US、シアトル出身のデス/スラッシュメタル
2018年リリースの1stアルバムです。
OXYGENDESTROYER_Bestial1
OXYGENDESTROYER_Bestial2 (2)
ゴジラとデストロイアが描かれたジャケ。
イラスト担当はNecromogarip (Sebastian Mazuera) なる人物。
本業はイラストよりも彫り師のようですね。

ザ・デストロイヤー
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オキシジェン・デストロイヤー
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OXYGEN DESTROYER
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( ^ω^)…さて。

まああれですよ。
僕がこのバンドに興味持った理由はバンド名なのはそりゃ間違いないですよ。
以前にあんなネタやったけど本当にそういう名前のバンドがいるとは思わなかった。
とは言え、日本人、特に怪獣、特撮映画が好きな人なら
このワードには反応するだろそりゃ。

一応書いとくとですね、
オキシジェン・デストロイヤーってーのは
1954年版ゴジラの作中でゴジラを倒す為に使われた物質の名前です。

突如として現代に甦った古生代の怪物、ゴジラ。
小笠原諸島に現れたそれは東京都心への進行を開始。
あらゆる防衛網を歯牙にもかけないばかりか、放射性を帯びた火炎を吐くゴジラによって
焦土と化す東京。
万策尽きたかに見えた時、恵美子(河内桃子)はかつての恋人、
芹沢博士(平田昭彦)に見せられた「ある物」を思い出します。
それこそが、オキシジェン・デストロイヤー。

水中の酸素を一瞬で破壊し、周辺に存在する生物を根こそぎ殺害する効果を持ち
使い方次第では核兵器にも匹敵する大規模な攻撃力を有する兵器(に転用し得る物質)で、
偶発的ながらも開発した芹沢自身、
世にその存在が露見すれば世界が黙っていないと考え、
一切、秘匿していた恐るべき産物。

一方で、人類に危機をもたらす、いや危機そのものであるゴジラを倒す為、
オキシジェン・デストロイヤーの使用を求める、主人公の尾形(宝田明)。
その危険さ故に一度はそれを拒むも、平和を求める人々の思いに動かされ、使用を承諾する芹沢。
しかし芹沢はオキシジェン・デストロイヤーの存在を秘匿するため、単独でオキシジェン・デストロイヤーの使用を決行、
彼とともについに海の藻屑と消えるゴジラ、歓喜する人々。

しかし、ゴジラは核実験の影響によって生まれた、
つまりは人類の武力抗争が生み出したと言っても過言ではない存在、
もっと言えば核兵器のメタファー。
そのゴジラの出現による危機に際して、またも人類は自らをすら危険に晒しかねない兵器に頼らざるを得ないというアイロニー。
人類はその叡智でゴジラに勝利したのか、あるいは自らの愚行を繰り返したに過ぎないのか、
核兵器が、いや人類が存在する限り、いつ第2、第3のゴジラが現れないとも限らないのではないか、
そんな消化し切れぬ問いを残して物語は幕を閉じるのです。

こうした、その後の娯楽怪獣映画、
あるいは単なるモンスター・パニック・ムービーとも異なる、
深い社会的テーマを内包していることが
初代ゴジラが今もって日本映画史に残る名作と言われる所以なのです。

おわり。


よし、今回いい記事書いたわ。
ナイス俺。




( ゚Д゚)あれ?

メンゴメンゴ、間違えたわ。
なんか書き終えた気になってたわ。
ああえっとね、このバンドはね、
カテゴライズとしてはデス/スラッシュということになるだろうけど
のみならずグラインドコア等も通過しているであろう破壊的なハードコアの臭い、
そして、そういった乾いた暴力性だけではなく、
どこかにブラックメタルの要素も感じる陰鬱。
そうしたものを撒き散らしながら突き進む、エクストリームミュージック。

(^ω^)爽快。

バンド自身は自らを"Brutal Thrashing Kaiju Metal"と称するほど
ゴジラが大好きなようで、歌詞のテーマもそれ。
アルバムはゴジラの咆哮と足音のSEで幕が上がり、
その後もアルバム各所には映画のSEのサンプリングが使われている。
突撃型のデス/スラッシュながらも
どこかに黒々とした空気を纏っているのは、
前述のゴジラのコンセプトを理解し、意識しているからかもしれない。

ヴォーカルのスタイルはカッコ良い吐き捨てで、前述の通りMORBID SAINTのPat Lindを思わせる。
特に語尾なんてよく似てて、さっき貼った#2、1:35秒のところの「う゛ぅあ゛っっっ!!!」なんてMORBID SAINT大好きな僕としては思わずニッコリ。
なんて思いながらバンドのインタビューを見つけたので読んでみたら
最も影響を受けたバンドとしてVADERを挙げていたほか、
KREATORPROTECTORSODOMSEPULTURA
そしてMORBID SAINTの名も。なるほど納得。
ベイエリア系の音ではなく、もっとベスチャル、ダーティなスラッシュがベースにある様子。
ブラックっぽさを感じるのも納得で、
リフワークも初期SEPULTURAやSLAYERのようなトレモロを使ったものが多い。
このようなバンドを挙げていることからもわかるとおり、
彼らはまさにデスメタルとスラッシュメタルのハイブリッド、
文字通りの意味で、Death / Thrash Metal。

そして本作、ランニングタイムも
10曲、29分54秒という「わかっている」感。
暴力的なブラストビート、サタニックなリフ、ダーティなヴォーカルであっという間に駆け抜ける。
飽きるヒマもない。

(^ω^)全編こんな感じ。

ということで、いわゆるリバイバルスラッシュとは異なる手法で
スラッシュメタルを現代に問いかけた…とかいうほどバンドは深く考えちゃいないかもしれないけど
結果としてそういった野心的な音が詰め込まれた快作。
個人的には昨年のベストの一角。

ちなみに余談なのだけど、
かつてバンドに在籍したRodney Serranoというドラマー。
残念ながら昨年、世を去ったそうです。
彼はHERETICONというブラックメタルのプロジェクトでも活動していたということで、
インタビューではそちらもぜひ聴いて欲しいと紹介していたので、
こちらも貼っとこうと思います。

OXYGEN DESTROYER Bandcamp

HERETICON Bandcamp

( ^ω^)いつかウルトラマンとかをテーマにしたバンドだって現れるかもしれない。