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カテゴリ: 涼宮ハルヒの憂鬱

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 20:43:17.31 ID:jVBRPo/YO


もし違う高校を選んでいたら、俺はどんな風にこの時間を過ごしていたのだろうか。

入学式という名のつまらん長話で構成された儀式で意識を鈍らせつつ、ふとそんなことを思った。

この世界のどこかの高校には、腹を抱えるほどトークの上手い校長先生がいたりするのかね。

そして今、この教室は至ってありふれた自己紹介タイムの真っ只中にあるのだが、

この世界のどこかのクラスには、頭を抱えるような電波話を発信し始める新入生がいたりするのだろうか。

まあ仮にそうだとしたら、この組ではこのまま平穏無事に終わることを願わずにはいられないが。

だが、それらは全て仮定の話で、俺はこの学校を選び、この組に選ばれた。思うに人生とは選択の連続だ。

選択肢の先は複雑に絡み合った根っこのように広がり、現在の選択が未来の選択肢にも影響するのだ。

ゲームだってそうだろう? マジシャンになったらその先の選択肢はウィザードやプリーストやヒーラーで、

決してナイトやスナイパーになったりはしない。マジックナイトにはなるかもしれないけどな。

逆に言えば何かを決めるということは、その他の可能性を消すということに等しいのかもしれない。

ま、二十歳にも満たない若造が何を知ったようなことを言ってるのか、と言われたらそれまでなんだがね。

そんなことを考えながら、俺は前の席に座っている顔なじみが泰然と立ちあがるのを眺めていた。




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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/29(木) 22:26:21.88 ID:FYEeml9A0

「この中に、キタキタ踊りに興味がある人がいたら私のところにきなされー!」


流石に振り向いたね。

半裸で腰ミノ一丁、丸坊主の男。

禿げ上がった頭がキラキラと照明を反射してやけに眩しかったのを覚えている。とんでもないオヤジがそこにいた。



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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/15(月) 02:00:36.06 ID:vDqQrqYN0

その日の朝のHR前、何時にもましてテンションの高いハルヒの相手をしているキョンは落ち着かない気持ちだった。

その原因は下駄箱に入っていたノートの切れ端である。

『放課後、誰もいないくなったら教室にくるのよ』

そこには、只それだけのことが書いてあった。

キョンは朝倉の再襲来かと恐怖しつつも文字の違いに一縷の望みをつないだ。



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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/03(土) 17:29:08.68 ID:H42Us67f0

【涼宮ハルヒの憂鬱と妖怪ウォッチ】





自分が「猫」だった頃、大好きだった人がいる。

太陽のようにまぶしい笑顔。己の頭を撫でる柔らかな手のひら。己の名を呼ぶ凛としたその声。
注がれる全てが優しさに溢れていた。

『よーしアカマル、散歩に行くわよ!』

そんな彼女、涼宮ハルヒが毎日のように、自分に告げた言葉がそれだった。
自転車のかごに乗せられ、住宅街や公園を過ぎ、緩やかな坂を駆け上って
風と共に流れてゆく街の景色を眺めるのが好きだった。
彼女と共に見る世界の全てが、幸福そのものであるかのように光り輝いていたのだ。



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