1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 22:38:54.70 ID:PaqNJzcV0

俺はパワプロ!野球で甲子園を目指す高校2年生だ!

将来プロ野球選手になるため野球一筋!…と行きたいところなんだけど…



先生「パワプロ!なんだこの点数は!」

パワプロ「え!?さ…3点!?背番号にも負けちゃったよ!」

先生「野球頑張ってるのはわかるんだがなあ…とにかく、お前はこれから1か月補修だからな!」

パワプロ「え!?そ、そんな!来月には夏の大会が…」

先生「いくらなんでもこの点数じゃなぁ…ま、そういうことだ、明日から放課後残れ」

パワプロ「そんなあ…」

矢部「パワプロくんのおバカには呆れるでやんすー」プークスクス



先生「矢部、お前は2点だったぞ、一緒に補習だ」

矢部「そんな馬鹿なでやんすー!?」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 22:42:25.89 ID:PaqNJzcV0

みずき「あはははっ!アンタたちって本当にアホなのね!」

パワプロ「ぐぅ、みずきちゃん…」

矢部「どうせみずきちゃんも大したこと無いはずでやんす!見せろでやんす」

みずき「へっへーん」ピラ

パワプロ「な…98点!?」

矢部「何かの…何かの間違いでやんす!」

みずき「間違えたのはアンタたちでしょうが…」

みずき「私は塾にも行ってるし、いままでちゃんと勉強してきたの!モチロン部活をやってる今もね」

パワプロ「矢部くん、人生で勉強したことある?」

矢部「あるわけないでやんす!オイラ野球バカでやんすから!」

パワプロ「やっぱりそうだよね!俺たち野球バカだもんね!」

みずき「はぁ…」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 22:46:34.06 ID:PaqNJzcV0

放課後 部活

パワプロ「…ということで、明日から俺と矢部くんは部活に遅れてきます、すみません」

ざわ…ざわ…

聖「先輩たち…本気で言ってるのか!?この大事な時期に!」

パワプロ「ご、ごめんね聖ちゃん…俺がバカなばっかりに…」

矢部「かたじけないでやんす」

聖「むう、まあ仕方ないか…では、貴重な練習時間を大切にしよう」

パワプロ「そ、そうだね!よし!練習しよう!」



聖「パワプロ先輩の…ばか…」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 22:53:19.97 ID:PaqNJzcV0

翌日 補習中

先生「…パワプロ、俺はy=3xのグラフを書けって言ったよな」

パワプロ「はい」

先生「それはなんだ」

パワプロ「俺が練習試合で描いた放物線です」

矢部「あの特大の一発はすごかったでやんすー!」

先生「そうかそうか、お前ら…ふざけてるのかぁ!!!!!!!!!!」

パワプロ「ひぃっ!」

矢部「す、すいませんでやんす!」

先生「このままじゃ時間通りに補習終わらないぞ…」

パワプロ「そ、それだけはご勘弁を!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 22:58:58.20 ID:PaqNJzcV0

2時間後 グラウンド

パワプロ「お、遅くなりました!」

矢部「すまんでやんす!」

みずき「もう!何時間補習してんのよ!」

パワプロ「ごめん、1次関数が全然わかんなくて」ゲッソリ

田中(補)「1次関数って中学の内容だぞ…」

聖「…」

パワプロ(ああ、聖ちゃんがゴミを見るような目で見てくる…)

矢部(興奮するでやんす…)

パワプロ「と、とにかく練習しよう!」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:03:18.11 ID:PaqNJzcV0

カキーン

田中(補)「パワプロ行ったぞ!」

パワプロ「yが1増えるとxが3増える…」ブツブツ

ゴシュッ

パワプロ「ぎゃああああああああああああああ」

田中(補)「あちゃあ…」



矢部「底辺×高さ÷2…」ブツブツ

みずき「ふっ!」

ビュッ

矢部「(上底+下底)×高さ÷2…」ブツブツ

ズバーン

聖「先輩…一球も振らないとはどういうことだ」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:08:49.71 ID:PaqNJzcV0

俺たちはここから1か月、毎日補習を受けた。

毎日練習時間に遅れ、しかも頭がパンクした状態で練習に集中できるわけもなく…



ゲームセット!!

パワプロ「くそ…一回戦負け…」

矢部「勝てない相手じゃなかったでやんす…」

みずき「アンタたち揃ってノーヒットじゃない!こんなんじゃプロなんて夢のまた夢よ!」

矢部「やっぱりギリギリまで補習してたのが響いたでやんす…」

パワプロ「ごめんねみんな…でも補習は終わったんだ!これからは今度こそ野球一筋で…」

聖「先輩、夏休み明けはまたテストあるぞ」

パワプロ・矢部「なー!」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:12:27.68 ID:PaqNJzcV0

帰り道

聖「パワプロ先輩、ここまで送ってもらえば大丈夫だ、ありがとう」

パワプロ「そっか!じゃあお疲れさま!」



聖「…ちょっと待ってくれ先輩!さっきの話なんだが」

パワプロ「え?」

聖「先輩はこれからどうやって勉強する気なんだ?」

パワプロ「そうだなあ…俺はバカだからさ、一つのことを学ぶにもすごく時間がかかっちゃうんだ」

パワプロ「でも野球をないがしろにはできないし、なんとか帰宅後の短時間で授業についていけるよう勉強しないと…」

パワプロ「だけど正直な話夕飯食べたらすぐ寝ちゃうんだよなあ…ははは」

聖「要するに」

聖「まだ何も決まってないということだな?」

パワプロ「はいそうです…」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:18:12.62 ID:PaqNJzcV0

聖「それなら先輩…これをやってみないか?」ピラッ

パワプロ「え…これは?」

聖「…進研ゼミだ」

パワプロ「えっ!?進研ゼミ!?」

聖「うむ、これを見てくれ」

ピラッ

パワプロ「なんだって!この『土台作りの復習ノート』を使えばたった2週間で1学期の復習ができるじゃないか!?」テッテレー

聖「それだけじゃないぞ先輩、『テスト対策暗記カード』を使えばテスト直前まで重要事項を頭に入れることができるんだ」テッテレー

聖「さらに、先輩の苦手な数学などは、この『まとめて覚える公式BOOK』を使えばイラストで分かりやすく頭に入ってくるぞ」テッテレー



パワプロ「すごい…これなら俺だって…」

聖「先輩には野球に集中してほしいんだ、一緒にゼミでがんばってみないか?」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:23:02.99 ID:PaqNJzcV0

聖「…おっと、遅くなってしまったな、先輩、少し考えてみてくれ」

パワプロ「うん!ありがとう聖ちゃん!」

聖「うむ、ではまた明日」タッタッタッタッ



ガチャ

パワプロ「ただいまー」

パワプロ「ん?俺宛ての手紙が来てるぞ?ラブレターか!?なーんて…」

パワプロ「…あ!さっき聖ちゃんが言ってた進研ゼミだ!」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:27:17.35 ID:PaqNJzcV0

そのころ

矢部「みずきちゃんお願いでやんす!みずきちゃんの行ってる塾を紹介してほしいでやんす!」

みずき「だからやだってば!あんたみたいなおバカが来てもついていけないって!」

矢部「そこをなんとか!このままじゃまたオイラ追試で野球できなくなるでやんすー!」

みずき「だからいやだって…あ!」(そういえば…塾に誰か紹介するとパワ堂のプリンのサービス券がもらえるんだ!)

みずき「と、言いたいところだけど、しょうがないから許してあげるわ!」

矢部「かたじけないでやんすー!」

みずき(ふっふっふっ…これでプリンは私のもの)

みずき「あ、あとあんたも入りなさい」

田中(補)「え、俺は別に間に合って…」

みずき「入れ」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:31:20.63 ID:PaqNJzcV0

再びパワプロ家

パワプロ「母さん!母さん!か・あ・さ・ん!!!!!」

母プロ「なんだい!本当にうるさい子だねえ!」

パワプロ「母さん!俺、俺!進研ゼミやりたい!」

母プロ「…あ?ふざけてんのかてめえ」

パワプロ「…ひいいっ!」

母プロ「てめえ小学校の時にもそんなこと言ってすぐやめたよなあ?あのおもちゃが欲しかっただけなんだろ?」

パワプロ「す、すみません…で、でも!」

母プロ「でもじゃねえんだよ!!!!!」

パワプロ「ひいいいっ!!!」

母プロ「どうせ今回も大して続かねえんだろ?だいたいあれで月いくらかかると思ってんだ?おい?てめえの食費から引いてもいいんだぞこの野郎」

パワプロ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:35:25.41 ID:PaqNJzcV0

こうして俺は結局夏休み明けのテストは惨敗。
再び補習となった。

結果、秋の大会では再び一回戦負け。
キャプテンである俺の醜態についていけなくなった部員は少しづつやる気を失い…
とうとう最後の夏の大会も一回戦負けとなってしまった。



パワプロ「はぁ…卒業後どうしようかなあ」

矢部「野球もできない、勉強もできない、ただのゴミクズ野郎になってしまったでやんす」

聖「がっかりだぞ、先輩」

パワプロ「あのとき、ゼミに入っておけばなあ…」



キミはこうならないよう、今すぐゼミを始めよう!

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BAD END


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:49:54.59 ID:PaqNJzcV0

>>19から

パワプロ「母さん!母さん!か・あ・さ・ん!!!!!」

母プロ「なんだい!本当にうるさい子だねえ!」

パワプロ「母さん!俺、俺!進研ゼミやりたい!」

母プロ「…え!?進研ゼミって…あんたに勉強なんて続くわけないじゃない…お金払って三日坊主になったらもったいないのよ?」

パワプロ「母さん、俺は本気なんだ!もう勉強から逃げたりしないよ!」

母プロ「…」

パワプロ(頼む…母さん!)

母プロ「…まったくしょうがない子だねえ、分かったわ」

パワプロ「やったあ!!!!!ありがとう母さん!」

母プロ「お父さんのお小遣いから引いておくからね」

父プロ「えっ…」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:54:47.18 ID:PaqNJzcV0

そして数日後

パワプロ「ただいまー!…あっ!これはまさしく進研ゼミ!届いたんだね!」

母プロ「帰ってくるなりうるさいわねー…届いたからにはちゃんとやりなさいよ!」

パワプロ「うんっ!」



パワプロ「さて、まずは…」ガサゴソ

パワプロ「あったこれだ!『お前のレベルまるわかりテスト!』」

パワプロ「この問題を一通り解くだけで今の自分の学力がわかるって優れものだ!よーしさっそくやるぞ!」

カリカリ

パワプロ「ふむ…意外とむずかしいな…」

カリカリ


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/02(月) 23:57:46.59 ID:PaqNJzcV0

聖宅

聖「ふう…夏の風呂上りは金つばに限るな」モグモグ

プルルルルル

聖「む、電話か…パワプロ先輩?」

ピッ

聖「もしもし先輩、私だ」

パワプロ「聖ちゃん…?」

聖「どうしたんだ先輩?元気がないぞ?」

パワプロ「実はね、聖ちゃんに言われて色々考えて、進研ゼミを始めたんだ」

聖「本当か!?良かったじゃないか」

パワプロ「うん…そうなんだけどね…その…あの…」



聖「なー!『お前のレベルまるわかりテスト!』を自己採点したら幼稚園児レベルだっただと!?」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:01:47.34 ID:ak2SqiEt0

聖「パワプロ先輩…いくらなんでもひどすぎるぞ…」

パワプロ「ごめんね聖ちゃん…」

パワプロ「しかもこの結果をゼミに送らないと、俺のレベルに合った教材が届かないんだ」

パワプロ「こんな結果送ったら…もうお嫁に行けないよ!!!!!」

聖「それも使い方間違ってるぞ、先輩」



聖「…それに大丈夫だ、ゼミには心優しい赤ペン先生がいるからな」

パワプロ「アカペンセンセイ?」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:06:13.24 ID:ak2SqiEt0

さらに数日後

パワプロ「ただいまー!…げっ!ゼミが来てる!」

母プロ「こらあんた!もう嫌になったのかい!?」

パワプロ「そ、そんなんじゃないんだけどさ…ハハハ」



パワプロ「うー、見るのが怖い…」

パワプロ「ええい!こうなりゃ気合いだ!」バサッ



お前のレベルまるわかりテスト! 結果

パワプロ くん

ランク G 幼稚園児レベル

英語 11/100
国語 9/100
数学 5/100
理科 4/100
社会 3/100

総合 32/500


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:09:56.99 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「ぐうううはあっ!まずい!気合だ!うおおおおおおおおおおおおおおおお!」

キュピーン

パワプロ「はあ…はあ…もう少しで気を失うところだった…」

パワプロ「ん?結果の下に手書きのコメントがあるぞ?」



パワプロくんへ

今回の結果だけで落ち込んだり、焦っちゃダメだよ?
パワプロくんは野球をやってるんだよね?野球の練習と同じで、できないことを一つずつ出来るように頑張れば、きっと前に進めるよ!
ボクも君ならできると信じてるよ!これからボクと一緒にすこしずつがんばろう!

赤ペン先生より



パワプロ「赤ペン先生がボクっ娘だと…」

やる気が上がった!


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:13:13.08 ID:ak2SqiEt0

一方

矢部「みずきちゃん!今日はオイラの塾デビューの日でやんすね」

みずき「あ、そういえばそうだったわね」

田中(補)「なんで俺まで…」

矢部「ところでみずきちゃん、塾はどのあたりにあるでやんすか?」

みずき「隣町よ!車で30分くらいかしら…あ、迎えが来た」ブロロロロロ



みずき「はい、これ地図」パサッ

矢部「え?でやんす」

みずき「じゃ、あとでねー!遅刻しないように!」バタンッ ブロロロロロ



矢部「これは」

田中(補)「走れということか」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:19:24.12 ID:ak2SqiEt0



ダダダダダダズザーッ

矢部「はあはあ…なんとか間に合ったでやんす…」

田中(補)「いきなり全力ダッシュは…きつい…」



みずき「お、きたきたこいつらよ!せんせープリン券ちょうだい!」

塾講師「ほんまねーちゃんは現金なやつやなあ、ほれ」

みずき「やったー♪」

矢部「まさかとは思うが」

田中(補)「利用されただけ?」

みずき「人聞きが悪いわねー、確かにこの塾は県内一の進学塾なんだから」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:26:24.86 ID:ak2SqiEt0

キーンコーンカーンコーン

みずき「ほら、始まるわよ!ぜいぜい言ってないで席に着きなさい!」



塾講師「えー、では2年の夏休みも始まったさかい、そろそろ受験対策を始めるで」

矢部(え…もう受験対策とかなにを言ってるでやんすか?)

田中(補)(やばい、走り過ぎて吐きそう)

塾講師「まずは確率や!ほな簡単なところから新しい生徒に聞くで?」

塾講師「サイコロふったら1が出る確率はいくつや?矢部くん」

矢部「え!?えー…1がでる確率は…えーっと…」



矢部「強運なんかじゃ…なくていいっ…!奇跡もいらないっ…!平運っ…!起こってくれよっ…!オレにごく普通の現象…確率…!」

ざわ… ざわ…

塾講師「Fuck You」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:30:33.77 ID:ak2SqiEt0

夏休み グラウンド

聖「行ったぞ、パワプロ先輩」

パワプロ「うおおおおおおお!」

(ボクも君ならできると信じてるよ!)

パワプロ「どりゃあああ!!!」バッ

聖「ナイスキャッチだぞ、先輩!」

パワプロ「はあはあ…やったよ!」

みずき「パワプロくん調子よさそうじゃん♪」



聖「なんだか最近…先輩は私のこと…見てない気がする…」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:35:37.81 ID:ak2SqiEt0

みずき「ん?どうしたの?」

聖「な、なんでもないぞ!」

みずき「パワプロくん?なんか調子よさそうで良かったじゃん!」

みずき「それに比べて…」



ゴーン
矢部「あいたーっ!でやんす」

バキッ
田中(補)「うっ…うわああああああああああああああああああああああああ」

みずき「はあ…」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:39:47.91 ID:ak2SqiEt0

オツカレシター

パワプロ「ふう…今日も練習頑張ったな」

矢部「なんだかつかれたでやんす」

田中(補)「これ、折れてないか?」プラーン

パワプロ「おいおい、二人とも大丈夫か?」

矢部「パワプロくんこそ、毎日ちゃんと勉強してるでやんすか?」

パワプロ「やってるよ!毎日15分!」

矢部「15分…プププ、これは秋のテストもダメそうでやんすね」

パワプロ「そんなことないけどなあ…そうだ!これから聖ちゃんと勉強するんだけど、一緒にどう?」

矢部「すまんがオイラは塾の課題が山のようにあるので失礼するでやんす」

田中(補)「俺も…ていうか病院行ってくる」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:42:44.34 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「ふたりともつれないなあ…」

聖「む、どうしたんだ先輩、早く勉強しに行くぞ」

パワプロ「あ、待ってよ聖ちゃん!」

パワプロ「ってあれ?聖ちゃん、どこで勉強するの?」

聖「その、今日は私の…私の部屋でやろう」



パワプロ「な、なんですとー!」

聖「な、なー!何を考えているんだ先輩!勉強するんだぞ!」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:45:52.57 ID:ak2SqiEt0

聖宅

聖「では適当に座ってくれ、さっそく始めるぞ」

パワプロ「う、うん」

パワプロ(ここが聖ちゃんのお家…聖ちゃんの部屋…聖ちゃんのベッド…)

パワプロ(うっ…まずい!弾道が!ダメだ!念仏を唱えるんだ!)

パワプロ「セ・シ・ス・スル・スレ・セヨ、コ・キ・ク・クル・クレ・コヨ…」

聖「すごいじゃないか先輩!もう覚えたのか!」

パワプロ「ナ・ニ・ヌ・ヌル・ヌレ・ネ…え?あっホントだ!覚えてる!」

聖「やはりこの『眺めてるだけで覚えれるやんシール』の力はすごいな」

パワプロ「うん!よし、この調子で今日も勉強だ!」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:50:32.23 ID:ak2SqiEt0

カリカリ

パワプロ「うーん…聖ちゃん?この問題わかる?」

赤ペン先生「どれどれ、見せてごらん?」スッ

パワプロ「あれ!?赤ペン先生!?どうしてここに!?」

赤ペン先生「パワプロくんが頑張ってるからさ、ボクも応援に来たってわけさ」ピトッ

パワプロ「って先生…近いです!胸が…腕に当たっ…」

赤ペン先生「ん~?この公式が分からない?もう一度最初から教えるね?」ギュッ

パワプロ「うっ…先生…そこは…」



~~~~~~~~~~

パワプロ「もう…そんなの卑怯だよ赤ペン先生…」ムニャムニャ

聖「先輩…まさかとは思うが赤ペン先生のこと…!?」

聖「私の部屋にいる…のに…」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:53:47.27 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「う…もう限界だよ…一発が…バックスクリーンに…」

パワプロ「せんせーい!!!!!」ガバッ



パワプロ「あ、あれ?夢?っていうか!俺寝てた!?」

ガチャ

聖「お、起きたかパワプロ先輩」

パワプロ「ひ、聖ちゃん!って湯あがり!?」

聖「うむ、先輩が熟睡してる間に入らせてもらったぞ」フワッ

パワプロ(う、シャンプーの香りが…)

聖「先輩も入ってこい、もう12時近いし、その…今日は家に泊まっていけ」

パワプロ「なー!」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 00:57:24.89 ID:ak2SqiEt0

風呂場

パワプロ「うう…ここでさっきまで聖ちゃんが…」

パワプロ「いかん!なにを考えてるんだ!聖ちゃんのハダカなんて考えちゃダメだ!聖ちゃんのハダカなんて!見たい!」

パワプロ「くそ…ダメだ…雑念が…こうなったら気合だー!」キュピーン

パワプロ「家康秀忠家光家綱綱吉家宣家継吉宗家重家冶家斉家慶家定家茂慶喜」

パワプロ「エカチェリーナ2世!ヴィルヘルム1世!ケマル・パシャ!うおおおおおおおおおおおおお!」

ザバーン ガラッ

パワプロ「はぁはぁ…なんとか風呂場を脱出できた…この家来てからエロいことしか考えてないな…」

パワプロ「って!あれはまさしく脱衣カゴ!」

パワプロ「いやいや、いくらなんでも何も入ってないだろ…」

パワプロ「…まあ、確認くらいはしてもいいよな…」

パワプロ「ってなにをやってるんだ俺ー!等速直線運動!重力加速度!ボイルシャルルの…」



聖「パワプロ先輩は意外と長風呂なんだな」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:01:39.25 ID:ak2SqiEt0

聖「遅かったな先輩」

パワプロ「はあ…なんだか休めた気がしないな」

聖「勉強で詰め込み過ぎて頭が疲れているんだな、これをやろう」スッ

パワプロ「これは…きんつば!?」

聖「うむ、勉強にはブドウ糖だぞ先輩」

パワプロ「ありがとう聖ちゃん…でもブドウ糖って…これブドウじゃないから入ってないと思うよ?」クスクス

聖「ハァ…」

聖「先輩、早くそれ食べて勉強するぞ、このバカさ加減じゃ間に合わない」

パワプロ「あれ!?急に冷たくなっちゃった」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:05:23.45 ID:ak2SqiEt0

2時間後

聖「よし!今日はこれぐらいにしよう」

パワプロ「ふーう今日は頑張ったなあ…」

聖「うむ、先輩もやるときはやるんだな」

パワプロ「でもさすがに眠くなっちゃったよ」

パワプロ「聖ちゃんはすごいね!俺なんか途中で寝ちゃったけど聖ちゃんは…」

コテン

聖「…」

パワプロ「って聖ちゃん!?急に抱きつかれると!そ、その!」

聖「…」スゥスゥ

パワプロ「って聖ちゃん寝てる!?」

パワプロ「…」

パワプロ「俺に見せないだけで、聖ちゃんも我慢して教えてくれてたんだな」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:08:34.77 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「よーし!さっき仮眠しちゃったし、俺はまだがんばれるぞ!」

聖「がんばれ…先輩…」スゥスゥ

パワプロ「!!!」

パワプロ「聖ちゃん…夢の中でも俺のことを応援してくれてる…」

パワプロ(そうだよな…俺は先生に褒められたくて勉強してるんじゃない、聖ちゃんと、みんなと、少しでも長く野球かしたいから…)

パワプロ「…」

パワプロ「よーし!気合入ったぞー!うおおおおおおお」カリカリ



聖「がんばれ先輩…もう少しで…きんつば完食だ…」ムニャムニャ


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:14:17.53 ID:ak2SqiEt0



チュンチュン

聖「むう…寝てしまったか」

聖「む」



パワプロ「…」グゥグゥ

聖「机に突っ伏したまま寝てる…」

聖「む、これは…数学も!理科も!全教科復習が終わってる!?」

パワプロ「…」スピー

聖「先輩…これならきっと秋のテストも大丈夫だ」



聖「…汚い字だな、先輩」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:17:50.06 ID:ak2SqiEt0

そして夏休みが終わり、運命の期末テスト

パワプロ「もうテストの日か…緊張するなあ」

聖「勉強は嘘をつかない、練習と同じだ…だから大丈夫」

パワプロ「うん…いつもありがとね、聖ちゃん」

聖「先輩…感謝は言葉よりも結果だぞっ!結果で出すんだ!」

パワプロ「うんっ!」



矢部「なあ田中くん、昨日何時間寝たでやんすか?」

田中(補)「おう、2時間だ」

矢部「そうでやんすか。オイラは15分でやんす」

田中(補)「これで本当に点が取れるんだよな?」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:21:41.23 ID:ak2SqiEt0

先生「じゃあ10分後に始めるぞー」

パワプロ「最後にゼミのプリントで復習しておくか」

パワプロ「そうそう、この訳は『いいえ、これはホームベースではありません、メアリーです』」

パワプロ「『はい、私の父親は詐欺師です』と…」

パワプロ「ふう、これぐらいで大丈夫かな…あれ!?なんでこんなところに赤ペン先生のコメントが!?」



パワプロくんへ

きっとこれを見てるのは期末テストの寸前だな。
先輩はいままで真剣に全力で勉強をやってきた。だからきっと大丈夫。
肩の力を抜いて、純粋にテストに取り組むんだ。
私は信じているぞ。

赤ペン先生より


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:24:12.20 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「聖ちゃん…いつの間に…」グスッ

パワプロ「うおおおおおおお!俺は幸せ者だ!!頑張るぞ!!!」



矢部「うーまぶたが重いでやんす」

田中(補)「しかし塾の先生もどSだよな、ギリギリでテスト対策渡すなんてさ」

みずき「あれ?そのプリント…1年生用じゃない?」

矢部「え?」

田中(補)「なんだって?」



先生「じゃあ始めるぞー」

矢部「死亡フラグでやんす」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:28:30.75 ID:ak2SqiEt0

キーンコーンカーンコーン

先生「じゃあ始めー」

ピラッ

パワプロ(…!)

パワプロ(すごい…スラスラ解ける!?)

パワプロ(これも…これも…これも…これも…これもゼミでやった問題だ!)

パワプロ(これも…これもこれもこれも!いや待てよ…これもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれもこれも)

パワプロ(あれ、終わっちゃった!?)



矢部(逆の意味で終わったでやんす)

田中(あうあうあー)


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:33:37.13 ID:ak2SqiEt0

そして数日後

先生「ほんじゃーテスト返すぞー」

パワプロ「…」ドキドキ

矢部「補習はイヤ…補習はイヤ…補習はイヤ…」

田中(補)「補習はいやあああああああああああああああああああああああああああああああああ」



先生「まず最高点は…橘!」

橘「はーい!へっへーんだ!」



先生「と…パワプロ!」

パワプロ「え?」

橘「え?」

矢部「そんなバカなああああああああでやんすううううううううううううううううう」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:38:13.52 ID:ak2SqiEt0

聖「つまり…パワプロ先輩はみずきとほとんど同じ成績だったわけか」

パワプロ「えへへ、まーね」

みずき「なに言ってんのよ!結局全教科で私の勝ちよ!」

聖「うむ、それでもみずきと競れるぐらいまでなったのはすごいぞ」

みずき「そうね、同じ塾に行ってたはずのこいつらよりは良かったわね」



矢部「えへ…えへへ…なんとか補習は免れたでやんす…えへへ…」

田中(補習)「俺は…俺はダメだった…何故…」



聖「悲惨だな」

パワプロ「本当に良かった…」


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:44:19.10 ID:ak2SqiEt0

矢部「パワプロくん!君の成績の伸びは異常でやんす!どんな手を使ったでやんすか!?」

みずき「そうね確かに…ってまさか!私の答え見たでしょ!?」

田中(補習)「このaicezuki野郎!」

パワプロ「違うよ!そんな卑怯なことは矢部君しかしないよ!」

矢部「あちゃーばれてたでやんすか、なにはともあれ補習は免れてラッキーでやんす」

田中(補習)「矢部…裏切ったな…?」

みずき「アンタたちの話はどうでもいいの!」

みずき「でパワプロくん!どうやったのよ!」

パワプロ「それはね…」チラッ

聖「…」ニコッ


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:48:04.87 ID:ak2SqiEt0



みずき「よーし!無事テストも終わったことだし!田中くんはほっといて練習するわよ!」

一同「おおー!」

ザッザッザッ ガチャッ バタン

田中(補習)「ううっ…ひぐっ…ぐすっ…」



矢部「うおおおおお!何はともあれこの矢部明雄!野球に専念できる喜びを!グラウンドに表すでやんすよ!」ダッ

みずき「まちなさいバカメガネ!」ダッ

ワーワー



パワプロ「みんな行っちゃったね…」

聖「うむ」

パワプロ「あのさ、聖ちゃん」

聖「む?なんだ?」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 01:56:07.56 ID:ak2SqiEt0

パワプロ「俺さ、あの時に聖ちゃんにゼミを教えてもらえなかったら、今みたいに勇気は出せない思うんだ」

聖「なんだ?勇気って?」



パワプロ「…好きだ!聖ちゃん!」

聖「…なー!な、何を急に…」

パワプロ「俺…いっつも聖ちゃんに助けられてばかりで情けないけど…」

パワプロ「来年こそ、甲子園に連れてくから!」

聖「…」

パワプロ「だから…」

パワプロ「ずっと俺についてきてくれないかな?」

聖「先輩…」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 02:01:14.99 ID:ak2SqiEt0

ギュッ

パワプロ「!?」

聖「先輩は…赤ペン先生のことが好きなんだと思っていたぞ」

パワプロ「え!?聖ちゃん…もしかして赤ペン先生に嫉妬してたの!?」

聖「な、なー!そんなバカなこと…」

パワプロ「聖ちゃん…可愛い!」

ギュッ

聖「ううう…」



パワプロ「まあ赤ペン先生も好きだけどね」

聖「な…!!!ダメだぞ先輩!私だけを…」

パワプロ「うん、大丈夫だよ聖ちゃん」



田中「ちくしょう…俺もゼミ…やるか…」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 02:07:20.57 ID:ak2SqiEt0

そして…

ワーワー

実況「さあいよいよ今年の甲子園も大詰め、ツーアウトながら満塁のチャンスにバッターは四番・パワプロ!!!」



聖「頼むぞ…信じてるぞ…先輩…」

パワプロ「うん!」



パワプロ「うおおおおおおおお!!!!!」カキーン

俺はあの時ゼミに出会えて、こんなに人生が変わったんだ!

ヤル気次第で人生は変わる!
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おわり


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/03(火) 02:09:30.62 ID:ZbbC3/4b0

乙!



元スレ:パワプロ「えっ!?進研ゼミ!?」

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