デスサンデー in 新宿。
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この日も寒かったけど前日に比べたらまあセーフ。
充実しまくりのラインナップ。

えっとですね、昨年の夏、僕はINTESTINE BAALISMが見たくて
辰吾?ああ違う、鶴見まで行ったんだよね。
その時にINTESTINE BAALISMのみでなくいろいろと良いバンドも見て
うんこれはまた見なきゃな、と思ってたんだけれどもね。
今回、絶好のチャンスだと思ったんでねコレね。

さて僕はライブには身軽で行きたい派なのでいつも荷物はコインロッカーnその話もういい?そう?
まあでもこの日はね。新宿三丁目の出口まで地下通っていったからそんなに寒くなかったよ。セーフ。

最初から行くつもりだったのだけど、予定よりちょっと遅れてしまい
一番手のPORNOSTATEを見逃してしまったのはちょっと残念。

ドリンクを飲みながら、幕の降りたステージをボンヤリと見ていたのだけど
Wlidsideはハコが真四角でステージも高さがあるから実に見やすくて良いんだよね。
おまけにドリンクも安い。
ソフトドリンクはチケットで2杯OKとかいう、酒の飲めない僕のような者にはありがたい良サービスも。

さてさてそんな間にこの日の2番手のバンドが登場。
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SPARGANUM PROLIFERUM

とりあえずフライヤー見てもバンド名読めねえなと思ってましたが
たぶんブルデスっぽいロゴだからブルデスかなと思ったらブルデスでした。
スラミング/ブルータルデスってとこか。
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フルバンドではなく、ドラムとヴォーカルのデュオ編成。
他は同期音源でのプレイだったようで、その意味ではどうしてもステージ上は寂しいし
曲間はPCの操作で流れが切れたりで、ちょっと物足りない感じになってしまうのだけど、
彼らは大阪のバンドでこの日は遠征ということで、気合の入ったパフォーマンス。
特にスラミングパートは何だか祭りのノリを感じさせるリズムで気持ちいい。
デモCD-Rを無料で配布していたので、これ幸いともらって帰りました。
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DOWNFALL

愛知のデス/スラッシュメタルバンド。
硬派に突き進むスラッシュパートと、高いプレイスキルに裏打ちされたギターのソロワークが魅力。
先日、記事を書いたCHARLOTTE THE HARLOTのKobayashi氏が
この日もサポートベーシストとして参加。

この手のバンドは、基本的にリフオリエンテッドなスタイルが多いけれども
彼らは珍しくギター、そしてベースも派手なソロプレイが多くフィーチャーされていて
これが聴きどころ。
ヴォーカルを兼任するギターのKasuya氏、硬派なリフで畳み掛けたと思ったら、
ソロパートでは一気にメロイックかつ音数の多いテクニカルなギタープレイを披露。
ベースは細かいフレージングでギター1本の編成でも隙間なく音を作っているし
さらにはところどころでベースソロまで組み込まれていて見せ場が多い!
音もクリアでフロント2名のプレイがよく聴こえる。
また、二人が交互にヴォーカルを取るスタイルで、空いた時はよく動いてフロアを煽るので
ステージ上もアクティヴで良い。
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「えー、というわけで、僕らこういうJ-POPスタイルでやらせてもらってるんですけど…」
というユルいボケから入ったMCや、リーダーKasuya氏とKobayashi氏のショートコントもフィーチャーしつつ、
プレイはマジでタイトというギャップもウケていたかと。

ちなみに、DOWNFALLは今のところライブのみの活動で音源は未だリリースしておらず。
そこのところライブ後にKasuya氏に聞いたところ「あ、今、頑張ってます」と言っていたので
楽しみにしてます!とやんわりとプレッシャーをかけておきました。
みんなもかけておくと良いと思う。楽しみにしてます!

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猿轡

東京のデスメタルバンド。
前回、何の予備知識も無い状態で見たにも関わらず
あまりのカッコ良さに一発でハマってしまい、その場でCDを買ったこのバンド。
出番を終えて出てきたKobayashi氏も、リハで見て実に良かったと言っていました。
今回は僕も音源を聴いてきましたので更に期待。

いや、やっぱり今回もめちゃくちゃ良かった。
ライブアクトとしてのアピアランスの良さではこの日ナンバーワンと言い切るわ。

キャッチーかつ殺傷力の高いリフを多く盛り込んだデスメタルとしての曲のカッコ良さはもちろんなのだけど、
ライブがこれだけカッコ良いバンドってそういないんじゃないかと。
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まず目を引くのは射抜くようなギラついた眼光を周囲に飛ばしながら
モニターに足を乗せ吠えまくるヴォーカル。
女性なのだけど、女性なのにとか女性だからとかそういう前置きも不要。
純粋にメタル・ヴォーカリストとしてカッコいいですよ。

そしてその両サイドのギターとベース、
この両者もプレイも見た目もキャラが立っている。
見た目はやっぱりヤ◯ザの若い衆にしか見えないギタリスト。立ってるだけで圧が凄い。
しかし彼のハーモニクスを多用したリフがこのバンドの曲の骨子。
引き摺るようなデスメタルリフなのにフック満載でキャッチー。

そしてメタルらしからぬ、ビンビンバチバチとスラップしまくるベーシスト。
しかしこれもまたこのバンドの個性となっているし、
重いデスメタルにどこかノリの良さをプラスしている。
痩せているようで締まった上半身が、手首、握力の強さを感じさせて
そのベースプレイを支えていることを想像させる。
前回は「だらしのないヤンキーのような見た目(褒め言葉)」と書きましたが訂正します。
「ヤンキー上がりのボクサーのような見た目(もちろん褒め言葉)」にします。

ドラムも女性なのだけどこれもまた安定したビートを叩き出しているしで
とにかくプレイや曲だけでなくライブがカッコ良いバンド。
この日も素晴らしかったです。

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DEATH HORN

前日、二万電圧で見そびれてしまったこのバンド。
メロディックなツインギターをフィーチャーしたデス/スラッシュメタル。
彼らのライブを見るのは3度め。

なのだけど、実はこれまで見た彼らのライブではちょっぴり不満があってですね。

ギターが聴こえない

そう、メロディックなギターがなんと言っても魅力なのに
ライブだとギターがよく聴こえないの!マジで!
なんなの!意地悪かよ!ギター聴かせろや!
と思っていたんですが。

今回、最高。
これはたぶんハコの環境もあったと思うんですが
この日はギターもきっちり聴こえて感動。
大げさに言ったらDEATH HORNの真の姿を初めて見たんじゃないだろうか、マジで。

DEATH HORNの聴きどころとしてはドラムも腕利きで、
この手のバンドにふさわしくヘッドを固く張った抜けの良い音で
スリリングな手数の多いプレイをするのだけど、
この日はそのアグレッシヴなドラムワークにメロディックなツインリードがバッチリ絡む
おう!これが聴きたかったんだよ!
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僕はこの日はせめてできる限り聴きやすい場所で見ようと思って
ハコの中央やや後ろにいたんですが、
音が良かったので思わず前方へ。

この環境で聴いて改めて思った。
このバンドは国内屈指のメロデス/デスラッシュだと思う。
アグレッシヴだがほんのり叙情性を含んだリフ、スキあらば叩き込まれるダイナミックなフィル、
そして要所で爆発するツインリード。

フロアのリアクションもいつもより絶対良かったと思う
僕と同じ思いをした人が多かったんじゃないだろうか。
そのせいか、心なしかメンバーのステージングもいつもよりノッていたように見えた。
今年DEATH HORNは2ndアルバムのリリースが予定されているはずだけれども
この勢いでお願い致します。

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INTESTIN BAALISM

国内デスメタル/メロデスシーンにおいては
いわばレジェンド的存在である東京のバンド。
最近、活動を活発化させており、11年ぶり?の新曲も期待されております。

先に書くと、こちらも今回音が良くて嬉しかったー。
彼らの音楽性は乱暴に言うと「メロデス期DISMEMBER meets 後期CARCASS with マイケルシェンカーばりに泣きまくるリードギター」
という、
おいおいそんな、「とんこつラーメン+カツカレー+ふわふわパンケーキセット」なんてメニュー出してる店あるわけnあるのかよ!!!的なスタイルです。わかりやすいだろ。

前回見た時は僕も音源もまったく持っていなかったし、
ライブもやや音が悪くギターが聴こえにくかったのだけど、
今回はそれがよく聴こえて、本来の魅力を発揮してた感じ。
やはりあのギターソロは素晴らしい。
しかもそもそもデスメタルとしてカッコ良い
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彼らもMC等はほとんど挟むことなく、進行は淡々としているのだけど
「じゃあ、温まってきたところで。いきますか。」
と告げて
1stアルバムの冒頭を飾る"Corporal Celebration"。
やはりこれが彼ら自身も代表曲と認識しているということか。
ベースなんて弦のテンション緩んじゃうんじゃないのかってくらいにヘヴィにチューニングされた
スウェデス直系のザラザラゴリゴリの音、そこにいきなり斬り込む泣きのソロ。
こんなんカッコ悪いわけないわ。

余裕を感じさせる落ち着いたパフォーマンスでした。
あ、ちなみにKakuzaki氏が使っていた派手なペインティングのKiller、カッコ良かった
デスメタルっぽくなくてすげー目を引いた。

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CRY

この日のトリ。
神奈川のデスメタル。

こちらも昨年行ったライブに出ていたのだけれども、僕はその時はきちんと見れず。
今回改めてしっかり見ました。
展開の多いデスメタルで、
個人的にはROTTING CHRIST等に通じるような、
不穏なメロを内包したブラッケンドデスという印象を受けた。
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そのスタイル故に、楽器隊がなかなか忙しく動き回っていて
ぼくは当初ベースが良いなあと思って見ていたのだけど、
途中からぐいぐいと引き込まれるように目を奪われたのが、ドラム

フィルワークも派手で良いのだけど、まずバスドラムの音が良かった
キックの強さをはっきり感じさせる迫力のある音。
ドラムは奏者のパワーが音量に影響するので、
当然ガタイが良い方がその点では有利だけど、
それも納得のデb…いや、大柄な体格にヒゲ姿、
加えて実に表情豊かな顔付きでアグレッシヴに叩く叩く姿がキャラも立ってて良い!
ちょっとGene Hoglan思い出したもんね。
バンドの中心人物でもあるこのドラマー、Ishiguro氏はHATE BEYONDKING'S EVIL等でも叩いている腕利き。
ここから生み出される迫力ある音のドラムがこのバンドの魅力になっているのは間違いない。

最後はIshiguro氏の亡くなった友人が残したという"No Blast, No Life"という曲をプレイ。
うねるような展開の多いCRYの曲よりもストレートかつストライキングな曲。
フロアも盛り上がり大団円でこの日は終了。

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いや良いイベントでしたマジで。
出ていたバンドが軒並み良かったのがまず一番なのだけど、
とにかく音が良かったんだ、この日は。
これはWildsideの音の良さが大きいと思う。
特にDEATH HORNとINTESTINE BAALISMなどは前回と段違いに印象良かったし。

前日も含めてさ、この週末はさ、
現代ハードコアのリヴィングレジェンド的なあのバンドとあのバンドのセットでの来日とか
フィンランドからジャパメタ/ジャパコア大好きという期待の若手スラッシャーが来てたりとか
本当に良いイベントが多くて、どれもそそられたのだけれども、
僕の2日間のチョイスは大正解だったと僕は自信を持って断言する。
めちゃくちゃ充実してたわ。
もうマイLOUD PARK2019ですよこれは。

さてこの日は前述のSPARGANUM PROLIFERUMのデモをもらって帰りました。

あ、そう言えば外に出たらライブ中景気良く飲んでた某知人がぶっ倒れてたんだけど
大丈夫だったかな…。
でもそれだけ楽しかったのは僕も同意するよ。僕は飲めないけど。