1: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:17:02.36 ID:fbgBxdjx0

古典SFのオマージュ


2: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:19:49.67 ID:fbgBxdjx0

― 765プロ事務所 ―

テレビ『全国各地で突如発生した集団ヒステリーについての続報をお伝えいt』

ピッ

千早「これでわかったでしょ高槻さん!」

やよい「……」

千早「だ、だからお願い! 助けが来るまで私と一緒にここd」

やよい「ッ!」バッ

千早「駄目よッ!」ガシッ

やよい「離して下さい千早さんッ! 今すぐ……今すぐ長介たちの元へ行かなきゃ!」

千早「今、外へ出たら〝あいつら″に襲わr」

ガチャガチャガチャ!!

2人「!?」ビクッ


3: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:22:39.15 ID:fbgBxdjx0

ドンドンドン!!

???「お願いッ! このドアを開けてッ!」

やよい「そ、その声は……」

???「ひびk……いえ、〝あいつ″がすぐそこまで迫ってるの!」

やよい「伊織ちゃん!?」

伊織「やよい!? お願い早くここを開けてッ!」

やよい「う、うん。いま開けるかr」

千早「待ってッ!」ガシッ

やよい「えっ」

千早「……水瀬さんの好きな飲み物は?」

伊織「その声はちはy」

千早「早く答えてッ!」

伊織「ひ、100%オレンジジュースよッ!!」

ガチャ

千早「ッ!」グイッ

伊織「きゃっ!」


4: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:24:12.14 ID:fbgBxdjx0

千早「高槻さん! ドアに鍵を!」

やよい「は、はい!」カチッ

ガチャガチャガチャ!!

3人「!?」ビクッ

響「あはは☆ 嬉しくなるとついヤっちゃうんだ!」

伊織「嫌ァァァァ!!」

やよい「ひ、響さん!?」

響「ぎゃははは!! ランランルー♪」

千早「くっ!」


5: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:27:58.11 ID:fbgBxdjx0

ドンドンドン

響「……おーい。なんで自分だけ中に入れてくれないんだ?」

響「お持ち帰りでたーくさん買ってきたからさ、みんなで一緒に食べようよ?」

響「ねぇ。だから早く……」

ドンドンドン!!  ガチャガチャガチャ!!

響「このドアを開けろってばぁぁぁぁぁ!!」

伊織「もうやめてッ!!」

やよい「…うぅ……っ……ひびきさん…ッ!」

千早(こ、このドアが壊されたら私たちも我那覇さんのように……)

テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it

響「……もー。今いい所なのに」

テレッテテテー i'm lovin' it テレッテ

響「はい、もしも……えっ!?」

響「うん、わかった! 自分も今からそっちへ行ってロッテ○アぶっ潰してやるッ!」

響「コラボの恩を仇で返してやるぞッ!」

ギャハハハハハ!!


6: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:28:25.18 ID:fbgBxdjx0


――――――
――――
――


7: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:29:20.63 ID:fbgBxdjx0

シーン...

千早「……」

千早「もう大丈夫よ。我那覇さんは何処かへ行ったみたい」チラッ

千早(あら? この大きな鞄、水瀬さんが持ってきt)

伊織「何がもう大丈夫よッ!?」ガシッ

千早「ッ!」

伊織「ふざけるんじゃないわよ!? あんた、私を見殺しにするつもりだったでしょッ!!」

千早「……」

やよい「ち、違うよ伊織ちゃん! 千早さんはッ!」

伊織「……ッ!?」ピクッ

やよい「…ひっぐ……っ……うぅ…」

伊織「やよい……」


8: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:31:49.21 ID:fbgBxdjx0

千早「ごめんなさい……」

伊織「……ふん。もういいわよ」

伊織「それよりも……2人が無事でよかったわ」

やよい「わ、私はその……事務所にずっと居たから……」

伊織「運よくパニックから逃れることができたのね。他には誰かいないの?」

千早「私もその事を高槻さんに訊こうと思っていたの」

伊織「えっ? 千早はずっとやよいと一緒じゃなかったの?」

千早「え、えぇ……私も水瀬さんと同じでこの場所に逃げてきたばかりなの」

やよい「……今、この事務所に居るのは私たちだけです」

伊織「そんな……」

千早「くっ!」


9: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:32:44.17 ID:fbgBxdjx0

やよい「……」

千早「た、高槻さん?」

やよい「私、やっぱり長介たちの元へ行きますッ!」バッ

千早「だからそれは無茶よッ!」ガシッ

やよい「お願いしますッ! 行かせてくださいッ!」

伊織「……」

千早「み、水瀬さんも説得してッ!」

伊織「えっ!? そ、そうよやよい!」

伊織「とりあえず、まずはこの事務所内に使える道具があるかどうか調べるのが先よ!」

千早「それは名案だわ!」

千早「もしかしたらこの状況は打開するものが見つかるかもしれない。ね、高槻さん!?」

やよい「……わかりました」


10: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:33:23.73 ID:fbgBxdjx0


――――――
――――
――


11: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:35:06.44 ID:fbgBxdjx0

千早「……」ガサガサ

伊織「……」ガサガサ

やよい「あ、あの……私、社長室の方も見てきます」

千早「えぇ。何かあったらすぐに私たちの事を呼んでちょうだい」

やよい「はい……」ニコッ..

ガチャ バタン

千早「……」

千早(いったい、どうやってこの状況を打開すれば……)


12: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:36:22.91 ID:fbgBxdjx0

伊織「はぁ。なんで私、こんなことしているのかしら……」ガサガサ

千早「……そういえば水瀬さん。うさぎの人形はどうしたの?」

伊織「えっ」

千早「確か名前は……シャルル、だったかしら?」

伊織「あっ。そういえば逃げる途中で何処かへ落としちゃったみたい」

千早「……そう。あの人形は確か大切なものだっt」

伊織「そんなに心配しなくても平気よ」

千早「えっ」


14: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:38:27.40 ID:fbgBxdjx0




伊織「また新しいのを買えばいいんだから」ニコッ




15: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:39:55.46 ID:fbgBxdjx0

千早「ッ!」ゾクッ

伊織「はぁ。それよりも役に立ちそうなものが全っ然ないじゃない! 全く!」

千早「……」

伊織「ど、どうしたの千早。顔が真っ青よ?」サッ

千早「来ないでッ!」バシッ

伊織「痛ッ……い、いきなり何するのよちはy」

千早「あ、あなた……」

伊織「えっ」






千早「誰ッ?」

伊織「……」


16: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:42:37.50 ID:fbgBxdjx0

ガチャ

やよい「うぅ、ダメです……社長室にも役に立ちそうなものg」チラッ

伊織「……」

やよい「い、伊織ちゃん。どうしたの?」

千早「た、高槻さん……に、逃げてッ……」

伊織「ねぇ2人とも。お腹、空いていないかしら?」

やよい「えっ? う、うん。でも今はそれどころじゃ……」

伊織「にひひっ。私ね、実はここへ来る途中に食べ物いっぱい買ってきたの」ガサガサ

千早(あ、あの大きな鞄!?)

伊織「ハンバーガーでしょ? チーズバーガーでしょ?」サッ サッ

千早「ッ!」ゾクッ

伊織「それから……」

伊織「フライドポテトアップルパイてりやきバーガービッグマックベーコンレタスバしおpぢょh;ぁめrちゅkgh;:pl@f「せt:ryちゅい」

やよい「あぁ…ッ!」

千早「高槻さんッ! 早く〝そいつ″から離れてッ!!」

伊織「……そしてこれが私の一番好きな飲み物」サッ


17: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:43:26.88 ID:fbgBxdjx0




伊織「マックシェイクよ」ニコッ




18: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:45:02.04 ID:fbgBxdjx0

伊織「さぁみんなで食べましょ! お腹いっぱい食べましょ!!」

千早「くっ!」ドガァッ!

伊織「ぎゃぁ!!」

バタン!!

千早「た、高槻さん! 社長室のドアを押さえるの手伝ってッ!」

やよい「もう、いやッ……」

コンコン…

伊織「ちょっと千早。開けなさいよ。どうしたのよ急に?」

千早「……お願い」ボソッ

伊織「このスーパーアイドル伊織ちゃんを社長室に閉じ込めるなんて酷いじゃない」

千早「……静かにして」ボソッ

コンコンコン…

伊織「ねぇ千早。このドアを開けて? お願いよ」

千早「これ以上〝その声″で話しかけてこないでッ!!」ドン!

伊織「……」






ガチャガチャガチャ!!

伊織「あけrrzdfxfcgjhきおぷお8y7trおお!!」

千早「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


19: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:45:50.02 ID:fbgBxdjx0

やよい「…ひっぐ……っ……うぅ…」

千早「しっかりして高槻さんッ! なんでもいいからバリケードになりそうなものを持っt」

テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it

やよい「…ひっぐ……っ……」

千早「……」

テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it

やよい「……っ…」

千早「……」


20: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:46:17.92 ID:fbgBxdjx0



やよい「……」ニコッ


千早「えっ」



21: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:48:04.65 ID:fbgBxdjx0

やよい「……」ピッ

やよい「はい。あ、プロデューサー! 長介たちにハッピーセット届けてくれましたか?」

千早「そん、な……」

やよい「えっ? みんな喜んでくれた? うっうー! ありがとうございます!」

千早「うそよ……」

ガチャガチャガチャ!! ドンドンドン!! 

伊織「あははは!! もしかして本当にやよいの三文芝居に気が付いていなかったの!?」

伊織「私はすぐに気が付いたわよ!? だって私たち……」



伊織「〝仲間″だもんね!! あははは!!」


22: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:49:05.96 ID:fbgBxdjx0

千早「やめて……」

伊織「大丈夫よ。千早もこっちへ来ればいいじゃない?」

伊織「とっても楽しいわよ? だから早く……」

ガチャガチャガチャ!! ドンドンドン!! 

伊織「このドアを開けろぉぉぉぉぉぉぉ!!」

千早「もうやめてぇぇぇぇぇぇ!!」

やよい「千早さんがいけないんです」

千早「えっ…」


23: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:50:01.28 ID:fbgBxdjx0

やよい「長介たちにもお腹いっぱい食べさせてあげようと……」

やよい「私は何度も何度も何度も何度も何度も何度も」

やよい「この場所から立ち去ろうとしたのに……」

千早「そんな……わ、私はただ……高槻さんの事を……」

やよい「でも、私はそんな優しい千早さんがとっても大好きです」ニコッ

千早「あっ…」

やよい「だから千早さんも、私たちと一緒に……」サッ


24: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:50:31.84 ID:fbgBxdjx0




やよい「ハンバーガー食べましょう?」ニコッ




25: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:51:55.62 ID:fbgBxdjx0

千早「……」

千早「えぇ、そうね……」

千早「私はもう……」






千早「お腹がぺこぺこよ……」ニコッ..


End.


26: ◆3QFkN49T2. 2015/11/30(月) 00:52:50.15 ID:fbgBxdjx0

以上です
ありがとうございました



元スレ:千早「マックに盗まれた街」

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