2020年11月13日

瀬戸市文芸・入選作品 (仲間の)

「俳句」
梅雨寒や手乗りインコの薄まぶた   猪きよみ
雷雨来る土の匂いをはね上げて    青砥和子
木曽川の源流岩に遅桜        柴田昭彦
朝採りの籠になりたる夏帽子     猪きよみ
梅雨寒や背中あわせの待合室     佐藤ちなみ
この青で渡り切る気のカタツムリ   竹内美千代
陶房の柱時計に燕の巣        武田綾子
瀬戸の駅つばめ巣作り防犯カメラ   田地尚子
雪不足神の絵具に白がない      前田ゆうこ
干からびてハートマークになる蚯蚓  丸山 進
看取られず逝く人数多五月闇     佐藤ちなみ

「川柳」
負けるなよおしくらまんじゅうツバメの巣  猪きよみ
瀬戸の街タイトル戦に沸く市民    小川知子
鮮やかな沈む夕日を妻と見る     佐藤勝巳
満月を食む電柱の長い影       丸山 進
菊煉りの土の匂いと手ざわりと    三好光明
ヒマワリの迷路で出口調査中     青砥和子
夕暮れに走り足りない子がひとり   安藤なみ
ひらがなを散りばめた様昼寝時    高田桂子
基礎英語聴きながらする光合成    月波与生
長電話かみさん笑って泣かせてる   水谷克行
レコードの針と昔の恋を聞く     水野奈江子
経年が涙もろさを加速する      柳谷益弘

「短歌」
日向ぼこ猫がふわぁと伸びをする
「無病息災」祖母の口癖      青砥和子

合唱の本を手に取り練習を
始めると直ぐ誰か帰りぬ      安藤なみ

くちびるが君のかたちに割れてゆく
告げた別れをアネモネにして    長岡みゆき

コロナ禍ようやく過ぎて六月の
路地に明るき子供等の声      尾形哲雄

棒あれば叩きたくなる坂あれば
上りたくなる今日も息災      佐藤ちなみ

*各部門、発表誌の掲載順に紹介(複数選者からの入選もある)


ssm51 at 14:48│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 春爺   2020年11月18日 17:48
掲載ありがとうございます。
おはずかしゅうございます・・・
海月さん、すげ〜おめでとう!!

息子もいまの状況では上海から帰れません。
日曜日はその島田まで仕上がった干し柿持ってじいちゃんよたよたサッカーの相手しに行ってきます(笑)
甥っ子はジェフ市原のプロ、息子も大学でサッカー・・じいちゃんは川柳作家〜
ばかな冗談お許しください。

2. Posted by マル   2020年11月18日 22:17
春爺さん
勝手ながら友達枠に入れさせてもらいました。
わぁお 凄いサッカー家族なんですね。
川柳もあちこちで大活躍。お元気で何よりです。

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マル

川柳をやってます。
川柳は金もかからず、金にもならないのが魅力です。
短詩系や文芸全般にも興味はあります。

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