2018年11月06日

川柳木馬  2018・秋号

川柳木馬の作家たちは皆個性豊かで句の解釈は
なかなかハードである。

花粉症王のくしゃみはピンク色     西川 富恵

野の扉開ければマグリットの石     畑山 弘

桃缶とスタッカートで生きてゆく    岡林 裕子

褌は記憶遺産になり損ね        古谷 恭一

まどろめば魚の貌につい還る      萩原 良子

緩慢な空 絵の中の舟が来る      清水 かおり

山沿いは夜半川柳になるもよう     内田 万貴

せいしょくきまっすぐな青の干物です  大野 美恵 

ポッと出の月なんかには分かるまい   森乃 鈴

感じます心を揺らす重力波       松木 敏一

虫の息くくしきけれと揺れながら    山下 和代

人混みの動画の好きな名無しさん    小野 善江

*昨年秋から1年間、句評を書かせていただいたが、
それぞれ個性的な難解句が多く タジタジしたことも多々ある。
皆違うベクトルを持っており、世間でよくあるグループとしての句風のような物も感じられず、個々の表現を追求する姿勢は大らかで好ましいと思った。
私自身も貴重な体験をさせていただき感謝である。

   




ssm51 at 23:08│Comments(0)clip!川柳作品 | 評論

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マル

川柳をやってます。
川柳は金もかからず、金にもならないのが魅力です。
短詩系や文芸全般にも興味はあります。

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