VIPとSS



カテゴリ: けいおん!

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 00:01:31.35 ID:A/teO6r30

-winter side-

ひらひらと花びらみたいに落ちてくる雪が頬に触れた。

止めていた息を一挙に吐き出し、瞼を開く。
しばらく瞳を閉じていたせいか、一瞬光に眩みそうになる。
けれど、だんだんと姿を現すにつれて、空は水糊みたいに濁っていった。

雪はさっきまでと変わらずに降り止む様子はなくて、どんどんと世界を一色に塗りつぶしていく。
ここも、あそこも、そっちも、むこうも、何もかも。あれやこれやの違いは限りなく薄くなっていく。
いまさっき吐き出したわたしの息までも溶けていっちゃう。
この雪が全て溶けてしまったら、この街は海になってしまうのかもしれない。そんなことを思った。




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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 18:45:39.87 ID:ScW8qv5P0

   朝 3年生教室

唯「ふー」 ぐったり

澪「こら、唯。しゃきっとしろ」

唯「朝は眠いんだよ。私としては、まだ布団にくるまって眠ってる気分なんだよ」

律「それはどうかと思うが、眠いのは確かだな」

紬「寝る子は育つと言うし、このままだと唯ちゃんはどこまで大きくなるのかしら」

和「昔からずっとこんな感じだし、逆に寝たからこそ今の大きさになったかも知れないわね」

紬「それならやっぱり、唯ちゃんには寝ていてもらわないと」

澪「全く、二人とも甘いんだから」 ぱさっ

律「さりげなく上着を掛ける澪も、相当だと思うけどな」





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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/22(日) 21:40:27.36 ID:Y6LNkdOgo



世界でいちばん大事なもの、それはなんといってもゆっくりくつろいでお茶をするためのあったかいコタツです。
もちろんあなたのおうちにもあるでしょう。
私の家にもあります。
「地球の裏にもある?」
もちろんあるよ、お姉ちゃん。

コタツは家族です。
ぬくもりです。
優しさです。
人間はできるなら、常に自分のコタツを中心に生活すべきだというのが私の幼いころの持論でした。
そういうわけで、私のこじんまりとしたこの探偵事務所にも、もちろんコタツはあるのです。
ああ、いい気持ち。




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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 15:32:16.01 ID:s02ld6VCo

部室

律「…………」

ガチャ

紬「おはよう!」

律「あっ、ムギ。おはよう」

紬「澪ちゃんもおはよう!」

澪「(笑)」

紬「澪ちゃんうれしそうだけど何かいいことでもあったの?」

律「あー……いや、そういうわけじゃ……」

紬「?」



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1: 以前書いたものの加筆修正です 2015/01/15(木) 22:27:45.30 ID:Y0jxl3IJ0

なぁ、律。覚えてる?



私は、覚えてるよ。


………

…………


「なあ、律」

「なんだ?澪」

「私たちもさあ…いつか恋人ができたり、結婚したりするのかな?」

「…なんだよ、急に」

「いや…なんか不安になるじゃないか。一生ひとりだったらさみしいなー…とか」

「大丈夫だろ、ほとんどの人が結婚できてるんだから」

「でも…」

「それに澪なら選びたい放題だろ。モテてたんじゃん、中学の時」

「自分の好きな人と恋人になれなきゃ意味ないだろ」

「…ま、そりゃそうだな」

「そうだよ。好きな人とじゃなきゃヤダよ」

「ん?待てよ。てことは…

 …自分が好きになった相手も自分のこと好きじゃなきゃダメってことか?」

「…うん」




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