1:2014/06/02(月) 00:05:44.94 ID:
・タイトル思いついただけで満足したやつ

・短いのでサクッと投下します





2:2014/06/02(月) 00:06:15.98 ID:
むかしむかし、あるところにおばあさん2人が住んでおりました。

絵里おばあさんは山へ芝刈りに、希おばあさんは川へ洗濯に。

絵里「かしこい!かわいい!エリーチカ!」ザックザック

変な掛け声とともに絵里おばあさんは芝を刈っていきます。



3:2014/06/02(月) 00:06:43.53 ID:
ところ変わって希おばあさんはというと。

希「うん、洗濯してると心が洗われるね」

すると、川の上流から桶がドンブラコ、ドンブラコと流れてきます。

その中には大量の金色の稲穂が。



5:2014/06/02(月) 00:07:17.00 ID:
希「なんやこれ……スピリチュアルやね……」

さすがの希おばあさんもこれには困惑。

希「でも、精米すれば久々に銀シャリが食べられるね!」

ですがそこは持ち前の切り替えの早さで意気揚々と家に持って帰ります。



6:2014/06/02(月) 00:08:20.98 ID:
さて、この稲穂がどこから流れてきたかというと。

実は川の上流には米農家があったのです。

あるったらあったのです。

花陽「うーん、今年も豊作!」

凛「いっぱいご飯食べられそうだにゃー」

花陽「だね!……ん?」



7:2014/06/02(月) 00:08:56.98 ID:
見ると、農地の一部に金色の稲穂が生えている地帯があるではありませんか。

凛「わあ、キレイだにゃー。これ、食べられるのかなあ?」

花陽「ダメだよ凛ちゃん!こんな怪しい稲穂はお米とは認めないよ!」

米のこととなると人が変わる花陽はこんな不可思議な稲穂は許せないようでした。

花陽「こんなもの、川に流すよ!」

凛「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」



8:2014/06/02(月) 00:09:28.61 ID:
花陽は桶に金色の稲穂を詰め、川に流してしまいました。

花陽「さ、凛ちゃん、帰ってお米食べよ?」

凛「わーい!おいしそー!」

2人はあっという間に金色の稲穂のことなど忘れて、平和に暮らしましたとさ。



9:2014/06/02(月) 00:10:29.47 ID:
そんな理由で流れてきた稲穂を持ち帰り、絵里おばあさんに見せます。

希「こんなん流れてきたんよ、今日はおいしい白米が食べられるよ」

絵里「ハラショー!新米の季節だし嬉しいわね」

脱穀、精米をスピリチュアルパワーで行い、さっそくお釜でご飯を炊きます。

しばらく待つこと数十分。



10:2014/06/02(月) 00:11:17.11 ID:
???「熱いよー!熱いよー!」

のぞえり「!?」

なんと、お釜の中から子どもの泣き声がするではありませんか。

希「なんやなんや!」

絵里「ど、どういうこと?」



11:2014/06/02(月) 00:11:52.59 ID:
慌ててお釜の蓋を開けると、なんとそこには可愛い女の子がいました。

???「出してー!早く出してー!ファイトじゃどうしようもないよー!」

慌てて火の付いたお釜から女の子を取り出すと。

ほの太郎「ありがとう!私は稲穂から生まれた、ほの太郎!」



12:2014/06/02(月) 00:13:01.11 ID:
希「女の子なのに太郎……?」

ほの太郎「便宜上だよっ!」

絵里「ハラショー……」

そんなこんなで、急に現れたほの太郎はとっても元気な女の子でした。



13:2014/06/02(月) 00:14:27.78 ID:
ほの太郎は自然におばあさん2人の家に住み着きます。

最初こそ可愛かったほの太郎でしたが、徐々に自堕落の限りを尽くすようになりました。

ほの太郎「ゆきほー、おちゃー」ゴロゴロ

絵里「雪穂って誰よ……」

希「悪い子にはわしわしや!」

ほの太郎「いやあああああああっ」

そんな風におばあさん2人に可愛がられながら、ほの太郎はスクスクと成長していきます。



14:2014/06/02(月) 00:14:54.94 ID:
そんなある日。

希「何やら最近鬼が悪さしてるようなんや」

絵里「ええ、不安で夜も眠れないわ」

ほの太郎「そうかなー?ほの太は快眠できてるよ?」

希「ええから、ほの太郎は鬼を退治してくるんや!」



15:2014/06/02(月) 00:15:28.38 ID:
ほの太郎「ええっ!?なんでほの太が!」

絵里「もうあなたの食事代を払うのも辛いのよ……芝刈りじゃあんまりお金にならないし」

希「西鬼野ヶ島からがっぽり財宝取ってきてな。ほい、ほむまん」

絵里「これを渡せばたちまち仲間になってくれるわよ」

スピリチュアルパワーが籠もったほむまんをほの太郎に持たせて、半ば追い出されるようにほの太郎は鬼退治の旅に出ました。



16:2014/06/02(月) 00:16:03.83 ID:
ほの太郎「ひどいよ、希ちゃんも絵里ちゃんもほの太を邪魔者みたいに……」

ほの太郎はブツブツ言いながら旅をします。

すると、道中で海未イヌが話しかけてきました。

海未イヌ「ほの太郎、どこへ行くんですか?」

ほの太郎「西鬼野ヶ島に鬼退治に行くんだー」



17:2014/06/02(月) 00:16:37.41 ID:
海未イヌ「そうですか、私も着いていきます」

ほの太郎「わーい、ありがとう海未ちゃん!」モッギュー

海未イヌ「ふへへ、ほの太郎のためならどこまでも着いていきますよ」

ほむまんを渡すまでもなく、海未イヌは仲間になりました。

2人でさらに歩いていると、ことりキジが話しかけてきます。



18:2014/06/02(月) 00:17:07.07 ID:
ことりキジ「ちゅんちゅん、ほの太郎ちゃんどこへ行くの?」

ほの太郎「西鬼野ヶ島に鬼退治に行くんだー」

ことりキジ「ことりもついていくちゅん!」

海未イヌ「ことり、無理しなくてもいいんですよ?」

ことりキジ「そうはいかないちゅん!」

ほの太郎「わーい、ことりちゃんも一緒に行こ!2人とも好きー!」モギュギュー

ことり・海未「ふへへ……」

またもやほむまんの出番もなく、ことりキジが仲間になりました。



19:2014/06/02(月) 00:17:41.56 ID:
西鬼野ヶ島を目指し、さらにどんどん歩いて行くと。

にこサル「にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこにー♪笑顔届けるおサルにこにこー♪にこにーって覚えてサルにこっ♪」

にこサルがいきなり目の前に飛び出してきます。

ほの太郎「うわぁっ!」

にこサル「仲間になってあげるからそのほむまん寄越すニコ!」



20:2014/06/02(月) 00:18:34.28 ID:
海未イヌ「なんですかあなたは不躾に」

ことりキジ「失礼なサルちゅん」

にこサル「そ、そこまで言うことないじゃないの……」

ほの太郎「いいよー、はい」

にこサル「いい心がけね、ついていってあげるニコ」モグモグ

そろそろ賞味期限が怪しいであろうほむまんをにこサルに渡し、ついにほの太郎一行は西鬼野ヶ島に到着です。



21:2014/06/02(月) 00:19:06.28 ID:
ほの太郎「真鬼ちゃん!悪さはやめて!」

海未イヌ「真鬼!もう逃げ場はありませんよ!」

ことりキジ「ちゅんちゅん!」

にこサル「観念するニコ!」

真鬼「愛してるばんざー……ヴェェ!?何よ急に!」



22:2014/06/02(月) 00:19:42.92 ID:
真鬼は優雅にピアノで弾き語りをしていました。

そう、特に何も悪いことはしていなかったのです。

ほの太郎が事情を話すと。

真鬼「あなた……追い出されただけじゃない?」

ほの太郎「そんなぁっ!」ガーン

海未イヌ「ほの太郎、あなた……」

ことりキジ「それはダメだよ、ほの太郎ちゃん……」

にこサル「救えないニコ」



23:2014/06/02(月) 00:20:34.98 ID:
居候先でほぼニートと化していたほの太郎を擁護する者は誰もいませんでした。

真鬼「これに懲りたらちゃんと真面目に働くことね」

ほの太郎「とほほ……」

真鬼に諭され、すごすごとほの太郎一行は帰って行きました。



24:2014/06/02(月) 00:21:35.34 ID:
その後、反省したほの太郎は和菓子屋「穂むら」を立ち上げました。

名物のほむまんは静かなブームを起こし、ちょっぴり儲かったり儲からなかったり。

そんなこんなでほの太郎は愉快な仲間達とおばあさん達と共に幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

ちゅん(・8・)ちゅん



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