2018年06月03日

おっとっと おっと とっとと 生きている  濱山哲也

「川柳は思考の足跡」先達たちより脈々言い継がれてきたように。川柳=人間に尽きる。
人間の人間たる所以はその思考にあり、
川柳作品はその一歩一歩にほかならない。
さりとて足跡のほとんどは消える宿命にある。
それでも「たかが」と「されど」川柳の歩みは決して
止まることはない。

ベストコレクションシリーズ、霜石さんと哲也さんはセットで頂戴した。
哲也さん曰く、
川柳のきっかけと師匠は霜石さんだとのこと。
そう言われれば、句風が似ていると思える所もあるが、
独自の個性で進化した所もある感じだ。
動物に喩えれば霜石さんは、開拓者的トドのようで、
哲也さんは哲学的オットセイのようでもある。
(何ら学術的な根拠はない個人な感想だが・・)

スタートライン棒一本ですぐ引ける

独りじゃない肩にとんぼが止まってる

三猿に徹して人の森に棲む

父にボケ母にツッコミ教わった

わたくしは安本丹という果実

ニューハーフ男をやめて強くなる

政治家も生活保護者だと思う

煩悩が寝癖のようについてくる

人妻は好きだが妻は苦手です

相づちというパントマイムが得意です

パスポートお金があった頃の顔

人間は水と誤解で出来ている

さっきまで海を泳いでいた刺身

葬式のハエはとっても楽しそう

神様の多い国から破綻する



ssm51 at 14:49│Comments(0)clip!川柳作品 | 句集

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マル

川柳をやってます。
川柳は金もかからず、金にもならないのが魅力です。
短詩系や文芸全般にも興味はあります。

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