UK出身のメロディックデスメタル、2018年リリースの3rdアルバム。

BLOODSHOTDAWN_Reanimation1
BLOODSHOTDAWN_Reanimation2
ジャケ絵は2作続いたPär Olofssonに代わり、
本作はKewin Brian Miceliという人物がクレジットされています。大阪在住のイラストレーター?

さておなじみのBsD
アルバムリリースはこれまで2枚のみながら
わりと頻繁に来日していたり、
UK出身ながら日本ではウケの良い北欧由来のメロデススタイルで
比較的日本での知名度は高いバンドかと思います。

が。
なんと前作リリース後に、中心人物でG./Vo.のJosh McMorran以外のメンバーが全員脱退
(;゚Д゚)お前らもか…。なんで皆うまくやれんのか…。

長年ギターの片翼を担い、流麗なプレイを披露していたBen Ellis、
またJoshに次いで長く在籍していた
ベースのAnthony Ridoutの脱退はかなり痛手だったのではないかと思いますが
バンドは後任を入れて継続。
完全な新体制の元で作られた本アルバム。

1st、2ndは
ルーツは90年代型メロデスに持ちつつも
ゼロ年代のバンドらしく、音数の多いデスコア/テクデス由来のブルタリティを持った
ハイクオリティなテクニカルメロデスを聴かせておりました。

それが本作はちょこっとスタイル変わった感。
作曲クレジットはほぼすべてMorgan Reid(本作から参加のギタリスト)とMcMorranとなっているので
当然、Reidの持ち込んだ要素も作用してるはず。
感じるのは音作りとギターワーク、この2点が変わった印象。
音作りは、一聴するとこれまで以上に硬質でブルータル、ヘヴィになったと感じる一方、
メロディックなパートはスケール感が非常に大きく、硬軟の振幅の大きいアレンジが目立つ。

もうひとつのギターワーク、これは当然メンバーチェンジの影響じゃないかと。
前作までのモロにMichael Amottリスペクトなクサメロプレイはやや減少。
スペーシーで浮遊感のあるプレイスタイルに。

(・∀・)なんか壮大

サビやギターソロのパートのスペーシーな音作りが本作を強く印象づけています。
この辺のアレンジ、SCAR SYMMETRYっぽくね?…って思ってたら
プロデューサーはまさにSCAR SYMMETRYのPer Nillsonじゃねえかおいw

そもそもBLOODSHOT DAWNはARCH ENEMY等と並んで
SCAR SYMMETRYからの影響も指摘されていたし
前作でもPer Nillsonはゲストで1曲ソロを弾いてたりしたので
彼をプロデューサーに迎えてのこの方向性というのは意識してのものだと思う。
キーボードもPer Nillsonが弾いたようなので、シンセアレンジ等も彼の手によるものでしょう。
(余談ですが、脱退したBen EllisはSCAR SYMMETRYへヘルプでの参加を経て、今は正式メンバーとなったようです。)

こういったモダン風味の音は好みが分かれるかもしれませんが
そこで聴かれるメロディはさすがにセンスの良いもので、
ブルータルなデスメタルサウンドから急転直下、一気にメロウなパートへ転換する
というカタルシスは非常に大きくなってます。

( ^ω^)これは浮遊感と言うよりも飛翔感

個人的には中間部のメロディックなパートへの振り幅がアルバム中トップクラスに大きい
#5が最も好きですが、
硬質でアグレッシヴなデス/スラッシュパートと
スケール感の大きいメロウなパートの絶妙なクロス

全編通して満載。

ちなみに毎度のゲスト、本作では

#4のギターソロでMendel bij de Leij (ABORTED)
#8のギターソロでJeff Loomis (ARCH ENEMY / NEVERMORE)
#8のギターソロでPaul Wardingham
#8のヴォーカルでKen Sorceron (ABIGAIL WILLIAMS / FACELESS)

とこれまたああうん好きなんだねわかるわwと頷いてしまうメンツでこの辺も聴きどころ。

ということで本作、
ブルタリティを強化したことで、エクストリームメタルとしての爽快感が増した一方で
雲間から切り込むようなメロディックパートの爆発力もまた効き目が強くなった良作。
これまでは自主流通で買いにくいのが難だったけれども
ようやくレーベルと契約したことで流通も良くなったので安心。

メロデサーにはお馴染みのゴリラ屋さんで扱っているので貼っときます。
https://iosrecords.thebase.in/items/9600390

たださあ…
( ^ω^)次作でクリーンヴォーカル大幅導入とかしそうな不安、あるよね。
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