フランス、トゥールーズ出身のメロディックデスメタル、2019年リリースの2ndフルレングスアルバム。
AEPHANEMER_PROKOPTON2
AEPHANEMER_PROKOPTON1
ジャケ絵はもはやお馴染みNiklas Sundin。

(゚д゚)名盤。

もういっかい言うわ。

(゚Д゚)名盤。

いや、もう議論の余地無し。
これは少なくとも2019年のベスト入りすること確実の大傑作
落ち着けよ勢いで書くと後悔すんぞハゲとか思ってるそこのハゲ。
ひとつ言わせてもらうがな、俺はハゲじゃねえ。
いやそうじゃなくて、冷静になって聴いてもやっぱりこのアルバムは名盤なんだよ。

AEPHANEMERについてはもう2度記事書いたから、
バンドについてはそっち読んでくれる?今ちょっと忙しいから。
まあともかく前作の時点で既に、メロデス好きには期待のニューカマー、
というくらいには認識されていたバンド。

中心人物のMartin Hamicheのメロディメイカーとしての才能は飛び抜けていたので
今後も良い作品を作ることは間違いないだろうと思ってはいたけど
昨年だったか、製作中の新作について
「今回のミックスはDan Swanöが担当なんだ」ということを発表。
おいおいこれもう「約束された名盤」だろと。外すわけねえだろと。

そしたらさあ。
まあ来たよね。上を行ったよね。
順調なステップアップとかじゃない。3階級特進くらいだ。
それでもアムロさんなら「3階級特進?そ…それだけ、なんですか?」くらいは言うかもしれない。
それくらい、楽曲、演奏、サウンドプロダクション、すべてにおいて大幅に向上している。
ほっといたらいつまでも書き続けるからもういいわ、聴け。
 
( ^ω^ )Oh...たまらない…

イントロの重厚なストリングスに鋭いメロデスリフが絡んできた時点で
早漏なお前らなら先汁出てると思うけど
その後のヴァース~ブリッジ~サビへと矢継ぎ早に繰り出される
メロとキレに溢れまくったリフ、スケールの大きなプロダクション、
疾走するリズム、気合の入ったスクリーム。
もう3回はイケる。
でもおおおお落ち着け、まま間違うなよ、こここれまだ2曲めだからな。
ぜぜぜ全編このクラスだからな。

(゚皿゚)後半のストリングスアレンジに燃えないやつはED。マムシ酒でも飲んどけ。

おそらく、十分な制作環境が整った中で
Martin Hamicheの「やりたかった、でもこれまではできなかった」であろうことが実現したのだろう。
けど、当然と言うべきか、
これまでより明らかに向上、あるいは新たに導入された要素もあり、
それぞれが高いレベルで作品として結実している。

まずプロダクション。
これは前作、僕は非常に不満だった。
それが今回はやはりSwanöさんのプロフェッショナル・仕事の流儀
バンドのコンセプトにマッチした壮大なスケール感が作られているし、
そして弦楽器の繊細な音もバッチリ。
Martinのメロディセンスとストリングスアレンジが存分に活かされている。

そして、これも前作で感じたヴォーカルの弱さ。
正直なところ前作では、
とりあえずヴォーカル入れてみました、という以上のものを感じなかった
Marion Bascoulのパフォーマンス。これが明らかに良くなった。
リフ、リズムとシンクロしたリズミカルなグロウルは楽曲に勢いを加えているし
低音域を多用した#4などはドスの効いた迫力。
また、同じく#4で聴かれるクリーンヴォーカルのパート、これが実に良い。
このヴォーカル、クレジットにはゲスト等の記載が無いのだけど、
もしこれもMarionならなんでもっと使わなかったのかと文句を言いたいレベル。
なんだよ器用なヴォーカリストなんじゃねえかこの人。
曲中でのクリーン x グロウルの使い方も上手く、この曲のハイライトパートになっているほど。

そう、本作はMarionのヴォーカリストとしてのレベルアップに呼応してか
楽曲もこれまではひたすらにMartinのリードプレイを中心に組み立てられていたのが
本作ではメロデスらしいソリッドなリフが多く使われたものになっているのも重要な点。
「ギタリストによるメロディックメタルのソロプロジェクトにグロウル入れてみた」
みたいな感じだった前作に対し、
本作でAEPHANEMERは名実ともに「メロディックデスメタルのバンド」になった。
相変わらずシャイなMartinさん。ていうかいつの間にかベーシストも女性になってた。

この曲も、もはやMartin印というべきメロディやギタープレイが聴かれるけど
5分ちょっとのなかに数多くのアレンジのアイディアが盛り込まれている。
それでいながら流れをまったく断ち切らずにスムーズに聴かせるのも凄い。

ということで本作。素晴らしいです。
おそらく本作をもってAEPHANEMERは一気に名を上げると僕は予想する。
それくらいのインパクトはある作品。
メロデス・ニューヒーローの座に就くレベルのアルバムだと思う。

あ、念の為もういっかい言うわ。

(゚д゚)名盤。

Bandcamp貼っときます。
DL版はName Your Priceという恐ろしいサービスっぷり。頭どうかしてんじゃねえのか。

でももしこれが国内ディストロ入ってこなかったらおかしいレベル。