2009年07月

2009年07月31日

漢字の感じよさ

漢字がまた見直されているようである。パソコン
の普及で、難しい漢字が簡単に表示でき印刷でき
るようになったことで、流れが変わったようだ。
台湾に行った時、街の看板は漢字だらけで、
しかも、簡略化してない本来の「國」とか「學」
など使っている。
我等も読めるので意味は分かった。
漢字の本家、中国では簡略化が進み、看板を見て
も雰囲気程度しか分からないのが多かった。
日本は文字がなかったので、中国の漢字を取り入
れた。そしてもともとの「音読み」の他に、
「訓読み」も追加し、さらに「かな」や「カナ」
も取り入れ複雑怪奇にした。
韓国(朝鮮)は、日本ように文字がなかったので、
漢字を取り入れたが難しいので、途中でハングル
に切り替えた。
歴史的、文化的な経緯があるので、どれが良いと
か悪いとかは言えない。ただ日本は、何となく
すっきりしないなあという感じはする。
韓国と日本の文字、言葉を比べると、韓国はデジ
タル的で白黒はっきりしている。
一方、日本はアナログ的で曖昧さが多い。
国民性が文字や言葉に出るのか、文字や言葉が
国民性を生むのかは分からないが、興味深いこと
である。
どっちにしても曖昧さ(論理的でない)が特徴の
文字や言葉、故に、日本の短詩文芸が生まれたと
すれば、それにどっぷり浸かっているのは運命と
いうしかない。


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2009年07月30日

のど自慢

8月9日(日)NHKのど自慢が地元、瀬戸市に
やってくる。2カ月ほど前、そんな案内が市の
広報に載った。こんなチャンスは二度とないと
思い、すぐ入場券を申し込んだ。抽選になるらし
いが、その結果が中々こなかった。
そのうちに、「学びキャンパスせと」の講座紹介展
の日程が決まった。私も申し込んでいるが、
なんと、のど自慢と同じ日にぶつかった。
そこから、話が混乱する。知人の何人かに
「まいったね、のど自慢と講座紹介展が重なって
しまったよ」という話はしたような気がする。
何がどう誤作動したのか、私がのど自慢に出ると
いう噂が伝染してしまった。幸い、新型インフル
エンザほどの騒ぎにはならなかったが。
その昔、冗談で、のど自慢に出ようかなと言った
ことはある。カラオケは嫌いじゃない。
そんな背景と、私の舌足らずの話がごちゃ混ぜに
なり、ある人に感染したのかもしれない。
だが、当日見るだけにしてもイベント日が重なっ
ている事に、どうケリをつけるのか悩ましい。
のど自慢は見たいし、紹介展は講座成立の当落が
かかっている。
紹介展は「川柳」の資料だけ会場に置いて、不在
という手抜きも出来ないことはない。ただし、
選挙と同じで、連続当選にあぐらをかいていると、
落選というしっぺ返しはある。
どうしたものかと思案していたら、のど自慢の
抽選結果のハガキが届いた。
こちらは見事落選だった。1500人の会場に
約8000人の申し込みがあったらしい。
拍子ぬけだが、ほっとした。
もう一つは合格の鐘をもらえるようがんばろう。

のど自慢パントマイムで不合格

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2009年07月29日

マニフェスト

民主党の選挙用の公約が発表された。マニフェス
トとも言われているが、何もカタカナ語にする
ことはない。日本語があるのにカタカナ語にする
のは、我等もその手よくつかったが、大衆や顧客
に実態のないものを、高級なことをやっているよ
うに錯覚させるためが多かった。お役所でもカタ
カナ語が多い時は、地に足がついた仕事をして
いない時である。
それにしても民主党の公約は、一読して、かっこ
よすぎるなあというのが第一印象。
万年野党の時ならともかく、政権交代が現実味を
帯びてきた今は、どうせ守れないのだから、もう
少しのらりくらりでも、いいのではないかと思う。
さらに増税はしない、守れなければ鳩山代表は
身を引くとまで言っている。
ここまで言い切ると、まあとにかくやらせて
みようかという気にもなる。
でも、これにつられて自民党も同じような事を
発表し出しているから、これで、お互いに善政を
競い合うなら結構なことである。
ただし、公約は満点を狙って纏めているので、
実行段階になれば、諸諸の事情でずるずる点数が
落ちてゆくだろう。だから実態に合わせるなら
条件を付加すればいいと思う。例えば候補者全員
が当選すれば公約の100%、単独過半数なら70%、
連立で過半数なら50%の確率で実現するという
具合に。天気予報でもやっていることだし。
それと、大切なのは個々の公約の優先順位である。
この優先を見れば、どの政党がどこを向いて政治
を行おうとしているか分かる。
それから、自民党が民主党の公約の財源を心配し
たり、いちゃもんを付けているが、誰もが「お前
に言われたくない」という気持ちだろう。
自民党のように、増税を前提にした政策なら、
何でもできるし、猿でもできる。ない財源を絞り
出すというのは、厳しいけれど真っ当なやり方だ
と思う。
税金の無駄使いは、まだまだ叩けばいっぱい出て
くるはず。

上品にごまかすためのカタカナ語

ssm51 at 10:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2009年07月28日

夢をみるところ

夢をみるところ










「川柳杜人」同人の浮千草さんの
句集「夢をみるところ」を紹介する。

ある日突然三角形の一辺に
バス止めるひらひらひらと手を振って
数学は簡単だった生きるより
極太のゴシック体で怒鳴られる
家出してやる添乗員付きの
ものわすれ増えてこの世はももいろに
間に合っています嵐を呼ぶ男
猫と私の境界線があやふやに
蝶になり長いトンネル抜けるころ
ぼたん雪この世は夢をみるところ


浮千草さんは川柳大学の会員だったので名前は知
っていて、句は読んだことがあった。ユーモラス
でちょっとシニカルな句が印象的だった。その後、
京都と仙台のBSの大会でお会いした。
おっとりとした観音様のような風貌と、作品の
イメージとのギャップに戸惑った覚えがある。
もちろん作品、風貌、個性、人生、などは私が
勝手に想像しているだけで、それらの相関の実態
は知るよしもない。
改めて句集の100句を読むと、強い意志から
なる思いや、想いを感じる。
開き直ったような表現の中に、面白さ、哀しさが
同居して、読むほどに共感が深まる。

発行所:あざみエージェント
定価:1000円+税


ssm51 at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 句集 

2009年07月27日

藍ショット

名古屋場所は白鵬の優勝で終わった。プロ野球
オールスター戦も終わった。梅雨だけは土俵際で
しぶとく踏ん張っている。
こちら東海地方でも大雨が降り続いている。
相撲も野球も一頃ほど燃えなくなった。当事者は
一所懸命やっているのだろうが、世の中、他の
イベントや刺激物が間断なく押し寄せるので、
一つ一つに集中する人々の密度が薄くなっている
感じだ。
そんな中、ゴルフの宮里藍・米ツワー初勝利は
ビッグなニュースだった。女子プロの勝利は久々
である。華々しいデビューからしたら、かなり
遅い感じの晴れ舞台だったが、その間、迷いや
スランプも多々あったのだろう。これをきっかけ
に更に飛躍して欲しいものだ。
新聞を見たら、過去に岡本綾子が海外で17勝も
しているとあり、びっくりした。
当時は韓国勢も居なかったし、今とは条件が違う
かもしれないが、それにしても桁外れの偉業だ。
そういえば、その昔「岡本綾子・強さの秘密」と
いうナイスショットビデオを、買って何度も見た
ことがある。
結局、ヘボゴルフの学習効果にはならなかったが。

思えば、野球、卓球、パチンコ、ゴルフ、といろ
いろ球の大きさを変えてやってみたが、中々思う
所に飛ばなかった。
それで、言葉を飛ばす方に軸足を移してみたが、
これもナイスショットが出る確率は極めて低い。

梅雨空に言葉を飛ばす目鼻つけ

ssm51 at 21:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年07月26日

ふかし芋

「川柳みどり誌」7月号が届いた。
誌上句会「第4回川柳バイオレット」で公民館の
川柳講座のメンバー、中川喜代子さんが堂々と
第5席に入賞している。各地の著名な人たちに
交じっての入賞だから、大したものである。
もっとも彼女は前回(第3回)で第1席になって
おり、次回(第5回:09-10-30締切)の選者を
することに既に決まっている。
決まった時には「私なんかに、そんな大それたこ
とを」と謙遜したり、悩んだりしていたようだが、
今回の結果で、その実力の確かさが実証された
ことになる。
外にチャレンジするチャンスを活かし、
更に飛躍して欲しいと思う。

講座や教室を持っている友人の中には、生徒さん
が外部の大会などで活躍することに、焦燥や複雑
な気持ちになるという人もいる。
私は結構なことだと思う。自分自身も外の空気に
触れることで、得るものが大だったと実感して
いるので。

(中川喜代子の入選句のいくつか)
長命な女三代ふかし芋       
雨だからテネシーワルツだみ声で  
信号は青ですと言うかたつむり  
折檻のように蒲団を叩いてる   
青かったことなど忘れたプチトマト 



ssm51 at 22:04|PermalinkComments(8)TrackBack(0) 大会、句会 

2009年07月25日

ミサイルにスマイルマーク貼り付ける

ミサイルが飛んできたら、スマイルマークを貼り
付けて自国へUターンしてもらう。しかも積んで
いる爆薬は、全部美味しいワインに変換してしま
う。そんなシステムなら配備してもいいかなと
思う。
今の日本の技術で出来ないことはないだろう。

ミサイルが飛んでくる脅威とか、他国の軍事力が
増えたので脅威だとか、言うのはだいたい決まっ
ていて、日本の軍事費を増やそうと思っている
人達である。だから飛んでくるか、こないか分か
らないミサイルより、一所懸命危機を煽るそうい
う人達の方が、よっぽど脅威だと思う。
ミサイルが飛んできたら、どう落すか考えるので
はなく、飛ばされないよう交渉するのが政治家や
外交官の本来の仕事であるのに、それを放棄して
いるとしか思えない。
放棄するものの順番が逆さまになっている。
軍備の増強が民を救わないというのは、歴史を
みれば明らかである。特に日本の場合は。

財政が厳しい、増税がどうのと言う前に、最大の
無駄使いである軍事費をゼロにする案が何故出て
こないのだろうか。
軍事費と国家の安全(民の安全かな)は反比例
する。これは夢物語ではなく、ほんとかどうかは
実施してみれば分かることだろう。
リーダーにその勇気があるかどうかである。



ssm51 at 22:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年07月24日

イメージアップ

何となく今日になって、日常のイグアナモードに
なった感じである。
溜まっていたメールや郵便物をとりあえずチェッ
クし、反応できるものは返信などした。

会報や柳誌や句集なども幾つか頂いた。
内訳は下記。

句集「夢をみるところ」:浮千草
川柳おかじょうき
垂人

開封したら、美味しそうな中身が詰まっている。
美味しいものを後で食べるのが、我等、飢餓世代
の習性で、しばらく寝かせて置く。
メロンじゃないから、寝かせればいいってもん
じゃあないが、とりあえず。

大西俊和さんのHP「ゆうゆう夢工房」で、
作家紹介」として私を取り上げて下さった。
由緒あるHPに、
何故私が? と恥ずかしいやら、おこがましい
やらではあるが、貴重なスペースを割いて載せて
下さり、ありがたいことである。
紹介文は瀬戸の「おもしろ川柳講座」のメンバー
である石田穗實さんが、書いて下さった。
暖かく、いい人(不良でない)に纏めて下さり、
総選挙を前にしてイメージアップに繋がるので
嬉しいことである。(何を考えてるのだ?)


ssm51 at 16:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年07月23日

限りなくワインレッドで弱い朝

私は朝に弱い。年寄りになると、朝に強くなると
いうが、私の場合それは迷信のようだ。
アルバイトで夜勤などやったので、そのリズムが
まだ染みついているのか。
子供の頃から弱かったから、生まれつきかもしれ
ない。最近は朝だけでなく午前中ぼうっとしてい
ることが多い。
イグアナは陽が昇り体温が上がるまで動けないで
じっとしているらしい。
イグアナのDNAが他の人より多く混じっている
ようだ。
今日は午前中、飛び込みの
「佐藤さんちのアトリエ」という川柳講座。
イグアナも掟は守らなければならないので、
もそもそと出動した。
参加は9人、全くの新顔さんは3人。とりあえず
川柳に親しんでもらうため、用意した虫食い川柳
などをして遊んだ。私の句を虫食いにして出題し
たら、元の句より良い言葉が出てきたりして、
喜んだり焦ったり。
短詩文芸の魅力の一つは解が無数にあることだと
思う。
だから限りなく易しく、限りなく難しい。
そして、いくらやってもゴールは見えてこない。


ssm51 at 23:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年07月22日

韓国ソウル

7/20から22まで韓国ソウルの旅を
かみさんとした。
韓国は9年前友人と行って以来の二回目である。
その間、韓国はオリンピックやワールドカップ、
急速な経済成長、韓ドラブーム等があり、
大きく変わったなあという印象であった。
突然行くようになったのは、現地に長期滞在中の
娘に会うためと、韓ドラの影響もちょっと
あったかもしれない。
ハングルだらけの国なのに、それを何も覚えない
で行くというのは無礼で、恥ずかしいことであるが、
我らが行くような所は日本語が通じてしまう。
そんなことにも韓国の逞しさを感じた。

20日は9:30名古屋発。午後ソウル市内散策し、
夕食後「ナンタ」というミュージカルを観た。
開演前、観客席が湧いていたので、なんだ、
と見たら、大阪の橋下知事が観に来ていた。
日本にも元気な人はいる。

21日は午前「徳寿宮」を見て、午後はセットの
市内散策、昼食はトッポギという麺類だが不味か
った。夕食は焼肉で、その後娘の住処訪問。

この日は「ねじまき句会」だったが欠席。
(投句のみ)

22日
午前はホテルの近くの韓国歴史博物館、美術館な
どを見学。日食でソウルの街も湧いていた。ちょ
うど曇りで、一瞬欠けているのがよく分かった。
それより、木漏れ日に太陽の欠け具合が現われる
という話を、どこかのテレビやっていたが、その
頃、木陰を歩いていたので、見たらほんとだった。
その理由は未だによく分からないが。
ソウル発20時頃の便で帰国。
帰宅したのは23:30頃。
慣れない行動パターンで草臥れた3日間だった。

ハングルの野望増殖する矩形


ssm51 at 21:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 旅、観光 
Profile

マル

川柳をやってます。
川柳は金もかからず、金にもならないのが魅力です。
短詩系や文芸全般にも興味はあります。

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