2007年01月

2007年01月31日

ぶら下がり健康具

ぶらさがり
うんてい






家の近くに小さな公園がある。正式には児童遊園地
である。そこにブランコやすべり台がありその側に
平行棒を段々に重ねたのような遊具がある。(写真)
毎朝散歩の後、そこに寄り、この遊具にぶら下がっ
たり平行棒のような自分なりの運動するのが日課で
あった。
ブランコなどと違って、この遊具で子供が遊んで
いるのを見たことがない。この5年くらいは私の
専用運動マシン状態で、私の健康に少なからず寄与
してくれた良き友であった。
ところが今朝寄って見たら、何者かにばったりと
倒されている。(写真右)
子供の遊具とは言え、そう簡単に壊れるものでは
ない。
そう言えば、昨夜仕事の帰りに車で遊園地の側を
通ったら中学生らしき数人が、冬にはめずらしく
屯していたのを思い出した。
今朝近くの住人に聞いたら昨夜何やら騒いでいた
との話もあった。
でも、関係あるかどうか断定はできない。
このままでは危険でもあるので、早速、市の担当
に電話したら、すぐ出向いて調べ危険の表示を
施してくれた。
折れている足もあり修理不能で、撤去したいとの
ことなので町内会長として了承した。
さすがに毎朝私が使っているからダメとは
言い難い。
昨夜の騒ぎの件もあるので、「警察への連絡は
どうする?」と聞いたら「、強度云々で話が
ややこしくなっても困るし、怪我がなかっただけ
でも幸い」ということで、これもそのままで
了承した。
問題は私の明日からのウォーキング後の
整理体操をどうするかだ。
新たなメニューを考えなければならない。
イラク問題や改憲問題に比べると限りなく小さい
問題ではあるが。

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2007年01月30日

落日

世相の乱れと殺伐とした出来事が目立つ
昨今である。
中でも会社や組織の不祥事が続いている。
不二家やパロマ、関西テレビ、それに宮城県や
福島県の談合、岐阜県の裏金など例をあげればきり
がない。こういう組織に共通して言えるのは、
トップがバカ殿か傲慢、そして無責任な取り巻き
がいて、ことなかれ主義の平目ばかりが元気に泳い
でいる。
そしてやっていることは情報の隠蔽と嘘の報告
こんな構図である。本人達は身勝手な理屈でよかれ
と思ってやっているが、結果的には自身も組織も
窮地に落とし入れ世間にも大迷惑をかけている。
対策として、よく出てくるのは、学識経験者等を
交えた再発防止委員会を作るということであるが。
そんなかっこうつけるより、情報をオープンにして
身内の論理でなく、世間の常識に合うよう当たり前
の事を当たり前にやればいいことだと思う。
でもこう頻発するということは、
これがなかなか出来ないんだろうな。

そうこうしていたら、安倍内閣の大臣がまた失言を
した。今度は柳沢厚生労働相だ。この人は常識的な
やり手だと思っていたが、
「それを言っちゃあお終いよ」ということを
言ってしまった感じである。

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2007年01月28日

Z賞

川柳Z賞の応募締め切りが1/末と迫っている。
昨年も応募したので今年もと思っていたが、
バタバタしているうちに絶望的になってしまった。
昨年中の作品なら既発表の作品でも可なので、
何とか30句の選び出しとまとめを頑張って
みよう。
一年間の自身の作品を見直し整理する
チャンスでもある。
全国からかなり著名な人達も応募するので、
発表誌を読むことは楽しくもあり、刺激にもなる。
昨年の私の応募作品は下記である。

第24回川柳Z賞 応募作品 (2006-1)     
『雨の記憶』
助手席に乗せる長い雨の記憶 
抱くことの幻想高波注意報   
真夜中にブランコが産む赤い靴  
鬼百合がヨガのポーズで迫りくる
鍵穴を覗いたままで死んでいる   
リポーター走るバナナが逃げている 
脇腹に急ブレーキの跡がある 
ややこしいので馬肉だと言っておく   
私を証明するため舌を出す 
罪状は薔薇 無色無臭にして斬首 
法廷で一重瞼を弁護する 
関節を差し出し非礼お詫びする
次々と木箱に詰める牛の角 
ブルースが微かに漏れる壷を抱く 
万華鏡に親戚中の顔がある   
形見分け残った鈍器だけ貰う 
悲しみと憎しみのふたこぶ駱駝 
ザリガニの次の次です問題は   
復讐が残ってるけどしんどいな 
靖国に誰かが埋めた不発弾
核ボタン押した いけねえ鳥だった 
シーソーの反対側は鳥の糞 
戦場の雨にキラキラ鼻ピアス    
恋人は百万色で出来ている 
鼻声にネジ山全部つぶれてる   
兵隊の位で言えばメンタイコ   
リハビリにお世継ぎクイズやってみる 
点滅の蛍の滅が長くなる   
一面のれんげ今なら言える過去 
人間の退化をじっと見てる月 


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2007年01月27日

暖冬

チューリップ

この冬は暖かい。
こんな感じで寒さも峠を越えてしまいそうである。
娘から貰い部屋の中で水栽培してるチューリップも
もう咲き出した。

野沢省吾さんから『双眸』の創刊から終刊までの
全号を送っていただいた。
通り抜けた稲妻のような一つの時代を検証するに
充分、膨大な資料である。

俳人、三宅やよいさんから第二句集
『駱駝のあくび』を送っていただいた。
三宅さんとは名古屋でやっていた超ジャンルの
『あるまだ句会』でいっしょだった。
また私が批評会なるものに初めて参加したのが
三宅さんの第一句集『玩具帳』の批評会だった。
変化自在な三宅やよいワールドをじっくり
楽しみたい。

みどりの1月例会用の作品15句をメールで
送った。またまた欠席投句である。


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2007年01月26日

第二の人生4

金山の発掘作業現場に、何とか一週間通って土方
作業をしていたら身体も慣れてきた。すると
おぼろげながら発掘作業の全貌が見えてきた。
同時に穴掘り、運搬以外の作業も少しづつやらせて
もらえるようになった。後で分かったことだが、
土方作業は新入りの耐久テストみたいな
ものらしい。
過去の例では一日で「こんなはずじゃあない」と
来なくなったロマンチストも少なくないとのこと。
作業の順番として、最初に表面のガレキや泥を
除き、徐々に掘り下げてゆくと
遺跡や埋蔵物が現れてくる。掘るにつれて、時代が
江戸から室町、奈良、弥生、縄文、石器と歴史を
遡ってゆくことになる。この近辺にはどうも
縦穴住居からなる集落があったらしい。
3センチ、5センチと表土を一斉に掘り下げてゆく
のも楽ではない。
目ぼしい物が現れ出すと、ベテランが乗り出して
出土物を傷めない様に細かい作業をする。
それほど貴重でないものは我らにも細部を
やらせてくれる。
総勢40人ほどで、老若男女いろいろな人種が
集結していた。グループで来ているのも、
一匹狼も、哲学者みたいのもいる。
1/3ほどは女性だが、さすがに柔な人はいない。
一輪車で泥を運んだり、20キロ位の土嚢を
片手で放り投げたりもする。
かなりの3K(きつい、きたない、きけん)職場
であるが、皆続けているのは、やはり発掘に魅せ
られているのだ。かなりの人達は発掘現場を
渡り歩いているようだ。
自身の新しい発見は、昼休みなど作業衣で街中を
歩くと、サラリーマンやOL、普通のおばさん
達が我らを避けて行くので歩きやすいことだ。
そうすると余計やくざな歩き方になってしまう。
そして帰りの電車に乗ると一応着替えてはいるが、
汗臭いのか混んでいても隣りに誰も座らない。
駅のホームで、待ち時間に知らないうちに売店の
週刊誌を立ち読みをしていて、おばさんに
「ダメだよ」と怒られたりもした。
スーツを着ていた頃は考えられないことだ。
身だしなみというのはやはり大切だと思った。
そんなこんなで年末ぎりぎりまでやり、発掘作業も
無事完了し、全員で打上げをして解散した。
約1ヶ月だったが、1年くらいに感じるこれまた
心身の貴重な体験をした。
正月からはこれでゆっくりできると思っていたら、
ひょんなことから次の仕事が現れた。
「つづく」


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2007年01月25日

第二の人生3

洗い作業が終った日。責任者から「発掘作業があり
ますがやってみませんか、今回の縁で優先的に採用
しますので、是非頼みます」と言われた。
3ヶ月の洗い作業をしてきて、多少、埋蔵物に興味を
覚えていたのと、発掘というロマンチックな言葉に
引かれ、いっしょに作業をやってきたおじさん
3人で「じゃあ一つやってみるか」ということに
なった。
場所は名古屋のど真ん中金山駅前である。
翌年明けから、金山駅前を大々的にリニューアル
する工事計画があり、土建屋が掘り返し始めたら、
土器などが出てきて遺跡があることが分かった
らしい。
それで夏の終わりから発掘を始めたが、年内に終り
そうもなく急きょ応援の作業者を募集しているとの
ことだった。
翌週から早速、電車で現場に行き発掘作業に参加
した。
行った初日、ヘルメットとスコップを渡された。
実態はロマンチックどころではなく、穴掘りと
掘ったガレキ運びが主の、俗に言う土方作業
だった。
真冬なのにヘルメットの先から汗がポタポタと滴り
落ちた。
着替えもままならない小屋と、ガタピシで漏れ出し
ている簡易トイレがあり、昼飯は野外のテントの
中で食べるという状況だった。
さすがに慣れぬ仕事でくたくたになり、
家に帰ったらぐったりだった。
一日でなんと体重が2kg減っていた。
「ここで引いたら男がすたる」なんてことは言わな
かったが、とりあえず、一週間は続けてみようと、
とにかく次の日も出かけた。
「つづく」


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2007年01月24日

記念発売

あほう1あほう2







あほう3

拙句集『アルバトロス』の発行を記念して
某所から発売された清酒である。

それも限定一本だけの貴重品である。

それを買い占めた友人から記念に
頂いたものである。

こういうお酒は、ほんとに百薬の長
だと思う。

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2007年01月23日

そのまんま

そのまんま東が宮崎県知事に当選した。
既成政党支援の有力候補を押しのけて
ダントツの得票だった。
同じ日、前知事の3度目の逮捕というニュースも
流れていた。
経験や知識でなく、しがらみにのない
「そんまんま」の新鮮さが受けたのであろう。
議会やお役人を動かすのは大変だろうが、庶民の
ため蛮勇をふるってもらいたいものだ。
その一方知事には強大な権限も集中するので、
ノックや石原慎太郎のように傲慢にはなって
欲しくない。

ダンゴウを英英辞書で確かめる
『ねじまき句会(新年会)』より

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2007年01月22日

第二の人生2

今から、4年前で景気も冷え切っていて
求職もなかなか厳しい状況だった。
私が見つけた仕事は、埋蔵文化財整理作業という
もので、家から近くの県立陶磁資料館の中で
行なうものだった。
雇用促進事業とかなんとか注釈があり、
時給約800円、3ヶ月の期限付きの条件だった。
仕事の中身は、発掘された陶器類を洗って、
整理することだった。
昭和30年代、高度成長の立ち上がり期、
この近辺の丘陵が造成され巨大な団地群が
誕生した。
瀬戸という土地柄、昔の窯跡がたくさんあり、
その時に大量の陶器類が掘り出された。
それが、泥まみれのまま、りんご箱に詰められ、
倉庫にどっさりと保管されていた。
それを一つずつ洗って仕分けするものである。
採用されたのは約10人のおじさん、おばさん、
にいちゃん、ねえちゃんで、朝から晩まで、
ひたすら、いろいろな陶器を洗う作業だった。
作業は単純でバケツを前に、お喋りをしながら
和気あいあいと行なう気楽なものだった。
どう見てもガラクタの山でしか見えないもの
だったが、埋蔵文化財ということで粗末には
できないらしい。
でも時々は学芸員なる人が回ってきて、尤もらしい
顔をして手に取って見ていたから、中にはお宝も
あったのかもしれない。
作業は老若男女すべて対等、お茶当番も順番に
回ってくる。
当番の日は、皆のお茶の趣向(コーヒー、紅茶、
お茶など)を聞き用意し、湯飲みを洗わなければ
ならない。
そんなことも含めて総てが新鮮な体験で、壮大な
井戸端会議の取り留めのない話題も、会社時代とは
違う貴重な巷の情報源であった。
9月暑い時から始め、11月の末の寒くなるまでの
3ヶ月があっという間に過ぎた。
この時の仲間とは今も交流が続いている。
そして、待望の? 失業もつかの間、次の仕事が
舞い込んできた。
「つづく」

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2007年01月21日

第二の人生

団塊の世代が定年やリタイヤがで大量に
第二の人生を歩み出す。
いろいろなビジネスがそれに照準を当てて
いるようだ。
リタイヤしたら、それぞれ自分の道をマイペースで
過ごせばよいことで、他人のことを、
とやかく言うつもりはない。
私は4年前、定年を迎え、確たるプランもないまま
退職した。
というより、定年まで何かバタバタしてたし、
並行してプランを練るほど器用でもなかった。
その後、半年ほどブラブラしていたが、心身が
なまってくる心配と、多少の刺激、多少の小銭を
求めてハローワークに通ったり、ネットで求職
検索したりした。
元の会社筋の先輩や現役の後輩に頼みこめば、
何か適当な仕事はあったかもしれないが、
昔と関係のないことに魅力を感じた。
それも管理職ではなく、時間が決まっている
単純肉体作業がいいと思った。
探し出して何日目かに、条件に合いそうな募集を
見つけ、書類を持参し面接を受けたら、即
採用が決まり、翌週から仕事開始になった。

つづく(ブログってこういうのありかな)

肝臓が嫌う中間管理職   進



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Profile

マル

川柳をやってます。
川柳は金もかからず、金にもならないのが魅力です。
短詩系や文芸全般にも興味はあります。

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