スイスのメロディックデスメタル、2018年リリースの4thアルバムです。
STORTREGN_Emptyness1 (2)
STORTREGN_Emptyness2 (2)
ジャケ絵はおなじみDan Seagrave
祭壇描かせたらこの人の右に出る人はいない。


はいこちらのバンドも早いものでもう4作目。
もう前置きとして書くネタも無い
あ、チルボドみたいな感じでアルバムごとにジャケ絵のカラーテイストが異なるのは面白いよね。
青盤とか赤盤とか呼べるよね。
今回は緑盤だよね。
ひと目でわかるジャケ絵はもちろんSeagraveさんだよ。いいよね。

( ^ω^)………。

うん、よし、内容について書こ。
今回も良い。高品質。マジで。
なんか記事の入り方が寒かったからつまんないのかと思ったろお前ら。悪かったな寒くて。

このバンド、デビュー当時は高品質DISSECTIONフォロワーとして登場したけれども
作を重ねるごとにメロブラからメロデス色を強めてきていて
前作はそのメロブラ x メロデスというフォームに
ゼロ年代以降の現代的なプロダクションやアレンジを加えた
現代メロデスのひとつの理想形とも言える傑作だったと思う。

で、本作は更にその方向性を押し進めたというか、
完全にタイトかつアグレッシヴな「Melodic Death / Thrash」になった印象。
ブラック色はほぼ消えて、ソリッドに引き締まった硬派に磨き上げた楽曲が並ぶ。

前述の通り、STORTREGNはDISSECTIONフォロワーとして認知されてもいたので
この「ブラック色の減退」を残念に思う人もいるだろうけど、
前作で既にその志向は明らかだったし、ここまでハイクオリティなものを出してくるなら
文句を言うのもナンセンスだって。
聴けばわかる。

( ^ω^)くっそカッコ良い。

エンディングのキメとか最高だろこれ。リフのブツ切りとかフェイドアウトでなんとなく済ますバンドは爪を煎じて飲め。むしろ爪をそのまま食え。

このバンドは5~7分くらいのやや長尺で展開していく曲が多いのだけど
個々の場面にしっかりフックを設けているので飽きさせない。
加えて基本は音数の多いリフとブラストビートでけたたましく突進し続けるので
スピード感を終始失わず、ダレる場面もない。

ブラックメタルを背景に持ちながらも、
緊迫感に満ちたアグレッションと豊かなメロディを併せ持つのはこれまで通りだけど、
本作ではその両者のコントラストの付け方がより明確になっていて、
それらが激しく入れ替わりつつ展開していくスタイルは
THE BLACK DAHLIA MURDERBLODDSHOT DAWN
あるいはINFERIに代表されるThe Artisan Eraのバンド群などにも通じるものがある。

エッジの効いたサウンドプロダクションも、本作の硬派っぷりをより際立たせていて良好。
出自は完全に90年代型の音にありながらも、オールドスクールに拘りすぎず、
絶妙な配合比で現代型メロデスサウンドとのブレンドを成し遂げた傑作

あ、でも好きな人が聴けば今回もきちんとNodtveidtさんの影は感じられる
同じく今回もスイスの英雄Tom.G.Fischerさんリスペクトの「うっっっ!」も盛り込まれているので安心

( ^ω^)「うっ!!!」はこんなところにも引き継がれているのだ。

これも個人的には去年のベストに挙がる作品です。
そろそろ来日とか考えてもいいんじゃないのかと思ってるよ。いやマジで。

( ^ω^)考えるだけでもね。ほんとマジで。

でもスイスのバンドってなかなか来ないよね…。やっぱスイスフラン高いから?