( ^ω^)やっぱりスラッシュメタルは楽しい。
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さて僕はスラッシュメタルが大好きなわけでして
ライブを見に行く機会もそれなりにはあるわけです。
そのスラッシュメタル、昨今はゼロ年代デビューの若手のバンドの活躍もあって
けっこう盛り上がっているんですが
来日するバンドは80'sのベテラン組がほとんど。
残念ながら若いバンドは見る機会が少ない。

というわけで、そうしたバンドはもちろん
先日のHELLBRINGERの来日などもそうですが
それを呼んでくれるプロモーターの努力には僕マジリスペクトですよ。

で、今回のDUST BOLT
3枚のアルバムをリリースしているドイツのバンドですが
2ndの時点で早くも日本盤もリリースされていました。
僕は若手スラッシュ勢の中では良いバンドだと思っているのですが
ギリシャ産のそれなどに比べると今ひとつプロモーションされてねえなあという印象。
今回、招聘したのも、先日DESTRUCTIONを呼んだ
六本木のメタル・バー、Metal Justice Tokyo。
呼び屋をメインでやっているわけではありません。
他の呼び屋が声を掛けそうにない中、よく呼んでくれたと思います。

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で、この日もまたDESTRUCTIONの時と同じく、目黒鹿鳴館。
キャパ200人程度のハコですが、僕が着いた開演時刻の20分ほど前の段階でも、
比較的緩やか~な入り。
まあ100人以上はいたんじゃないかとは思います。

開始前のアナウンスで、この日のライブはビデオシューティングされるとの告知。
それを聞いてにわかに盛り上がるフロア。

この日は開演前も特にBGM等もなく静かなスタート。
メンバーが定刻に現れると、ギター/ヴォーカルのLennyが勢い良く吠えてフロアを煽りライブスタート!


まずやや荒っぽいものの、ドラムの打音がデカい。なかなかの迫力。
このドラム、セットは見た感じタムもひとつだけで金物の数も少なく、
今時珍しいほどのシンプルなドラムキットでしたし、
特にテクニカルとかいうタイプでもないですが、
とにかくドカドカとパワフルな音でスラッシュらしくて良い。
タムがひとつで、金物も妙に低い位置なので、
ニコニコしながら叩く姿がよく見えるw
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その1曲め、あれ?よくわからない曲だな?と思っていたんですが
後からセトリを確認すると、どうも近日リリース予定の4thアルバムの収録曲だった様子。
そんなものをアタマに持ってくるとはなかなかチャレンジング。
しかしサビになかなか印象的な歌メロを配したスラッシュチューンで好印象(だったと思う)。

しかしやっぱり目を引いたのはギター/ヴォーカルのLennyか。
小柄ではありますけど、ジャクソンのキングVを抱え、
顔を斜めに傾けて歌う姿はちょっとDave Mustaineを思わせる。
このLenny、ライブ中は一切笑顔を見せることなく
MCも息を切らしながら常にアグレッシブな口調。
時折ドラムライザーからジャンプしてみたり、よく言えばアクティブ、悪く言えば落ち着きがなく、
ちょっと「ヤバそう」なキャラの持ち主。
これはロックミュージシャンとしては実に良い。
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逆に、快活な表情を浮かべてフロアに声を掛けながらプレイしているベースのBene。
彼もなかなか雰囲気が良い。
時折ヴォーカルを取る場面も有りましたが
これも太い声でなかなか良し。
僕は下手寄りにいたため、上手側ギターのFloの姿はよく見えなかったんですが
少なくともステージでのパフォーマンスにおいては
LennyとBeneがメインとなって引っ張っていました。
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曲間のMCではLennyがフロアを煽って
モッシュを要求する場面もしばしば。
フロアもそれに応えるべくグルグルと走る走る。
当然の如くサーファー、ダイヴァーも引きも切らず。

中盤では「新曲をやるぜ!」というMCとともに
これまたニューアルバムに収録されているであろう曲を披露。
ただ、これがわりとダークなミドルテンポの曲でちょっとスローダウン。
彼らは若手スラッシュの中では器用というか、
緩急を使った構築性の高い曲作りが上手いバンドですが
この日はそうしたミドルテンポの曲の配置がちょいとイマイチだった気が。
新曲で、なおかつそうした曲ではフロアも盛り上がりにくい。

その後には待ってましたの”Violent Abomition”、"Toxic Attack"と
1stからの直情型のファストチューンで再度加速、大いに盛り上がって本編終了。
なのにまたその後のアンコール1発目で”Distant Scream (The Monotonous)”とちょいと重めのリスタート。
いやいい曲なんだけどねマジで。

でもその後は期待通りの"Agent Thrash"!
この曲のようにスラッシュチューンであっても
中間部のギターソロ前や、終盤のようにテンポ落としてヘヴィに押すような展開の組み込みは
カッコ良いしライブでも映える。こういうところがこのバンドはいいんだよな。

そしてライブの最後、それまでひたすらフロアを煽り続けたLennyは
自分も手本を見せるぜとばかりPAスピーカーによじ登り
おそらく3mくらいはありそうな高さからフロアへダイブ!
これはなかなかにスゲエ。
いいですね、この無軌道な感じ。

この日はオープニングアクト等もなく、完全にDUST BOLT単独のライブ。
おそらく彼らはここまで持ち時間をたっぷり取れるライブは少ないのだと思います。
それ故か、やや流れが止まってしまうようなところもあったセトリではありましたが
バンドの熱がよく感じられる良いライブでした。
特に、「ライブを仕切る」というタイプではなく、
前のめりに気持ちをガンガン出していくLennyは稀有なキャラクター。
時折その合間ににこやかにフォローを入れるBeneとのコンビネーションが実に良い。

タイミングの問題が大きいのでなかなか難しいとは思いますし
贅沢言うのは禁物、ではあるけれども
こういうクラスのバンドでのセットの来日があったらいいよな、と。
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自分で言うのもなんだけどカッコ良い写真が撮れたと思う。