1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:00:14.08 ID:TnS3f7Yf0

冬/765プロ事務所

P「おはよーう」ガチャ バタン

律子「あ、プロデューサー殿、おはようございます」

千早「おはようございます。プロデューサー」

真美「兄ちゃん!おはよ→」

P「おう、寒いな~夜には雪降るんじゃないか?」

千早「かもしれませんね、寒波が来てるって話ですから」

真美「兄ちゃん、事務所のエアコン効きが悪いよぉ」ブルブル

P「そうなんだよなぁ…」


2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:00:54.08 ID:TnS3f7Yf0

律子「はいはい、貴重なご意見ですが、どうにもなりません」

真美「ちぇ→まっこんな寒い日はゆきぴょんのお茶がおいしいよねっ☆」

P「あ、雪歩も来てるのか、おはよう…」クルリ



3㍍



雪歩「あ、プロデューサー、おはようございます。」ニコ

P「んん?…」


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:01:23.87 ID:TnS3f7Yf0

このSSは

律子「…これは…悪魔の録音よ…」

の続きになります。

未読の方はこちらをお読みください。

よろしくお願いします。


4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:02:20.20 ID:TnS3f7Yf0

P「…何か…(雪歩が遠い…な)」

雪歩「プロデューサー、お茶机に置いておきますね?」サササッ

P「あぁ…ありがとう…」

雪歩「いえ、私台本読みますから…こっちのソファ借りますね」サササッ

P「(この警戒されっぷりはなんだ…?)」

律子「しっかし…軽井沢から帰って来たら、小鳥さんお休みだなんて…」

P「え?小鳥さん今日も?」

律子「えぇ、今日も無理だって」


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:03:04.09 ID:TnS3f7Yf0

千早「音無さん…どうかされたんですか?」

P「うん、軽井沢にお前らが伊織の家のバスで来たじゃないか」

真美「突撃トラベラーだったねぇ」

P「東京に帰ってきたら、小鳥さん休んでるんだよ」

千早「音無さんは…軽井沢には来てませんでしたよね?それからずっと?」

律子「うん、私の携帯に、メールで『喉の風邪で声が出せないのでしばらく休みます』って」

千早「そうだったんですか…早く治るといいですね…」

P「この季節は、気を抜くとヤバいからな」ガチャ


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:03:42.87 ID:TnS3f7Yf0

真「おはようございまーす」バタン

P「おはよーう、真」

真「おはようございます!プロデューサー!」

千早「おはよう、真」

真「おはよう…うぅ少し寒いね」ブルッ

雪歩「真ちゃんおはよ、今お茶淹れるね」

真「おはよ雪歩。熱っいのがいいな♪」


7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:04:32.98 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「ふふふっうん、わかった」スッ

P「おっと」

雪歩「!!///」ババッ…ヒュン…

P「…あっれー?」

真「…雪歩?」

千早「何か…したんですか?プロデューサー…?」

P「…何にもしてないと…思うんだけどなぁ…」


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:07:00.97 ID:TnS3f7Yf0

真「…ねぇ…千早」ボソボソ

千早「えぇ…多分…悪魔の録音の影響ね…」ボソボソ

真「確か…雪歩は、初々しく抱き締められる…妄想だっけ?」ボソボソ

千早「割と現実に沿った内容で、萩原さん自身が過剰に意識してるのかしら?」ボソボソ

真「…あ~…そうかも…ちょっと聞いてくるよ」ボソボソ

千早「お願いね、私はプロデューサーに別の話題でも話してくるわね」ボソボソ

真「よろしく」ポン


9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:08:57.94 ID:TnS3f7Yf0

千早「プロデューサー…今日のスケジュールなんですが」

P「あぁ、千早はレコーディングだよな?スタジオは…」

千早「△△スタジオで間違いありませんか?」

P「あぁそこだな」

千早「そういえば…今日他のみんなは…」


10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:12:00.96 ID:TnS3f7Yf0

/給湯室

真「雪歩」

雪歩「あ、真ちゃん、今お茶…」

真「…男性恐怖症、克服訓練…」

雪歩「!!///」ビクッ

真「やっぱりか…」

雪歩「まっ真ちゃん…///」

真「まぁ…反応するなって方が難しいか」

雪歩「…やっぱり変だったかなぁ?///」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:15:08.11 ID:TnS3f7Yf0

真「まぁ周りから見てたらね…」

雪歩「うぅぅ…プロデューサーの横に居るのが…すごく苦しくて…恥ずかしくて…///」

真「まぁ…ボクも割とそんな感じだったからねぇ…」

雪歩「…初々しいって…ハワワ///」

真「思い出し照れ…って」

雪歩「…なっなんだか…今日は無理なのぉ///」

真「よしよし」ナデナデ

雪歩「はぁ…」


12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:18:02.18 ID:TnS3f7Yf0

律子「えっと…この書類は…すいませんプロデューサー殿」

P「ん?どうした?」

律子「この書類はどうしたらいいんですか?」

P「…あぁ、これはココの計算したら、予算と照らし合わせて」

P「合ってるならOKだから、社長の判子貰って」

律子「わかりました、ふぅ…」

P「今日は一日書類に追われそうだな」

律子「えぇ…イベントやら何やらで後回しにしたツケですね」


13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:21:01.81 ID:TnS3f7Yf0

P「今日は俺も、千早のレコーディングとか見回るぐらいだし、半分手伝うよ」

律子「うわぁ…助かります!小鳥さん休まれると間に合いそうになくって~」

律子「年末進行だったから、期待してたんですけど…」

P「だよな~…少数精鋭ってのは765プロの良い所だけど…こうなると困るな」

律子「ドームLIVEも近づいてるのに…」

P「軽井沢の時は…社長に電話番までさせちゃったからな…」

律子「あの時は悪ノリしました、反省してます…」


14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:24:10.68 ID:TnS3f7Yf0

千早「それじゃ、行ってきます。プロデューサー」

P「おう、後で様子見に行くからな」

千早「はい」ガチャ

雪歩「わっ私も行ってきますぅ!!///」サササッ

P「あっゆき…(バタン)…ほ…早いな…」

律子「何か…様子変ですね…」


16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:27:03.62 ID:TnS3f7Yf0

真美「アレだよ…りっちゃん…」ヒソヒソ

律子「あぁ…アレね…」ヒソヒソ

P「ん~…舞台がどうなってるのか聞こうと思ったのにな…」

真「雪歩の舞台って…あぁ!あの厳しい監督の」

律子「そう、灰皿が飛ぶ飛距離でも計ってんのかってくらい厳しい人」

真美「それって本当なの?」

律子「昔はね…医者からタバコにストップかかってからは、台本が宙を舞うみたいだけど」


17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:30:01.72 ID:TnS3f7Yf0

真「それでも、怖いじゃん…」

P「だから、雪歩にうまくいってるか聞きたかったんだがなぁ…」

律子「雪歩って今回どんな役柄なんですか?」

真「確かミステリーって言ってたような…」

P「時代は明治で…雪歩の役柄は、良家のお嬢様…」

真「なんだ!似合う役じゃないですか!」


18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:33:00.89 ID:TnS3f7Yf0

P「…なんだけど父親に対して憎悪を抱いてるっていう」

真美「何ソレ…ちょっと怖いね」

律子「雪歩…出来るかしら…?」

P「まぁ…後で見に行くか…」

真「(色んな意味で大丈夫かな…雪歩)」


19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:36:00.93 ID:TnS3f7Yf0

朝/765プロ事務所前

千早「…萩原さん…大丈夫?」

雪歩「千早ちゃん…」

千早「舞台の稽古だけ…じゃないわよね?」

雪歩「うぅぅ」

千早「…まぁ確かにあんな事言われると…意識してしまうわよね…」

雪歩「私なんて…プロデューサーに相手にされる訳無いのに…///」


20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:39:02.81 ID:TnS3f7Yf0

千早「あら?そうかしら?」

雪歩「ちっ千早ちゃん!?///」

千早「音無さんとの会話でも言ってたじゃない…」


P『まぁでも…雪歩は何にも染まって無いからこそ…』

P『自分の色に染めたくなる…悪しき考えが出てくるんですよね…』


千早「―って…男性ってそういう考えあるかもしれなっ」


21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:42:00.97 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「……///」プルプル

千早「ごっごめんなさいね、萩原さん…」

雪歩「…スゥー…ハァー…だっ大丈夫…息の仕方を、忘れただけだから」

千早「危な過ぎるわよ」

雪歩「…優しくて…自分の一番近くに居て…」

千早「私という存在を理解して、支えてくれる…好きに…なるわよね…」

雪歩「!!///…千早ちゃん…大胆…」

千早「えっ!?///あっちっ違うわ!///こう…人としてというか///」


22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:45:05.67 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「そっそう…///」

雪歩「わっ私…私なんて…ひんにゅーでひんそーでちんちくりんだから…」

雪歩「全然自信持てなくて…」

千早「……………萩原さん…」ゴゴゴゴゴゴ

雪歩「ひっ」

千早「今の台詞…私の眼を見て言ってみてくれるかしら?」ゴゴゴゴゴゴ

雪歩「ひえぇぇぇぇっ」ガタガタブルブル


23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:48:08.03 ID:TnS3f7Yf0

朝/765プロ事務所

P「…さてと…」

律子「…あの…プロデューサー」

P「ん?どうした律子、わかんない所あったか?」

律子「あ、いえ書類では無いんですが…ちょっと、聞きたいんです」

P「?何をだ?」

律子「プロデューサーって…雪歩とどういうコミュニケーションを取ってたのかなって」

P「はぁ?雪歩と?」


24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:51:02.72 ID:TnS3f7Yf0

真美「聞きたいなぁ!///」

真「ぼっボクも…///」

P「え?何で?」

律子「今朝、様子が変だったじゃないですか…もしかして」

P「おっ俺が変な事したとでも!?」

真「(変な事言ったのを…)」

真美「(録音したヤツを聞かれたんだけどね…)」

律子「あぁいえ…何かヒント位無いかな…と…アハハ」


25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:54:00.89 ID:TnS3f7Yf0

P「ん~…まぁ雪歩はまず…仲良くというか、慣れてもらわないといけなかったからなぁ」

真「あの頃は、男のトレーナーさんでもダメでしたからね」

真美「顔面漂白も珍しくなかったよね→」

律子「蒼白ね、漂白してどうすんのよ、肌荒れるわよ」

P「…だから、まず降郷村でさ…」

真美「あぁ~あったねぇ!ゆきぴょんの『いえーいっ』」

律子「驚いたけど、すごかったわよね」


26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 19:57:01.03 ID:TnS3f7Yf0

真「うんっ!いざとなったらすごいんだよね、雪歩は」

P「俺も驚いたよ…それで、舞台度胸はあるんだなってわかって」

P「その時、指切りで約束したのが最初かな?」

律子「指切り…?」

P「あぁ〝絶対守るから〟って」

真美「…何ソレずるぃ…///」ボソ

真「真美っ///」

P「?」


27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:00:01.28 ID:TnS3f7Yf0

律子「そっそれで、どうされたんです?その後」

P「あぁ、色々仕事も舞い込んできて…でも雪歩が男性スタッフと全然喋れなくて」

律子「そうでしたね…」

P「最初は、真と組ませて…まぁ真に丸投げって意味だったけど」

真「あははっ確かに、まぁ苦手なんだから仕方ないって思ってましたけど…」

P「ずっとそのままって訳にはいかないからな…それで、克服しようって雪歩に持ちかけて」


28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:03:00.83 ID:TnS3f7Yf0

律子「プロデューサーからだったんですね…まぁ当然か」

P「必要だったんだよ!もぅ最初は、すっごい大変だったんだぞ!?」

真美「兄ちゃん、実感こもってるね…」

P「当り前だろ!最初は3~4㍍は離れてないとダメだったんだ!」

律子「あぁ~常にそのぐらいの距離はありましたね…」


29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:06:01.49 ID:TnS3f7Yf0

P「訓練続けて…ようやく人並みになったと思ったら…今朝だよ…」

真「あぁ~…」

P「これまでのコミュニケーションが水泡に帰したと言うのかっ…」orz

真美「…(ゆきぴょんのは照れだからなぁ…)」

真「(照れかどうかは…一見じゃわかんないよなぁ…)」


30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:09:00.96 ID:TnS3f7Yf0

朝/劇場前・カフェ

雪歩「…はぁ…稽古開始まで、すっごい時間あるなぁ…」

雪歩「プロデューサーの近くにいると…恥ずかしいし…」

雪歩「ここで、台本読んでよう…」パラッ

雪歩「…『お父様はお母様が邪魔になったのよ』」ブツブツ

雪歩「『あんな山奥に追いやって、お母様が可哀想だわ…』」ブツブツ


31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:12:00.95 ID:TnS3f7Yf0

???「しかしよぉ…なんであの子なんだ?」

???「…ピンと来た…」

???「毎度そればっかりじゃねぇかよ…」


雪歩「?…監督と脚本家さん…あっ挨拶しなきゃ」ガタ


監督「俺は今でもあの、萩原ってのはミスキャストだと思ってるぜ?」


雪歩「!!」ピタッ


32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:15:00.90 ID:TnS3f7Yf0

脚本家「…そんな事は無い」

監督「ツラはいい、声も舞台向けだろう…だが肝心の感情の込め方がお粗末だ」

脚本家「…そこは…伸び代だ」

監督「伸び代ってお前な…舞台本番までそう日は無いんだぜ?」

脚本家「…間に合うかどうかは…彼女次第だ」

監督「そんでもって俺次第って言いてぇんだな?」

脚本家「…そうだ」ガタ

監督「簡単に言ってくれるねぇ…」ガタ

カランカラン♪アリガトウゴザイマシター


雪歩「…私…やっぱり…ダメなのかなぁ…」グッ


33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:18:00.88 ID:TnS3f7Yf0

/765プロ事務所

P「何かしちゃったのかな?俺…」ズーン

真「そっそんな、落ち込まないで下さいよ」

律子「そっそうですよ、ね?」ガチャ バタン

春香「おっはよーございまーす!」

真美「あ!はるるん!おはよ→」

律子「おはよ、春香」

P「おはよう…春香ぁ…」

春香「えぇ~?何でそんなテンション低いんですか…」

真「あぁそれがさ、雪歩がね…」


34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:21:00.72 ID:TnS3f7Yf0

春香「―なるほどねぇ…例のアレですかな?」ボソボソ

真美「そうであると思われまする。はるるんさんや」ボソボソ

春香「余波がこんな所まで…困ったなぁ」

P「うーん…」

春香「そうだ!聞きたかったんですよ、プロデューサーさん!」

P「ん?なんだよ春香」

春香「雪歩とのコミュニケーションって何してたんですか?」

真美「あ~そうだった!おぅおぅ!兄ちゃん!洗いざらい吐けぇ!」

P「なんで俺、容疑者なんだよ…」


35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:24:03.01 ID:TnS3f7Yf0

夏/765プロ事務所

P「ふむ…とりあえずだ…」

雪歩「はっはぃ…」

P「…もうちょっとくらい、近づけないか?」

雪歩「うぅぅ…///」



4㍍



P「普段の生活どうしてるんだよ…」


36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:27:00.89 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「その…あんまり移動中とかそういうのは気にならないというか」

P「あぁ…擦れ違うのとかは大丈夫なのか…」

雪歩「いっ意識しなければ…大丈夫ですぅ」

P「んーじゃあ…Step ①」


P「こういう風に…電車やバスで隣になるとかは?」ポフッ

雪歩「あぅ…はっ話しかけられたりしなければ…」

P「そうか…」


37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:30:00.90 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「……………///」

P「………………」

雪歩「……………///」

P「………いやいやいや…話してくれないと困るから」

雪歩「はぅっ!!///」プルプル

P「う~ん…男性スタッフに話しかけられてもスムーズに会話できないとな…」

雪歩「むっ無理ですぅ///」


38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:33:04.99 ID:TnS3f7Yf0

P「無理って言うなよ…」ゴクッ

P「ん?このお茶冷たくっておいしい…」

雪歩「え…ほっ本当ですかぁ?こっ氷出しにしてみたんですけど…」

P「うん。おいしいよ、雪歩お茶淹れるの上手だよな」

雪歩「はっはいぃ、これだけは誰にも負けませんよぉ」

P「ほぉ…」


39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:36:00.97 ID:TnS3f7Yf0

冬/765プロ事務所

P「―って感じでお茶をスタッフさんに淹れてあげたりして…」

P「まぁ最初は女性スタッフだったけどな」

真美「ふぅん」

春香「雪歩も苦労したんだなぁ…」

律子「そう考えると、成長したわよね」

真「日常的な会話くらいは平気になったもんね」

P「俺今…男性スタッフ以下…?」プルプル


40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:39:01.11 ID:TnS3f7Yf0

春香「違います、プロデューサーさん、大丈夫です、落ち着いて下さい」

真「思いの外、プロデューサーの心のダメージが大きい」

真美「いきなり、避けられちゃったらねぇ…」

P「大丈夫…大丈夫…最初の頃は最大4.5㍍離れてる時もあった…悲しくない」

律子「うわぁ…自分に言い聞かせ始めた…」

真美「ほっほら兄ちゃん!続きは!?ゆきぴょんとの訓練!」

P「ん?ん~あの後は…慰安旅行の後だな…」


41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:42:01.11 ID:TnS3f7Yf0

夏/765プロ事務所

P「…………」ジー

雪歩「はぅ///…」サッ

P「だーかーら…目線外したらダメだって」

雪歩「すっすみませぇん///私…私なんてぇ!!///穴掘って埋まってますぅ!!///」ジャキン

P「よーしシャベルは置け…いい子だから…」グイ


42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:45:00.88 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「はいぃ///」

P「うーん…Step ②、見つめ合う…何かいい方法は無いかな…」

雪歩「(見つめられてると…何だか恥かしくって…///)」

P「壁ごし…いやいや…」

雪歩「(真ちゃんから貸して貰った少女漫画では…)」


43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:48:00.97 ID:TnS3f7Yf0

P「鏡ごし?意味ないか」

雪歩「(見つめ合った後って…キッキッキスしてた!?///)」

P「雪歩ぉ…何かいい案無いか?」

雪歩「はわぁ…///」

P「うわっどうした!?おい!?雪歩!?」ユサユサ


44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:51:00.97 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「ハワワ…///」

P「雪歩!?」ユサユサ

雪歩「…ハッ!!…プロデューサー…」ジーッ

雪歩「はうっ///」ボン

P「うぉおいっ!?」


45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:54:00.94 ID:TnS3f7Yf0

冬/765プロ事務所

P「ありゃ一体なんだったんだろう…」

春香「あはは…」

律子「大変だったんですねぇ…」

真美「ゆきぴょん…」

真「見つめ合うってそんなに恥ずかしいかなぁ?」

春香「うーん?実際生活の中でそこまで目と目を合わせて…なんて無いよね?」


46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 20:57:00.88 ID:TnS3f7Yf0

律子「そうよねぇ…一瞬のアイコンタクトくらいはあるけど」

P「ほほぅ…」キラリ☆

真「ぷっプロデューサー?何ですその目の輝き…」

P「じゃあ、真ぉ…見つめ合ってみるぅ?」ニヤニヤ

真「ええっ!?///」

P「恥ずかしいかどうかは、実体験してみればいいんじゃないか?」


47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:00:01.01 ID:TnS3f7Yf0

真「ぼっボクはいいですよぉ…」

真美「あっじゃあ真美やる!」チラ

真「え?」

春香「そんなっ真美には任せれないよ!ここは私が!」チラ

真「え?え?」

律子「いいえ、ここはお姉さんの私が!やりましょう!!」

真「じゃっじゃあ…ボクが…」オズオズ

春香・真美・律子「「「どうぞ、どうぞ」」」

真「なんだよっ!!///いつ打ち合わせしたのさっ!!」


48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:03:04.46 ID:TnS3f7Yf0

真美「いやぁ、アイコンタクトの話が出たからねぇ→」

春香「やっとかないと~あはは」

律子「お約束も大事でしょ?」

P「じゃあ真」

真「ええっ!?本当にやるんですかっ!?///」

P「するよ、やってみればわかるって」


49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:06:01.14 ID:TnS3f7Yf0

真「はぁ…わかりました…どっどうぞ?」

P「真…お前から借りた少女漫画で勉強してるんだぜ?」

律子「あの人、ミニコントする気満々だわ」

真美「それもまた良しだよ♪」

春香「ある意味765プロの名物だしね」

真「…なんなんですか…もぅ…」


50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:09:01.43 ID:TnS3f7Yf0

真「プロデューサー?ボクが男役でもかまいませっ」

P「真」

真「?プロデュ」ドン ビクッ

真「え…」

P「静かに…」ジッ

真「えっ…ええっ!?///」ドキドキ

P「真…」ジッ

真「ほっ本当にぃ…?///うっうわっ///」サッ

P「…はい、菊地 真選手は6秒~」


51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:12:00.86 ID:TnS3f7Yf0

真「へ?///」

P「どうだ?結構恥ずかしいだろ?」

春香「壁ドンですか///」

P「どう?どう?俺様系なんてやったことないけどさ」

律子「もう、この人なんなんだ…///」

P「みんなのプロデューサーだよっ☆」


52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:15:00.99 ID:TnS3f7Yf0

真美「あー…兄ちゃん…お腹に力入れるといいよぉ」

P「え?」クル

真「プロデューサーのぉ!馬鹿ぁっ!!///」ドゴォ

P「おふんっ!!」 ドサ orz

真「あぁっ!!///もうっ!!///ボクはレッスン行きます!!///」ガタッ

真美「あっはっは→兄ちゃんのお馬鹿さぁん♪」スタスタ

春香「プロデューサーさんお大事に…でも調子に乗った罰ですよ!罰!」ニコォ

ガチャ バタン


53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:18:00.90 ID:TnS3f7Yf0

P「おぉぉ…痛ったぁあ…」プルプル

律子「はぁ…全く…自業自得もいい所ですよ」

P「うっうー…」ガチャ バタン

響「はいさーい、今すっごく怒った真が…!!プロデューサー!?どうしたんさっ!?」ユサユサ

P「あぁ…響…」プルプル

貴音「あなた様っ!?いっ一体何が…」

P「…貴音ぇ…うふふふふ」

響「コワっ」

貴音「面妖な」

律子「あー、あのね二人とも…」


54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:21:01.10 ID:TnS3f7Yf0

貴音「―それは…あなた様が悪うございますっ!!」

P「…うへぇ…痛たたた…」サスサス

響「そうだぞ!真が怒るのも無理ないさ」

P「なんだよ…みんなして…ちょっと、面白がっただけじゃん」

貴音「その様な戯れはおやめ下さい。」

響「ふざけすぎさー」

P「はーい。ごめんなさーい」


55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:24:09.10 ID:TnS3f7Yf0

貴音「…あなた様…もしや…何か話を逸らす為に真へ…」

P「!!!」ビクッ

響「え?どういう事だ?」

律子「話を逸らす…?」

貴音「…あなた様…雪歩とのこみゅにけぇしょんとやらは…」

P「…えっえーと…」ダラダラ


56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:27:04.49 ID:TnS3f7Yf0

律子「話すまで、攻撃の手を緩めませんよ…」

P「ちくしょうっ…逃げ切れると思ったのに…」

響「雪歩との話が恥ずかしいのか?」

P「え?…いや…えっと…」

律子「…違うんですね」

貴音「お話しくださいませ、あなた様」

P「…あんまり…愉快な話じゃあ…ないぞ?」


57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:30:00.96 ID:TnS3f7Yf0

秋/765プロ事務所

P「それじゃあ、Step ③…今日は…手でも繋いでみるか?」

雪歩「手っ手を繋ぐんですかぁ?///」

P「大丈夫だって、怖いものじゃないんだからさ」

雪歩「…スゥ…ハァ…はいっ!おっお願いしますぅ!!///」

P「気合入り過ぎだろ…んじゃあ、ほい」スッ

雪歩「あ…えっと…うぅぅ…///」プルプル

P「…ゆっくりで構わないから…」


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:33:01.68 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「はっはいぃ…///」  キュ

雪歩「………手…温かいですぅ…///」

P「…そうだな…」

雪歩「…小さい頃…こうしてお父さんと手を繋いで歩いたのを思い出しますぅ…」

P「…そうか…いい親父さんなんだな」

雪歩「ちょっと過保護ですけど…大切な家族ですから」

P「羨ましいよ」


59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:36:00.88 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「…あの…プロデューサーの御家族って…」

P「…母親は…俺が3つか4つくらいの時に、病気で死んだ…」

雪歩「えっ…そっそうだったんですか…」

P「元々、あまり体の丈夫な方では無かったらしい…でも結婚して俺を産んで…」

P「そのせいでってのも…充分ある」

雪歩「そっそんなこと!ありません!」


60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:39:00.96 ID:TnS3f7Yf0

P「…ありがとう…で…まぁ親父は生きてるんだけど…」

P「…俺の親父は…俺に何の興味も無かったんだ…」

雪歩「…え?」

P「手の一つも握ってもらった記憶が無い…参観日とか、そういうのも」

雪歩「そんな…」

P「イタズラしたり、親を学校に呼ばせるために馬鹿な事した…でも来なかった」

P「三者面談すら〝忙しい〟って理由で叔父さんに任せたんだぜ?」


61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:42:01.14 ID:TnS3f7Yf0

P「じゃあ俺もって、親父の事を嫌うようになっていって…お互い関心も無く」

P「…時間を割く事が煩わしい…そんな親子なんて、ダメダメだよな」 ギュウウ

P「痛たたた…雪歩、手強く握り過ぎだって…痛いよ…ゆき…」

雪歩「うぅぅ…グスッ…うぁ///」ポロポロ

P「え?どっどうした?雪歩!?何で泣いてんだ?あっ!!手握ってるの嫌になったか?」アタフタ

雪歩「違っいますぅ…グスッ…プロデューサーがっ…」

P「おっ俺?」オロオロ

雪歩「…ヒック…寂しかったら泣いたって…いいはずですぅ…」ポロポロ

P「…雪歩…」


62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:45:02.35 ID:TnS3f7Yf0

冬/765プロ事務所

P「とまぁ…雪歩の事泣かせちゃって…バツが悪くて、真にはちょっとなぁ」

響「…プロデューサー…家族と仲悪いのか?」

P「あー…高校は叔父さんの家に住ませてもらって通った…」

P「高校の頃からのバイト代と、一年学費溜める為に浪人して、大学は自力で行った」

P「まぁでも就職出来ず…そんな時高木社長に拾ってもらって…」

P「かれこれ…10年近く、親父とは顔も合わせて無いなぁ…」

律子「…そうだったんですか…」


63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:48:00.90 ID:TnS3f7Yf0

P「意固地になってるんだろうなと思う…『こっちも嫌いなんだからあっちも同じだろう』って」

P「ガキのまんまなんだ…でも…確かめるのは…もう怖くって出来ない…」

貴音「…申し訳ありません…あなた様…私…」

P「え?」

貴音「私、あなた様の事が知りたくって…でも…あなた様の心を考えず…」プルプル ブワッ

P「おぉぉおい!!何で貴音が泣くんだよ!?いいって!いいんだって!そんなのっ!」オロオロ


64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:51:01.02 ID:TnS3f7Yf0

響「…うぅ…うぇ…グスッ…」ギュウ

P「響、お前もかよぉ」アタフタ

貴音「申し訳ありません…あなた様ぁ…」ポロポロ

響「でも…グスッ…プロデューサーはぁ…自分達のグスッ…仲間で家族だからな…」ポロポロ

P「…響…貴音…ありがとな…はははっ」ナデナデ


65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:54:00.96 ID:TnS3f7Yf0

P「落ち着いたか?」

貴音「はい…あなた様…///」

響「うぅ…でーじ恥ずかしいぞ…///」

律子「あら、可愛かったわよ?」

響「やっやめてくれ!律子!///」

P「まぁ…話の流れで雪歩には俺の昔話をすることが多くなって…」

貴音「あなた様の…幼き頃ですか…」

P「あぁ、クソガキだったよ」ニコッ


66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 21:56:56.82 ID:TnS3f7Yf0

律子「そんな爽やかな笑顔で言われても…」

P「小学生の頃はスカート捲りとかしてたしなぁ」

響「そんな頃から変態だったのか!」

P「馬鹿野郎、男の子の嗜みなんだよ」

貴音「ぎるてぃ…」<●><●>

P「…貴音様、子どもの頃の話なんですぅ…」ガタガタ

律子「プロデューサー殿も小さい頃があったんですねぇ…」

P「当り前だろ?雪歩もなんかそんな事言って…あぁ雪歩がさ」


67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:00:01.14 ID:TnS3f7Yf0

P「雪歩も小さい頃スカート捲りの被害にあってたんだって」

律子「あぁ…(アレか)」

P「どうしてそういう事するのか?って聞くから」

P「男の子だからさって誤魔化したんだけど」

P「そしたら、プロデューサーもスカート捲りたくなるんですか…?とか聞くんだもの…」

響「なっ///」

P「その後穴掘り出すから…たるき亭の御主人には迷惑をかける…」


68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:03:01.06 ID:TnS3f7Yf0

律子「そろそろお昼ですし、たるき亭にお詫びがてら食べに行きましょうか」

P「いいな、行くか」

響「自分サバ味噌にしよー!」

貴音「私はおうどんを…」

P「おかわりは三杯までな」

貴音「…いけずです…」プクー


69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:06:00.93 ID:TnS3f7Yf0

昼/劇場

監督「だからっ!!違ぇってんだろ!!」ダンッ

雪歩「きゃっ」ビク

監督「お前本当に台本読んでやがんのかっ!!」

雪歩「はっはいぃ!!」

監督「あーっもうっ!飯だ飯!!」ズカズカ


70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:09:00.95 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「…うぅぅ…」

スタッフ「あ、萩原さん、お昼どうされますか?お弁当持ってきます?」

雪歩「あ…えっと…大丈夫です…」

スタッフ「はーい。」スタスタ

雪歩「…(ダメだぁ…私…)」


監督『俺は今でもあの、萩原ってのはミスキャストだと思ってるぜ?』


雪歩「…………」


71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:12:01.00 ID:TnS3f7Yf0

俳優「しっかし…監督、噂通りの厳しさだな」

女優「名物だもの、でもうまく回り始めた時の舞台はすごいわよ」

俳優「へぇ…」

女優「でも、あんなアイドルの子が居たんじゃね…」

俳優「あの子か…ちょっとオドオドし過ぎだよな…」

女優「舞台が失敗に終わったら…あの子もそのまま消えるんじゃない?」

俳優「おいおい、その失敗する舞台に俺達も立つんだぜ?」

女優「勘弁してほしいわね、とっとと誰かと交代しちゃった方が賢明よ」

俳優・女優「「はっはっはっは…」」


雪歩「…私…どうしたら…グスッ…」


72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:15:00.96 ID:TnS3f7Yf0

午後/△△スタジオ

P「おはようございます」ガチャ バタン

千早「プロデューサー」

P「おう、千早、どうだ?」

千早「今は休憩中です…出来は、自分としては今一つですね」

P「ありゃりゃ…」

千早「今一つの理由は何となくわかってるんです…」


73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:18:00.82 ID:TnS3f7Yf0

P「そうなのか?」

千早「こっ恋の歌なので…///その辺りの感情の込め方が…///」

P「そうなのかぁ~」ニヤニヤ

千早「真面目にやって下さい///」ギロッ

P「おぉ怖い怖い」


74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:21:02.01 ID:TnS3f7Yf0

千早『逢いたい…メールも携帯も♪』

千早『鳴らない(why) tears 泣いてるよ♪』

千早『一秒だけでもいい 君を今 感じたら♪』

千早『ずっと…♪』

千早『ずっと…♪』


P「…うん…感情か…」

千早「はい…」


75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:24:00.76 ID:TnS3f7Yf0

P「…千早ってさ、漫画って読む?」

千早「…は?」

P「あ、いや…さっき事務所でさ真をからかってたんだけど」

千早「何してるんですか…もぅ」

P「少女漫画に出てくるみたいな、俺様系で…」

千早「…まったく…真に殴られればいいのに」

P「既に殴られてるんだけどな!はははっ!」サスサス

千早「追加しましょうか?」

P「…マジで勘弁してください」


76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:27:00.89 ID:TnS3f7Yf0

千早「それで?漫画とからかいが何か関係が?」

P「あぁ、それで『ガラスの仮面』って漫画なんだけどさ」

千早「…一応、聞いたことはあります。」

P「そっか、その中でな…花を見ながら『まぁ綺麗』って台詞を言うんだけど」

千早「はい」

P「ぐしゃっと手で潰した花を見て、さっきまで綺麗だった花を思い出しながら」

P「『まぁ綺麗』って言う訳だ、これが感情の再現って説明するシーンなんだ」

千早「感情の再現ですか…」

P「感情の込め方って言ったって…その感情を知らなくちゃいけない」

千早「…はっはい」


77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:30:00.95 ID:TnS3f7Yf0

P「まぁだから、恋の感情に近いもの…これなら…」

P「メールの返信待ちとか、明日が待ち遠しいとかな…」

千早「メールの返信…!!///」ポワワ


P『…独り暮らしで体調崩すと、心細いよな?』

千早『あっ…えっと…///』

P『メールでも電話でも、寂しくなったらかけてきていいから』ナデナデ

千早『はひゃいっ!!///』ナデナデ


千早「…(体調の報告くらいしか出来なかったけど…返信が待ち遠しかったっ…///)」


78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:33:01.19 ID:TnS3f7Yf0

P「なんか、近いものがあったらしいな」

千早「あ…そっそうですね…多分///」

P「うん、じゃあ…それでもう一回だ!」

千早「はいっ!!」


千早『逢いたい…メールも携帯も♪』

千早『鳴らない(why) tears 泣いてるよ♪』

千早『一秒だけでもいい 君を今 感じたら♪』

千早『…好き…』

千早『ずっと…♪』


79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:36:00.91 ID:TnS3f7Yf0

スタッフ「…はーい、ありがとうございます!OKっです!」

千早「ありがとうございます!」

P「バッチリだったな、千早」

千早「はい…プロデューサーのおかげです…///」

P「俺はアドバイスまで、後は千早の力だ」

千早「(…その力の源をくれたのもあなたです…///)」

P「それじゃあ、俺は雪歩の様子見てくるな」

千早「はい…あ、あのプロデューサー」

P「ん?」


80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:39:01.47 ID:TnS3f7Yf0

千早「その、萩原さん…今朝様子が変でしたよね?」

P「そうだな…それも含めて見に行こうかと…」

千早「何かいっぱいいっぱいになってるのかもしれません」

千早「助けてあげてくださいね?」ニコ

P「…………」

千早「どっどうしました?」

P「なんか、千早がそういう事言うの感動しちゃって」

千早「なっ!?///ぷっプロデューサー!!///」

P「はははっ大丈夫だ、任せとけ。」ナデナデ

千早「ひゃっ…んもぅ…///」


81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:42:00.97 ID:TnS3f7Yf0

午後/劇場

雪歩「お父様はお母様が邪魔になったのよ!!」

雪歩「あんな山奥に追いやって、お母様が可哀想だわ…」

女優「そうは言ってもね…肺の病はうつるから…」

雪歩「でも、様子も気にかけないで!御自分はパーティ三昧…酷いっ酷いわ!」

ダンッ

雪歩「っ!!」ビク

監督「…おい、萩原」


82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:45:01.85 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「はっはい…」

監督「お前が居ると、他の奴の練習にならねェ…お前一人で倉庫かどっかで練習しろ」

雪歩「!!…はっはいぃ…」トボトボ

俳優「ふぅ…やっと台詞が言える」

女優「クスクス」

雪歩「!!…///」カァアア ダッ

脚本家「………」


84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:48:01.16 ID:TnS3f7Yf0

P「こんにちは…あれ?」

監督「…765プロさんか…お前さんとこのは今は倉庫だぜ」

女優「ふふふっ寒いでしょうに」

P「あー…そうですか」


85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:51:00.55 ID:TnS3f7Yf0

/劇場・倉庫

雪歩「グスッ…ヒック…ふぇ…」

ガチャ

雪歩「!!…プロデューサー…」

P「おっここに居たか」 バタン

雪歩「プロデューサー…ふぇぇ…///」ポロポロ

P「おいおい…泣くなよ…あーほら、擦るな赤くなるぞ」フキフキ

雪歩「私…私…頑張ったんれす…えど…グスッ…全然…ダメダぇで…ヒック…」ポロポロ

P「まぁとりあえず、今は泣きやめって…落ち着くことが大事だ。ほい」ポフ

雪歩「…温かい…お茶…」

P「雪歩の淹れるお茶には適わないけどな、温まるぞ?」

雪歩「…はい…」


86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:54:00.25 ID:TnS3f7Yf0

P「…ミスキャストねぇ…」

雪歩「…感情の込め方がお粗末だって…」

P「ここでもか…」

雪歩「え?」

P「さっき、千早のレコーディングを見てきてな」

雪歩「千早ちゃん…の…」

P「自分の出来に今一つ納得いかないと、千早が言っててな」

雪歩「すごいなぁ…」


87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 22:57:00.20 ID:TnS3f7Yf0

P「千早には感情の再現って説明したんだけど…」

雪歩「…はい」

P「まぁその辺りは、雪歩もわかってるか」

雪歩「…わかってても…全然ダメで…」

P「…脚本家さんは伸び代って言ってくれてるんだろ?」

雪歩「でもっ!…今出来なきゃ…意味無いんですぅ…」ジワッ

P「そっか…」


88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:00:00.33 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「真ちゃんみたいに…堂々としていたい…」

雪歩「千早ちゃんみたいに、冷静でいたい…」

雪歩「美希ちゃんみたいに…キラキラしたい…でも…でも…私は…グスッ…」

雪歩「ダメダメ…で…ヒック…どうして、こんなに…ダメなんでしょう…グスッ…」

P「ダメなんかじゃないって…」

雪歩「でもっでもぉ…何にも出来ない自分が…恥ずかしいんですぅ…」


89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:03:00.34 ID:TnS3f7Yf0

P「…雪歩」

雪歩「…?」

P「心配症で気弱な上に後ろ向き」

P「ネガティブで、劣等感を抱えてる」

雪歩「とどめですかぁ?」プルプル

P「違うよ、それを変える為にお前はアイドルを目指し始めたんだろ?」


90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:06:00.95 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「そうですけど…うぅぅ…」ジワッ

P「泣くなって…いいか、雪歩!劣等感を持つって実はすごくポジティブなんだ」

雪歩「…え?」

P「まず劣等感ってどうして感じるかわかるか?」

雪歩「じっ…自分には…無いものに、嫉妬するからですかぁ?」

P「大体正解」

雪歩「大体?」

P「自分に無いものって所は合ってる。」


91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:09:03.12 ID:TnS3f7Yf0

P「劣等感は、自分の理想と現実との間のギャップに感じる感情なんだ」

雪歩「理想と…現実…」

P「そう、自分に今は無いものを…自分の理想は持っている」

P「現実のギャップに苦しむかもしれない、嫉妬してしまうかもしれない」

P「でもそれはポジティブな考え方の始まりなんだよ」

P「…理想があって、現実を確かめたなら、後は理想に向かって歩いて行くんだ。」

P「劣等感から歩き出すんだ。」

雪歩「プロデューサー…」


92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:12:03.10 ID:TnS3f7Yf0

P「それに雪歩はもう、歩き始めてる…」

P「たくさんのレッスンを、大小あったけど様々なステージを」

P「それにホラ…うわ、手冷たいな」ギュ

雪歩「あっ…///」

P「あんなに怖がってた、男の人も少し平気になった…な?」

P「雪歩はもう、理想の自分に向かって進んでるんだ」

P「後ろを振り向いてみたら、自分の足跡が残ってる。」

P「雪の上を歩いてきたみたいに」

P「一歩一歩、頑張ってるお前が、ダメな訳あるもんか」ニコ


93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:15:00.00 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「うぅぅ…プロデューサー…グスッ…」

P「迷った時は俺が居る…〝絶対守るから〟って約束しただろ?」

雪歩「プロデューサー…おぼえてて」

P「当り前だ…さぁ雪歩、あの監督を驚かせてやろうぜ!」

雪歩「…はいっ!!」


94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:17:59.84 ID:TnS3f7Yf0

P「うん…やっぱり台本読んだけど…この雪歩の役って…」

雪歩「なんですかぁ?」

P「脚本家さんの意図かな…コレは」

雪歩「…???」

P「ん?あぁ…いいか雪歩、読む時はその人が書いた言葉で読まないで」

P「自分の言葉に置き換えて読んでみるんだ…そうするとな」

P「読んだ時の隙間に、作者の意図が入っているんだ」

雪歩「…作者の意図…?」


95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:20:59.94 ID:TnS3f7Yf0

P「これもある意味…感情の再現?同調か?」

雪歩「ぷっプロデューサー…せっ説明してくださいぃ…///」

P「あっすまん、さっきスタッフさんにこれまでの稽古のビデオ見せてもらって」

雪歩「ダメダメでしたよね…」ズーン

P「だからぁ」

雪歩「はっはい…ん…クシュン」ブルル

P「ん?寒いか?」


96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:24:00.26 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「あ…すっ少し…」

P「そうか…あぁじゃあ雪歩」

雪歩「?はい」

P「…こっちおいで」コイコイ

雪歩「?」トテトテ

P「よっと」グイ ボフ

雪歩「ふぇっ!?///」


97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:27:00.45 ID:TnS3f7Yf0

P「うーん…コート羽織っとけ」バサ ギュウ

雪歩「はっハワワ…(後ろから抱っこ、ギュッてぇええ!!///)」

P「ふっふっふ…芝居の特訓と恐怖症克服訓練を同時とは…スパルタだろぅ?」

雪歩「ふぇぇええっ///!!(あっ甘々ですぅぅ!!)」

P「それじゃ説明するぞーいいか?」

雪歩「はっはひぃ///」


98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:30:00.39 ID:TnS3f7Yf0

午後/劇場

ガチャ

監督「…なんだ、萩原…戻ってきていいとは言ってねぇぞ」

雪歩「おっお願いします!!…もう一度皆さんと稽古させてください…」ペコ

監督「…さっきと何も変わって無かったら…わかってんな?」

脚本家「…………」

監督「萩原」

雪歩「はいっ」

監督「入れ、さっきの所からだ」

雪歩「はいっ!!」


99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:33:00.31 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「お父様はお母様が邪魔になったのよ…」

雪歩「あんな山奥に追いやって、お母様が可哀想だわ…」

女優「そうは言ってもね…肺の病はうつるから…」

雪歩「でも、様子も気にかけないで…御自分はパーティ三昧…酷いっ酷いわ…」


監督「(さっきとは違って…弱々しい印象…怒りじゃなくて…失望か?)」


100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:36:00.14 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「お父様が…殺されてしまうなんて…」

俳優「お気を落とさず…お嬢さん…」

雪歩「探偵さん…お母様になんてお伝えしたら…」

俳優「今は、落ち着くことです…顔色が悪い…少しお休みに…」

雪歩「いいえ…大丈夫です…今は…今だからこそ私がしっかりしなければ…」


監督「(感情が何処かに置き去りで、台詞を抑揚つけて読むだけだったのが…)」

監督「(ここに来て、娘の役になってるじゃねぇか…)」


101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:39:03.99 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「こっ…これは…」

俳優「お父様とお母様の…恋文ですよ…」

女優「山奥のサナトリウムへ向かわれても…決して手紙のやり取りは無くならず…」

雪歩「…お父様は…お母様を…こんなにも愛して…」ギュウ


監督「…観客が萩原を通して舞台を見るのか…」

脚本家「…そう…彼女こそ…この舞台の目線だ…」


102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:42:00.67 ID:TnS3f7Yf0

監督「感情を込めすぎると、観客との温度差が広がっていらない存在になりやすい」

監督「だが、舞台にのめり込む為に娘役は観客と、繋がらなければならない…」

脚本家「…感情の同調…共有…彼女なら出来ると…信じた」

監督「おっお前…俺が気づかなかったり、萩原が出来なかったらどうする気で…」

脚本家「…その時は…お前とも彼女とも二度と仕事はしない…プロとはそうだろう?」ニヤ

監督「こんの野郎…萩原と俺を一緒にして、試しやがったな…」

脚本家「…信じただけだ…」

監督「はっ……おい萩原!!」

雪歩「はっはいい!!」


103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:45:00.33 ID:TnS3f7Yf0

監督「…驚かされたぜ…萩原、お前がこの舞台の要になる!ビシビシ行くから覚悟しろ!」

雪歩「…はいっ!!」

俳優「驚いたのは我々もだよ」

女優「演技プランを全バラシしてくるなんてね…この舞台…ひょっとするかもね」

雪歩「あっあの…よろしくお願いしますぅ!!」


P「…よっし…」


104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:48:00.03 ID:TnS3f7Yf0

冬/765プロオールスターズLIVE会場


千早・春香・やよい「「「Silent Night♪」」」

千早「この冬初めて舞い降りた 白い雪たちが♪」

春香「そっと見守るように♪」

やよい「街じゅうを包み込んでく♪」


千早・春香・やよい「「「Holy Night♪」」」

春香「世界中の恋人達が愛をささやく日♪」

やよい「きっと他の誰より♪」

千早「幸せなふたりになるよ♪」


千早・春香・やよい「「「Silent Night♪」」」

千早・春香・やよい「「「Holy Night♪」」」


千早「永遠に 離さないでね♪」


105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:50:59.96 ID:TnS3f7Yf0

『ワァアアアアアアアアア!!!ヤヨイー!ハルカー!チハヤタン!!』


P「よし…次は雪歩!しっかりな!」

雪歩「はい!!」

律子「完全に暗転してるから、足元気を付けるのよ」

雪歩「大丈夫です、律子さん」


コツコツ…

雪歩「(真っ暗…ふふふっなんだか…蛍光テープが足跡…みたい…)」 ペキ

雪歩「(?何の音…あぁ…サイリウム…わわっ)」ペキペキペキペキ…


106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:54:00.48 ID:TnS3f7Yf0

律子「うわぁ…すっごい…真っ白なサイリウムで会場が…まるで…」


律子「小さな宇宙みたい」


108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/23(日) 23:57:00.41 ID:TnS3f7Yf0

雪歩「Kosmos Cosmos♪」

雪歩「跳び出してゆく 無限と宇宙の彼方♪」

雪歩「Kosmos Cosmos♪」

雪歩「もう止まれない イメージ塗り替えて♪」

雪歩「ユラリ フワリ 花のようにユメが咲いて♪」


雪歩「キラリ 光の列すり抜けたら二人♪」

雪歩「Access to the future♪ Reason and the nature♪」

雪歩「Nexus for the future♪ Season and the nature♪」


『ワァアアアアアアアア!!!ユキホォー!オレダーケッコンシテクレー!!』


雪歩「ハァハァ…ありがとうございますぅ」

雪歩「…あれ?(この後すぐ…響ちゃんの曲じゃ…)」


109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:00:00.25 ID:y2hpTmix0

真「Happy birthday to you♪」

春香「Happy birthday to you♪」

一同「Happy birthday dear雪歩~♪」

一同「Happy birthday to you♪」

雪歩「みっみんな…」


春香「会場のみんなもぉ?」

一同「せーのっ」


 『雪歩ちゃーん!!誕生日おめでとう!!』


112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:03:00.28 ID:y2hpTmix0

雪歩「あ…あぁ…うぅ」ジワッ

伊織「おめでとうって…泣くの早いわよ」

やよい「雪歩さんお誕生日おめでとうございますぅ!!」

響「すごいだろー大きいケーキ!」

春香「みんなと一緒に作ったんだよ~」

亜美真美「「ゆきぴょん!!おめでっとーう!!」」


113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:06:00.86 ID:y2hpTmix0

律子「今年も事務所でみんなと祝うのも待ってるけど」

あずさ「ファンのみなさんと一緒にお祝いしようと思って~」

美希「もう、雪歩ってば、感動屋さんなの」

千早「ほら…涙拭いて…ね?」フキフキ

貴音「喜んでいただけて何よりです」ナデナデ

真「雪歩…誕生日おめでとう」ニコ


雪歩「うっうっ…うぇえええん!みんなぁありがとぉぉ!」ダキッ

真「おっとっと…はははっ」


114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:09:00.11 ID:y2hpTmix0

「ALREADY!!♪」

「WE'RE ALL LADY!!♪」

「踊り踊ろう 一歩一歩♪」

「出逢いや別れは愛になるAMUSEMENT♪」

「ALREADY!!♪」

「WE'RE ALL LADY!!♪」

「始めたい 行けばなれるもっと♪」

「全体みんなONLY 1♪」


春香「みんなー!!今日はありがとー!!またねー!!」

『ワァアアアアアアアアアアアアアア!!!!』


115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:12:00.17 ID:y2hpTmix0

/765プロオールスターズLIVE会場・裏

響「いぇーい!さいっこうっだったさー!!」

P「おう」

やよい「やりましたー!プロデューサー!」

P「よしっやよい!」スッ

やよい「はい!プロデューサー!」サッ

P・やよい「「ハーイ!ターッチ!イェイ!」」パチン

響「あーやよい!自分ともー」

やよい「はい!響さん!」

響・やよい「「ハーイ!ターッチ!イェイ!」」パチン


116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:15:00.28 ID:y2hpTmix0

美希「ハニー!どうだった?」

P「あぁ!最高だったぞ!」

美希「えへへ~楽しかったの!」

貴音「まこと、素晴らしい一時でございました…」

亜美「はぁ~やっぱりライブは楽しいですなぁ!」

真美「楽しいですなぁ!亜美殿や」


117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:18:00.63 ID:y2hpTmix0

伊織「当然でしょ、この伊織ちゃんが歌うのよ、楽しめない訳が無いわ」

律子「はーいはい、ならこの後の反省会でも活躍してよね」

伊織「なっ何よ!」

律子「戻る方向、一回間違えてたでしょ~」

伊織「あう///」

亜美真美「「にひひ」」

伊織「こぉらぁ!///」

あずさ「あらあら」


118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:21:00.09 ID:y2hpTmix0

真「くぅううっ!みんな喜んでくれたかなぁ!?」

千早「ふふふっ、大丈夫よ…みんな笑顔だったもの」

春香「えっへへへ~だよね!?うん!楽しかったぁ!!」

P「…みんなお疲れ!すごかったぞ!」

P「風邪ひかないように、汗しっかり拭けよ。外寒いからなー」

律子「そう思うなら、まずプロデューサーは退出してくださいね」

P「あ、はいはいっと…」ガチャ バタン


119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:24:00.89 ID:y2hpTmix0

雪歩「あ…プロデューサー」

P「おぉ雪歩…遅かったなって、すごいな!それ全部プレゼントか?」

雪歩「はい、花束も用意してくれてて…綺麗です」

P「あぁ…綺麗だな」

雪歩「…///(お花に言ったってわかってるのに…///)」

P「誕生日おめでとう雪歩、ふふふっ驚いたか?」

雪歩「はいぃ…びっくりしました…あの、プロデューサーが?」

P「最初は雑談で何かサプライズ出来ないかなって話が出てな…」


120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:27:11.15 ID:y2hpTmix0

P「じゃあ、全員集まる上にファンのみんなともお祝いしちゃおうと」

雪歩「…みんな…ライブの準備だって忙しかったのに…」

P「…みんなで祝いたかったんだよ…その為だったら頑張れるもんさ」

P「みんな、仲間だからなっ」ニコ

雪歩「…はい///私はとっても…幸せ者ですぅ///」ニコ

P「はははっ」

雪歩「うふふっ」


121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:30:00.40 ID:y2hpTmix0

雪歩「…あの…プロデューサー…」

P「ん?どうした?」

雪歩「…あの舞台の娘役の感情を、プロデューサーと考えた時に…思ったんです」

P「おぉ…なんか話が飛んだな」

雪歩「…すみません…なんだか…話さなきゃって思って…」

P「うん…えっと…それで?」

雪歩「思ったんです…家族からの愛情って分かりにくいのかなって…」

雪歩「いつも心配してる、いつも見守ってる、いつもって…当り前過ぎて」

雪歩「忘れがちになっちゃうんです…それと同じで…言葉にしないと伝わらないけど」


122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:33:00.50 ID:y2hpTmix0

雪歩「確かにそそがれていた…そんな愛情もあるんじゃないかって…」

P「雪歩…?」

雪歩「プロデューサー…怖くても…歩み寄ってみてほしいんです…」

雪歩「プロデューサーの…お父さんと…」

P「…………」

雪歩「勝手な事言ってるのは…その、わかってますぅ…」

雪歩「でも、嫌い合ったままじゃ…やっぱり、寂し過ぎます…」

雪歩「プロデューサーが言ってくれた言葉…そのままお返します!」


123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:36:00.53 ID:y2hpTmix0

雪歩「後ろを振り向いてみたら、自分の足跡が残ってる。」

雪歩「雪の上を歩いてきたみたいに」

雪歩「一歩一歩、頑張ってるあなたが、ダメな訳ありませぇえん!!///」

P「……雪歩…」


雪歩「はぁ…フゥ…勇気を出して、信じてみて…ください…」

P「…うん…ありがとな…雪歩」スッ ギュウ

雪歩「はわっ///…ハワワ…きゅうぅ///」◎ワ◎フラフラ

P「うわっちょっ雪歩!?」ガチャ

P「おぉい!ちょっ雪歩が気絶し…た」


一同「…………………」

P「あ…やべ…」


124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:39:00.23 ID:y2hpTmix0

「キャアアアアアアアアアアアアアアアア!!///」

ヒュン!!ガシャン!!ビュンッバシャ!!ゴォ!スコーン!!

P「ちょっ待って!許して!わざとじゃないんだっってぇ!!」

春香「ぷっプロデューサーさんのエッチぃ!!///」

P「ごめっ見てない!チラッとしか見てないからっ」

伊織「うるさい!!この変態プロデューサーぁあああっ!!///」ブォオン

P「うぎゃぁあああっ!!」ゴッ… バタリ

律子「反省してろっ!!///」バタン


P「うぅぅ…痛い…化粧水のビンはマジでダメだって…」ズキズキ


125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:42:00.38 ID:y2hpTmix0

/765プロオールスターズLIVE会場・搬入口

P「……………うわぁ…緊張する…」

ピッ プルルルルルルルルプルルルルルルルル…


P「あっもしもし?…えっと…久しぶり…」

P「…えっと…あの…こっ今度の正月帰るから!」

P「おっおう、あのさ…俺、今までクソガキで…」

P「親父…ごめん、ありがとう。それで…これからまたよろしく」

P「その…こうして電話しようと思えたのも…教えてもらったんだ」

P「…すべては一歩の勇気からだって」


P「は?いや、違うけど?結婚なんてまだまだ…」

P「何を?」

P「ええっ!?さっ再婚するっ!?」


おわり


126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:45:00.07 ID:y2hpTmix0

翌日/765プロ事務所

小鳥「音無 小鳥!寂しき孤独な戦い!風邪に完全勝利して戻って参りました!」

律子「あ、おかえりなさい」

小鳥「もっもうちょっと…楽しげに…優しく…寂しかった!ギュ!的なのとか」

律子「酔って、コンビニに行く途中、鍵無くして探す間に風邪ひいたアホにですか?」

小鳥「ぴよぉおお…」

春香「小鳥さん!おかえりなさい!風邪治ったんですね」

千早「よかった、もう平気なんですね」

やよい「おかえりなさい!小鳥さん風邪治ってよかったですー!!」ガルーン

小鳥「春香ちゃん…千早ちゃん…やよいちゃぁん…ピヨヨ」ジワッ


128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:48:00.36 ID:y2hpTmix0

ガチャ バタン

響「はいさーい!みんな!サーターアンダギー作って来たんだ!食べるかー?」

貴音「いただきましょう」ジュルリ

真美「やったー!何味?」

響「黒糖練り込んだヤツと普通のがあるぞ!」

雪歩「あっじゃあ私、お茶淹れてくるね」スッ

真「雪歩、手伝うよ」

雪歩「ありがとう、真ちゃん」ニコ

伊織「ちょっと美希、寝てないでソファ空けなさい、座れないじゃないの」

美希「ん~デコちゃんうるさいの…あふぅ」

伊織「誰がデコちゃんよ!」

あずさ「じゃあ、美希ちゃん膝まくらはい・か・が?うふっ」

美希「それはとっても素敵なの~」ポフッ


129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:51:00.63 ID:y2hpTmix0

ガチャ

亜美真美「「兄ちゃんおっか…えり~」」

P「あぁ…いや別に反対はしないよ、うん…いいんじゃない?」

やよい「電話中…」ムグ

春香「静かにしてようね…」ヒソヒソ

P「うん…あ、相手の方も未亡人なんだ…うん…」

律子「あぁ…プロデューサーのお父さん…再婚するんでしたね」ヒソヒソ

小鳥「ぴよっ初耳」ヒソヒソ


130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:54:00.99 ID:y2hpTmix0

P「顔合わせって…まぁいいけど…うん…式はしないの?」

千早「どういうものなのかしら…」ヒソヒソ

響「心境的にってことか?」ヒソヒソ

伊織「まぁ複雑だけど、祝福したいんじゃない?」ヒソヒソ

P「写真は?あっじゃあ俺の知り合いでそういうカメラマンさん居るからさ、うん!」

あずさ「ふふふっ…きっと嬉しいのね」ヒソヒソ


131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:57:06.47 ID:y2hpTmix0

貴音「可愛らしいですね…」ヒソヒソ

亜美「兄ちゃん子供みた~い」ヒソヒソ

真美「…かわいい…」ボソッ

P「あぁ…じゃあ正月帰った時に…うん…へ?」


P「俺に…お見合い?」


一同「なにぃいいいいいいいいいいっ!!?」


ほんとにおわり


132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/12/24(月) 00:58:54.95 ID:y2hpTmix0

雪歩誕生日おめでとう!赤面雪歩が大好きです!

楽しく書くことが出来ました!

読み返して来たいと思います。

読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。


それでは、メリークリスマス!!(地獄で会おうぜ!!)



元スレ:雪歩「劣等感の足跡」

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