1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 22:35:26.52 ID:LGs3YF0v0

パワプロ「ちょっと高いけど、きっとサービスの良い温泉か何かなんだろうなぁ」

パワプロ「今日も完投勝利を収めたし、奮発してみようかな」

矢部「……パワプロくん、この店が何かわかってないでやんすか? 5000円だけじゃ足りないでやんすよ?」

パワプロ「食べ物とか、オプションがいろいろと付いてくるってことかな? 最近疲れもたまってるし、矢部くんもどう?」

矢部「オイラは遠慮しとくでやんすよ……泡プロくん一人で楽しんでくればいいでやんす」

パワプロ「なんだよ泡プロって……」

パワプロ「もういいよ、俺一人で行ってくるから」

矢部「イってらっしゃいでやんす」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 22:37:30.93 ID:LGs3YF0v0

パワプロ「ごめんくださーい」ガラガラ

パワプロ(なんだか簡素な受付所だな……)

受付「いらっしゃいませ」

パワプロ(でも受付の人は黒服だ……高級感あるなー)

パワプロ「えーと、初めてでよくわからないんですけど……」

受付「かしこまりました。では、準備が整い次第、番号をお呼びしますので、
番号札をお持ちになって待合室でお待ちください」

パワプロ「あ、はい」

パワプロ(番号? 待合室? なんのことだ?)トテトテ

パワプロ「…………」

黒服「お茶とおしぼりをどうぞ」

パワプロ「あ、どうも」

パワプロ「???」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 22:39:07.50 ID:LGs3YF0v0

パワプロ「壁に女の人の写真がいっぱいあるのは、何故だろう?」

パワプロ「しかも目の辺りがぼやけているし……」

パワプロ「あ、この人あおいちゃんに似てる」

パワプロ「この写真はもしかして……訪れた有名人か何かか?(おとぼけ)」

パワプロ「……そういえばもう何年もあおいちゃんに会ってないな」

黒服「573番の方――」

パワプロ「あ、俺です」

黒服「こちらにどうぞ」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 22:45:17.13 ID:LGs3YF0v0

黒服「では、この個室でお待ちください」

パワプロ「あ、どうも」

パワプロ「ん……お待ち??? まあいいや」

パワプロ(部屋の中はちょっと広い家の風呂って感じだな……)

パワプロ「アットホームな感じの入浴を提供するってコンセプトか」

パワプロ「ちょっと拍子抜け……これで60分5000円は高いかも」

パワプロ「まあいいや、さっさとはいろっと」ヌギヌギ

パワプロ「……」ヌギヌギ

パワプロ「さて」

ガチャ

あおい「失礼しまーす」

パワプロ「」

あおい「」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 22:52:43.08 ID:LGs3YF0v0

あおい(パ、パワプロくん……!!!)

あおい(じゃない……よね? 他人のそら似だよね? パワプロくんがこんな
ところにくるわけないし……)

あおい「お、お客さん。や、やる気満々ですね^^;」

パワプロ「」

あおい「? あのー?」

パワプロ「あ、あおいちゃん……?」

あおい「!!!!!」

パワプロ(全裸見られた……死のう)

パワプロ「ていうか……なんであおいちゃんがここに?」

あおい「――っ!」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:00:49.77 ID:LGs3YF0v0

パワプロ「それよりもちょっと待ってて! 今服着るから!」

あおい「あ……いいよ、別に着なくても……」

パワプロ「ええ! あおいちゃんは痴女だったの!?」

あおい「痴女じゃないよっ!」

あおい「……いや、否定はできないかも……」

パワプロ「えー……」

あおい「…………」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:03:29.63 ID:LGs3YF0v0

パワプロ「まあいいや、それにしても久しぶりだね、あおいちゃん」

あおい「うん……どれだけぶりだろ……ボクが球団をクビになってから……ずっと会ってないし……」

あおい「びっくりしたよね……ボクがこんなところにいて……」

パワプロ「そりゃ(いきなり全裸を見られれば)誰だってびっくりするよ」

あおい「そうだよね……」

あおい(パワプロくんには……知られたくなかったな)

パワプロ(あおいちゃんもこの風呂屋によく来るのかなー?)


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:07:40.19 ID:LGs3YF0v0

あおい「ボク自身も、びっくりだったよ。まさか自分がこんなことになるなんて」

パワプロ「?」

あおい「プロ野球選手って、その肩書きを失えば、残るのは高卒ニートの重圧だけだったんだね……」

パワプロ「あおいちゃんは、引退してから……」

あおい「貯金も現役の延命に使い果たしちゃってたし、それからはもうずっとこれ……」

パワプロ「???」

あおい「パワプロくんは……今も巨人で投げ続けてるんだよね」

パワプロ「うん! 一応今日も完投したんだけど、見ててくれた?」

あおい「あ、ごめん……仕事で……」

パワプロ「あ、いいよいいよ。気にしないで」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:12:30.21 ID:LGs3YF0v0

あおい「パワプロくんはすごいよね……ドラフト1位で巨人に入ったかと思うと、すぐに戦力として通用できて……」

パワプロ「そんなことないよ! あおいちゃんだって、ロッテで中継ぎやれてたじゃないか!」

あおい「所詮客寄せパンダだよ……それに」

パワプロ「あっ……」

あおい「――――」

あおい「アハハ……ごめんね、辛気くさい話しちゃって……。じゃあ、早速始めようか!」

パワプロ「なにを?」

あおい「えっ」

パワプロ「えっ」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:14:34.53 ID:LGs3YF0v0

あおい「なにをって……セックス」

パワプロ「はいィ!??」

パワプロ(聞き間違いか!? あおいちゃんの口から信じがたい単語が飛び出してきたぞ……)

パワプロ「あ、あのー、あおいちゃん?」

あおい「……パワプロくんって、純愛を大事にしてそうで、こういうところに来るイメージはなかったよ」

あおい「なんて、ボクが言える台詞じゃないけどね」ニコッ

スルスル

パワプロ「あれ? 何であおいちゃん服脱いで……」

パワプロ「ちょ! ストップ! ストップあおいちゃん!」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:20:01.61 ID:LGs3YF0v0

あおい「え? なんで?」

パワプロ「なんでじゃないよ! あられもない姿になってるよ!」

あおい「……でも、こうしないとできないよ?」

パワプロ「なにがさ!」

あおい「なにがって……」

あおい「セックス」

パワプロ「」

パワプロ「あおいちゃんがそんなこと言っちゃダメ!」

あおい「ええ!!」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:26:30.60 ID:LGs3YF0v0

あおい「言うよ! もう子供じゃないんだから!」

パワプロ「子供とかそう言うのじゃなくてダメなの! 俺のあおいちゃんはそう言うことは言わないの!」

あおい「お、俺のって……/////」

パワプロ「あ、ごめん。変な意味じゃなくて……俺の中の清純なあおいちゃんのイメージが崩れるからって意味でさ!」

あおい「あ……そうなの」

あおい「清純……か?」

あおい「ひどいよパワプロくん……」

パワプロ「え?」

あおい「こんなところにいるボクをそんな風に言うなんて」ウルッ

パワプロ「え? ええ!?」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:32:34.17 ID:LGs3YF0v0

あおい「もういいよ!」プイッ

あおい「ここからは完全に営業モードだから!」

あおい「ほら、お客さんお体洗いますよー」

パワプロ「なに? あおいちゃんが俺の背中洗い流してくれるの?」

あおい「背中だけじゃないよ! 前もだよ!」

パワプロ「えええ!? いいよ! 前は自分でやるから!」

あおい「ここはそういう店なんだから仕方ないでしょ!」

あおい「パワプロくんだってそういうのを期待してきたんでしょ!?」

あおい「それともボクだから嫌なの!?」

パワプロ「ん? んん?」

パワプロ「どゆこと?」

あおい「――まだとぼけているつもりなの?」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:39:14.19 ID:LGs3YF0v0

あおい「だって……ここは――――なお店なんだよ?」

パワプロ「……ごめん、よくわからないんだけど」

あおい「だから、ゴニョゴニョ」

パワプロ「ふむふむ…………」

パワプロ「…………」

パワプロ「ええええええええええええぇぇぇぇ!!!!」

パワプロ「ここって風俗店だったの!?」

あおい「そうだよ!? むしろ知らずにここまで来れたことが奇跡だよ!」

パワプロ(矢部くんの奴……教えてくれても良かったじゃないか)

パワプロ「え、ていうことは……」

パワプロ「あ、あおいちゃん、は、風俗嬢……なの?」

あおい「……うん」

パワプロ(……じゃあ処女じゃないんだ)


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:47:40.58 ID:LGs3YF0v0

あおい「じゃあ、ボクも全部脱ぐね」

パワプロ「う、うん」

ファサッ――

パワプロ(Oh……学生時代あれほど妄想していたあおいちゃんの裸体が……)

弾道が上がった!

パワプロ「あおいちゃんはやっぱり着やせするタイプだったんだね!」

あおい「やっぱりって!?」

パワプロ「いや~」

あおい「パワプロくんはボクを普段からそういう目で見てたの?」

パワプロ「そりゃ、仕方ないよ! 俺も男だもん!」

あおい「そうなんだ……」

あおい「そうだったんだ……」

パワプロ「??」


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:52:26.45 ID:LGs3YF0v0

あおい「じゃあ、パワプロくんの体洗うね」

パワプロ「ど、どんとこい!」

あおい「じゃあバンザイして」

パワプロ「バンザーイ」

あおい「はい、よくできました♪」

パワプロ(あおいちゃんの柔らかな手によって、野球のためだけに練り込まれた俺の無骨な体が愛撫されていく……)

パワプロ(無抵抗のまま、まるで自分が赤ちゃんになったみたいだ)

弾道が上がった!

あおい「じゃあ、おちんちんあらうね」

パワプロ「キタ!!」


127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/23(水) 23:59:18.70 ID:LGs3YF0v0

あおい「すっかり荒ぶっちゃってるね」

パワプロ「あおいちゃんの手で鎮めてよ! なんてね!」

あおい「も、もう////」

あおい「でも今はまだお預け、洗うだけだからね!」サワサワ

パワプロ「ああ~、生殺しだ」

パワプロ(でも高校の同級生が俺のナニをサワサワしてるというこの状況だけで、すでに出ちゃいそうだ……)

あおい「はい、終わり! お湯で流して~」

パワプロ「えー、もう?」

あおい「次はうがいして、歯を磨いてね!」

パワプロ「うがい? 歯磨き? なんで?」

あおい「感染症予防のため……」

あおい「キスとか……するからね」

パワプロ「あ、ああ。なるほどね……」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:06:22.49 ID:LGs3YF0v0

あおい「パワプロくんとキスできるなんて……今となっては考えたこともなかったよ」

パワプロ「お、俺も! まさかあおいちゃんとキスできるなんて!」

パワプロ「きっと矢部くんに言ったら羨ましがるなんてものじゃないだろうね!」

あおい「うふふ……そうだね。でも……」

あおい「ボクがここにいることは……誰にも言わないで」

パワプロ「あ、うん……ごめん」

あおい「……」スッ

チュ……チュパッ

パワプロ(舌が入ってくる!)

あおい「んっ……」

パワプロ(ディープキスってこういうものだったんだ)


139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:08:43.75 ID:+SmCl0rE0

パワプロ「――――ンパッ」スッ

あおい「どうだった?」

パワプロ「うん……巧いね」

あおい「…………いっぱいしてるからね」

パワプロ「うん……」

弾道が下がった!


143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:11:44.35 ID:+SmCl0rE0

あおい「あれ? おちんちんちょっと元気なくなっちゃったね」

パワプロ「うん……」

あおい「舐めてあげるね」ハムッ

パワプロ「!!!!」

パワプロ(ムスコが包み込まれるこの感覚……あったかい)

弾道が上がった!

パワプロ(舌が這いずり回っているのがよくわかる!)

あおい「んっ……んん……」

パワプロ(そしてこの表情である! えろい!)

パワプロ(もう深く考えるのはやめて、今を楽しもう!)

弾道が上がった!

弾道が上がった!

弾道が上がった!

あおい「ふわっ……」


148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:16:31.96 ID:+SmCl0rE0

あおい「ふふ、大きいね」

パワプロ「他の人と比較して?」

あおい「……………………っ」

パワプロ「?」

あおい「……パワプロくんは、童貞なの?」

パワプロ「どどどどどどどど童貞ちゃうわ!」

あおい「フフッ……そうかーそうなのかー」

あおい「パワプロくんの初めてがボクで嬉しいな……」

パワプロ「…………俺もあおいちゃんでよかったよ」

パワプロ(あおいちゃんの初めてが、俺じゃないのは悲しいけど)


157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:22:52.02 ID:+SmCl0rE0

パワプロ(なんだか落ち込んできたな……)

あおい「じゃあ……さっそくする? 本番……」

パワプロ「…………」

パワプロ「……あのさ」

あおい「なに?」

パワプロ「あおいちゃんはこの仕事楽しい?」

あおい「……いじわるだね」

パワプロ「……」

あおい「楽しいわけ、ないよ」

パワプロ「そうだよね……」


163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:29:46.20 ID:+SmCl0rE0

パワプロ「俺、もう帰るよ」

弾道が下がった!

あおい「……どうして? 怖じ気づいたのかな?」

パワプロ「俺……あおいちゃんのこと好きだったからさ」

あおい「……」

パワプロ「いや、違う……俺、あおいちゃんのこと好きだからさ!」

あおい「!!!」

パワプロ「こういうところで、お金を払ってするのは間違ってると思うんだ!」

パワプロ「だから、今はしない!」

弾道が下がった! チャンス×が付いた 重い球になった

あおい「……そっか」

あおい「パワプロくんはやっぱり、パワプロくんだね。ボクと違ってかわらないや」

パワプロ「あおいちゃんだって変わってないよ!」

あおい「それはパワプロくんが知らないだけだよ……。ボクの体はもうすっかり汚れているよ?」

パワプロ「でも……」


172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:35:09.08 ID:+SmCl0rE0

パワプロ「でも! 例えあおいちゃんの体が汚れてしまっているとしても、その心は今だって綺麗なままじゃないか!」

あおい「え?」

パワプロ「今こうして、話してみてわかる! あおいちゃんはあおいちゃんだ!」

パワプロ「あおいちゃんと何十回体を重ねた奴だって知らないことを、俺は知っている!」

パワプロ「あおいちゃんの肌に触れたのは今日が初めてでも、高校時代何百回と心を通わせてきたんだからね!」

パワプロ「その俺が言うんだ!」

パワプロ「あおいちゃんは変わってないよ! 俺の大好きなあおいちゃんだ!」

あおい「パワプロくん……ありがと……」

あおい「また、救われた気がしたよ……」

パワプロ「だからあおいちゃん、今日のところはもう帰るけど……」

パワプロ「これ! 俺のケータイの番号! 基本的にいつでもヒマだからさ、電話してきてよ!」

あおい「……いいの?」

パワプロ「あたりまえだよ!」

逆境に強くなった!


184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:44:12.58 ID:+SmCl0rE0

パワプロ「俺、あおいちゃんがこんなことになっているなんて知らなくて……今までなにもできなかったけど」

パワプロ「たった数年の黒い過去なんて上書きできるほどの、これから何十年と続く真っ白な幸せをあおいちゃんにあげたい!」

パワプロ「告白だよ! これは!」

あおい「パワプロくん……」

あおい「……うっ…………」ウルッ

あおい「でも……実は他の女の子にも似たようなこと言って、囲ってるんじゃないよね?」クスッ

パワプロ「ま、まさかぁ! そんなことないよ!」

あおい「……冗談だよ♪ 信じてるから……」

パワプロ「うん……」

あおい「じゃあ、一応お会計……二万円だけど……」

パワプロ「え!?」

パワプロ(一万円しかないぞ……)


201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:52:15.46 ID:+SmCl0rE0

あおい「……ちょっと抜けてるところもパワプロくんだね♪」

パワプロ「いやー、ほら、こういう店だとは思わずに入ってきたからさー」アセアセ

あおい「いいよ、一万円はボクが出しておいてあげる!」

あおい「今度会う時に返してくれればいいよ」

パワプロ「そうだね! これでさっそく会う口実ができたね!」

あおい「うんっ!」



黒服「――お帰りはこちらの裏口からどうぞ」

パワプロ「あ、帰りは違う出口なんだ」

あおい「うん、一応お客さんに別のお客さんを意識させないように配慮されてるんだ」

あおい「あと、これ、店からのお土産で粗品があるから」

パワプロ「あ、ありがとう。じゃあ、またね、あおいちゃん!」

あおい「うん! また会おうね! 絶対だよ!」


202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:53:09.47 ID:+SmCl0rE0

あおい「…………」

あおい(ああ……パワプロくんがだんだん遠くに行っちゃう)

あおい(でも……またすぐに会えるよね)

あおい「…………!」

あおい「あ、あれ……誰かパワプロくんに話しかけてる……」

あおい「あれは……確か……」


212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 00:59:20.00 ID:+SmCl0rE0

雅「おーい! パワプロくーん」ハァハァ

雅「やっとでみつけた!」

パワプロ「あれ? 雅ちゃん、どうしてここに?」

雅「さっきそこで矢部くんにあってね! こっちに来ればパワプロくんのおもしろい姿が見られるって言ってたから来てみたの!」

パワプロ「や、矢部くんの奴……これは教育やろなぁ」

パワプロ(間一髪……風俗店から出るところを見られたら、泡プロが定着するところだった)

雅「うーん、ところでなにがおもしろいんだろう?」

パワプロ「さ、さあ?」

雅「その袋はなに?」

パワプロ「!!!」

パワプロ(しまった! この中には粗品の数々が!)


222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 01:06:14.21 ID:+SmCl0rE0

パワプロ(中身は確認してないけど、風俗店の粗品ってなんだろう……やっぱりそういう感じのものなのかな)

ガサゴソ

パワプロ「!!!!」

パワプロ「み、雅ちゃん! 勝手になにを!?」

雅「ええっと……石けんに……ガラス吹きスプレー?」

パワプロ「ん? なにが?」

雅「え? この中に入っていたものだけど……」

パワプロ(よかった……変なものは入ってなかったんだ)

パワプロ「うん、ちょっと俺の部屋の石けんが切れてたり、汚れとかが気になりだしてね」

雅「そうなんだ……」


228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 01:10:57.36 ID:+SmCl0rE0

雅「じゃあさ……これから僕、パワプロくんのお家に行っても良いかな?」

パワプロ「え? 別に良いけど……」

雅「僕、お掃除とかとっても得意だから、きっとパワプロくんの役に立てると思うよ!」

パワプロ「えー、でも悪いよ」

雅「そんなことないよぉ……ほら、早く行こう!」ダッ

パワプロ「もう、そんなに急がなくても……」

ヨロッ

雅「あっ」

パワプロ「! 雅ちゃん危ないっ!」

ダキッ

雅「あ/////」





あおい「……あっ…………」


240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 01:18:01.42 ID:+SmCl0rE0

パワプロ「おっとっと……危ない危ない」

パワプロ「まったくもう! 雅ちゃん? プロ野球選手は体が資本なんだから、気をつけないと!」

雅「う、うん、ごめんね」

雅(パワプロくんの腕の中に……////)

雅(――――あったかいな////)

パワプロ「雅ちゃん?」

雅「……」

雅「ごめんね、パワプロくん。足くじいちゃったかも……」

パワプロ「ええっ」

雅「少しの間だ……このままでいていい――?」


243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 01:19:40.63 ID:+SmCl0rE0

あおい「抱き合ってる……んだよね?」

あおい「やっぱりそうだよね……」

あおい「第一線で活躍してるプロ野球選手だもん……彼女の一人や二人いるよね」

あおい(でも……どうして、ボクの目が届いているかも知れない範囲で、しかもあんなことを言ったすぐあとにやっちゃうのかな)

あおい「パワプロくんのバカ……っ!」

あおい「このケータイ番号も……もういらないや」

ビリッ ビリビリッ

あおい「さよなら……」


251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 01:22:47.43 ID:+SmCl0rE0

パワプロ(あ、そういえば、あおいちゃんの電話番号聴いてなかったな)

パワプロ(まあいいか、向こうからかけてきてくれるだろ)

パワプロ「……」

雅「//////」

パワプロ「雅ちゃん……もういいかな?」

雅「うんとね……もう少しだけ」

パワプロ「そう……」

パワプロ(早くまた、あおいちゃんに会いたいな)


終わり


303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:19:46.27 ID:FELS5mhVO

数日後


パワプロ「今日も疲れたなぁ…矢部くん、気晴らしにどこか飲みに行こうよ」

矢部「……気晴らしと言えばパワプロくん、こないだの風呂屋はどうだったでやんすか?」

パワプロ「…あ!ひどいよ、風俗だったなんて全然知らなかったのに!どうして止めてくれなかったんだよ!」

矢部「いや、止めたじゃないでやんすか…」


311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:28:25.58 ID:FELS5mhVO

矢部「ともかく、パワプロくんもこれで立派に大人の階段登ってシンデレラ、もとい泡プロくんになったわけでやんすね。
感想はどうでやんすか?」

パワプロ「あ、そういえば、あそこでさ…」

パワプロ(おっとと、言っちゃいけないんだった!)

パワプロ「な、なんでもない」

矢部「?…まあいいでやんすけど、なんだか複雑そうな顔でやんすね。
風俗は嫌いだったでやんすか?それとも女の子があまりお気に召さなかったとか?」

パワプロ「う、うーん…女の子は…凄く良かったんだけどね」

パワプロ(あおいちゃんがあんな所に居たなんて、矢部くんも聞いたらびっくりするよな…言えない)


315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:34:02.71 ID:FELS5mhVO

矢部「それは良かったでやんす。華々しい脱童貞デビューになって良かったでやんす」

パワプロ「童貞は余計なお世話だよ!大体なんで知ってるんだよ!」

矢部「ま、たまには風俗もいいでやんすが、あまり入れ込まない事をオススメするでやんすよ」

矢部「風俗嬢なんてその場かぎりの相手で先もないでやんすし、
純情バカのパワプロくんじゃ入れ込み始めたらカモにされるのがオチでやんす」

パワプロ「……」


319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:40:06.57 ID:FELS5mhVO

パワプロ(矢部くんには話せないけど…あおいちゃんの事を伏せれば少し相談出来るかな)

パワプロ「実は、あのお店で会った女の子の境遇にちょっと同情しちゃって…結局エッチもしなかったんだ」

矢部「え?…まあなんともパワプロくんらしいと言うか…
これは泡プロの名は返上する必要がありそうでやんすね」

矢部「それで、その子とどうしたいんでやんすか?
同情して萎えてそれっきりならいいでやんすが、
まさか俺が助けたいだとか思ってるわけじゃないでやんすよね?」

パワプロ「うっ…」


323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:47:17.32 ID:FELS5mhVO

矢部「悪い事は言わないからやめておくでやんす。
風俗嬢なんて遊びまでが一番でやんすよ。
自分以外にも何人も男を相手にしてきてるんでやんすよ?考えられないでやんす。
病気だってあるかもしれないし、高給取りな分金銭感覚もおかしい子が多いでやんす。
大体、客商売なんだからパワプロくんみたいなバカに媚びてみせて
玉の輿に乗る手腕のひとつやふたつ持ってるでやんすよきっと。
いいように騙されてるんでやんすよ」

パワプロ「そ、そんな事ないよ!!」

パワプロ(だって…)

パワプロ(あのあおいちゃんが…)


329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 02:55:32.87 ID:FELS5mhVO

矢部「ハァ…本当に騙されやすいでやんすね。
じゃあ、仮にパワプロくんがその子と一緒になったとするでやんす。
世間の目はどうするんでやんすか?
巨人のスター選手が風俗嬢と結婚!ナイトゲームはお盛ん!とか
週刊誌のいい話題でやんす。
一生泡プロとか泡様とか言われるかも分からんでやんすし、
球団イメージもあるから上からも何を言われるか分かったもんじゃないでやんすよ。
最悪何かの処分も…」

パワプロ「そ、そんな…」

矢部「パワプロくんの野球も汚される、ってことでやんす。
その覚悟があって考えてるんでやんすか?」

パワプロ「……」

パワプロ(野球…今まで全てを賭けてきた野球が…)

パワプロ(あおいちゃん…)


334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:08:39.78 ID:FELS5mhVO

-一方その頃-

あおい(今日も仕事…ボクはいつまでこんな事をしていたらいいんだろう)

あおい(とりあえずの生活費が稼げれば、と思って始めて…
つらかったけど、ようやく、この自分にも慣れてきていたのに…)


あおい(パワプロくん、どうして会ってしまったんだろう。
彼と会ってから、昔を思い出して毎日つらい。耐えられない。
野球をしていた頃のボクはどこに行ってしまったんだろう…)

あおい(パワプロくん…好きって言ってくれたけれど、
まるでボクに見せつけるみたいに
女の子と抱き合ってたよね。
どうして?
最初からからかうつもりでボクに会いに来たの?
偶然なんかを装って、惨めなボクを笑いに…うう…)

「あおいちゃーん、指名入りましたー」

あおい「…あ、はーい」

あおい(…ううん、もうパワプロくんのことを考えるのはよそう。
きっと悪い夢だったんだ…)


337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:15:52.27 ID:FELS5mhVO

あおい(今のボクはこっちのプロなんだ。
引け目を感じていちゃいけない。
男の人に楽しい気分で帰ってもらうのが今のボクの仕事…
野球をやっていた頃だって、観衆に楽しい試合を見せるのが仕事でもあったはず。
ボクは変わらない、ボクは…)

あおい「いらっしゃいませ…」

男「お、写真よりかわいいじゃーん…って、あれ?どっかで見たことあるような…」

あおい「え…」

男「あれあれあれあれー?俺知ってるよこの娘!
確かプロ野球初の女性選手で鳴り物入りしたあおいちゃんじゃんよ!
うわうわ、なんでこんなとこにいるんだよ!!うっひゃー」

あおい「…………」


339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:25:11.48 ID:FELS5mhVO

男「間違いないわー、ちょっと化粧濃いけど絶対あおいちゃんでしょ!
えっえっ、確か結局大した活躍も出来なくてクビになってたけど、
今はこんなとこで働いてんの?
いやーー、泣けるねぇ、プロ野球選手が
今はこんな底辺で男のモノくわえてるの?
やっべー面白いわ、ダチにメールしよ」

あおい「…めて」

男「は?」

あおい「やめてください…もう、野球とかは関係ないんです」

男「いやいや何言ってんの生意気にwww
こんなとこで働いてるくせにプライドだけはあんの?
口答えしてんなよふざけんなやマジで。
…よし、ちょっと面白いこと考えたわ」

ピポパ

男「あ、俺俺。今暇?ちょい○○の風俗店まで来いよwww
最高に笑えるもん見つけたからwwww
何人か連れてこいよ」

あおい「あっ…」


346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:36:22.90 ID:FELS5mhVO

-数十分後

男A「な?本物だろ?」

B「っべえわー、マジべぇわー、あおいちゃんじゃん」

C「うはwwwwあのあおいちゃんとヤれんのwwwマジA感謝」

あおい「お、お客様、困ります…うちはこういったことは…」

A「あ?何も言われなかったよな?
下で店員に金握らせたらだけどなwww
あおいちゃんの為に皆で大金払ってあげたよ、
マジファンに愛されてるねー」

あおい「そ、そんな…」

D「へへ…こいつ野球の成績は大したことなかったけど
顔だけは良かったもんな。昔散々試合見ながら抜いたわー
まさか今本人と出来るなんて思わなかったよ」

C「俺なんてファンすぎてユニホームまで持ってたよwww
つーか持ってきた。ほれ」

バサッ

あおい「あ…私の現役の頃の…番号…」

B「おまえGJすぎるわwww」


348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:45:06.01 ID:FELS5mhVO

A「あおいちゃんこれ着てヤラせてよー
興奮すっからさー」

あおい「…い、いや。いや…!」

A「あ?」

あおい「そんなの絶対いやだ…!
野球は、ボクの野球はこんなことをする為のものじゃない!」

B「おまえ…ふざけんなよ」

ボグッ

あおい「あっ!ううう…」

B「あのあおいちゃんだっつーからこっちは高い金払ってやってんだよ。
客のニーズに応えるのも仕事だろ?」

C「どうせ後であんたも店から金貰えるだろうしいいじゃんwww
それともこの事、俺らで言いふらしてやったほうがいい?
元プロのあおいちゃんがこの店で風俗やってまーすて」

D「いや、それしたらむしろ指名入り過ぎてあっという間にNo.1嬢だろwww
俺ら優しすぎwww」


350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:53:31.98 ID:FELS5mhVO

あおい「うっ、そ、それだけは…やめて…」

A「じゃあさっさとユニホーム着て俺らの相手しろや。全員な。
元プロなら体力あるだろうから余裕だろ?」

B「キャンプより余裕そうなのにこんなにお金貰えるなんて
幸せだねーあおいちゃんwww」

C「じゃあまず口でしてもらおっかなー」

ボロン

D「出すのはええよwww俺は最初の一発まずもらうからなwww」

A「いやいやどう考えても発起人の俺だろ最初www」

あおい(どうして…こうなっちゃったんだろう)

あおい(パワプロくん…ボ、ボク…)


351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 03:55:31.01 ID:FELS5mhVO

あおい「う」

あおい「う、う、うわあぁぁぁあん!!わぁぁぁん!!」

A「あーあ、泣いちゃった。泣き顔もかわいいけど」

C「レイプっぽくていいじゃん。このままやろうぜ」



…ドガッ


C「ギュブッ」

A「し、C!?」


パワプロ「…ふざけるなよお前ら…」


356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:03:54.34 ID:FELS5mhVO

A「て、てめえ!なんなんだよいきなり!」

B「あ!こいつ、巨人のエースのパワプロじゃん!」

あおい「パ…パワプロ…くん…?」

D「なんでこんなとこに…」

ガンッ

D「ベブラッ」

パワプロ「……」

A「お、お前なんなんだよ!
同じプロのよしみでとかなんかなのか!?
つーかこんな事していいと思ってんのかよ!!!
プロ選手が暴力沙汰していいとでも思ってんのか!?」

パワプロ「…いいさ」
パワプロ「こんなあおいちゃんを見過ごしてしまうほうが、プロなんかよりもまず、俺自身を許せなくなる」


359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:12:03.71 ID:FELS5mhVO

A「何こいつ…格好つけやがってさぁ…うぜぇなあ」

パチン

あおい「ナ、ナイフ!パワプロくんダメだよ、逃げて!!」

A「せっかくのお楽しみだったのに最悪の気分だわ。
週刊誌行きを待つまでもねぇや。
ここで野球出来ない身体にしてやるよ」

パワプロ「ふぅ…」

ヒュッ


ズガスッ

A「!?!??…ぶふぅ」 バタリ

B「こ、こ、こいつ石鹸投げやがった!」

パワプロ「お前に捕る腕があるなら捕ってみろよ。
捕れなかったら石鹸でも病院送りだと思うけど」

B「う、うわぁぁぁぁ!!!」バタバタバタ


360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:19:43.28 ID:FELS5mhVO

パワプロ「うひー、さすがにナイフはちょっと焦ったよ。
考えてみたら野球ばっかりで喧嘩なんてしたことなかったから怖かったけど、
鍛えてるとまあどうにかなるもんだね。
…遅くなってごめんね」

あおい「パ、パワプロ…くん…」

あおい「どうして…?」
あおい「こんな事までして、パワプロくん、大変だよ…
も、もう野球が出来なくなったら…
ボ、ボク、どうしたら…」

パワプロ「うーん…マズイとは思うんだけど、やっぱりこんなの見過ごせないよ。
…こないだも言ったけど、俺はあおいちゃんの事が好きだし」

あおい「えっ…」


364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:28:52.81 ID:FELS5mhVO

パワプロ「矢部くんにも色々言われてちょっと考えたんだ。
簡単に好きだなんて言ってしまったけれど、
今のあおいちゃんと本当に一緒にいられるのかって。

でも、俺はバカだから結局よく分からなかったよ。
もしかしたら後ろ指を指されることもあるかもしれないし、
何か周りに言われることもあるかもしれないけど、
俺にとってあおいちゃんは昔のあおいちゃんと一緒だよ。
そんなあおいちゃんと居るのは、なんの気後れも感じない。
あおいちゃんと一緒に居たいんだ」

あおい「……」

パワプロ「…なんてことを伝えようと思ってきたら、
こんな事になっちゃったけれどね」


366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:36:21.59 ID:FELS5mhVO

あおい「……」ダキッ

パワプロ「わ、わ!あおいちゃん、裸のままだよ!
…まあこないだ似たような事したけれど」

あおい「パワプロくん…ありがとう。ボク、怖かった…でも今は凄く嬉しい。
ボク、汚れてしまったけれど…ボクなんかでいいの?

パワプロ「うん…。あおいちゃんは汚れてなんていないし、
俺の野球も汚れやしないよ。
また、二人でキャッチボールしていこうよ。昔みたいに」

あおい「ふふ、パワプロくん、なんだかくさいよ…」

パワプロ「えっ!?れ、練習の後だからかな」

あおい「ううん、そっちじゃないけど…でもいいよ。ボクもパワプロくんが大好き。今でも」


368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:45:52.38 ID:FELS5mhVO

-一方その頃

B「く、くそ、プロのくせにあんな事していいとでも思ってんのか!
この事をマスゴミにでもばらまいてや…」

矢部「おっとお兄さん、ダメでやんすよ」

B「な、なんだお前!」

矢部「マスコミにばらまくのは仕方ないでやんす。暴力事件な事には変わりないでやんす。
でも、お兄さん達も色々後ろめたい部分あるでやんすよね?
フッツーに考えたらお兄さん達も檻の中に入る可能性は
だいぶ高いと思うんでやんすが?」

B「うっ…じゃ、じゃあどうしろって言うんだよ!」

矢部「自首とタレコミはしておいてあげるでやんす。
ちょっとこっちで内容をいじるでやんすが。
お兄さん達は捕まらないように適当にしておいてやるでやんすから、
黙って消えるのがよろしいかと」

B「ううっ…わ、分かった…」

矢部(全く、そんな事になるんじゃないかと思ってたでやんすよ。
長年友達やってるんでやんすから…
最低限の尻拭いはしてあげるでやんすよ。
あとはパワプロくん、野球とあおいちゃんと、どっちも掴んで進めるかは君次第でやんす)


370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 04:50:54.59 ID:FELS5mhVO

――矢部がかなり都合の悪い内容を伏せつつ広めたものの
現役のエースの暴力沙汰と、元プロ選手の風俗嬢という
格好の話題の波はやはり世間をさらった。
当事者の二人、特にパワプロくんは、マスコミや球団、様々な面からの追及、バッシングを受け、
それらついには責任問題に発展する事態となった――



――そして数年後。


372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 05:05:06.59 ID:FELS5mhVO

アナウンサー「本日はメジャーリーグからお伝えしております。
それでは、衝撃の渡米から数年、弱小球団に電撃入りした後、
見事球団を率いついには本日先程の試合で全米一の座を獲得した
球団のエース!パワプロ選手に来て頂きました!」

ワァーワァー!!!

「聞こえますでしょうか、この大歓声!
それではパワプロ選手、今のお気持ちを率直にお伝え下さい!」



「私がここまで頑張ってこれたのは、一重にずっと私を支えてくれた妻、
あおいのおかげです。
高校時代からこれまで、妻とはずっと二人で野球の道を歩いてきました。
今、この場には妻も立たせて頂いて欲しいです。
彼女こそ私の野球の半身なのですから。

あおい、ありがとう!
俺と一緒に歩いてきてくれてありがとう!」


373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 05:06:23.14 ID:FELS5mhVO

「……なんとも熱烈でしたね!
お茶の間のみなさんもきっとこのお熱さが伝わったかと――」

盛り上がるヒーローインタビューの場から
優しい視線を送ってくるパワプロくんを、
観客席のあおいは大きくなったお腹をさすりながら
穏やかに微笑み返した。


Fin



元スレ:パワプロ「入浴料60分5000円の風呂屋か……」

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