワプロ「呼んで無いよ」

雅「えっ?どうして…」

パワプロ「今日は雅ちゃんと2人っきりで遊ぼうと思って」

雅「えっ、ええっ!?///ふ、ふたりきり…?」


363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:08:37.18 ID:LfuvFOr20

雅(ど、どうしよう…男の子とふたりきりで遊ぶのなんて初めてだよ…)

雅(も、もしかしてパワプロ君、ボクのこと…)カァァァ…

パワプロ「いやぁ、いつも女の子と遊んでばっかりだからさー」

雅「えっ?」

パワプロ「たまには男だけで遊んでみたいなって思ってさ!」

雅「あ…うん、そうだね…」

雅(忘れてた…今のボクは男だったんだ…)


366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:14:43.53 ID:LfuvFOr20

雅(なに勘違いしてるんだろ…ばかみたい)

雅「…いいよ!たまには男同士で遊びたくなるもんね!」

パワプロ「よかった。それじゃ行こう!」

雅「…?遊ぶってグラウンドじゃないの?」

パワプロ「なにいってるんだよ、せっかく雅ちゃんと2人きりなんだから…」

パワプロ「雅ちゃん家で遊ぼう!」

雅「…え、えええぇぇええ!!」


370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:25:12.74 ID:LfuvFOr20

雅(うぅ…連れてきちゃった…)

パワプロ「へえ、ここが雅ちゃんの家かー!」

雅(…あ!へ、部屋の片付けしてない!)

雅「ぱ、パワプロ君、ちょっとだけここで待ってて?」

パワプロ「部屋の片付けなんか男同士で気にしなくても…」

雅「ボクは気にするの!」


バタンッ!


パワプロ「…雅ちゃんは繊細だなぁ…」


371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:30:01.31 ID:LfuvFOr20

雅「…い、いいよ…」

パワプロ「お邪魔しまーす…」ガチャ

パワプロ「へぇ、なんていうか可愛い部屋だね!」

雅「か、かわい…///」ボンッ

パワプロ(全体的にファンシーっていうか…まるで女の子の部屋みたいだな)

雅「なにして遊ぼっか…ボク、ゲームとか全然持ってないし…」

パワプロ「うーん…そうだね…」


375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:41:39.12 ID:LfuvFOr20

パワプロ「ん?これって、今話題の少女漫画じゃない?」

雅「あ、うん。ボクその漫画が大好きで集めてるんだ!」

パワプロ「よく見たら他にもいろんな少女漫画が…」

雅「あはは…や、やっぱり変だよね。男がこんなもの読んでるなんて…」

パワプロ「そんなこと無いよ!男だからとか女だからとか…関係ないよ」

パワプロ「好きなら好きでいいと俺は思う」

雅「パワプロ君…」

パワプロ「そういうのが駄目だっていうなら、そっちのが間違ってるよ!」


377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:46:42.87 ID:LfuvFOr20

雅(かっこいいな…もう)

雅(わたし…パワプロ君になら…本当のことを…)

雅「パワプロ君!ボク…!」

パワプロ「ねえ雅ちゃん、野球しない?」

雅「へっ?」

パワプロ「好きなこと思い出したら、すごくキャッチボールしたくなっちゃった」

雅「…ぷっ…!…ふふ…」ぷるぷる

雅「あははっ…パワプロ君らしいなぁ…」


380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:53:40.82 ID:LfuvFOr20

雅(わたしもずっと野球が好きだったけど…)

雅(初めて…パワプロ君に浮気しちゃうかもしれない…)






パワプロ「はぁ…はぁ…」

雅「…はぁ…はぁ…」

パワプロ「つ、疲れたね…」ゼェゼェ

雅「う、うん…全力のキャッチボールだったね…」ハァハァ


382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 20:58:54.76 ID:LfuvFOr20

パワプロ「汗でびしょびしょだ…」

雅「パワプロ君、シャワー使えるよ?」

パワプロ「いいの?じゃあ…借りようかな」

雅「うん、ボクも入りたいから早めにね」

パワプロ「え?なにいってるんだよ」

雅「…えっ」

パワプロ「一緒に入るでしょ?雅ちゃん」

雅「えっええええっ!!///」カァァァ


384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:06:38.30 ID:LfuvFOr20

パワプロ「うわー、アンダーシャツが身体に張り付く…!」脱ぎ脱ぎ

雅「ほ、ホントに一緒に入るの…?」

パワプロ「うん!雅ちゃんともっと仲良くなりたいし!」

雅「ぼ、ボクだってパワプロ君と仲良くなりたいけど…」

雅(…こ…こんなの聞いてないよぉ~…///)モジモジ

パワプロ「…もしかして恥ずかしい?」

雅「……」コクコクッ

パワプロ「大丈夫だよ、そんなにジロジロ見ないからさ!」

雅「ぁぅぅ…」


386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:12:25.78 ID:LfuvFOr20

シャワアアアアアア…


パワプロ「あー…お湯が気持ちいいね」

雅「……ぅん……」

パワプロ「……そ、そんなに隠さなくても……」

雅「だ、だって…」

雅(見られちゃったら、女の子だってばれちゃうよぉ…)モジモジ

パワプロ「じゃ、洗いっこしようか、雅ちゃん」

雅「あ、あら…!」カァァァ


390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:17:47.18 ID:LfuvFOr20

パワプロ「じゃあとりあえず、俺の背中をお願い」

雅「…ぅ、うん」


ゴシゴシ…


パワプロ「おーいい感じ」

雅(パワプロ君の背中…お、男の人の背中を洗ってる…)

雅(なんか、すごく恥ずかしいよ…)ゴシゴシ

パワプロ「ん、うまいね雅ちゃん」

雅「そ、そうかな…?」

パワプロ「うん、じゃあ次は俺が雅ちゃんを洗うね!」


393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:26:48.54 ID:LfuvFOr20

雅「ええっ!ま、待って!」

パワプロ「ちゃんと泡立ててっ…と」

雅「ぼ、ボクまだ心の準備が…!」

パワプロ「そーれっ」


ピトッ



雅「ひぅぁっ!!///」

パワプロ「やさしくやさしくっ…と」

こしゅこしゅ…

雅「ぁっぁっ…ダメだよぉっ…パワプロくぅんっ…!」

パワプロ「ちょっと強かった?よし、もっと指先を駆使して…」


400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:34:47.34 ID:LfuvFOr20

雅(パワプロ君にっ、さ、触られっ、てるぅ…)ビクッビクッ

パワプロ「あれ?雅ちゃん大丈夫?」

雅「はぁぅ…んん…ぁ…」

パワプロ(くすぐったかったのかな…でも…なんか…)ゴシゴシ

雅「んぁぁ…ダメぇ…だよぉ……」ビクンッ

パワプロ「……」

パワプロ(すごいイタズラしたくなる!男なのに!)


405: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:44:34.15 ID:LfuvFOr20

パワプロ(い、いいよね…男同士だし…)ピタ

雅「ぱわぷろくん……?」

パワプロ「あ、あー、手がー滑ったー(棒」


コシュコシュ…


雅「ぁぅ…ぅ!そ、そっちは前だよぉ!///」

パワプロ(み、雅ちゃん、可愛いすぎるよ…!)コシュコシュ

雅「ぁ…んぅ…!」ビク

パワプロ(お、俺…ホモだったのか…?)

パワプロ(…ていうか小学生にイタズラしてる時点で異常だろ!)


412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 21:53:47.93 ID:LfuvFOr20

パワプロ「ごめん雅ちゃん…」

雅「ふぇ…?」

パワプロ「俺…調子に乗り過ぎたよ。もうしない…」

パワプロ「雅ちゃんははじめっから嫌がってたもんね…ゴメン」

雅「パワプロ君……」

パワプロ(男でも裸の付き合いが苦手な人だっているもんな…)

パワプロ(………………男?)

パワプロ「あれ…雅ちゃん……股間のアレは?」


418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 22:00:35.09 ID:LfuvFOr20

パワプロ「ていうか雅ちゃん、よく見たら胸に膨らみが……」

雅「ぁ…あ……ぁぁあ……!」フルフル



いやぁぁぁぁあああぁぁぁぁ……



パワプロ「ごめんなさいでした…」

雅「パワプロ君のバカ!バカバカぁ!」ポロポロ

パワプロ「いやホント…反省してます…」

パワプロ(まさか…雅ちゃんが女の子だったなんて…)


422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 22:13:08.68 ID:LfuvFOr20

パワプロ(前、雅ちゃんと野球をしていた男子達…)

パワプロ(小学生の男子にはよくあることで、女の子は遊びに加えなかったらしい…)



雅「ーーだからボク、学校の先生にもお願いして…男の子のフリをしてたの…」

パワプロ「……」

パワプロ「……俺達は、違うよ」

雅「…?」

パワプロ「俺は違う!雅ちゃんが男でも女でも…一緒にいるよ」

雅「……うん」グス


427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 22:21:07.43 ID:LfuvFOr20

~数週間後~



田中(小)「パワプロ!キャッチボールするぞ!」

聖「パワプロせんぱい、先にグラウンドに行っているからな」

あおい「みずき、今日もボクと勝負だからね!」

みずき「望むところよ!」

メガネ「あおいちゃんも毎日毎日よく飽きないでやんすね…」

みずき「うっさいメガネ!おとめの勝負に口出さないで!」

メガネ「やんす…」


442: 2011/11/13(日) 22:36:23.92 ID:x+qMjatL0

パワプロ(あれから野球のメンバーはどんどん増え、いよいよ試合ができるくらいの人数になった)

パワプロ(俺がもとの世界に帰るほうほうは全くわからないが…)




みずき「いっけえー!ライジングショット!」バシュッ

メガネ「ぎゃああああああ!ちょ、軟球でも頭はヤバイでやんす!」

雅「みずきちゃん、メガネ割れちゃうよ…」

みずき「割るつもりでやってんのよ、雅♪」




パワプロ(彼らを見てると、もうこのままでもいいかなと思えてくる)
 

『…ヤット見ツケマシタ…パワプロ君』


449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 22:46:36.87 ID:LfuvFOr20

ダイジョーブ「コンニチワパワプロ君。元気シテマシタカ?」

パワプロ「え?あの…どなたですか?」

D「オ~、ヤハリ覚エテイナイデスカー」

パワプロ(そういえば見覚えがあるような…誰だっけ)

D「アナタ、元ノ世界ニ戻リタクハナイデスカ?」

パワプロ「!!も、もしかして…知ってるんですか!?」

D「アナタガ本当ハ高校生ダトイウコトデスカ?オー、モチロンデース」


454: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 22:55:24.39 ID:LfuvFOr20

パワプロ「そうじゃなくて、俺が元の世界に戻る方法ですよ!」

D「モチロンソレモ知ッテマース。ワタシハアナタヲ連レ戻シニキタノデス」

D「オ話シマス、コノ世界ノ真実ヲ…」






パワプロ「……パラレルワールド?」

D「ソウデース、ココハアナタノ存在シタ時空トハ全ク別ノ時空ナノデス」


467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:09:36.25 ID:LfuvFOr20

D「アナタハ私ノクリニックヲ訪レタトキ、誤ッテ製作中ノたいむましんヲ起動サセマシタ」

パワプロ「なんでそんなもの作ってるんですか…」

D「シカシ、ワタシガたいむましんダト思ッテイタモノハ異次元転移装置ダッタノデース」

D「アナタハ現在、並行世界ノアナタニ取リ憑イテイルダケデス」

パワプロ「…つまり本来は、この身体は『こっち』の俺のものなんですか?」

D「ソウデース。早ク元ノ世界ニ戻ラナイト…」

D「向コウニ置イテキタ、アナタノ身体ガ死ンデシマイマース」


474: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:18:32.04 ID:LfuvFOr20

パワプロ「…そんな…」

D「デスガ、別ニ戻ラナクテモイインデスヨ?」

D「向コウノ身体ガ死ンデシマウダケデ、コッチノアナタニハ影響アリマセンカラ」

パワプロ「……」

パワプロ「……元の世界に戻るには…どうすればいいんですか?」

D「イイ質問デース。アナタガ元ノ時空ニ帰ルニハ…」

D「アナタガ1番好キナ女ノ子ニKissシテクダサーイ」

パワプロ「……」

パワプロ「んん?」


491: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:29:45.43 ID:LfuvFOr20

パワプロ「いや…なんでそうなるんですか!」

D「詳シイコトハ省キマスガ、アナタダケデナク全テノ人間ガ並行世界ト繋ガッテイマス」

D「ソノタメ、莫大ナ恋愛エネルギーニヨッテ元ノ時空トらいんヲ繋グコトガデキルノデース」

パワプロ「そんな無茶苦茶な…」

D「アナタト親密ナ仲ダッタ女性達4人ヲ明日呼ビ出シマス」

パワプロ「……」

D「明日マデニ、思イ人ヲ決メテオイテクダサイ」

パワプロ「……」


497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:39:20.81 ID:LfuvFOr20

パワプロ「…向こうの世界に戻ったら…」

パワプロ「こっちの世界のみんなとは、二度と会えないんですか…?」

D「当然デス。私達の世界とこの世界は並行、繋ガッテイマセンカラ」

パワプロ「……」

D「ヨク考エテクダサイ。戻ルモ自由、戻ラナイモ自由デス」

D「ソレデハ明日、会イマショウ」



パワプロ「…どうすれば……どうすればいいんだよ…」


499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:43:11.81 ID:LfuvFOr20

パワプロ「ただいま…」

聖「お帰りなさいだぞ、せんぱい」

パワプロ「聖ちゃん…」

聖「…?元気がないぞ、どうかしたのか」

パワプロ「いや…なんでもないよ」なでなで

聖「ん…今日のはなんだか変だ…」

パワプロ「変…か……俺もそう思うよ…」


503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:49:22.29 ID:LfuvFOr20

パワプロ「……」

パワプロ「あおいちゃん…聖ちゃん…みずきちゃん…雅ちゃん…」

パワプロ(…俺が……)

パワプロ(俺が、本当に好きなのは誰だ?)

パワプロ「…わかってるよ」

パワプロ(もうそんなことは決まってる。でも…)

パワプロ(決まってても、決まってないんだ…)


509: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/13(日) 23:57:13.84 ID:LfuvFOr20

~翌日~



D「オー、ミンナモウ揃ッテマスヨ、パワプロ君」

パワプロ「…はい」

あおい「パワプロ君、ボク達に用事ってなにかな?」

みずき「もうなんなのよ、こんな狭い部屋に呼びだして」

聖「せっかくの休みなんだから、せんぱいと2人で遊びたかったぞ…」

雅「ボクはみんな一緒でも楽しいと思うけどな」

パワプロ「…みんな、俺の話を聞いてくれ」

あおい「…大事な話なの?」

パワプロ「ああ……本当のこと、全部話すよ」


512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:04:57.89 ID:81owy1kU0

パワプロ(俺は……みんなに全て話した。本来の自分のこと、並行世界のこと、帰る方法のこと…)

パワプロ(……そして、元の世界に帰ったら二度と会うことはできないことを……)




パワプロ「……」

雅「本当…なんだね」

みずき「……それで?あんたは…もう、誰にするか、決めたの?」

聖「……」

パワプロ「……いいや」

あおい「…パワプロ君?」


517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:12:27.89 ID:81owy1kU0

パワプロ「俺は……元の世界には帰らない。こっちに残るよ」

聖「せんぱい…!?」

みずき「な、なに言ってるのよ!」

パワプロ「向こうの俺は死んじゃうかもしれないけど…俺は、みんなと別れたくない」

パワプロ「だって俺、あおいちゃんもみずきちゃんも、雅ちゃんも聖ちゃんも本当に大好きだから」

あおい「…!」

雅「ぱ、パワプロ君…」

パワプロ「最低なやつでゴメン。でも、俺には1人だけなんて絶対選べないよ」


520: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:18:05.31 ID:81owy1kU0

パワプロ「みんなのためなら命だってかけていい。本気だよ」

パワプロ「だから……これからも、ずっと、ずっと一緒にいてよ!」

あおい「…パワプロ君……」

みずき「……」

聖「……」

雅「……」

D「……イインデスネ?パワプロ君」

パワプロ「……俺はみんなと、別れたくないです」


522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:24:39.61 ID:81owy1kU0

みずき「パワプロ君!」

パワプロ「…みずきちゃん」

みずき「あたしもパワプロ君に伝えなきゃいけないの!」

パワプロ「……」

みずき「あんたのこと……ずっと……バカで、むかつくやつだと思ってたけど……」

みずき「そんなパワプロ君が、橘みずきは大好きだったから!」

パワプロ「みずき…ちゃん…」

みずき「だから……」


チュ…


パワプロ「!!」

みずき「…さよなら…パワプロ君…」


529: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:30:12.32 ID:81owy1kU0

パワプロ「な……!」

雅「パワプロ君、ボクも……」

雅「……ううん、私も伝えなきゃ」

パワプロ「雅ちゃん…」

雅「ずっと…野球が好きで……でも、女の子だからってずっと諦めてた」

雅「だけど……パワプロ君が私の手を引っ張ってくれたよ」

雅「小山雅は……あの時から、パワプロ君が好きでした」


チュ…


パワプロ「……」


540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:36:32.13 ID:81owy1kU0

聖「…せんぱい」

パワプロ「…聖ちゃん」

聖「わたしは…まだうまく言葉で伝えられないが…」

聖「せんぱいはっ……わたしにとって、本当の家族だったっ……」ぐす

聖「だ…大好きだ。大好き……うぅ…ぁ…」

聖「わたしは、パワプロせんぱいが大好きだ!」ポロポロ…


チュ…


パワプロ「聖…ちゃん…」


556: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 00:51:13.21 ID:81owy1kU0

パワプロ「みんな…どうしてだよ?俺はみんなと…一緒にいたいのに…」

あおい「……ボク達だってパワプロ君と一緒がいいよ」

パワプロ「あおい…ちゃん…」

あおい「でもね、向こうのパワプロ君が死んじゃったら、悲しむ人が大勢いるよ」

あおい「パワプロ君のお父さんもお母さんも……向こうのボク達だって」

パワプロ「……!」

あおい「だから……お別れしなくちゃ……」


575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:00:44.95 ID:81owy1kU0

あおい「パワプロ君と出会ってから、毎日のように遊んだよね…」

パワプロ「……」

あおい「キミはいつでも笑ってて…いつもボクに勇気をくれた」

パワプロ「あおいちゃん…!あおいちゃん!」

あおい「そんなキミだったから…ボクはキミを好きになれたんだね」


チュ…


あおい「バイバイ…パワプロ君」

あおい「ボクの…1番大好きな人…」

パワプロ「あおいちゃん!嫌だよ!あおいちゃん!!」


パワプロ「あおいちゃあああああん!!」




『ーー次元転移装置、発動シマシタ』


585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:06:19.22 ID:81owy1kU0









パワプロ「……朝…か…」

パワプロ(さっきのは…夢?…違う…確かに覚えてる)

パワプロ(……でも……夢ってことにしとこうかな)

パワプロ(これは『彼女達』にとっての、少しだけ長かった夢だから……)




パワプロ「……おはよう」


587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:09:34.29 ID:81owy1kU0

聖「ああ、おはようパワプロ先輩」




パワプロ「…………」

パワプロ「…………………」

パワプロ「……………………………」

パワプロ「なんで聖ちゃんが俺の部屋にいるの?」

聖「なにを言っているんだ?小学生の頃からずっと、私はパワプロ先輩のベッドに潜り込んでいるぞ?」


596: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:15:04.90 ID:81owy1kU0

パワプロ「えちょっと待って?よくわかんない」

聖「寝ぼけているのか?よし、キスしてやろう…あの時のように」

パワプロ「あの時って……小学生の時のか!?」

聖「小学生?よく覚えてるな、そんな昔のことまで」

パワプロ「??んんん?!んんんんん?」

聖「ほら、早く起きないとまたあおい先輩が迎えにくるぞ?ん…」チュ…

パワプロ「ん…?!」


602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:19:01.38 ID:81owy1kU0

聖「ふっふっふ…朝のキスは私のものだ、あおい先輩」

パワプロ「……」ポカーン

聖「ご飯は出来てるぞ、私は今日は早いから先に行くが…」

聖「みずき先輩や雅先輩に浮気するなよ?」


パタン…


パワプロ「…………」

パワプロ「ど…どうなってるんだ…!?」


612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:25:28.16 ID:81owy1kU0

ガチャッ

パワプロ「いってきます!」

パワプロ(と、とにかくダイジョーブ博士に話を聞かないと…!)

みずき「チョークスリーパーホールドー!!」

ガシッ

パワプロ「ぐええっ!」

みずき「なーに急いでんのよ、あたしを無視していく気?」

パワプロ「も、もしかしてみずきちゃん…?!」

みずき「ほぉ…このままオトされたいようねぇ…っ!」ぐぐぐっ…

パワプロ「ぎ、ギブ!ギブ!し、死んじゃううううう!!」パンバンッ


616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:31:49.10 ID:81owy1kU0

雅「み、みずきちゃん、パワプロ君が苦しがってるよ…」

みずき「雅……あんたねぇ、そんなことだからあおいや聖に遅れをとるのよ」

雅「え、えええっ!?///」

みずき「コイツとは小学校からの付き合いだけど、強引にいけばついてくるんだから…」

みずき「要するに、下僕よゲボク!」

パワプロ「み、みずきちゃん…雅ちゃんも…!!」



「…朝から元気だね?ボクも混ぜてくれない?」


622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:37:53.71 ID:81owy1kU0

パワプロ「ぁ…!ぁ……!」

雅「おはようあおいちゃん!」

みずき「なによあおい!後からきたくせに獲物を横取りしようっての?」

あおい「本命は遅れてやってくるものなんだよ、みずき♪」

パワプロ「あ……あ……」


パワプロ「あおいちゃああああああん!!」


あおい「え?きゃっ…!」


どっしーんっ!


雅「ぱ、パワプロ君があおいちゃんに抱きついたっ!?」

みずき「アンタ、なんで今日はそんな積極的なのよー!」


630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:46:41.39 ID:81owy1kU0

パワプロ「あおいちゃん……あおいちゃん!!」

あおい「ぱ、パワプロ君…重たいよ…///」

雅「あおいちゃん大丈夫!?」

みずき「あんたねぇ…あおいだからいいようなものの、普通なら一発逮捕………」

みずき「……なんで泣いてるのよ?変なの」

パワプロ「…これは……嬉し涙だよ…」ぐすっ

パワプロ「嬉しくて……俺の心が溢れてるんだ…!」

あおい「……今日のパワプロ君、変だよ」クスッ

パワプロ「……俺も、そう思う」



あおい「…おはよう、パワプロ君」

パワプロ「うん…おはよ」


634: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 01:55:49.72 ID:81owy1kU0

パワプロ(後からダイジョーブ博士に聞いた話はこうだ)

パワプロ(本来1人分しか動作しないはずのエネルギーが、4人のキスで限界を超えてしまった)

パワプロ(その結果、溢れ出したエネルギーが本来の世界と並行線上の世界を繋ぎとめてしまったらしい……)

パワプロ(2つの世界が繋がったここでは、小学生の時に俺が4人に同時に告白し、全員からokをもらったことになっているそうだ)

パワプロ(なんだか大変なことになっている気もするが、俺にとってはたいしたことじゃない)

パワプロ(だって…あの時の大切な思い出は、無くならずにすんだのだから…………)


641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:01:09.00 ID:81owy1kU0

あおい「ほら、早く行かないと遅刻するよ?パワプロ君!」

みずき「あー!もう学校が始まっちゃうじゃない!」

雅「い、急ごうパワプロ君!」

みずき「ど、どさくさに紛れて手を繋ぐなぁ!」

パワプロ「いいから走って!間に合わないよ!」

みずき「う、うるさいわね!命令すんな!」

パワプロ(あはは…相変わらずだ、みんな…)


643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/14(月) 02:05:19.85 ID:81owy1kU0

タタタタタッ



パワプロ「……なあ、みんな」

雅「な、なにっ?パワプロ君っ」

みずき「はっ、走ってるときに話しかけんなっ」


パワプロ「俺さっ…!」


あおい「…うんっ」






パワプロ「みんなのことっ、大好きだっ!」







ーおわりー



元スレ:パワプロ「小学生になってる…」あおい「パワプロ君、あそぼ?」

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