1: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:37:12.86 ID:soE8lq/t0

話の都合上、大阪に学部が一つしかない謎の国立大学が存在することになってます
謎の国立の存在を受け入れるか、咲世界の大学受験制度は現実の日本となんか違うってことで脳内補完してください



2: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:38:03.80 ID:soE8lq/t0


洋榎「ああ、なんでも現国で解答欄ズラして書いたらしいで」

恭子「ズラすのは園城寺のリーチだけにせえやホンマに…」

由子「漫ちゃんは何回か試験受けた平均点では余裕で合格圏だけど、試験受けるたびに偏差値が変動するのよー」

恭子「…さて、どうしたもんかな」

絹恵「このままやと一緒の大学行けませんからね」

由子「絹ちゃんは勉強しなくていいのー?」

洋榎「絹はうちの受験の時に勉強見てくれたぐらいやから大丈夫や」

恭子「それはそれでなにやっとんねん!」

絹恵「流石に三年の範囲は無理でしたけど、二年までの範囲やったら当時のうちの方が出来ましたね」

洋榎「地学とか生物はマジで絹に助けられたわ。数学も」

恭子「数学は二年に助けられたらアカンやろ…よく受かったなホンマに」


洋榎「勉強したところが試験に出る! 山師の洋榎とはうちのことや!!」


由子「大学でもそれやってるのよー、前期はそれで外して必修落としたのよー」

恭子「絹ちゃんと一緒に卒業する未来が見えとるで洋榎」

洋榎「せやな」

恭子「せやなで済むか!」ビシッ

絹恵「オカンにどやされるでホンマに…」




3: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:38:45.95 ID:soE8lq/t0


恭子「で、真面目な話、漫ちゃんの爆死はどれぐらい深刻なん?」

絹恵「末原先輩の大学の去年の合格者のセンター最低点より低かったんですよ…」

恭子「漫ちゃんなら現国0点でもそこまで死なんやろ、他に何やらかした?」

絹恵「選択式の大問、間違って書いた」

恭子「他は?」

絹恵「日本史でも解答ズレて3割しか取れてない」

恭子「足りんな、まだあるやろ?」

絹恵「漫ちゃん、英語は本当に波が大きくて…」

恭子「あのアホ、デコに入れ墨入れるでホンマに!!!」

洋榎「油性で勘弁したれやー。千里山の二条と一緒に入学するのも悪くないやろ」

由子「洋榎が今年の合格を諦めたのよー」




4: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:39:18.40 ID:soE8lq/t0


郁乃「ほらほら~、漫ちゃん~、頑張らんとデコに焼き鏝やで~」

漫「うう…デコになんかする系の罰ゲームもうやめましょうよ…」

郁乃「こんな二次試験受けられるかどうかすら怪しい点数で~、あの大学受けようとする子~、初めてやで~?」

漫「それは分かってますけど…約束しましたから」

郁乃「ふ~ん? 漫ちゃんは~、合格したい~?」

漫「合格したいし、合格します」

郁乃「なら~、いくのんの特別レッスン~、受ける~?」


『受けさせるわけないやろ!』


漫「この声…」

郁乃「あらあら~、残念~」

恭子「まだそんなんやっとるんか、このアホ監督は。特別レッスンとかいう名目で何回プロの群れに放り込まれたか…」

郁乃「末原ちゃんが~、監督って呼んでくれた~、嬉しい~」

恭子「間違えました、代行」

郁乃「末原ちゃん酷い~、で、何しに来たん~?」


恭子「センターで爆死した漫ちゃんのデコに入れ墨を刺しに」


郁乃「同志!」ガシッ

恭子「同志!」ガシッ


漫「助けが来たかと思ったら敵が増えた!?」




5: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:39:54.33 ID:soE8lq/t0


恭子「冗談や」ポイッ

郁乃「あうっ、末原ちゃんは同志やと思ったのに~」クスン

恭子「で、志望校どうするんや漫ちゃん?」

漫「え?」

恭子「流石に、去年の合格最低点より下じゃ受かる可能性ないやろ。志望校のランクを下げるしかない。どうせ他の大学の情報集めとらんのやろ?」

漫「…何言ってるんですか末原先輩?」

恭子「今日は大学選びを手伝いに来たんや。私ならインカレで知り合った連中から他の大学の情報も聞けるからな」

漫「先輩、怒りますよ?」

郁乃「末原ちゃん、これ、ホンマに漫ちゃん怒るよ~?はよ謝った方が~…」

恭子「浪人は親に負担かけるからなしや、それなら、やりたいことしっかりやるために大学はきちんと選ばんと…」

漫「…帰って下さい」

恭子「漫ちゃん、現実は受け入れなアカン、無理せずランクを下げてやな…」


漫「帰れって言っとるのが分からんのかダアホ!!!!」


恭子「なっ!?」

郁乃「これは頭冷やした方がええな~、ほら末原ちゃん、こっちこっち~」グイッ

恭子「ちょっ、監督!?なにす…」ズルズル


漫「アホ…先輩のアホ…」グスン




6: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:40:38.57 ID:soE8lq/t0


絹恵「何やっとるんや末原先輩…」

由子「冷静に見えたけど、実はかなりテンパってたのねー」

洋榎「やっぱりこうなったか。テンパると本心と全然ちゃうこと言い出すからな、恭子のやつ」

怜「私が会話の一巡先を見ながら説得しよか?」

竜華「なんでうちら居るん?」

セーラ「大学同じだからに決まっとるやろ」


由子「いや、マジで何しに来たのよー?」


怜「恭子さんが待ちわびてた後輩ちゃんがセンターで爆死したと洋榎から聞いて、恭子さんをからかいに」

竜華「怜が心配やから付き添いで」

セーラ「面白いもんが見れるから来いって洋榎に呼び出されて。絹ちゃんは余裕やろ? 来年からよろしくな」

絹恵「あ、よろしくお願いします」


由子「ロクな理由じゃなかったのよー…」


洋榎「お、来たかセーラ。作戦会議や!」

セーラ「おうっ! って、まずは状況の説明をせえや! 俺、今来たばっかやで!?」




7: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:41:18.93 ID:soE8lq/t0


怜「ふむふむなるほど……恭子さん、意外とポンコツやんな」

竜華「自分に関わらんことは何でもそつなくこなすのになー」

洋榎「自分にとって大事なものほどダメダメやからな、あいつは」

?(末原さんをカタカタさせたい…)

セーラ「で、マジな話、どうするん? センター爆死したのは事実やし、恭子さんが言ったように志望校変えるか、後は浪人ぐらいしかないやろ?」

由子「今なんか居たのよー」

絹恵「まあ、普通なら無理なんですけど、漫ちゃんなら可能性はあるんです」

怜「マジ?」

洋榎「マジや」

竜華「爆発するんやったっけ?」

怜「爆発なあ…手牌が上に偏るとか聞いたけど、試験でもそうなん?」

セーラ「不思議やなー」


洋榎「漫は平均すると余裕の合格圏なんやけど、大抵は今回みたいな爆死なんや。なら、爆発した時にどんな点を取ってるか、分かるか?」


絹恵「爆発は大体三回に一回程度、問題が難しければ難しいほど爆発しやすい」

怜「…二回続けて今回みたいな点を取ったとして、三回を平均すると合格圏に入る点数……冗談やろ?」

竜華「どうしたん?」

怜「…満点近く取ってる」

セーラ「は?」

絹恵「その通り。漫ちゃんは、事故らずに普通に解答すれば、満点取るぐらいの学力があるんです」

セーラ「それでうちの合格最低ライン切るって、おっちょこちょいやなー」




8: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:41:46.67 ID:soE8lq/t0


竜華「…ということは?」

?(末原さんカタカタさせるのちょーたのしいよー)

洋榎「足切りは多分通るとして、二次で爆発すれば余裕の合格圏内や」

由子「またなんか居たのよー」

怜「それなら普通に受ければええやん」

竜華「まあ、爆発しなかったらダメやけど、前期と後期があるから、三回に一回爆発するなら受けてもええやろ」

セーラ「難しいほど爆発しやすいなら二次の方が期待できるしな」

絹恵「それを言って漫ちゃんを元気づけるために来たはずなんやけど……結果は見ての通り」

洋榎「これは、漫じゃなくて恭子の方にお仕置きが必要やなー」




9: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:42:13.39 ID:soE8lq/t0


?(お仕置きなら初美で慣れてるからお任せあれ、よ)

由子「だから、さっきからなんか居るのよー」

洋榎「しかし、とりあえず恭子のお仕置きより先に漫を元気づけたらんと」

セーラ「俺と洋榎の漫才ならいけるやろ」

洋榎「それや!!」

絹恵「お姉ちゃん、真面目に頼むわ」

洋榎「いや、割と真面目なんやけど…」

セーラ「俺もマジやでー?」

竜華「セーラはちょっと黙ってよか」

怜「洋榎もやな、ちょっと私らに任せて黙っといてなー」




10: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:42:52.72 ID:soE8lq/t0


洋榎「うちらの漫才でダメとなると、やっぱり恭子が励ますしかないやろ」

セーラ「せやな」

怜「そうなるなあ…恭子さんのお仕置きが先か」

洋榎「宮永と姉帯と石戸の卓に放り込むか?トラウマやって言ってたし」


咲・豊音・霞「「「お任せあれ!!!」」」


竜華「って、なんでおんねん!?」

爽「そりゃ、あれをカタカタさせるためなら次元や空間の壁ぐらい超えるだろ、なあ?」

ネリー「当然だよー」

由子「増えたのよー…しかもヤバいのばっかり…」




11: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:43:20.96 ID:soE8lq/t0


――――

郁乃「はーい、末原ちゃん、いくのんの特別レッスンやでー」

恭子「…自分でもあんなこと言うつもりやなかったんです、追い打ちとかやめてください」

郁乃「とりあえず~、差し出すとこまではせんと~、うちの身が危ないから~、堪忍な~」

恭子「…は?」



咲・豊音・霞・爽・ネリー「こんにちわー」



恭子「なんでお前らおるんやあああああああ!?」




12: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:44:19.69 ID:soE8lq/t0


咲「真面目な話をすると、昨日の夜、洋榎さんから『恭子の一大事や』と呼び出されまして」

豊音「私は今日呼ばれたんだけどー、たまたま大阪で試合があったから来れたよー」

霞「同じく」

爽「右に同じ、というか、大阪のチームに入ったから私は地元だしな」

ネリー「サトハについて、その試合の牌譜とりのバイトしに来たんだよー」


恭子「麻雀だから一試合で4チーム集まるのは分かるが……お前らと辻垣内の居る4チームが揃うとか恐ろしい偶然やな、あと宮永はマジでなんで来た?」

咲「私と末原さんの仲じゃないですか」

恭子「冗談なのかマジなのかわからん口調で言うのやめえ!」


絹恵「お姉ちゃん、昨日私から『漫ちゃんが爆死した』って聞いた時点で手え回してたんやな?」

洋榎「ま、恭子やしこうなるのは分かってたからな。宮永は別にいいとして、他三人は近くに来てたから成り行きを見てから呼んだ」




13: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:44:59.27 ID:soE8lq/t0


咲「というわけで末原さん、

 →私たちが満足するまで打ってから上重さんに謝ってさらにその後で時間が許す限り私たちと打つか
  上重さんに謝ってから時間が許す限り私たちと打つか

  どちらか選んでください」


恭子「会話文なのになんやその矢印!? え、それどうなっとるん!?」


咲「いいからほら、○ボタンかAボタン押してくださいよ、ぽちっと」

恭子「ボタンってなんや!? 誰がお前らと好き好んで打つか!」

爽「好き好んで私たちと……天江は呼べば来そうだな。呼ぶか?」

咲「あ、いいですね、呼びましょう」

恭子「まだ化け物増やす気か!? 絶対打たんからな!?」


洋榎「あれ、大学で面子呼ぶノリで長野から呼び出す気やで」

セーラ「あいつらと打てる奴は滅多におらんから、そんぐらいの距離は普通なんやろ」

怜「恭子さんカタカタかー、わたしも混ざろかな」

竜華「憩もプロ行き決まったから多分暇やろ、呼ぶか?」

セーラ「憩は『楽しい卓が立つ』って言ったら多分来るでー。てゆうか、来てるなら辻垣内も呼んだれや」

由子「あんたらは恭子になんの恨みがあるのよー?」




14: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:45:48.52 ID:soE8lq/t0


恭子「…漫ちゃん」

漫「先輩、何しに来はったんですか?」

恭子「…さっきはあんなこと言うつもりじゃなかったんや、ごめんな」

漫「知ってますよ、末原先輩が大事なところでしょうもないヘタレやってのはずっと前から知ってます」

恭子「うっ…厳しいな」

漫「今回は本気で怒ってますから」

恭子「…約束、ちゃんと覚えとるから。漫ちゃんを信じて待っとるから」

漫「始めからそう言ってくれればいいんですよ。それを志望校変えろだのなんだの…」

恭子「堪忍な…」

漫「絶対に同じ大学行くんで、待っててください。それで、また一緒に麻雀打ちましょう」

恭子「ああ、もっかい、約束や」

漫「絶対、合格しますから」

恭子「今度は解答欄間違わんようにな」

漫「大丈夫です、先輩は、うちを信じて待っててください」

恭子「頑張ってな、漫ちゃん」

漫「はいっ!」


ガラガラ


咲「まだですかー?」

穏乃「末原さーん、早く―!!」

憩「はよ打ちましょ、辻垣内さんもすぐ着くそうですよーぅ」


恭子「お前ら空気読めや!!! てゆうか呼んでないのまで増えとるやないかい!!!!」




15: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:46:30.39 ID:soE8lq/t0


ギュルギュル…ツモ、8400オール ダレダコイツヨンダノ? シラン、キヅイタライタ

チャチャノンノイッテハコレ、ドウカイノ? ロン、48000 ソンナンコウリョシトランヨ…

モウイッカイヤ! ソレ槓、モイッコ槓、槓、槓、リンシャンカイホウスーカンツ! フツウノマージャンサセテーナ…



……

…………

………………



恭子「そんなこともあったなあ…」

漫「ええ、あの後、前期試験で名前書き忘れて…」

恭子「今度こそ本気でデコに焼き鏝押したろかと思ったわ。で、後期に賭けて」

漫「名前の書き忘れも解答欄の間違いにも気をつけようと思ってたら受験票忘れて…」

恭子「全力で走って漫ちゃんの家から受験票届けたな。何回大ポカしたら気が済むんやホンマに」

漫「ホンマ、ご迷惑をおかけしました」

恭子「大学入ってからも試験やレポートの度にやらかすし……うちの大学の教員全員が漫ちゃんの顔と名前覚えとるわ『あの毎回なんかやる子ね』って」

漫「気を付けてるつもりなんですけどね…」

恭子「でも、漫ちゃんの大ポカの尻拭いも今年で終わりや。あと一年ぐらい自分で何とかしいや」

漫「…卒業、してまうんですね」

恭子「仕方ないやろ、洋榎を待つ気はないしな」

漫「聞いた話だと、絹ちゃんと一緒の卒業も怪しいらしいですよ」

恭子「セーラと一緒に麻雀ばっか打ってるからや、全く」




16: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:46:59.55 ID:soE8lq/t0


漫「先輩…」

恭子「なんや?」

漫「うち、追っかけますから。プロでも、実業団でも。だから、また…」

恭子「今度は、ヘマせんようにな。待っとるで、また、一緒に打とうな」

漫「はいっ!!」



カン




17: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:54:16.91 ID:soE8lq/t0

センター死んでも二次でどうにでもなるってことを書きたかったけど、書ききった時にはそんな当初の予定は他のネタに埋もれるという。
まあ、本当にセンター死んだ人はこんなの読んでる余裕はないですよね。



18: ◆jBL8Qe1.Ns 2015/01/20(火) 10:56:05.26 ID:soE8lq/t0


おまけ(蛇足)


咲「来ちゃった」

恭子「…」ピクピク

照「てへ」

恭子「…」ピキピキ

爽「水臭いぞ、卒業するならちゃんと声をかけろ」

恭子「あのなあ…」ゴゴゴ

憩「末原さんの卒業記念麻雀ですよーぅ」

恭子「祝ってくれるのはありがたいんやけどな?」

衣「…む? 衣は楽しい卓が立つから来いと言われてきたのだが」

恭子「なんでそれで詳細も聞かずに来んねん!?」

智葉「ネリーは流石に国に帰ったな、国内に居れば来ただろうに」

恭子「辻垣内まで悪ノリしよってからに…」

霞「祝い事は得意分野よ、お任せあれ」

恭子「祝う気ないやろお前ら!? 絶対自分が楽しみたいだけやろ!?」

豊音「末原さんの前途をちょー祝うよー」

恭子「お前は本当に悪気なさそうやからタチ悪いな!」

洋榎「どや?裏切り者」

恭子「呼んだのお前か! 卒業できなかった腹いせやろ!? 完全に逆恨みやん!!!」

セーラ「俺もおるでー、裏切り者」

恭子「お前もかあああああああああ!!!」


咲「さあ、麻雀楽しみましょう!!!」


恭子「メゲルわ…」ガクッ






20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 13:05:52.31 ID:NYEdGsYCO


漫ちゃんよりよっほど酷い目にあってるんだよなぁ



21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/20(火) 13:12:15.29 ID:fMSc2KSE0


やっぱり末原ちゃんは愛されてるなー(白目)













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