1:2014/10/31(金) 17:35:53.09 ID:


@シェゾの洞窟

コンコン

シェゾ「はい、なんだ?」ガチャ

ウィッチ「あなたが欲しい!」

シェゾ「おっと! なんだなんだ、いきなり!?」

ウィッチ「おいっす」

シェゾ「……。そういうことか。ハロウィンなら明日だぞ?」

ウィッチ「知ってますわよそれくらい!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414744543
2:2014/10/31(金) 17:40:06.70 ID:


ウィッチ「実は、今日は色々頼み事があって来たのですの。詳しい話は中でしましょう」

シェゾ「構わないが……ていうか中って。俺の家だぞ?」

ウィッチ「まあまあ、それは置いといて――」



3:2014/10/31(金) 17:42:18.76 ID:

――――

@シェゾの洞窟、広間

シェゾ「なるほど、お前のばあちゃんにすごい魔法薬を作って、自分の成長を見せたい……と」

ウィッチ「そういうことですの。一人前の実力を見せつけてやりますわ!」

シェゾ「お前はまだ半人前だろ」



4:2014/10/31(金) 17:44:45.55 ID:


シェゾ「それで……なんだ? 俺の髪とか爪とかを材料に使おうってか?」

ウィッチ「いえいえ、確かに材料が足りてないのは確かなのですが。その材料を集めるのが結構厄介でして……」

シェゾ「じゃあそれを俺に頼もうってことか?」

ウィッチ「正解ですわ! 欲しいのは二つだけなのですが、場所が悪かったり、わたくしはそのありかを知らなかったりでして……」

シェゾ「…………」



5:2014/10/31(金) 17:48:52.32 ID:


シェゾ「……仕方ねぇな、手伝ってやるか!」

ウィッチ「あら、本当ですの!?」


シェゾ「――ま、時期が時期だしな」


ウィッチ「ん? 何か言いましたか?」

シェゾ「何でもねえよ。で、材料ってのはなんだ?」




6:2014/10/31(金) 17:52:40.51 ID:


ウィッチ「なんてことはないですの。『ウォーターエレメントのお酒』と『ハニービーのハチミツ』ですわ」

シェゾ「どんな薬になるんだよ」

ウィッチ「ふふん、ナイショですわ!」

シェゾ「……。それじゃあ、まずウォーターエレメントの方から片付けるか」

――――



8:2014/10/31(金) 18:00:21.61 ID:

――――

@ウォーターエレメントのお店

カランカラン

シェゾ「――邪魔するぜ」

ウォーターエレメント「いらっしゃ……あら? ここはカップルで来るようなところじゃないけど?」

ウィッチ「……///」



11:2014/10/31(金) 18:02:50.21 ID:


シェゾ「カップルじゃない。更に言えば、酒を飲みに来たわけでもないな」

ウォーターエレメント「じゃあ何しに来たのよ……」

シェゾ「そうだな。一言で言えば……」


シェゾ「――お前が欲しい」


ウォーターエレメント「ふーん。やっぱりヘンタイなんだ」

シェゾ「やっぱりって……あ、おい! そういう意味じゃないからな!」



12:2014/10/31(金) 18:04:20.40 ID:


ウォーターエレメント「何にしろとりあえず座ってきなさいよ。水三つ持ってきて〜」

ウィザード「はーい」

ウィッチ「ウィザード……最近見ないと思ったら何やってますの?」

ウィザード「」

シェゾ「あっちで話して来ようか……」

ウィザード「……サンキュー」



17:2014/10/31(金) 18:40:13.59 ID:

――――

ウィザード「……経験値吸収が、ダグアカイザンがダメなんだよぉ……」グスッ

シェゾ「確かに、初期はレベルが足りないと本当にキツイし……」

ウィザード「……せめて魔導師の塔には出たかった」

シェゾ「よしよし……」


ウィッチ「悲しい現実ですわ……」ホロリ

ウォーターエレメント「まあまあ気にしないであげて」



18:2014/10/31(金) 18:43:26.74 ID:


――――

ウォーターエレメント「――それで、魔法薬の材料の一つとして私のお酒が欲しいわけね」

ウィッチ「そういう訳ですの。でも……」

ウィッチ「一人でここに来るのはちょっと恥ずかしくて……」

ウォーターエレメント「まあね……」



19:2014/10/31(金) 18:45:31.05 ID:


ウォーターエレメント「――よし、じゃあ売ってあげましょう」

ウィッチ「え、いいんですの!?」

ウォーターエレメント「もともと売り物だしね」

ウォーターエレメント「それに、久しぶりに顔を出せたお礼よ。気にしないでお嬢ちゃん」



20:2014/10/31(金) 18:47:11.54 ID:


ウィッチ「これで一歩完成に近づきましたわ! シェゾー! 帰りますわよ!!」

ウォーターエレメント「あら。お兄さん、少しくらい飲んでいかない? 私と一杯どう?」ズイッ

シェゾ「悪いな、先にウィッチとの約束があるから」

ウォーターエレメント「やーん、つまんな〜い」



21:2014/10/31(金) 18:48:29.19 ID:



ウィッチ「シェゾ、置いてきますわよー!!」


シェゾ「行き方も知らないくせに……世話になった。じゃあな」

ウォーターエレメント「はいはい。行ってらっしゃい」ヒラヒラ

ウィザード「また来て下さいね〜」

――――



22:2014/10/31(金) 18:51:19.11 ID:

――――

@森

シェゾ「次はハニービーのハチミツだったな。ならこの森の奥だ」

ウィッチ「のどかな森ですわね。これならすぐに取ってこれそうですわ!」

シェゾ「残念ながら、そうはいかない……」



23:2014/10/31(金) 18:53:44.40 ID:


ウィッチ「はて……? なんでですの?」

シェゾ「ここはな……」


『オラオラァ!!』

アウルベアが あらわれた


アウルベア「くぉぉぉらッ!! 勝手に入ってくるなんて、よっぽど痛い目にあいたいようだなぁあ!!」

ウィッチ「きゃあっ!! 一体なんですのー!?」



24:2014/10/31(金) 18:59:31.38 ID:


アウルベア「ここはアウルベア様の縄張りなのだぁ!! ほらとっとと出て行けえ!」

ウィッチ「こんの――! ムカつきますわねぇ、くらいなさいっ!!」


ウィッチ「メテオっ!」

ウィッチの 流星の呪文




25:2014/10/31(金) 19:00:59.50 ID:


アウルベア「無駄無駄無駄ァー!! オレ様にはお前の行動はすべてつつぬけさ!」

アウルベアは 魔法を見切った


ウィッチ「なんですって!?」


シェゾ「ブレインダムド!」

アウルベア「」

アウルベアは のーみそぷーになった


シェゾ「こいつは読心術を使う、普通の魔法はまず通用しないから気をつけろ」

ウィッチ「た、助かりましたわ……」




26:2014/10/31(金) 19:02:32.89 ID:


アウルベア「無駄無駄無駄ァー!! オレ様にはお前の行動はすべてつつぬけさ!」

アウルベアは 魔法を見切った


ウィッチ「なんですって!?」


シェゾ「ブレインダムド!」

アウルベア「」

アウルベアは のーみそぷーになった


シェゾ「こいつは読心術を使う、普通の魔法はまず通用しないから気をつけろ」

ウィッチ「た、助かりましたわ……」




27:2014/10/31(金) 19:03:51.48 ID:


シェゾ「――とまあ、こんな具合にアウルベアの縄張りなんだ。大回りした方が正解だな」

ウィッチ「でも、先ほどみたいにブレインダムドをかけ続ければ……」

シェゾ「確かに近道ではあるけど――」

シェゾ「昨日降った雨でだいぶ地面が濡れてるだろ? 遠回りした方が足場が安全だ」

ウィッチ「なるほど……確かに水たまりが多いですわね。泥まみれになりそう……」

シェゾ「多少時間はかかるだろうがな。じゃあ、行くか!」

――――



28:2014/10/31(金) 19:05:15.33 ID:


――――

@ハニービーのすみか

シェゾ「着いたぜ……」

ウィッチ「結構かかりましたわね……ほうきを持ってくればよかった……」

シェゾ「オレは乗れねぇじゃねぇか。ほら、ハニービーの住処はその辺だ」


ハニービー「出会えぃ出会えぃ、曲者じゃあ!」

ウィッチ「あ、ハニービーですわ」



29:2014/10/31(金) 19:07:18.52 ID:


――――

ハニービー「――なるほど、魔法薬の材料にハチミツが欲しいとな。そちも悪よのぉ」

ウィッチ「いや、別に悪いことはしてないと思いますが……」

ハニービー「ふむ。よろしい! では山吹色の菓子を持って参れ!」

ウィッチ「お金取るんですの!?」

ハニービー「そりゃあ一応、苦労して作るものだし……」



30:2014/10/31(金) 19:08:24.58 ID:


シェゾ「山吹色の菓子だろ? ほらよ」スッ

ハニービー「これは懐かしのぷよまん、カーくんのカスタード!!」

ウィッチ「確かに山吹色ですわ」

ハニービー「早速時代劇を見ながら、お茶と一緒にいただこう。少々待たれい、今ハチミツを持ってくる!」

――――



31:2014/10/31(金) 19:09:59.71 ID:


――――

@塔

ウィッチ「さて、これで材料が全部揃いましたわ!」

シェゾ「ようやくだな。ほら、作ってみろよ」

ウィッチ「ではでは……。まずはすりつぶした犬顎菊と韋駄天草を……」

……

……




32:2014/10/31(金) 19:12:12.76 ID:


ウィッチ「よしっ! あとはハニービーのハチミツを入れながら鍋で煮詰めるだけですわ!

シェゾ「そういやあ、一体なんの薬なんだ?」

ウィッチ「出来てからのお楽しみですわ。えっとハチミツのビンは……」ゴトン

ウィッチ「」


――ぱしゃっ




33:2014/10/31(金) 19:16:00.92 ID:


ウィッチ「うう……流石ハチミツ、ベタベタしますわ……」ドロ

シェゾ「こりゃまた盛大に被ったな……流した方がいいんじゃないか?」

ウィッチ「どうしましょう、鍋はすでに火にかけちゃいましたし……」

シェゾ「ほら。俺が代わりに見ててやるから、風呂入ってこい」

ウィッチ「そうしますわ……ううぅ」




34:2014/10/31(金) 19:18:22.31 ID:

――――

ことこと

シェゾ「…………」ジー

シェゾ「ふう、もうそろそろかな……」


ウィッチ『きゃああぁぁあ!』


シェゾ「なんだなんだ!?」




35:2014/10/31(金) 19:20:17.32 ID:


シェゾ「――おい、大丈夫かウィッチ!」

ウィッチ『やつが、奴が出ましたわ!! なんとかして下さいぃー!』

シェゾ「なんとかって……」

ウィッチ『風呂場まで入ってこればいいでしょうっ!?』

シェゾ「わーった、わーった! また変態伝説が……」




36:2014/10/31(金) 19:21:59.47 ID:



シェゾ「おい、入るぞ!?」

ウィッチ『は、はやくっ!!』



ガチャ――



37:2014/10/31(金) 19:24:06.65 ID:


シェゾ「――その奴っていうのはどこにいるんだ! 湯気で分からんぞ!?」

ウィッチ「シャワーの蛇口のところです! はやくなんとかして〜」

シェゾ「蛇口――って……」


シェゾ「ゴキブリかよ!」




38:2014/10/31(金) 19:27:38.19 ID:


ウィッチ「そうですわ! 見つけたのならはやくなんとかして下さいまし!!」

シェゾ「風呂場で闇の剣は使えないし、アレイアードはマズイな……」

シェゾ「――ファイヤー!」シュボッ


ゴキブリ「」じゅっ


シェゾ「ファイヤーなんて使ったの、いつ以来だろうか……」




39:2014/10/31(金) 19:33:01.53 ID:


シェゾ「――ほら倒したぞ。安心しろ」

ウィッチ「ふう、危機は去りましたわ……」ペタン

シェゾ「ばっ!? 床に座り込むんじゃない!」

ウィッチ「……ん?」


ウィッチ「」




40:2014/10/31(金) 19:34:13.23 ID:


ウィッチ「きゃああぁぁっ!! 倒したらはやく出てお行きなさい! この変態っ!!///」ゲシッ

シェゾ「んな! 理不尽なっ……いててて」

シェゾ「――――ん?」クンクン

シェゾ「……やっちまったかな、これは」




41:2014/10/31(金) 19:37:15.16 ID:


――――

こげこげ


ウィッチ「…………」

シェゾ「まあ……ハチミツ入ってるからな、こげやすいだろうさ……」

ウィッチ「ううぅ……さっきハニービーのハチミツの残りは全部こぼしちゃいましたし……」




42:2014/10/31(金) 19:40:03.81 ID:


シェゾ「……用事を思い出した。悪いな、出かけて来るっ」ダッ

ウィッチ「あ、シェゾ!? シェゾー!!!」


ウィッチ「……」グスン


ウィッチ「代わりに使えそうなものを探しましょう……」


――――


44:2014/10/31(金) 19:44:46.89 ID:

――――

@次の日

ウィッチ「結局、なにも見つからないまま今日を迎えてしまいましたわ……」

ウィッチ「はあ……」


ガチャ


シェゾ「おーい、ウィッチ! いるかー?」


ウィッチ「シェゾ!!」

シェゾ「おう、ただいま」




45:2014/10/31(金) 19:46:17.15 ID:


ウィッチ「ただいまじゃありませんわっ! そんな泥まみれになって! 何やってたんですの!!」


シェゾ「まあそう言うな、ほら土産だ」スッ

ウィッチ「……これは」

シェゾ「ハニービーのハチミツだ」

ウィッチ「…………」

シェゾ「なんだ……その……家に買い置きがあってな」




46:2014/10/31(金) 19:50:09.90 ID:


ウィッチ「こんなものを渡して来るなんて……何か下心がありまして?」

シェゾ「ふん、生意気なやつめ……」


シェゾ「――ほら誕生日プレゼントだよ、今日だっただろ?」


ウィッチ「シェゾ……覚えててくれたんですのね……!!」




47:2014/10/31(金) 19:53:07.67 ID:


シェゾ「まあな。じゃ、お祝いついでに最後まで付き合ってやるよ」

ウィッチ「おほほほ! では今日一日はシェゾを存分にこき使ってあげますわー!」

シェゾ「あ、てめぇ!」

ウィッチ「ではその服をいただきましょうか! 泥がはねてるし、多少破れてますが、まあよしとしましょう!」ガバッ

シェゾ「こら、薬作れ!」




48:2014/10/31(金) 19:54:13.12 ID:



ウィッチ「シェゾ!」

シェゾ「ん?」


ウィッチ「感謝なんてしてないんですからね! そこをカン違いなさらないように!!」


シェゾ「……分かってるって。まったく、スナオじゃない魔女さんだぜ……」


おわり




50:2014/10/31(金) 19:55:47.48 ID:

――――

今日10月31日はウィッチの誕生日でした
ウィッチの入浴シーンを入れられた嬉しさで、スレタイにまでしてしまいましたとさ

おまけ作ってきます



51:2014/10/31(金) 20:14:42.99 ID:


オマケ

――――

@おそと

ウィッチ「おばあちゃん! わたくし、頑張って新しい魔法薬を作って来ましたの! ぜひこれを――」

ウィッシュ「……ウィッチ。言いたいことは分かってますよ。どうせ『早く一人前になりたい』でしょう」

ウィッチ「」

シェゾ「やれやれ……」




52:2014/10/31(金) 20:16:55.87 ID:


ウィッシュ「いいでしょう。その薬がもしわたしを納得させられるものならば、あなたを一人前の魔女として認めます」

ウィッチ「や、やった――――」

シェゾ「大層な自信だこと」

ウィッチ「お黙りなさい!」




53:2014/10/31(金) 20:19:26.95 ID:


ウィッシュ「それで、作った薬とは?」

シェゾ「そういやまだ聞いてなかったな」

ウィッチ「ふふふ……驚いてはいけませんわよ……。なんと『変身薬』ですの!」

シェゾ「……うん」

ウィッシュ「一人前と認められる、ギリギリのところですね……」




54:2014/10/31(金) 20:22:38.59 ID:


ちゃきん

ウィッチ「この試験管一杯で一時間分ですわ! そして……」ススス

シェゾ「ん?」

ウィッチ「このシェゾのマントについていた毛を入れると……」

ウィッチ「出来ましたわ! これであなたもシェゾ・ウィグィィですの!!」




55:2014/10/31(金) 20:23:52.34 ID:


ウィッチ「では、おばあちゃん早速」スッ

ウィッシュ「どれどれ…………」ゴクッ

シェゾ「…………」


ウィッシュ「んん!?」

ウィッシュ「――――!!」

カッ!!




56:2014/10/31(金) 20:29:12.52 ID:


アウルベア(ウィッシュ)「な、なんですかこれは!?」どどーん

シェゾ「えぇ!? どうしてシェゾのマントにアウルベアの毛が!? はっ――――!!」

ウィッチ「まさかシェゾ……あのハチミツ……?」

シェゾ「あらら……じゃ、そういうことでオレは帰らせてもらう」

ウィッチ「あ、こらー!!」




57:2014/10/31(金) 20:34:28.43 ID:


アウルベア(ウィッシュ)「材料を最後まで確認しないなんて問題外ですよウィッチ!」

ウィッチ「ひいい!!( ああ……またやり直しですのね……)」

ウィッシュ(これは……アウルベアの読心術。こんなものが使えるということは、出来は良くなってきているのかも――――)


シェゾ(折角いい感じにウィッシュの魔導力を奪えるかと思ったが……こりゃ無理そうだな)

ウィッシュ(!?)




58:2014/10/31(金) 20:38:03.69 ID:


シェゾ(やっぱアルルでも襲うか。いや……ちょっとくらいならウィッシュもつまみ食いできるかな?)

アウルベア(ウィッシュ)「ああああ! ヘンタイな頭のなかをよんでしまったあぁぁ!! わたしもヘンタイになってしまうぅぅ!!」


シェゾ「な、なんだってー!?」

ウィッチ「いやああぁぁ!! おばあちゃーん!!」


おわりだってば



59:2014/10/31(金) 20:39:44.63 ID:

おわり。以下落ちるまで魔導ぷよ雑談スレ


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