カンロニの脳内整理

読んだssの感想ブログ。備忘録的な。 気付いたら7年目。

題名:魔人キサラギ
作者:七原七原
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 神様 異世界転生 魔王 勇者 ファンタジー

[あらすじ]
 主人公、キサラギ・キョウジは神の命により異世界へと転移する。そこで彼は未知の常識、文化に触れ、それでも何とか細々と生きようとしていた。
 しかし、このままで良いのか? こんな事で生活が安定するのか? そう思った彼は、異世界らしく、地球での知識を生かした商売を始めようと画策する。
「これを買って、更に売れば、貴方は儲かる。俺も儲かる。両得じゃないですか!」
 そして、彼は捕まった。ネズミ講は異世界でも犯罪だったのである。
 牢獄から、自由を求めて、彼は異世界に踏み出すのだ!

 つまり、愉快な主人公が異世界で楽しく過ごす話。

[感想]
 小学生高学年向けの児童書の第一巻って感じ。おもしろかった。勇者や神様問題が解決していないけれど、だらだら続くより「旅は続く――!!」というこの終わりの方がキリがいいかな。恋もこれから始まる――で終わりだから、中学年でも読めそう。
 キャラクターに生々しさがあんまりなくて、読みやすかった。主人公16歳なんだけどね。度胸と行動力のあるバカかと思えば、芯を持った男にいつのまにかなっていたよね。行動理念は一貫していて好印象。
 いつか続き出ないかな。ラブコメ必須だろうけど「勇者の先遣」キサラギが、世界の謎に迫る今後が気になる。これはこれでとてもよくまとまっていて好きだけどね。

題名:私と神様は相性が悪い
作者:壱花
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 現代 神様 転生

[あらすじ]
 人の不幸は蜜の味を地で行く、内面が悪質な主人公は神様の計らいにより輪廻転生の輪に乗せられず、なぜか子供の頃に読んだ児童書の世界で精神を改めなさいと送り込まれた。
 その世界で悪質とは善行とはを考え、正しく素直に生きようとする主人公の行動により、原作はどんどんおかしな方へと進んでいく。

[感想]
 ドライな主人公(中一)が平穏を求め、シリアス寄りな原作がずれていく話。
 青春というほど爽やかさはない。人間ドラマというほどドロドロもない。学園という閉鎖空間、思春期の少年少女の緩やかな変化、善悪を考えながら手探りで進む主人公のシビアな価値観。どれもが地に足付いた思考で、ストレスもなく読めた。
 主人公含め世界がまだまとも(法律やルールが最低限は存在してる)なので、よくある「これでお咎めなしとかありえなくない?」という展開がないがいいね。
 善を押し付ける神様、無鉄砲で考えの足りない原作主人公。どちらも相応な決着かな。

 これから主人公には自由に生きて欲しいですね。良い作品だった。

題名:【超短編】逆行する令嬢の真相
作者:越智屋ノマ
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 悪役令嬢 婚約破棄 シリアス ハッピーエンド

[あらすじ]
 王太子に婚約を破棄され罠にかけられた令嬢と、彼女の護衛騎士ミゲル。
 運命に従うか、逆行するか…結末はあなた自身にお選びいただけます。

[感想]
 うまい! 逆行や令嬢モノが流行った”なろう”で、このギミックが出てくるとは。新鮮だった。

題名:一条幸成は探偵になりたい
作者:はくまいキャベツ
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 青春 探偵 現代

[あらすじ]
 父親は有名な探偵事務所を経営しており、自分もいつかそうなりたいと思っていた幸成は、学校非公認の探偵事務所を勝手に設立する。
 それから約2ヶ月後、一人の女子生徒がやって来た。
 彼女の依頼は、自分の下駄箱に入っていた恋文の差出人を探して欲しいというものだった。

[感想]
 中学生の青春……とてもいい。ほろ苦い思い出になったかと思ったら最後よ。短かったけどいい話だった。たまにはこういうのもいいね。

題名:おそれながら殿下。それは越権行為で御座いますぞ。
作者:マンムート
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 乙女ゲーム 婚約破棄 悪役令嬢 転生 法律 チート

[あらすじ]
 王立学園の卒業パーティ。
 今まさに、王太子殿下によって、悪役令嬢の断罪が行われている。
 悪役令嬢がヒロインをイジメている証拠固めは完璧。なんせ悪役令嬢は、本当にイジメをしていたのだ。悪役令嬢は絶体絶命。だが、悪役令嬢も逆転の秘策を胸にひめていたのだ。
 勝つのはヒロイン達か悪役令嬢か!?
 しかし、ふたつの思惑が火花を散らす場に、場違いな声が響く。

「殿下それは越権行為ですぞ」

 一介の老兵士の空気を読まない正義のおかげで、ふたつの思惑は狂っていくのだった。

[感想]
 ヒロイン? 悪役令嬢? HAHAHA,この物語のメインは老兵士だし、一番成長したのは王太子だよ。言葉は大切だし、法律も大切なんだ。正しい判断をする国王って偉大。
 勢いが凄かったし、いい話だった。※ただし人が死ぬ。

題名:架空家苞記(かくういえづとき)シリーズ
   指魚の骨箱
   笑う晶洞種子
   髪編みの唄……etc
作者:鈍色昆虫
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル ホラー 現代 記録

[あらすじ]
 私は私だけの物語が欲しい。その願いによる収集物の記録。

[感想]
 話し手のセリフのみの文章。聞き手の情報は出てこないし、話し手の反応で推察するしかない。挿絵(写真)が多く、引き込んでくる。不穏というか、不気味というか。話を聞くだけだから本当かどうかもわからない。けれど彼/彼女は……。
 当事者じゃないのになんだかゾワゾワしてくる感じ。楽しい。

題名:生鮮王国ものがたり
作者:ぽよ子
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 乙女ゲーム 転生 コメディ 恋愛

[あらすじ]
 ある乙女ゲームの世界に転生した、元日本人の侯爵令嬢アントワーヌ。
 だが彼女はヒロインではない。モブだ。しかも多分、居ても居なくてもどうでもいい位置のモブだ。
 つまり、乙女ゲームに彼女は全く絡まない。絡んでもいいが、絡みたくもない。

 だがしかし、だ!
 乙女ゲーム転生だ。イベントを遠巻きに観察に行かねばならない……! 絶対に、この目で見たい!

 そんな(42度のいい湯加減の)熱い想いを抱き、彼女はイベントの起こる場所へと赴くのだった……。そう。ベントの起こる、王都の八百屋、肉屋、魚屋へと……。

 コメディと言うより、もはやギャグのような話です。
 真面目な考察や突っ込みは不要です。考えるより、感じる方向でお読みください。
 乙女ゲームというタグは付いていますが、余りそこに期待はしないでください。胸キュンイベントなんかは登場しない予定ですので。

[感想]
 三人のフローラには笑った。なんだこれ。発想に脱帽。最終的にキレイに丸く収まった。
 恋愛要素もあるにはあったが、最初からまるわかりなペアだったし、メインがギャグのため邪魔にはならない。テンポが良くて読むのが楽しい。とにかく読むのだ。

題名:「こちらはR村防災ラジオです」
作者:くまの ほたり
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル ホラー 現代

[あらすじ]
 R村最後の夏

[感想]
 朝:R村村民の歌。昼:正午のサイレン。夕方:夕焼け小焼け。
 一日三回のラジオ放送のみで表現されているため、想像する余地が多い。楽しい。繰り返される文言に徐々に増していく不穏さが感じられて、とても良かった。
 一体なにがあったのか。どうなったのか。明かされないからこそ余韻がいいね。

題名:遊戯王の世界に転生したが、原作イベントを踏み外すと世界滅亡なんて冗談じゃない
作者:鏡路の一般兵
場所:ハーメルン
タグ:二次創作 遊戯王DM 転生

[あらすじ]
 マスターデュエルで遊戯王に復帰した男が、遊戯王DMの世界に転生。
 前世の知識や認識を生かしつつ、原作には関わらないようにするつもりが、全国大会に出場(二回戦落ち)したのを切っ掛けに、決闘者の王国へ招待されるところから始まるストーリー。

 本人はルールなどの違いから、アニメ世界線とは似て違うものだと判断したが、実は彼が転生した世界線がアニメとして放映されている世界もあるようで……?

 別世界の掲示板で「チュートリアルの人」と呼ばれた決闘者の活躍を描くストーリー。


[感想]
 遊戯王世界に生きる一人として馴染んでいく主人公と、見守る掲示板の評価ともに楽しいお話でした。原作知識があること=自分がいなければハッピーエンドに進むことを知っている、となり、遊戯王キャラとしてシリアス度を上げていく展開はうまいと思った。

題名:わたくしは根っからの悪役令嬢ですが、婚約者がエキセントリックすぎて出る幕がありませんわ!
作者:りったん
場所:小説家になろう
タグ:オリジナル 悪役令嬢 乙女ゲーム 神様 転生 ざまぁ コメディ チート

[あらすじ]
 根っからの悪役令嬢エレオノーラは王子に一目ぼれした。
 しかし、王子に付きまとってはあしらわれ、父親に婚約者の地位をお願いしてもいい返事はない。けれど爆発に巻き込まれたら王子から求婚された。ハッピーエンド!

 唯我独尊リディアン王子は悪役令嬢エレオノーラにぞっこんだった。爆発をものともしない体質、自分本位で傲慢な性格、どれもが好ましい。兄弟を排斥して王太子になり、権力とチートな才能をいかんなく発揮し邪魔者を消していく敵はない――。

 エレオノーラは苦悩した。リディアンが凄すぎて悪役令嬢をこなせないのだ。気に入らない者へのいじめ、嫌がらせ、誘拐、暗殺。やりたいことはたくさんあるのに、それを上回るチート大魔王リディアンのえげつない所業のオンパレードで彼女の悪行が悪行にならない。

「なんで私が聖女なの……?」

 人格破綻者の腹黒王太子×正真正銘悪役令嬢のお話です。

[感想]
 ダブル主人公らしいけど、主人公はリディアンかな。
 リディアンがあまりにもチート大魔王すぎて、笑うしかない。敵は最終的にことごとく恐怖し、ひれ伏し、泣きわめき、命乞いをするから、笑うしかない。さすがラブコメだなぁ。

 エレオノーラがリディアンに「処遇は私に預けてください(家でいじめよう」みたいなこと言って許可貰っただけで敵が「(魔王から助けてくれた!!)」をむせび泣く展開はね、ほんと、エレオノーラ可愛いってなるよ。
 頑張って悪役令嬢やろうとしてから回るの可愛い。

 そしてまさかリディアンの出生の秘密がああだとはねぇ。短い中にもぎゅっと旨味を詰めた物語、とっても面白かったです。

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