1:2014/10/07(火) 15:40:30.64 ID:
千川ちひろ「えっと、誰かいるー?」

仁奈「はいでごぜーます。なんですか、ちひろおねーさん」

ちひろ「あー、仁奈ちゃん。えっと、他に誰かいる?」

薫「はーい。かおるがいるよぉ!」

ちひろ「……他には?」

仁奈「今はふたりだけですよ。ほかのおねーさんたちは、みんなおしごとです」

薫「かおると仁奈ちゃんだけなんだよねー!」

ちひろ「こ、困ったな。どうしても行かなきゃいけない用事があるんだけど……」

仁奈「仁奈たち、おるすばんできるですよ?」

薫「うん。だから行ってきていいよ?」

ちひろ「……いいのかな。でも、大事な用事だし……あ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412664020
2:2014/10/07(火) 15:45:32.48 ID:


龍崎薫(9)



市原仁奈(9)


3:2014/10/07(火) 15:48:36.73 ID:
ちひろ(確かもうすぐ、夏樹ちゃんと柚ちゃんが来る予定だったわよね。なら安心か)

ちひろ「あー、おほん。じゃあ2人にお留守番をお願いするわね。2人なら安心だから、任せちゃうから」

仁奈「仁奈、しんよーされてるですか?」

かおる「わぁい! かおる、がんばる」

ちひろ「うん。よろしくね」


4:2014/10/07(火) 15:49:35.02 ID:
仁奈「薫ちゃん、これはしくじりはゆるされねーでごぜーますよ!」

薫「うん! かおると仁奈ちゃん、しっかりできるとこを見せちゃおうね!」

ガチャ

夏樹「うー。急に降り出すと思わなかったぜ。あー……雨で髪が……せっかくセットしたのになあ」グシャグシャ

仁奈「薫ちゃん、だれか来やがりましたよ」

薫「きっとお客さんだよ。いらっしゃーい!」

夏樹「おーす! 2人だけ? 他に誰かいないのか?」

仁奈「……事務所のおねーさんじゃねーですね、薫ちゃん」ヒソヒソ

薫「うん。やっぱりお客さんだよ」ヒソヒソ

夏樹「?」

仁奈「よーこそいらっしゃいやがりましたですよ」

薫「どうぞ中に、入ってくださいね!」

夏樹「? あ、ああ」


5:2014/10/07(火) 15:52:03.42 ID:


木村夏樹(18)
※髪下ろしバージョン


6:2014/10/07(火) 15:52:52.38 ID:
仁奈「さあさあ、ここに座りやがるですよ」

夏樹「え? 応接室じゃねえか、ここ」

薫「お客さんだから、おもてなしするからね!」

夏樹「……ハッ!」

夏樹(もしかして仁奈も薫も、アタシが誰だか気づいてねえんじゃ!?)

夏樹「おい、2人ともよく見ろよ! この髪をこうして……ほら、よく見てくれよ……あれ?」

シーン

夏樹「あれ? どこ行きやがった?」


8:2014/10/07(火) 15:53:39.94 ID:
~給湯室~


仁奈「お客さんと言えば、お茶でごぜーますよ」

薫「かおる、おりょうりはしたことあるけど、お茶はつくったことないんだ」

仁奈「じゃあ薫ちゃんにはお湯をまかせるですよ。仁奈は、お茶っぱをさがすことにするです」

夏樹(すっかりお客さんにされちまってるな……)

シュン……シュン……シュンシュン……シュシュシュシュシュシュシュ……ピィイーーー!!!

薫「あ、お湯がわいたみたいだよ!」

仁奈「お茶っぱもありましたですよ! でもふたつありやがりますが、どっちがいーんでごぜーますかね?」

薫「仁奈ちゃんえらんで。かおるは……ヤカンを……よいしょ!」

夏樹(……一生懸命やってるじゃねーか……しゃあねえ。ちょっとつきあってやるか)


9:2014/10/07(火) 15:54:54.30 ID:
仁奈「むずかしい字が書いてありやがりますね。玉……雨でごぜーますか?」

夏樹(うお、ありゃ確か特別な来客用とか言ってちひろさんがしまってた、最高級の玉露じゃねーか)

ピーピーピーピーピー!!!!!!

薫「仁奈ちゃん、まだー?」

仁奈「えっとそれでこっちは……これはひらがなだから、かんたんに読めます。……でがらし」

夏樹(おいおい、極端だな。けどそれでいい。アタシは出涸らしで十分だから!)

仁奈「どっちがいいでごぜーますか……ね? ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な!」

夏樹(やった! 出涸らしの方だ!!)

仁奈「……て・ん・の・か・み・さ・ま・の・ゆ・う・と・お・り! こっちにするです!!」

ドンガラガッシャーン!

夏樹(痛てて……玉露か。ちひろさん、後でアタシに請求とかしねーだろうな)


10:2014/10/07(火) 15:55:57.20 ID:
仁奈「このお茶っぱを、お茶わんに……」

ドサー!

夏樹(お、おいおい! 茶碗に山盛りになってんじゃねーか!)

薫「仁奈ちゃんいい?」

仁奈「おっけーでごぜーますよ」

薫「じゃあお湯をいれるね!」

ダバダバダバ↓

夏樹(おいおいおい! あふれてるぞ! てゆーか、急須に入れるんだよお茶は)

薫「かんせーい!」

仁奈「やりやがりましたですね! ふたりでお茶をいれたですよ!」

夏樹(あれ……アタシが飲むんだよな……はあ)


11:2014/10/07(火) 15:57:29.66 ID:
喜多見柚「フンフンフンフンフフーン♪ キタミユズ~♪ あれ? なにやってんの……夏樹サンだよね?」

夏樹「あ、ああ柚か。いやほら、薫と仁奈が留守番してるみたいなんだけど、アタシのこと客だと勘違いしてんだよ」

柚「あー。髪を下ろしてるからね。ふーん、がんばってるみたいだから言い出せないんでしょ?」

夏樹「まあな……」

柚「でもちょっと、おもしろそう! アタシも変装してこようかな」

夏樹「柚が変装?」

柚「パーカーのフードを深くして、顔を隠すとか」

夏樹「不審者じゃねーか!」

柚「お面つけて来るとかっ☆」

夏樹「違う意味で怪しいだろ」

柚「アタシは人間をやめるぞーっ!」

夏樹「石仮面かよ! いいからアイツらにお茶のちゃんとしたいれ方、教えてやってくれよ」

柚「うーん。それはどうだろー」

夏樹「?」


12:2014/10/07(火) 15:59:33.70 ID:

喜多見柚(15)


13:2014/10/07(火) 16:00:52.76 ID:
柚「アタシ、そういうのしたことないから」

夏樹「……だよな」

柚「お茶はもっぱら、コンビニのペットボトル!」

夏樹「そうかい」

柚「選ばれたのは、きしべあやかです」

夏樹「お茶、かんけーねーじゃねーか」


15:2014/10/07(火) 16:01:49.05 ID:
薫「あとは、おかしだね」

仁奈「なにかあるでごぜーますかね?」

夏樹(いやいやいいから! お茶菓子とか要らないから!!)

薫「れーぞうこの中に、プリンがあるよ!」

仁奈「でもこれ、かな子おねーさんの名前がかいてありやがるですよ?」


16:2014/10/07(火) 16:02:39.07 ID:

三村かな子(17)


18:2014/10/07(火) 16:05:25.58 ID:


※参考資料 事務所の冷蔵庫


21:2014/10/07(火) 16:07:30.11 ID:
夏樹「おいおい、まさかそれを出すつもりじゃないよな?」

柚「だいじょーぶでしょ。薫ちゃんも仁奈ちゃんも、そんな娘じゃないよ」

夏樹「そ、そうだよな」

柚「アタシ、食べちゃいかけたけど」

夏樹「……」

柚「めんご」テヘペロ

薫「かな子さんのなら、かってに食べちゃいけないね」

仁奈「人のおやつを、かってに食べちゃいけねーですよね」

夏樹「よしよし。わかってるじゃねえか、あの2人。偉いぞ」

柚「えらいえらい!」


22:2014/10/07(火) 16:09:02.83 ID:
仁奈「こっちにあるこれも、なにか書いてありやがりますね」

薫「ええと、『食べたい人はだれでもどうぞ』……だって!」

仁奈「それですよ! それをお客さんに、出すですよ」

夏樹「へえ、よく都合良くそんなモンあったな」

柚「しかも誰にも手つかずなんてね」

仁奈「ありすおねーさんの作った、イチゴのパスタでごぜーますね!」

薫「やったね! 仁奈ちゃん!!」

ドンガラガッシャーン!

夏樹「痛て……あ、あれかぁ……あれを食べるのか……はあ。あれ?」

シーン

夏樹「柚?」


24:2014/10/07(火) 16:10:15.12 ID:
~応接室~


夏樹「柚?」


25:2014/10/07(火) 16:10:46.67 ID:
~事務室~


夏樹「柚ー!?」


26:2014/10/07(火) 16:11:17.96 ID:
~電算室~


夏樹「おーい。柚?」


27:2014/10/07(火) 16:11:44.12 ID:
~屋上~


夏樹「ゆーずーっ!!!」


28:2014/10/07(火) 16:12:23.84 ID:

夏樹「……」




30:2014/10/07(火) 16:13:01.04 ID:


夏樹「…………」





32:2014/10/07(火) 16:13:42.05 ID:



夏樹「………………」






33:2014/10/07(火) 16:14:20.86 ID:




夏樹「逃げやがったなあああぁぁぁーーーっっっ!!!」







35:2014/10/07(火) 16:15:40.62 ID:
仁奈「どうぞ、食べやがるでごぜーますよ」

薫「これも飲んでねー!」

夏樹「……」ダラダラ

仁奈「……」キラキラ

薫「……」ワクワク

夏樹(ええい、ままよ! こうなったらアタシも女だ。気合いでなんとかするしかねえ!)

夏樹「いただくぜ」


36:2014/10/07(火) 16:18:15.36 ID:

※参考資料 イチゴパスタとその製作者(画面向かって右奥)


37:2014/10/07(火) 16:19:04.27 ID:
パク

仁奈「……」キラキラ

薫「……」ワクワク

夏樹「……」モグモグ

夏樹(ま、まあ、よく冷えてるからか、そこそこ食べられるじゃねーか)

夏樹「い、イケるぜ」

仁奈「ほんとごぜーますか!?」

薫「うわぁい!!」

夏樹「あ、ああ。悪くねえ」


38:2014/10/07(火) 16:20:29.97 ID:
仁奈「じゃあおかわりを食べやがるでごぜまーすよ!」

ドサッ★

夏樹「え!?」

薫「おちゃもはい! のんでのんで!!」

夏樹「い、いやもう十分食べたから……ハッ!」

仁奈「……」キラキラ

薫「……」ワクワク

夏樹「……いただきます」

ザラッ★

夏樹(……口の中にお茶の葉っぱが……苦げえ……)


39:2014/10/07(火) 16:21:15.14 ID:
♪ドコマデモヒロガルグラデーション♪

夏樹「ん? スマホの着信か。ちょっと失礼するぜ。……もしもし?」

柚『あ、夏樹サン。がんばってる?』

夏樹「ああ。今からおかわりにチャレンジするとこだ」

柚『さっすが!』

夏樹「よく言うぜ。ひとりで逃げたこと、忘れねえからな」

柚「それにつきましては、アタシも反省してまして」

夏樹「お? おお」

柚「少しでも夏樹サンの、力になろうと思ったんだ☆」

夏樹「? うん」

柚「じゃあちょっとそのまま待っててね。今、替わるから」

夏樹「?」


42:2014/10/07(火) 16:23:08.08 ID:
若林智香「フレー! フレー! な・つ・き! フレフレッ夏樹! フレッフレ夏樹! WAーーー☆」

夏樹「な、なんだあ!? 智香……か?」

智香「はいっ☆ アタシのエール、届きましたかっ?」

夏樹「ま、まあ、聞こえたけどよ……」

智香「じゃあがんばってくださいねっ☆」

ガチャッ。ツー……ツー…

夏樹「……いや、手伝いに来いよ!!!」

仁奈「でんわのご用は、おわりやがったですか?」

薫「おわったのー?」

夏樹「まあ……」

仁奈「……」キラキラ

薫「……」ワクワク

夏樹「……いただきます」


45:2014/10/07(火) 16:26:17.86 ID:




若林智香(17)


46:2014/10/07(火) 16:26:59.69 ID:
夏樹(うー……満腹。そんなにマズくはねーが、当分パスタはいらねえ……なによりお茶が……)

薫「それできょうは、どんなごようですか?」

夏樹「……は?」

仁奈「おしごとの話でごぜーますか?」

夏樹「お、え、あ、ああ」

薫「あ、ちょっとまってね」ゴソゴソ

夏樹「?」

仁奈「あ、薫ちゃんのおしごとノートでごぜーますね」

薫「うん! おしごととかじむしょでおそわっただいじなことは、これに書いてるんだよお!」

夏樹「……偉いな」

薫「えへへ////」


48:2014/10/07(火) 16:28:52.38 ID:
仁奈「あれ? 薫ちゃん、ここにお客さんが来た時ってページがありやがりますよ?」

薫「あれ? ホントだ! さいしょにこれをよめばよかったね!」

仁奈「今からでもよむですよ! ちょっとまっててもらえるでごぜーますか?」

夏樹「あ、アタシか? い、いいぜ別に」

薫「……うんうん」

仁奈「……そーだったでごぜーますか」

薫「じゃあ書いてあるとおりに」

仁奈「やるですよ、薫ちゃん!」

夏樹「?」


49:2014/10/07(火) 16:30:23.82 ID:
薫「うっふーん」クネクネ

仁奈「いらっしゃーい」クネクネ

夏樹「な、なんだあ!?」

薫「よくきてくれたわね」ギュッ

仁奈「サービスしまくりやがるですよ」ギュッ

夏樹「ま、待て待て待て! なんだそりゃ、一体!?」

薫「あーらお客さん、こういうじむしょはじめて?」

仁奈「いがいとウブでごぜーますね」

夏樹「こ、こら、そのノートちょっと見せろ!」


50:2014/10/07(火) 16:31:35.55 ID:
パラパラ

夏樹「『お客さんが来た時のたいおう……礼子さんのばあい』……あの人は、子供の前でなにやってんだよ!」

薫「だめなの?」

仁奈「だめですか?」

夏樹「こういうのはな、大人になってからだ! い、いや、大人でも特殊なタイプだからな、これは!!」

薫「そうなの?」

仁奈「そうでごぜーますか?」


51:2014/10/07(火) 16:33:13.93 ID:

高橋礼子(31)


54:2014/10/07(火) 16:34:25.69 ID:
夏樹「と、ともかくアタシはもう帰るから」

薫「え?」

仁奈「帰っちゃう……ですか?」

夏樹「大人がちゃんといる時に来るから、な」

薫「それって……かおるたちじゃ、ダメってこと?」

仁奈「仁奈、やくに立てなかったでごぜーますか?」

夏樹「え?」

薫「……」シューン

仁奈「……」シューン

夏樹「お、おい……」

薫「……」↓

仁奈「……」↓


55:2014/10/07(火) 16:35:23.88 ID:
夏樹「……い、いや、やっぱり2人に頼もうかなー。2人とも年のわりにシッカリしてるみたいだし」

薫「……ほんと?」

仁奈「仁奈や薫ちゃんでも大丈夫でやがりますか?」

夏樹「おう! 2人なら安心かもな」

薫「うわぁい!」

仁奈「じゃあごようを話すですよ!」

夏樹「あー……ああ、まあその……ろ、ロックの事なんだけどな」

薫「ロック? ロックといえば季衣菜さんだね」

仁奈「そうですよ、季衣菜おねーさんですよ!」

夏樹(……良かったな、だりー)


56:2014/10/07(火) 16:36:11.14 ID:
仁奈「待ちやがるですよ。今ちょうど、季衣菜おねーさんならテレビに出てる時間でごぜーますから」

夏樹(そういやだりー、今日は生の仕事だっけか)

ポチッ

TV『ニュースの時間です。都内で連続して発生している強盗事件について警視庁は特別警戒を発令し、市民にも注意を呼びかけています』

薫「あれ? 仁奈ちゃん、これニュースだよ」

仁奈「ごとう、ってだれでごぜーますかね」

夏樹「強盗、な。無理矢理、お金とかを奪っていく犯罪……悪いことだ」

薫「こわいねえ!」

仁奈「仁奈たちも、気をつけねーといけねーですよ」


57:2014/10/07(火) 16:36:53.78 ID:
TV『犯人は来客を装い社内に進入し、犯行に及ぶのを手口としており、身元の確認の取れない来客に対して簡単に社内に入れないよう、指導しています』

薫「?」

仁奈「?」

夏樹「要するに、客って言って来て中に入れてもらったら乱暴したり脅したりしてくる悪いヤツがいるから、気をつけろって事だ」

薫「お客さんだって言って……」

仁奈「入れてもらったら、らんぼうでごぜーますか……?」

夏樹「ああ。……ん?」

薫「……」ジー

仁奈「……」ジー


58:2014/10/07(火) 16:37:47.97 ID:
夏樹「い、いやいやいや。アタシは違うからな!」

薫「……」

仁奈「……」

夏樹「あ、アタシちょっと、そのお不浄へ……」

薫「……」コクリ

仁奈「……」コクリ


59:2014/10/07(火) 16:38:37.75 ID:
夏樹「ヘアジャムで髪をあげて……っと。よし、これでいつも通りだぜ」

夏樹「さっきのアタシは帰ったことにすれば……ん? チビちゃん達、何を話してるんだ?」

薫「どうしよう、仁奈ちゃん。あの人がきっと、ごとうさんだよ」

仁奈「仁奈たちじゃあ、やっつけたりつかまえたりできねーですよ」

薫「亜季さんがいてくれたらなあ……」

仁奈「拓海おねーさんも、いてほしーですよ」

夏樹「……いなくて助かったな」


70:2014/10/07(火) 16:54:53.25 ID:


木村夏樹(18)
※髪アップバージョン


60:2014/10/07(火) 16:39:46.09 ID:
薫「かおるたち、このままにげるわけにはいかないよね」

仁奈「ちひろおねーさんが、仁奈たちをしんじておるすばんまかせてくれやがりましたからね」

薫「たすけ……よぼうか」

仁奈「でも、おるすばんまかされたのに……」

薫「しんじてまかされたんだもんね……」

仁奈「そうでごぜーますよ……」

薫「……」

仁奈「……」

夏樹「……」


61:2014/10/07(火) 16:41:06.65 ID:
薫「よぼう。仁奈ちゃん」

仁奈「? たすけを、でごぜーますか?」

薫「うん。かおると仁奈ちゃんだけじゃ、ダメだよ。やっぱり」

仁奈「……そうでごぜーますね。だいじなものを取られたりしたら、たいへんですからね!」

夏樹「……偉れーじゃねえか。そうだな、自分に出来ることと出来ない事を理解して、無理な時はちゃんと人に助けを求められるのがオトナってもんだぜ」


62:2014/10/07(火) 16:42:08.89 ID:
ガチャッ

夏樹「おーす。どうした、2人とも? ん?」

薫「あ! 夏樹ざあ゛あ゛あ゛んんん」

仁奈「仁奈だじ、おるずばんじでたんでごぜーまずが、ごどうざんがあ゛あ゛あ゛」

夏樹「な、なにー! ごうとうだあー!? それはたいへんだなあ!! ごうとうはどこだ!?」

薫「い゛ま゛ば、お゛どい゛れ゛に゛……」

仁奈「ぎをづげるでごぜーまずよ。あいては、ぎょうあぐなばんにんでやがりまずがら!」

夏樹「お不浄かー! わかった!!」

ドン☆ ゴン☆ ガン☆

夏樹「やったぞー。ごうとうは、にげてったぞー!」

薫「ほんとうに!? うわぁい、夏樹さんすごい!!」

仁奈「さすがでごぜーますよ夏樹おねーさん!!」

夏樹「ま、まあなー」

夏樹(よ、良かった……)


63:2014/10/07(火) 16:43:02.21 ID:
ちひろ「そんな事があったのね」

柚「2人とも疲れて寝ちゃったんだ」

智香「がんばったんだねっ☆」

夏樹「まいったぜ、まったく。でもまあ、おチビちゃん……いや、もうそんな呼び方はできねえな。2人とも、よくやってくれたぜ」

柚「えらいえらい」

智香「後で、ご褒美にお菓子あげようっ☆」

ちひろ「本当にごめんなさいね、夏樹ちゃん。大変な思いをさせちゃって」

夏樹「ああ、いいよ。気にしなくても。仁奈や薫のがんばってるトコと、成長するトコが見られたからな」

柚「夏樹サン、おっとな~♪」

智香「夏樹さんもがんばりましたっ☆」


64:2014/10/07(火) 16:43:46.69 ID:
ちひろ「そう? じゃあ、これ……お願いね?」

夏樹「? なんだ、これ? ええと……玉露の請求書……えええええっ!?」

ちひろ「最高級の茶葉、全部使ったみたいなのよね」

夏樹「こ、こ、この値段! ま、マジかよ!?」

柚「どれどれ? えっ!?」

智香「0がひいふうみい……ええっ!?」

ちひろ「お願いね。夏樹おねーさん」

夏樹「……あああああ……」ガクッ

薫「夏樹さん……かっこいいねえ……」ムニャムニャ

仁奈「夏樹おねーさん……だいすきでごぜーます……」ムニャムニャ


お わ り


66:2014/10/07(火) 16:46:56.94 ID:
以上で終わりです。おつき合いいただきまして、ありがとうございました。


人気記事