ロシアのブラックメタル、2017年リリースの1stアルバムです。
CADAVERIS_TheCeremony1
CADAVERIS_TheCeremony2
Occult Black Metalを謳うバンド。
ジャケもロゴもなかなかセンスが良いのだけど、ブックレット見てもその辺については
何も記述が無く詳細は不明。

なんか久しぶりにブラックメタルをネタにするような。
でもそれもそのはずで、僕ブラックメタルでもメロブラ好きなんだけど、
くっさいメロブラなんてもう主流じゃないし…。

でもそんな中でまあ、これね。
ほう…いいじゃないかねキミィ…とグッと来てしまったのね。

書いた通りこれロシアのバンド。
流通の問題も未だにあったりして、やや情報が得にくいところもあるけど
最近のロシアはすっかり良質なブラックやメロデスの産地

ってもまあこのバンドはメロブラって言えるかっていうと微妙なとこなんだけど、カッコ良いんすよ。

Occult Black Metalなんて自分で言っちゃってるし
アルバムタイトルも今どき崇拝の儀式とかそんなんだし、
黒々としたところを出しつつも、洗練され切っていないところが却って良い方に出てる。



( ^ω^)なるほど。言いたいことわかる音だ。

イントロのトレモロリフに続いて入る虚仮威し感マンマンのギターとか
すっげえカッコ良いっしょ。
オカルト、とか儀式、とかそういったキーワードがよく理解できる。

雰囲気としてはWATAINの3rdあたりじゃないだろうか。
スウェディッシュブラックが根底にありながらも
メロの強い90年代型ではなく、ゼロ年代以降のドス黒い宗教的黒さを濃くしたスタイル。
WATAINを感じるのは、彼らもライブでの儀式性を重視しているところや
どこか人間的な生々しさを感じる音作りや演奏もあると思う。

#2のイントロなんて、今どきドラムがスティック打ち鳴らしてカウントするっていう演出だし、
全体的に録音状態は生々しく、プロダクションはラフ。
霞のかかったような籠もった音も、今どきわざとらしいwwwと感じるほど。
そこまでロウな音ではないけど、プリブラを意識した音像になっている。

でも、僕が気に入ったのは、やっぱりそれでもメロへの気遣いが窺われるところ。


( ^ω^)後半のメロウな展開に僕オヒネリ投げまくり。

いいっしょこれ?後半ハッとするっしょ?
これアルバムラストの曲。
こういうのでアルバム締めるあたり、全体は暗黒感でデコレートしたスタイルながらも
隠し切れぬメロウさへの意識が滲み出ている。
ふむ…やっぱりなかなかいいじゃないかねキミィ…。

ということで、特段新しいとか個性的とかいうわけではないし
正直言って地味な印象もあるのだけれども、
乾いた雰囲気で粗っぽく疾走する中に
程よくメロをまぶしたカッコ良いバンド。
甘過ぎないメロデス/メロブラが好きな人は試してみて欲しい。

( ^ω^)全7曲、トータル30分20秒というのも潔くて好き。

CDは500枚限定らしくてもう入手しづらいようだけど、まあそこはDLで…。
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