1:2014/11/29(土) 00:35:56.14 ID:

峯「ここは俺の部屋……なのか?」

峯「(確か俺はリチャードソンと一緒に病院から飛び降りたはず…)」

???「失礼します」コンコン

峯「……誰だ」

片瀬「片瀬です」

峯「……入れ」

片瀬「失礼します。本日は夕方からITベンチャーの会合があります」

峯「(この会話……)」

片瀬「しかし先ほど柏木様からお電話があり、緊急の幹部会を開きたいとの申し出がありました」

峯「(これは……)」

片瀬「いかがいたしましょう」

峯「(…どうなってやがる!?)」

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5:2014/11/29(土) 12:11:02.84 ID:
峯「どうやら俺は時間をもどってきちまったらしい」

峯「しかも幹部会の日あたりか」

峯「…………」

峯「……俺は、やり直すことが出来るのか?」
9:2014/11/29(土) 17:39:04.63 ID:
幹部会へ行く車の中

峯「え? 今から10億ですか?」

神田「はよもってこい! 跡目争いの戦争じゃ!」

峯「神田の兄貴、六代目はご存命d

神田「じゃかぁしぃ! いいからゲンナマもってこんかい!」

峯「……分かりました」ブツッ

峯「全く、やっぱり勝手な人だ」

峯「(この人は俺がどうやっても救えそうにない)」
10:2014/11/29(土) 17:55:32.70 ID:
幹部会

神田「四代目を呼び戻すやと!?」

柏木「そうだ。四代目なら東城会の基盤も揺るがないだろう」

柏木「それに他の組織のこともある。最悪の場合を想定してのことだ」

峯「……」

神田「極道が頭とられて落ち着いとる場合か!」

浜崎「俺も神田に賛成です。まずは返しが先でしょう」

浜崎「四代目の復帰はそのあとでもいいのでは?」

峯「……」

柏木「まずは他の組織も納得する代行をたてるのが先決だ!」

峯「……」

神田「おぅ峯!さっきから黙りこくって何しとんねん!」

神田「株のやりすぎで頭おかしなったか!」

峯「……今は、四代目に東城会の足場を固めていただくのが先決だと思います」

神田「あぁ!?なんやお前も四代目か!」

神田「そんなに四代目に跡目渡したいなら、俺その首とったらぁ!」

柏木「神田!おm

峯「それは無理ですよ、神田の兄貴」

神田「あぁ!? なんやと峯!」



11:2014/11/29(土) 18:10:28.81 ID:
峯「四代目の強さは化け物に近いです。あの方を相手にするには、東城会より大きな組織が必要でしょう」

浜崎「……その口ぶりからして、まるで闘ったことがあるみたいだな」

峯「……」

柏木「峯……」

峯「神田の兄貴、聞くわけないかもしれませんが忠告しておきます。四代目には手を出さない方がいい」

峯「(……俺は何を言ってるんだ。神田のような奴を、助けようとしているのか?)」

神田「錦山組には四代目の首とる理由があるんじゃボケ!」

峯「(そんなに七代目の座が欲しいのか……神田の兄貴)」

浜崎「聞き捨てならないね、それは」

神田「あぁ!?」

浜崎「錦山組に跡目を渡す訳にはいかないんだよ」

浜崎「お前も四代目がそのまま七代目になったら、嫌だろう? 峯」

峯「……俺はそれでも構わない」

柏木神田浜崎「!?」

峯「東城会のトップの座に、興味はありません」

神田「なにいっとるんや峯! とうとう頭おかしなったか!」

峯「(俺としては一刻も早く、四代目と話がしたい)」

峯「(……桐生さん)」
13:2014/11/30(日) 01:14:43.58 ID:
浜崎「まぁまぁ落ち着け。峯が何企んでるか知らねぇが」

峯「浜崎さん」

浜崎「あぁ?」

峯「気をつけて下さい」

浜崎「気をつける? 何言ってんだ?」

峯「頭を失った蛇は、見境ありませんよ」

浜崎「お前、何が言いたい?」

峯「……」

浜崎「……」

神田「じゃかぁしい! 今そんなことくっちゃべっとる場合か!」

柏木「(くそ、まとまらないな。これでは幹部会を開いた意味が無い)」

浜崎「ふん、まぁ四代目復帰の件ですが、他の幹部にも聞いてみましょうよ。ねぇ真島さん」

真島「……」

浜崎「さっきっからずっと黙っていますが、ご意見をお聞かせください」

峯「(真島吾郎……あの人は桐生さんと親しかったと聞く)」

真島「あほくさ。アンタらで勝手にやっとれや」ガチャバタン

柏木「……真島」

峯「(あの人に近づけば……)」
14:2014/11/30(日) 17:01:34.35 ID:
幹部会後

峯「俺だ。至急、浜崎を監視する体制をとれ。すぐにだ」

峯「異常があったらすぐに俺に連絡しろ。いいな」プツッ

峯「次は神田の兄貴か。まったく、手のかかる人が多い」プルルルル

峯「(どこぞの龍の風に吹かれたか、俺も甘くなったもんだな……)」プルルルル

峯「俺です、神田の兄貴」

神田「峯か! はよゲンナマもってこんかい!」

峯「(そうだった、金を忘れてた)」

峯「金よりも、もっといいものを持ってますよ」

神田「なんじゃい!?」

峯「神田の兄貴、四代目の首の件ですが、俺がセッティングしましょう」

神田「あぁん!? なにいっとるんzy

峯「俺に考えがあります。それに乗っていただければ、神田の兄貴は四代目と闘えますよ」

峯「もちろん誰の邪魔も、不意打ちも無しに、です」

神田「……峯、お前四代目の味方と違うんかい!?」

峯「味方、という見方も出来るでしょう。とにかく乗っていただければ神田の兄貴も四代目の強さがわかりますよ」

神田「おっしゃぁ! 上等じゃぁ!」

峯「(ほんとうに扱いやすい人だ)」

峯「では、神田の兄貴の用事が終わったら俺に連絡をください。では」ガチャ

峯「(さて、サイの花屋の電話番号は、っと……)」
15:2014/12/02(火) 22:38:53.12 ID:
白峯会事務所

峯「今日は何かと神経を使った日だな……」

峯「(俺がこれから起こることを知っているの周りに知られるのはマズイ)」

峯「(まぁ、本当のことを言っても証拠が薄いことが多い。まず信じられないだろうが……)」

峯「(シャワーでも浴びるか)」

峯「(これからのことを考えよう)」シャー

峯「(浜崎のことはあと数日は大丈夫だろう。問題は神田の兄貴と桐生さん……)」シャー

峯「(そしてCIAとブラックマンデーの存在だ)」シャー

峯「(今のブラックマンデーはまだ脅威にはならないだろう)」シャー

峯「(だが後の事を考えて近々接触しておくか……)」シャー

峯「(………………………)」シャー

峯「……うぉ!?」クラッ

峯「っち、俺がのぼせでもしたか。前よりも考えることが多すぎる」

峯「(まずは神田の兄貴の事を最優先事項にしよう……)」

峯「……」←腰にタオルのみ

峯「(柏木さんの死は回避できるだろうか、やってみる価値はある)」プルルルル

峯「峯です」

柏木「あぁ、峯か。丁度いい、俺からも連絡しようと思っていたところだ」

柏木「今日のお前には何か違和感を感じてな。何か企んでるんじゃないかと思っていたところだ」

峯「さすがですね柏木さん。実は今、とある悪巧みを仕掛けようとしていましてね」

柏木「ほぅ、その悪巧みとは?」

峯「実は数か月前から風間組のシマで色々と探りを入れさせてもらってます」

峯「隙を窺ってはみましたが、さすがは風間組の柏木さんだ。ねずみ一匹入る隙間も無い」

峯「隙間が無いなら開けてやろう、とウチの構成員がバカやらかそうとしていましてね」

柏木「……」

峯「場所は丁度、ミレニアムタワー側のバーでしたね。四代目が行きつけのバーでした」

柏木「……」

峯「ウチの下は頭がキレる奴が多いですが、バカもいます。数日後、やらかす予定でいるでしょう」

峯「……」

柏木「……」

峯「……柏木さん?」

柏木「……あぁ、今日の峯は何かと機嫌がいいようだな」

峯「いえ、大吾さんが撃たれた今、機嫌なんていいはずありませんよ」

柏木「……あぁ。とにかく忠告は受け取った。俺は他の幹部達にも連絡せねばならん」

峯「えぇ、お忙しい所ありがとうございました」

柏木「……そうだな、忙しいところだ。それじゃぁな」ブツッ

峯「(少し強引過ぎたか、しかしこれぐらいやらねば柏木さんは……)」

???「失礼します、片瀬です」コンコン
17:2014/12/02(火) 22:59:06.11 ID:
峯「入れ」

片瀬「失礼しm……」

峯「どうした」

片瀬「いえ、何でもありません」

峯「そうか」

片瀬「(会長、それはほぼ全裸です……)」

片瀬「あ、明日のご予定の確認です。よろしいですか?」

峯「あぁ」スタスタ

片瀬「明日は、今日予定していた会合が午後1時にあります」

峯「(……片瀬、お前はどうして俺の秘書になった?)」

片瀬「取引先は今の経済界にとっては重要な……」

峯「(やはり、金……か)」

片瀬「……会長?」

峯「あ、あぁ」

片瀬「……随分とご無理をされているように見えます」

峯「……」

片瀬「会長にもしものことがあったら、私……」

峯「……片瀬」

片瀬「はい」

峯「お前はどうして俺の秘書になった?」

片瀬「それは……どういう意味でしょうか」

峯「……どういう意味もない。お前のような優秀な秘書がどうしてこんな極道の秘書をやっている」

片瀬「……会長に」

峯「?」

片瀬「……会長に惹かれたからです。会長の秘書を務めたい。その一心です」

峯「……金じゃないのか?」

片瀬「違います」

峯「世間ではそれを義理堅い、って言うんだ。素直に金、と言えばいいものを」

片瀬「違います!」

峯「……片瀬」

片瀬「し、失礼しました。お許しください」

峯「いや、いいんだ。初めて片瀬の秘書以外の面が見れた、と思ってな」

片瀬「あ、い、いえ……」

峯「そういえば俺は、秘書以外の片瀬を知らなかったな」

片瀬「会長……」

峯「俺は、少しずつ、片瀬を知ろうと思っている。だからその時は、協力してくれ」

片瀬「はい、会長の仰ることなら、全てに於応えします」

峯「……礼を言う。今日はもう遅い。帰ってもいいぞ」

片瀬「はい会長……失礼しました」ガチャバタン

峯「(不思議な気分だ……悪くはない、な)」
18:2014/12/02(火) 23:22:02.66 ID:
数日後 白峯会事務所

ニュースキャスター「昨日の深夜、ミレニアムタワーの最上階が銃撃される事件が起きました」

ニュースキャスター「最上階には暴力団関係者の事務所があり、警察は何らかの抗争があったものと調べを進めています」

ニュースキャスター「また事件数分後、ミレニアムタワーすぐそばのバーでも銃撃音があった模様です」

ニュースキャスター「警察は二つの事件の関連性を調べており」プツッ

峯「(……柏木さんは何とか助かったか。しかしあの電話の数日後にこの事件。俺が真っ先に疑われる)」

峯「(だが柏木さんは考えも無しに決めつけることはしないだろう)」

峯「(ここは偶然、と言い張るしかないか……)」

片瀬「失礼します。片瀬です」コンコン

峯「入れ」

片瀬「会長、沖縄行きの飛行機を手配いたしました。ご要望どおり、今夜出立です」

峯「あぁ、わかった」

片瀬「……」

峯「? どうした、片瀬」

片瀬「あの会長の耳を煩わせるのは恐縮ですが……昨日、奇妙な電話が事務所にきました」

片瀬「出ると、最初の数分間は何も無く、こちらからの問いかけにも……」

峯「(電話の主は、一体……俺が何か見落としていたのか?)」

片瀬「ですが最後に小さく、こう聞こえました。ドラゴン、と英語で」

峯「(英語、それにドラゴン……こちらから仕掛けていった方がよさそうだな。ブラックマンデー!)」

片瀬「ですがそれからは電話も無k

峯「片瀬、沖縄行きのチケットをお前に渡す」

片瀬か、会長?」

峯「お前には休暇を思うほどやれなかったな、これはその埋め合わせということにしておいてくれ」

片瀬「で、ですが会長!」

峯「思う存分楽しんで来い。金は全部俺がもってやる。じゃぁな」ガチャバタン

片瀬「あ、あぁ……。どうしよう、これ」

片瀬「(……沖縄、会長と行きたかったな)」
19:2014/12/02(火) 23:33:38.36 ID:
賽の河原への道中、車内

峯「サイの花屋ですか? 白峯会の峯と申します……えぇ、そうです。はい」

峯「そちらに桐生さんも? はい、では柏木さんも? はい、ありがとうございます」

峯「前に電話を差し上げたとおりです……えぇ今からです。準備の方、お願いします。では」ガチャ

峯「(神田の兄貴を拾って賽の河原だ。そこで桐生さんと闘ってもらう。その間に真島さんにも話をしておかなければ)」

峯「(余裕があったら玉城組にも出向きたかったが……こっちではブラックマンデーは早かったか)」

峯「(だが心配はない。浜崎の件もまだ動かないはずだ。桐生さんがまだラウカーロンを倒していない)」

峯「(来るとしても神田の兄貴の一件が終わってからになるだろう。出来るだけ早く終わらせるためには……)」ブロロォ!
20:2014/12/02(火) 23:50:22.13 ID:
賽の河原

神田「峯ぇ! こんなところに桐生がおるんかい!?」

峯「えぇ、出来ればこれからの光景は他言無用でお願いしますよ」

神田「あぁん!? 何が始まるんじゃい!」

カツカツカツカツ……

地下室

神田「こ、これはどういうことじゃ!? 神室町の地下に、こんな……」

峯「こちらです、神田の兄貴」

峯「(さぁ、この先には何人いるか……)」

花屋の部屋

峯「遅くなって申し訳ありません。初めての光景に、戸惑ってしまいましてね」

花屋「あぁ、よく来たもんだ。白峯会の頭さんよ。それに……」

神田「ホ、ホンマにこんなところが……」

峯「(桐生さんの姿が見当たらない、それに真島さんもだ。一体どこに……)」

峯「(? あれは確か琉道一家の、島袋!)」

花屋「桐生は俺から説明したとおりだ。既に準備はできてる、とよ」

峯「ありがとうございます」

神田「お、おい峯! わかるように説明せぇ!」

峯「これから神田の兄貴には、前に話した通り四代目と闘っていただきます」

花屋「闘う場所は俺が責任もって飾ってやった。白黒つけるのには丁度いい場所だ」

花屋「それと、これから条件を言おう」

神田「条件やと!?」

花屋「そうだ、これからお前さんは桐生と闘う。そこでお前さんが負けたら桐生の言う事には素直に従ってもらう」

峯「ですがもし四代目に勝てたら、神田の兄貴はそのまま七代目、ということです」

峯「きっと真島さんも闘いを見ます。柏木さんもでしょう。その前で勝てば……」

神田「俺が七代目っちゅうことか……」

花屋「まぁ、お前さんには拒否権はあるっちゃあるn

神田「ぅおっしゃぁあぁぁぁぁぁ!」

花屋「!?」

峯「……」

神田「俺が負けるワケがあらへん! 桐生の首とって、俺が七代目じゃぁ!」ドドドドド……

花屋「……行っちまったな。あれでいいのか?」

峯「えぇ、神田の兄貴が桐生さんに勝つことはあり得ません。その間に、話しておくことがあります」

花屋「それは、ブラックマンデーのことか?」

峯「はい。それと、”アサガオ”についてです」
21:2014/12/03(水) 00:13:32.56 ID:
神田VS桐生

峯「真島さん、お待たせしました」

真島「おぅ、遅かったやないの」

柏木「俺は蚊帳の外、か? 峯」

峯「柏木さん……」

柏木「お前にはいろいろと聞きたいことがある」

峯「はい」

柏木「……いや。聞きたいことがあった、だな」

峯「柏木さん?」

柏木「俺は今こうして、お前のおかげで生きている。それだけでいい」

真島「さっすがは若頭。懐は深いねんや」

峯「ありがとうございます」

真島「んで、俺らに話ってなんや」

峯「えぇ、実は……」

~CIAとブラックマンデーについて説明中~

柏木「そうか、俺を殺そうとしたのはCIAだったのか」

真島「それにしても、風間の親父似の弟がいるとはなぁ……」

峯「彼は事情を話せば聞き入れてくれるでしょう。桐生さんが出張ればこしたことはないのですが」

真島「んで、俺らは何をすればええんや? そのリチャードソンとかいう頭倒せっちゅうんか?」

峯「いえ、真島さんには大吾さんの身辺保護、安全な場所への移動をお願いしたい」

峯「柏木さんは今後もCIAとブラックマンデーに狙われる可能性があります。一旦身を隠してください」

柏木「あぁ……これではまるで、一連の事件がお前の描いた通りに進んでいるようだな」

峯「……この前までは、描いていましたよ。でも今は、やり直したい。心の底からこう思ったんです」

峯「そしてすべてが終わったら、桐生さんと飽きるまで話をしたい。俺の最終目標は、そこなんです」

峯「誰にも邪魔されずに、沖縄なんていいですね。そこで桐生さんの、過去を聞きたい」

柏木「……峯、お前は」

真島「柏木さん、そこでストップや。どうやら決着がついたらしいで」
22:2014/12/03(水) 00:31:10.72 ID:
花屋の部屋

神田「うっ……ぐあぁ、まさか、俺が、負ける……っぐ!」

桐生「あんまり動くんじゃねぇ」

神田「こ、これが……四代目の……」グフッ

神田「…………」

峯「(やっと終わったか)」

桐生「約束だ、神田。これからは、言うとおりにしろ。まずはその寝たふりをやめることからだ」

神田「……ッチ!」

峯「……桐生さん、こうして顔をあわせるのは初めてですね。白峯会の峯です」

桐生「お前か、俺と話したがっていたのは」

峯「えぇ、でも今はゆっくり話している場合ではありません」

花屋「真島と柏木は既に各々の行動に移った。後はお前さんたちだけだぜ。どうするよ?」

峯「えぇ、そのことですが……」プルルルルルル

峯「失礼します」ガチャ

峯「俺だ……何!? 浜崎が!? ……あぁわかった。その場を動くな、待機していろ」プツッ

桐生「どうした? 浜崎になにかあったのか?」

峯「どうやら、風間譲二はラウカーロンを殺したらしい……」

桐生「なに!?」

峯「それで用済みになった浜崎は消されてしまう。今、まさにです」

桐生「止めることはできるか?」

峯「えぇ、おそらく俺の下が食い止めていると思います」

桐生「だったらすぐに

峯「ですが桐生さん、玉城組の動きもあります」

桐生「玉城組だと!?」

峯「えぇ、どうやら玉城組が琉道一家の頭を拉致したそうです」

島袋「え!? 親父が!?」

桐生「……その情報は確かなのか?」

花屋「それは間違いねぇ、俺が保証してやる。さっき俺も独自で調べてみたが真実だ」

峯「こうしましょう、桐生さんは神田の兄貴を連れて浜崎の救出に向かって下さい。恐らく横浜です」

桐生「お前が沖縄に? どうしてだ?」

峯「あなたが沖縄に行くことも考えましたが、それでは単調すぎる。CIAやブラックマンデーはそこに抜け目がない」

峯「裏をかくことができるかもしれません。それに、玉城組とブラックマンデーに何か関わりがあるのかもしれません」

桐生「そうか……」

島袋「兄貴! 俺は沖縄に! 親父が、危ない!」

桐生「わかった。峯、力也を……琉道一家を頼む」

峯「はい。桐生さんは浜崎のことを、頼みました」

神田「なんで俺が桐生t

桐生「つべこべいわずにさっさと来い! それと、峯」

峯「なんですか、桐生さん」

桐生「今は大吾のことは安心できる、その点についてはお前に礼を言う」
23:2014/12/03(水) 00:38:54.08 ID:
桐生「だがな、俺はお前の事をまだ全然知らない。疑う事もあるだろう」

峯「えぇ、そうでしょう」

桐生「お前がやっていることは、東城会のためなのか?」

峯「(俺が今やっていること……東城会の、未来のため?)」

峯「(俺の尊敬する大吾さんのため? 大吾さんを撃った奴に復讐するため?)」

峯「(どれも微妙に違うな……俺がやっていることは)」

峯「……」

島袋「峯さん! 急ぎましょう! この時間だと飛行機の最終便ギリギリです!」

峯「わかった。桐生さん! その答え、ここで保留にさせて下さい! いつか、必ず答えます!」

桐生「……あぁ、待ってるぜ。神田! 行くぞ!」

神田「何で俺が桐生t

桐生「つべこべいわずにさっさと来い!」ガチャバタン

峯「(……今は、ブラックマンデーと玉城組に専念だ)」

峯「待たせた、急ごう、力也」

島袋「はい!」
27:2014/12/04(木) 17:56:13.94 ID:
白峯会事務所

???「失礼します」

???「………会長? 片瀬です」

片瀬「……」コンコン

片瀬「……失礼します」ガチャ

片瀬「……会長が、いない」

片瀬「(? 机の上に、手紙?」

峯「俺は沖縄に行ってくる。お前も暫く休め」

片瀬「……行き違い」

片瀬「(じゃなくて! どれだけ自由奔放なの会長は! 秘書に何の連絡も無しに……)」

片瀬「(はぁ、折角沖縄のお土産買ってきたのに、それにもう何日も会長の事見てない)」

片瀬「……私が、無能だから、会長が全部やってしまう……お願いです。無理だけはしないで下さい」

峯「(お前の事を、少しづつ知ろうと思っている。だから)」

片瀬「俺の隣にいろ」

片瀬「……まだ飛行機、あるよね?」

28:2014/12/04(木) 18:18:30.69 ID:
沖縄への飛行機内

峯「……」

島袋「(……会話が無い。隣の隣に峯さんが何やら思い深し気に外を見てるけど」

島袋「(あと数時間、このまま静にしておいたほうがいいかな?」

峯「(俺は孤児だった。孤独と向き合いながら、ずっと過ごしていた)」

島袋「(窓の外は何にも見えないし……)」

峯「(偉くなってやる、ただその一心であそこまで……やった)」

島袋「(車内販売とか無いのかな?)」

峯「(金儲けを極めて思ったことは……すべては‘嘘‘だったこと)」

島袋「(あ、そう言えば兄貴と東京に来たときの時と席が違うな。ここ個室?)」

峯「(人間の絆、それは実在するのか? そして俺は極道に……そして)」

島袋「(ってことはファーストクラスなの、ここ!?)」キョロキョロ

峯「(大吾さん、あなたは生きている。俺の目標は……)」

島袋「(峯さん、俺あんまり金持ってないです……!」

峯「(金に振り回されず、人間そのものと向き合うこと!)」

島袋「(沖縄に着いたら峯さんに謝らないと……)」

峯「(桐生さんと、もう一度……!)」
32:2014/12/07(日) 11:30:33.41 ID:
沖縄 琉道一家事務所

力也「親父!」ガラガラ

力也「……」

峯「……」

力也「……いない」

峯「名嘉原が他に行きそうな場所は?」

力也「え、えぇ……あと行きそうな場所は」

幹夫「あ、兄貴……」ガララ

力也「幹夫! どうしたんだそんなぼろぼろで!」

幹夫「はぁ、はぁ……お、親父が」

力也「親父が! 親父がどうした!」

幹夫「た、玉城組の奴らに……」

峯「やはり玉城組のヤツらか」

力也「わかった! 後は何とかする」

幹夫「玉城組の奴ら、いきなり、ア…アサガオに来て」

力也「アサガオに!?」

峯「(アサガオ、桐生さんの児童養護施設。そこが襲撃されたのか)」

幹夫「玉城のヤツ、親父を、闘牛場に……」

力也「クッソ!」

峯「とにかく救急車だ。力也、お前はアサガオに」

力也「峯さん! 俺に! 俺に闘牛場に行かせて下さい!」

峯「力也……」

力也「俺は琉道一家の若頭です! 親父拉致られて、やらずにはいられねぇ!」

峯「……わかった」

力也「え!?」

峯「お前の意志がどれほど強いのか。人間どこまでやれるのか、俺に見せてくれ」

峯「(力也を見ているとあの人を思い出すな)」

峯「俺はアサガオの様子を見てくる。力也は名嘉原を取り戻し、玉城組をぶっ潰せ。いいな?」

力也「ハイ!」

峯「(桐生さんの目にそっくりだ……)」
33:2014/12/07(日) 11:59:28.16 ID:
沖縄 アサガオ

峯「(ここがアサガオ……よかった、子供たちは無事なようだな)」

???「ま、また怖い人が……」

???「うぅ、遥姉ちゃぁん……」グスグス

峯「……」

峯「(大人に守られた子供たち、か。今となっては腹が立ってくることも無くなったな)」

マメ「ワンワンワンワン!」

泉「マメ! ダメ! 吠えないで!」

峯「(……それでも歓迎されてないようなのは確かだな)」

峯「おいお前ら。俺は桐生さんと力也の……友人だ。そう怖がるな」

太一「お、おじさんの?」

志郎「よ、よかった……」

峯「大変な所に悪いが、誰かここで何があったのか聞かせてくれないか?」

宏次「で、でも遥姉ちゃんが……」

綾子「い、今は遥姉ちゃん、他のおじさんとお話ししているから……」

峯「他のおじさん?」

峯「(誰だ? 今の時期にアサガオに来る人物……)」

峯「その人は誰だ?」

綾子「え、えぇと……遥姉ちゃんの知ってるおじさんだったような気がする」

太一「でも、遥姉ちゃんすっごい驚いてたよな」

綾子「うん…でも名前まではわからないの」

峯「そうか…上がらせてもらってもいいか?」

綾子「遥姉ちゃんに訊いてくる。桐生さんの友達が来たって」

峯「(とにかくアサガオは無事なようだ。他のおじさんにの正体だけ掴んで俺も闘牛場に……)」

綾子「ど、どうぞ」ガラガラ

峯「あぁ、邪魔する」

綾子「遥姉ちゃん、お客さんだよ」

遥「こんにちわ」

???「……」

峯「! そうか、あんたが‘他のおじさん‘の正体だったのか」

???「YOUは確か、東城会幹部の……峯、といいたかな?」
34:2014/12/07(日) 12:09:02.71 ID:
桐生さん側 横浜中華街

神田「ここが、浜崎が拉致られたっちゅうところじゃ」

桐生「翠蓮楼…懐かしいな」

神田「なんやお前、ここにきたことあるんかいな」

桐生「あぁ。ちょっと昔、飯を食いに来た事がある」ツカツカ

神田「あぁ? 何で敵のアジトに

桐生「おい蛇華! 浜崎を返せ!」バァァァン!

神田「正面突破するアホがおるかぁ!」

蛇華員「おい桐生ダ! 桐生がきたゾ!」

蛇華員「ボスの仇、ここでとらせてもらウ!」ゾロゾロ

神田「桐生のアホゥ! どんどん集まってきとるやないかぁ!」

桐生「それだけ浜崎に向く目が無くなるってもんだ」

神田「(コイツ俺よりアホなんちゃうか!?)」

桐生「時間がねぇんだ。 死にてぇ奴だけ、かかってこい!」

蛇華員「ウオォォォォ!」
35:2014/12/07(日) 12:20:00.08 ID:
翠蓮楼(蛇華のアジト)

桐生「オラァ!」

蛇華員「ウォアァ…!」

桐生「ソォラァ!」

蛇華員「ウガァ!」

神田「(なんやアイツ一人でよかったんとちゃうか?)」

蛇華員「オイ! 隣のヤツも始末しロ! 桐生の味方は、敵ダ!」

神田「あぁ!? お前ら俺を始末するやと!? 上等じゃかかってこんかい!」

蛇華員「ウオォォォォアア!」

~数分後~

神田「軽いのぅ! それでも全力かぁ!?」

蛇華員「コ、コイツあんなに重い壁画を……!」

蛇華員「来るゾ! 避けロ!」

蛇華員「え?」ドッシャァァァァ!

神田「ウオラァァァ! 俺に近づいたら粉々にするでぇ!」ブンブンブン

蛇華員「ウワァァァ!」
36:2014/12/07(日) 12:43:31.54 ID:
翠蓮楼 最深部

桐生「浜崎!」バァン

浜崎「よ、四代目! どうしてここに!」

桐生「詳しい話は後だ。はやくここから出るぞ!」

浜崎「へっ。まさか四代目自ら助けて下さるとは。光栄なことだ」

桐生「その口が叩ければ大丈夫なようだな。さっさと出るぞ」

神田「ウオラァ! 桐生! まだまだ兵隊がおるでぇ! さっさと来いやぁ!」

浜崎「神田! なんでお前まで!」

神田「ごちゃごちゃ言ってないではよ手伝わんかボケがぁ!」

浜崎「あの神田が桐生の肩を持つなんてな。これはこれは四代目、俺のような人間が敵う相手じゃねぇ…)」

桐生「神田! ザコはもういい! 撤退だ!」

神田「暴れすぎて頭おかしくなったんか! 暴れたら最後まで暴れろやぁ!」

浜崎「俺が連れてこられたルートならザコが少ないはず。確保してくるまでなんとかしておいて下さい桐生さ

桐生「オンラァァ!」

浜崎「って聞いてないのかよ」

浜崎「(蛇華が話していた計画は後でまとめて話すか……)」
44:2014/12/14(日) 18:05:47.82 ID:
アサガオ

峯「CIAの風間、だったな」

譲二「アサガオには桐生が来ると思っていたんだがな。まさかYOUが来るとは思わなかった」

峯「台本通りじゃCIAも働き甲斐がないと思ってな。俺のイタズラだ」

譲二「ふん、そうだったか。それにしても、峯という男は聞いていたよりもずっと話し甲斐がある男のようだ」

譲二「一度腰を据えて話してみたいものだな」

峯「だが今はのんびりとしていられない。CIAの事だ、状況は全て把握済みだろう?」

譲二「闘技場に、行くのか?」

峯「力也が心配だ。それにアサガオも心配だったが、あなたがいれば安心できる」

譲二「いいのか? 俺はYOUの思っている風間ではないんだぞ?」

峯「親の言う事なら何でもする……」

譲二「そうだ。ここにいる全員を殺せと言われれば俺は躊躇わない。例え兄が残した遺産でもだ」

峯「(……桐生さんなら)」

譲二「?」

峯「(桐生さんなら、こういう時はこうするだろうな……)」

峯「人間何所まで堕ちることが出来るのか、俺が試してやろうか?」

譲二「……後悔するぞ、それでも、試すというのか?」

峯「時間が無い。早く表にでろ」

譲二「……」

峯「……」

遥「そこまでだよ、おじさんたち」
45:2014/12/14(日) 18:30:25.20 ID:
遥「養護施設で大人同士が喧嘩なんてみっともないよ。それでも子供のお手本なの?」

峯「……これは大人の世界の話だ。ガキが突っ込むような

遥「おじさんなら、こんなところで喧嘩しないよ」

峯「……」

太一「そうそう! おじさん、暴力はダメだって僕たちにいつも言ってるもん!」

宏治「喧嘩する前にちゃんと話し合わなきゃ!」

綾子「それに、最後には仲直りしないと」

エリー「みんな仲良く、ね?」

峯「お前ら、俺達が怖くないのか?」

太一「そりゃ、恐いけど……」

宏治「……ねぇ?」

綾子「うん、確かに怖いけど」

太一「おじさんが怒った方が怖い」

峯「……」

綾子「それ以上に、遥姉ちゃんが怒った時の方が怖いの」

峯「(……桐生さん、あなたは相当偉大な人だ。この施設で俺は三日と持たない……)」

遥「だから、喧嘩はダメ!」

譲二「……ふ、っふっふふふ……はははははは!」

峯「?」

譲二「やはり堪えることはできないな、こんなに愉快な雰囲気ではな」

峯「(あんなに殺伐としていたのに、今の雰囲気は……っふ)」

峯「(……俺はまた桐生さんの拳を喰らうところだった)」

譲二「確かに平和にやろう。だが俺もCIAだ。何も無しに約束をすることはできん」

峯「なにか理由が必要か?」

譲二「そういうことだ」

太一「じゃ、アサガオ流の決闘!」

宏治「わかった! すぐに準備するよ!」ワーワーハヤクアレダセ!

峯「……お前はこれでいいのか?」

譲二「あぁ構わない。勝負ということであれば俺の気が済む。それだけだ」

遥「じゃ始めるよ!」

峯「何で戦うんだ?」

一同「「マリオカート!」」

ブォォォォォォォォォンwwwwwwwwイイィィィイウヒィィィ!アッハハァァァァwwwwwwwwwwww

峯「力也…待っててくれ、すぐに行く!」
46:2014/12/14(日) 19:04:10.00 ID:

峯「(力也、すまない時間をとられた! まさか風間がトゲゾーを持ちながら順位を上げてくるとは!)」

峯「(お、おかげでコントローラーをぶっ壊すところだった)」

峯「(だがなんとか勝利した。風間には俺達が還るまでアサガオを守ってくれることを約束してくれた)」

峯「……ハァハァ、待ってろ力也!」

闘技場

力也「がぁっ!」

玉城「おいおいどうしたぁ? 親父さんがボロボロになってんだぞ? 早く助けないとなぁ?」

力也「玉城…てめぇ!」

玉城「おいおまえら…やれぇ!」

玉城員「「おらぁぁ!」」

力也「くそ、数が、多すぎる…」

名嘉原「力也…!」

玉城「おぉっと、てめぇの相手は俺だぁ!」

名嘉原「っ! くっそぉ……」
49:2014/12/17(水) 18:30:30.44 ID:
峯「力也!」

力也「あぁ…峯、さん」ドサッ

峯「…玉城! お前は何をやっているのか、ちゃんとわかっているんだろうな?」

玉城「えぇ、それはそれは十二分に……会長こそ、ご自分が何をされているのか、おわかりで?」

峯「あぁ、この一連の問題はお前のような五次団体が出る幕ではないということは確かに、な」

玉城「酷い事をいうんですねぇ…」

名嘉原「あ、あんたは…東城会の…」

玉城「…誰が喋っていいって言ったぁ!」ゲシッ

名嘉原「っぐぁ!」

峯「その辺にしておけ。今ならまだ間に合う」

玉城「何に間に合うんです? もう遅いと思いますが……」

峯「(何!?)」

玉城「いえ、こちらの話です。どうでしょう? このジジィは渡します。そのかわり、玉城組の直系昇格なんてのは?」

峯「……」

玉城「俺が会長になっても基盤が無い。でも、直系となればまだ幾分かはマシだ…この辺境の土地に比べればな!」

峯「(玉城組が今動き出したのには理由があるはずだ。なんらかのバックアップがあったに違いない)」

峯「(こいつらの背景…CIAか!? リチャードソンならやりそうだが)」

峯「(元々こいつは桐生さんが戦うはずだった。そして風間の存在…)」

玉城「悪い話ではないでしょう? このジジィ、それにそこに転がってるガキもいいでしょう」

峯「(名嘉原と力也、東城会直系への昇格か…直系にしても後でどうとでもしてこいつは倒せる…だが)」

峯「却下だ。話にならない」

峯「(桐生さんなら、乗るわけがない!)」

玉城「やはりそうですか…では、会長の首……獲らせてもらうぜぇ!」

VS 東城会五次団体玉城組組長 玉城鉄夫 ドンッ!
52:2014/12/20(土) 15:14:53.17 ID:
闘技場

玉城「っぐおぁ! …これが、東城会の……会長…」ドサッ

峯「はぁ、はぁ、こんな奴に息を切らしているようでは、俺もまだまだだな…」

名嘉原「ち、ちくしょう…!」

峯「名嘉原!」

峯「(くそ、牛たちが暴れまわってやがる! 玉城の銃声が響いたか!)」

力也「くそ! てめぇらそこをどきやがれ!」

玉城員「そうはさせねぇぜ! 頭もまだ死んじゃいない!」

玉城「ぐ、ぐぐ…まだ終わらねぇよ…」ユラァ

峯「くそが!」

玉城「っはははは! これで終わりだぁ! 名嘉原ぁ!」

片瀬「そうはさせません!」
53:2014/12/20(土) 15:19:04.54 ID:
峯「か、片瀬!」

玉城「あぁん!?」

片瀬「会長! 申し訳ありません! 私は自分を抑えることが出来ませんでした!」

片瀬「会長が危険な事になっていると知ったら、いてもたってもいられず!」

咲「……」

峯「(そうか…)」

片瀬「この子を見つけて、ここがわかりました!」

峯「(片瀬、お前は金のために…俺に連いてくるんじゃないのか…?)」

片瀬「あと数分で警察が来ます! 今すぐこの場を離れてください!」

玉城「な、なに!」

玉城「…そぅか、なら名嘉原ぁ! てめぇだけでも……道連れにしてやるよぉ!」ドォン!

猛牛「!!!!!」ドドドドドド

峯「まずい! 名嘉原!」

力也「ちくしぉぉぉぉぉ! 親父ぃぃぃ!」

玉城員「くそが! 大人しくしやがれ!」
54:2014/12/20(土) 15:23:41.69 ID:
咲「お……t、さん…」

猛牛「!!!!!!」ドドドドドド

名嘉原「くそぉ……!」

咲「おとうさん! あぶない!」

名嘉原「さ、咲!」

咲「おとうさん! あぶない! 逃げて!」

猛牛「!!!!!!」ドドドドドド

名嘉原「ぅおあああああああああああああああ!」ガシィィィィィィィィィ!

猛牛「!!!???」

名嘉原「どぉうりゃぁぁぁぁぁぁ!」

猛牛「!!!!!!」ドサァ!

峯「(な、なんて御仁だ。あれだけの猛牛を、ぶん投げた!?)」

名嘉原「玉城ぉ! 思い出したぜぇ! 昔の頃のぉ! 自分をよぅ!」

咲「お、とうさん!」

峯「(これは…なんという力なんだ…? どうして名嘉原は…?)」

名嘉原「俺は大丈夫だ! 力也、峯の会長! そいつらをぶったおしてくれぇ!」ドサッ

咲「っ!」ダッ

片瀬「あ、咲ちゃん! 危ない!」ダッ

峯「……力也」

力也「はい、峯さん」

峯「名嘉原のことは大丈夫だ。片瀬もついている。俺たちは……こいつらだ」

力也「俺に玉城をやらせて下さい! こいつだけは、こいつだけは俺がやらねぇと!」

玉城「っは、ははははははは! ガキが調子にのるんじゃねぇぞ。傷を負っていても、俺はなぁ! 玉城組の組長なんだよ!」

峯「わかった、任せよう。 俺にお前の力をみせてくれ」

力也「はい!」

玉城「この、ガキがぁぁぁぁぁぁ!」

力也「うぉらぁぁぁぁぁ!」

峯「……さて、お前ら。あと数分しかないんだ。東城会幹部との喧嘩、しっかり覚えておけ…!」ググッ

玉城員「「「く、くそぉぉ! やっちまぇぇぇぇぇ!」」

VS 東城会五次団体 玉城組組員 ドンッ!
57:2014/12/24(水) 17:24:50.08 ID:
闘技場

玉城員「く、くそうぅ…」

玉城員「強すぎる…」

峯「肩慣らしにもならんな」

峯「(力也は…?)」

力也「おぅらぁぁぁ!」

玉城「こ、この野郎ぉぉぉぉぉ!」

力也「これが、琉道一家の、力だぁぁぁ!」

玉城「っぐ、あ、あぁ…この俺が…てめぇのような、ガキに…」ドサッ

力也「はぁ、はぁ…親父、仇は取りました!」

峯「力也、よくやったな」

力也「はい! 峯さんのおかげです!」

峯「(見せてもらった、お前たちの絆の力というものを)」

峯「(いつからだったか…俺が大嫌いだった子供の時、か)」

峯「(その時から俺は、絆なんてものはありはしないと)」

力也「お、親父は!? 親父!」タタタタタッ

峯「(心の底から思っていた。金だけが全てを制す、と…)」

力也「親父! 無事か!?」

名嘉原「そう騒ぐんじゃねぇ、たかが牛一匹だ。俺にかかればな…」

片瀬「無理しないでください!」

咲「おとうさん、だいじょうぶ?」

峯「(桐生さん…あなたはどうして、俺と同じなのに気づいたんだ?)」

峯「(孤児で、孤独で、誰からも必要とされなかった。誰からも愛されなかった)」

峯「(っふ……結局は、俺も利用していたやつらと同じだったか)」

峯「(金が全てではない、ほとんどだ。と、昔の俺に嗤ってやりたい気分だ)」

名嘉原「ちょっと投げ飛ばしただけだ、大げさすぎだ」

力也「はやく病院に行きましょう」

片瀬「あなたもよ、全身きずだらけ」

力也「あ、あぁ! いてててて! 俺もケガしてんだった!」イテテテテ!

咲「おかしな、ひと」クスクス

峯「(桐生さん、この一連の事件が終わったら、もう一度!)」

片瀬「会長…」

峯「片瀬、休暇をやるといったはずだが?」
58:2014/12/24(水) 17:46:14.63 ID:
片瀬「申し訳ありませんでした。ですが、先程申し上げた通り…」

峯「…心配か?」

片瀬「はい」

峯「そうか…」

片瀬「それともうひとつ」

峯「ん?」

片瀬「会長と、沖縄の景色をみたかったんです…」

峯「……」

片瀬「だから今回は秘書としてではなく、一人の女性としてきたんです」

峯「片瀬、お前は

片瀬「会長は! ……いつもご無理をされて、いつも難しそうな顔をして悩んでいらっしゃいます」

片瀬「私は、そんな会長をみるのがとても辛かった…しかし私は秘書であり私事を優先することは出来ませんでした」

片瀬「勝手な行動をとって危険な事に手を出したことはわかっています。会長がご立腹になるのも私の勝手な

峯「それは少し違うな」

片瀬「……え?」

峯「確かにここは危険な場所だ。それに、俺はこの一連の事件にお前を関わらせたくなかった」

峯「だが……お前は自分の判断でここに来たんだろう?」

片瀬「…はい」

峯「ならお前自身が決めた事に腹は立てない…腹を立てているのは昔の俺に、だ」

片瀬「昔の、会長?」

峯「あぁ。丁度後悔していたところだ。片瀬に事情を話しておけば良かった、と」

峯「そうすれば…危険な目に遭わせずに済んだかもしれないな」

片瀬「私は……私はどんな事があろうとも、会長のお傍におります」

片瀬「例え沖縄にいても、絶対に…です」

峯「…ふふっ、我ながら面倒な秘書を雇ったものだ」

片瀬「はい!」

玉城「……」ググッ!
60:2014/12/26(金) 15:27:17.51 ID:
闘技場

玉城「っおらぁ!」パァン!

峯「!?」

力也「玉城! てめぇまだ生きてやがったか!」

玉城「っはぁ…はぁ…俺は、玉城組の組長だ……てめぇのようなガキに、てめぇのようなガキにィィィィィ!」パァン!

力也「おわっ!?」ヒュン

名嘉原「力也!」

峯「(玉城の照準はブレている。これならまだ当たらないが…)」

峯「(それも時間の問題か!)」

玉城「俺は…俺はくみ……ちょう、だ………」フラッ

峯「(まずい! 照準が パァン!

片瀬「え?」

玉城「」ドサッ

片瀬「あ、私…撃たれ…」ドサッ

峯「片瀬!」

力也「くそっ!」

名嘉原「は、はやく救急車だ!」

峯「おい片瀬、しっかりしろ! おい!」

片瀬「……会長」

峯「大丈夫だ! 俺がいる、だから絶対に死ぬな! いいな!」

片瀬「会長の秘書として働いてきて、私は幸せでした……」

峯「何を言っているんだ、お前は俺が解雇しない限りずっと俺の秘書だ! 俺の隣にいるんだ!」

片瀬「はい…ですが、長旅が続いて、少し疲れてしまいました……休憩、しま…す」

峯「おい…片瀬目を開けろ……おい片瀬! これは会長命令だ! 目を開けろ…片瀬……!」

片瀬「…………」

峯「片瀬……!」
65:2015/01/03(土) 14:38:15.82 ID:
沖縄国際空港ロビー

峯「(あれから片瀬らは救急車で運ばれ病院に向かった)」

峯「(片瀬は運よく急所を外れ、一命をとりとめ)」

峯「(力也と名嘉原、幹夫らは沖縄に残り体を休めさせた)」

峯「(力也も琉道一家の頭として沖縄に残ると言っていた)」

峯「(玉城組のことはまだわからない。まぁどうでもいいことだが…)」

アナウンス「7番ゲートより、東京国際空港への…

峯「(俺は浜崎から蛇華が漏らした情報を聞き、一連の事件の整理をするため東京へ向かった)」

峯「片瀬は…もう連れてはいけないな」

峯「(片瀬をこれ以上危ない目に遭わせるわけにはいかない!)」

峯「(特にこの事件の首謀者が誰かいまだ確定できないことが特に重要だ)」

峯「(風間ならともかくリチャードソンや、生きていたラウカーロンが首謀者だとすると…)」

峯「(片瀬が狙われる危険がある…もうこれ以上……!!)」
66:2015/01/03(土) 15:00:20.82 ID:
東城会本部

峯「お待たせしました」

神田「おぅ峯! 遅かったやないか!」

桐生「峯…無事だったか」

峯「えぇ、アサガオももちろん無事でした」

桐生「俺が言ったのは、峯のことだ」

峯「そうでしたね…沖縄であったことは全て話したつもりです。横浜でのことも、全て聞きました」

桐生「あぁ。まさかあのラウカーロンが影武者だったとはな」

神田「男なら正々堂々しろっちゅうんじゃ!」

浜崎「まぁ奴も日本の極道を甘く見ていない。なめてかかったらこっちがやられるでしょう」

桐生「ラウカーロンの動きは今はまだ静かだが…」

峯「えぇ、いずれ動くでしょう」

神田「そんで峯ぇ! 俺らはこれからなにをすればええんや?」

峯「…………」

神田「極道がやられっぱなしでエエと思ってるんか! こっちからドンパチやらなアカンやろが!」

峯「わかっています、ですが…」

桐生「……とても危険、なんだろう?」

峯「……はい」

桐生「確かにラウカーロンが相手となると厄介だ。あいつは容赦がない」

桐生「どんな卑怯な手も使ってくる。裏切りなど上等の手段だ」

浜崎「っふ、すまねぇな四代目。手間ぁかけさせちまって」

桐生「嫌味で言ったんじゃない。とにかく俺らの相手は風間の弟、ラウカーロン…」

峯「そして、ブラックマンデーのリチャードソン」

神田「なんやそのしけた名前!」

峯「名前はともかく。リチャードソンらも風間と同じく手ごわい」

浜崎「なるほど。しかし蛇華は四代目が大暴れしてくれたおかげで既に壊滅状態。兵隊はもういないぜ?」

神田「おぅ浜崎、俺の名前がでてこなかったんは俺の耳のせいか?」

浜崎「しけた顔してんなぁ神田」

神田「なんやとコラァ! 助け出した恩を忘れたんか!」

峯「神田の兄貴、落ち着いてください」

桐生「…そういえば、アサガオにいたのは親っさんの、弟だったんだな?」

峯「えぇ、確かに。しかし、玉城組の件の後にはいなくなっていました」

桐生「…奴らの目的は、何なんだ?」

峯「可能性があるのは東城会の壊滅でしょうね」

桐生「そうすると、大吾の命……」

峯「(東都大学病院か…)」

峯「奴らは既に大吾さんの居場所を突き止めていると考えてもいいでしょう」

桐生「あぁ…真島の兄さんに連絡をとった方がいいかもしれない」
68:2015/01/03(土) 17:45:04.51 ID:
白峯会本部

峯「これから、どうなるんだろうな…」

峯「(東都大学病院、今思えば俺はバカなマネをしていたな…)」

峯「(結局は俺が憎んでいた奴らと俺は同じだった)」

峯「(金だけを信じ、金だけを求め、金だけを考えていた)」

峯「(だが、今は違う。桐生さんがどうして俺と違うのか…)」

峯「何もかもが終わった後にようやくわかった。そして俺はこうしてやり直せている…!)」

峯「神田の兄貴の言うようにやられてばかりいるのは、極道として情けないな」

峯「………よし」
70:2015/01/09(金) 21:35:21.41 ID:
某日某刻 東都大学病院前

風間「ここが、DAIGOのいる病院か」

ラウカーロン「ツイに…遂にワタシの願いをかなえることが出来ル!」

風間「ふん、まだ終わったわけではない。精々、死なないようにするんだな」

ラウカーロン「全身が武器であるワタシは、もう負けることはナイ。例え桐生が相手だとしても、ダ」

風間「(ラウカーロン…口は達者な男のようだが、腕はどの程度か…)」

リチャードソン「GAMEは終わりにしろ」

風間「YOUに言われなくともわかっている」

風間「(リチャードソン…俺とラウカーロンの事をいち早く察知し、今回の事件の首謀者、か)」

風間「(こいつを相手に取るのは厄介だな……)」

リチャードソン「フン、ならいい」

ラウカーロン「ワタシタチは、互いの利害が一致しただケ。仲間だなんて、トンデモナイ」

ラウカーロン「タトエ、助けを求められても、決して助けはシナイ」

リチャードソン「Of course. お前達と慣れ合いなどゴメンだ」

風間「(互いの目的のために俺達は一時的にも手を組んだ)」

風間「(リチャードソンの目的はよくわからんが、ラウカーロンは口々に桐生の名を口にしている)」

風間「(こいつの目的は桐生とみていい……)」

ラウカーロン「ソレデハ、行きましょうカ。東城会を、ぶっ壊しに……!」

リチャードソン「…………」

風間「(DAIGO…桐生…そして、峯、か」
71:2015/01/13(火) 23:04:45.60 ID:
東都病院一階フロア

風間「DAIGOはこの病院の最上階にいる。今の時間帯なら人はいないハズ」

風間「だが、東城会の人間ではない者も少なからずいる。用心しろ」

ラウカーロン「フン、それは東城会以外にも、ワタシタチの相手になる人間がいるということカ?」

風間「ラウカーロン! 目標はDAIGOの暗殺だけだ! 事を大きくするんじゃない」

ラウカーロン「(フン、そんなことが出来るわけない。よくもワタシの組織を、壊してくれたな…)」

ラウカーロン「(必ず、東城会の息の根を止めてヤル…中国のマフィアをなめるナ!)」

ラウカーロン「だがそんなのんきなことを、言っている場合でも、ないようだナ……」

風間「! お、お前は……!」

リチャードソン「………」

ラウカーロン「これはこれは、横浜港に捨てられるハズだったジャパニーズヤクザではありませんカ…」

浜崎「っは…こいつはとんだご挨拶だなぁ……ラウカーロンさんよ!」
72:2015/01/13(火) 23:37:10.76 ID:
風間「(なぜ浜崎がここにいる! DAIGOがいる場所は東城会内部にも極秘だったハズ…)」

リチャードソン「(フン、そういうことか…MINE!)」

ラウカーロン「浜崎、とか言ったな。ワタシの部下が世話になっタ」

浜崎「あぁ。こちとら随分と骨を折ったぜ。躾のなってねぇカス共だった」

ラウカーロン「ッフ、それは申し訳なイ。たっぷり可愛がれと、言っておいたのだがナ」

浜崎「…思い出すだけで頭が爆発しそうになるぜ」

ラウカーロン「そして、そちらに隠れている海坊主。オマエも、蛇華を相手に、生きて帰れたのカ」

神田「……ッヘ!」

風間「(浜崎と神田…! どうりで静かすぎたワケだ。この絵図を描いたのは、ヤツに違いない!)」

風間「(峯…どうやら俺が思っていた以上に切れるヤツらしいな!)」

神田「ほぅ…お前がラウカーロンっちゅうヤツか」

ラウカーロン「あぁ、ソウダ」

神田「なんや、随分と弱っちそうなヤツで拍子抜けしたわアホンダラァ!」

リチャードソン「(一目でわかる。こいつは能無しだ)」

風間「(滲み出る小物臭…こいつらはラウカーロンに任せよう)」

浜崎「この先には行ってもいいが、俺を倒してからだ………ラウカーロン!」

風間「リチャードソン、先を急ぐぞ」ダッ

リチャードソン「「OK、GO」ダッ

浜崎「……」

神田「へっへっへっへ…!」

ラウカーロン「二人が行ってしまうゾ。追いかけなくていいのカ?」

神田「じゃかぁしい! 俺の相手はお前じゃラウカーロン!」

ラウカーロン「たった二人でワタシに挑むとは…日本の極道ってのは本当に頭がワルイ」

神田「あぁ!? 誰がアホじゃぁぁ!」ダダダダダ

浜崎「待て神田!」

神田「ウオラァァァァァ!」

ラウカーロン「フン!」ブォッ!

神田「なっ!? ぐぉあっ!」ドサッ!

浜崎「あの神田を投げとばすとは…伊達にマフィアの頭をやってねぇな」

ラウカーロン「フン、ワタシの力はこんなものではなイ」バッ

浜崎「!?」

ラウカーロン「おしゃべりはここまでにしよう…」

神田「っくっそがぁ…」ヨロッ

ラウカーロン「俺は力で蛇華をのし上がった男だ!」

浜崎「(あの大きさの大刀を!)」

ラウカーロン「来な! マフィアの怖さを思い知らせてやル!」

VS 蛇華総統 劉 家龍 ドンッ!
74:2015/01/18(日) 17:58:54.09 ID:
東都病院最上階 屋上前ロビー

風間「(浜崎と神田がいるとなると他にも幹部がいると考えていい)」

風間「(DAIGOは病室にいなかった…となると残すは屋上のみ)」

風間「(しかしあの二人が出てきてそれ以外の幹部達がこれまでにみないのは明らかにおかしい)」

風間「(MINE、YOUは何を考えている? 沖縄で会ったYOUは…)」

リチャードソン「……STOP」

風間「ん!? 誰か、いるな」

リチャードソン「……」チャキ

風間「(……気配が禍々しい。まるで虎をもなぎ倒すほどの力があると見える)」

??「…………」スッ

風間「………」」

リチャードソン「フン、また会ったな」

??「あぁ。あの時はさすがに危なかったぜ」

風間「(リチャードソン、この男と何かあったのか?)」

??「……本当に、親っさんそっくりだ」

??「でもアンタは、親っさんじゃないんだろう?」

風間「……」

??「風間新太郎じゃない…双子の弟なんだろう!?」

風間「……そうだ。私と兄はそれぞれ全く違う道を歩んだ」

??「そうか…峯の言っていた通りだ」

風間「やはりMINEが…彼は何でも知っているようだ」

??「あいつは何でもは知らねぇ。知ってることだけだ」

??「そしてこの先には、峯がいる。そこの男は俺が相手をしよう」

リチャードソン「ほぅ…」

風間「最後に一つ教えてくれ。MINEの目的は、彼は一体何を考えている?」

??「わからねぇ。だが何か俺に隠しているように見える。それだけだ」

風間「THANK YOU!」ダッ!

リチャードソン「桐生一馬、こんなことになるなら…最初にお前に会った時殺しておけば良かった」グッグッ

桐生「大吾を殺させるわけにはいかねぇ。悪いが、少々痛い目にあってもらうぜ?」

リチャードソン「お前にそれが出来るかな? 桐生一馬!」

VS ブラックマンデー首領 アンドレ・リチャードソン ドンッ!
76:2015/01/21(水) 15:16:44.62 ID:
東都大学病院 屋上

峯「……」

風間「MINE…」

峯「来ましたか、風間譲二」

風間「全てYOUが考えていた通りになったか」

峯「えぇ。大吾さんなら柏木さんと真島さんに任せてあります。大吾さんに危害が加えられることは無くなりました」

風間「そうか……」

峯「CIAやブラックマンデーに東城会を壊させるわけにはいかないんですよ」

風間「最初はそのつもりだった…」

風間「リチャードソンがDAIGOを襲撃したのをきっかけにこの一連の事件が始まり」

風間「全てはブラックマンデーが描くと思っていたが、途中から気配が変わっていったのに気付いた」

峯「…………」

風間「一階で浜崎と神田を見た時に察した。俺達は踊らせれていたのだと…YOUに」

風間「俺達の情報でのYOUならこのようなことにはならなかったはずだ。だが描かれた絵図になっていない」

風間「どこで…どうして…YOUは変わった?」

峯「……変わった、か。それは俺でも把握していません。いつから…大吾さんが襲われた後からですかね」

峯「あの時はこんなことになろうとは考えていませんでした。目的が、わからなかったからです」

峯「だが、今は違います。 今ここに俺がいる理由は、アンタと闘うためだ」

風間「………」

峯「実はこうなったのも全部桐生さんのせいなんですよ。俺が変わったのも、桐生さんのせいです……」

峯「あの人が俺の信じているものを全部ぶっ壊してくれたせいで俺は変わっちまった」

峯「金よりも、ずっと価値のあるものがこの世にあるということを無理やり教え込まれた」

峯「重要なのは血でもない、金でもない。……絆ってヤツなんだ」

風間「絆、か」

風間「面白い。その絆、しっかり見せてもらおうか」バッ!

風間「……MINE、覚悟!」

VS 風間 譲二 ドンッ!
80:2015/01/30(金) 17:46:47.52 ID:
東都大学病院 一階 ロビー

神田「うぉらぁぁぁぁぁ!」ブンブン

ラウカーロン「ほっ! はっ!」ヒョイヒョイ

神田「っくそがぁ! ちょこまかしよってぇ!」ゼェゼェ

ラウカーロン「ふん。その程度、か。日本のヤクザは本当に、頭がワルイ」

神田「なんや…とぉぉ!」ブンブン

ラウカーロン「はぁっ!」ドスッ

神田「がぁっ!」

浜崎「神田!」

神田「っぐぅ……」ドサッ

ラウカーロン「マズハ、一匹」

浜崎「っち。神田の奴、頭に血ィ昇らせやがって」

浜崎「(息の一つも上がってねぇ。コイツはバケモンか!?)」

ラウカーロン「ハマサキ、とか言ったな。ワタシは急いでいる。さっさと、海坊主の死体を隠しておくんだナ」

浜崎「あぁ!? 何言ってやがる! まだ終わってねぇ!」ダダダ

ラウカーロン「ふん……」スッ

浜崎「そらっ! おらっ!」ブンブン

ラウカーロン「遅い、遅すぎるゾ。東城会は、ヤハリ、キリュウカズマだけカ」

浜崎「んだとぉ!」

浜崎「(かといって、こっちの攻撃がカスリもしねぇ! 桐生もバケモンだが、コイツも相当の…!)」

ラウカーロン「オマエタチに、愛刀を使うわけにはいかなイ。この拳だけで……十分ダ!」バッ

浜崎「なに!? 消えた!?」

浜崎「どこに……後ろか!」ブンッ

ラウカーロン「ふんっ!」ガシャァン!

浜崎「…………上、か」

ラウカーロン「……まだいたのか、海坊主」ッチ

神田「ハァッ、ハァッ……まだ勝負は、終わらんでぇ!」

浜崎「(神田がブン投げた鉢植えが無かったらヤバかった!)」

浜崎「っへ。まだまだやれそうじゃねぇか、神田」フラフラ

神田「あぁ!? お前こそフラフラやないかい!」ゼェゼェ

ラウカーロン「……おしゃべりしているヒマはなイ」ダッ!

神田「くそがぁっ!」

浜崎「来るぜ!」

VS 蛇華総統 劉 家龍 続ッ!
81:2015/01/30(金) 18:04:54.96 ID:
東都病院最上階 屋上前ロビー

リチャードソン「GO DIE!」バァン!

桐生「!」

リチャードソン「……シブトイ」チャキ

桐生「(くそ、アイツが持ってる銃を剥がさないと勝ち目がない。このままではジリ貧!)」

桐生「(何かいい手はないのか!)」

リチャードソン「フン!」バァン!バァン!

桐生「くっ!」ビュンビュン

桐生「(何か……何か手は!)」

??「オラァァァァァァァァ!」ァァァァァ……

桐生「こ、この声は!」

リチャードソン「WHAT’S?」

??「……ここやでぇ」

リチャードソン「OH MY GOD!」ガチャン!

??「これで終わりやなぁ!」クックック

桐生「(あの一瞬で奴から銃を引き剥がした!)」

桐生「……ったく、アンタだけは、読めねぇな」

真島「どや桐生チャン、かっこよかったやろ?」

真島「ほな外人。桐生チゃンは俺のモンや。さっさと国に帰らんかい!」

リチャードソン「……」スッ

真島「なんや、俺とやろうってんのかぁ!?」

桐生「兄さん!」

真島「あぁん!?」

リチャードソン「CHANCE!」ブンッ!

真島「!」ガシィィィィィィィィィィィ!

真島「……不意打ちは、俺には効かんのや。よぉく覚えとけぇ!」ブンッ!

リチャードソン「ッグ!」ズサァ

真島「桐生チャン! この変なヤツ俺にくれ! はよ屋上に行ってやらんかいぃ!」

桐生「………兄さん」

リチャードソン「……」ムクリ

真島「はよぉ行け!」

桐生「……それは出来ない!」

真島「あぁん!?」

桐生「どうやら、俺すら逃がしてくれなそうだ。コイツは」

リチャードソン「……KILL YOU!!!!!!!!」

VS ブラックマンデー首領 アンドレ・リチャードソン 続ッ!
87:2015/03/04(水) 15:22:58.89 ID:
東都大学病院 屋上

峯「はぁ……はぁ……年齢を甘く見積もったか」

風間「ま、まさかここまでやるとはな……さすがの俺でも……少々堪える」

峯「(あ、足が動かん、手の感覚も薄れてきやがった……)」

風間「……年をこれほどまでに恨むことは、今後ないだろうな」スッ

峯「!」

風間「こ、これで終わりにしよう……体が、もうもたん!」ダッ!

峯「(く、っくそ! 体が! せめて、この右腕をっ! 奴にっっっ!)」

風間「ハァッッ!」

峯「っぐぅぉおぁっ!」ブンッ

風間「……」

峯「……」

風間「……」

峯「(っぐ……あ……ぁ……)」

風間「……」

峯「(俺の拳は……届かなかった)」

峯「(風間の一撃が、ずっしりと体全体に伝わりやがる)」

峯「あ、ぁぁ……」

風間「…………っふ」ドサッ

峯「な、なに!?」

風間「も、もう動けん、な……足に、力が、は、入らん……」

峯「はぁっ、はぁっ……」フラフラ

風間「この勝負、YOUの勝ち、だな……」ガクッ

峯「……はぁ、はぁ……風間」

峯「(文字通りの風間の全力を俺は受けた。だが、俺は立っている)」

峯「(……これも、絆ってやつか? 桐生さん)」ドサッ

峯「(……あぁ、清々しい気分だ)」

峯「(全部終わったというのは、こういうことか)」

峯「(……懐かしい、この前も、こんなことが、あっ……た、な……)」
88:2015/03/04(水) 15:33:48.53 ID:
病院

峯「……だから世話はいい。早く事務所に戻って仕事をしろ」

片瀬「いけません。会長の体を労わるのも秘書の務め。これも立派な仕事です」

峯「……」

片瀬「いやそうな顔ですね」

峯「……リンゴはあまり好きじゃない」

片瀬「では他のものをお持ちいたしましょうか?」

峯「……わかった。リンゴでいいからもう少しうまくやってくれ。形がいびつすぎる」ムシャ

片瀬「……はい」

峯「(一連の騒動が全て収束し、気がついたら俺は病院のベッドだった)」

峯「(すぐに目に入ったのは俺の手を握りしめたまま眠っていた片瀬)」

峯「(メガネをはずした姿は初めて見たな……)」

片瀬「今度は、上手くできました」

峯「どこがだ。皮がまだ付いている。皮むきとはこうやるんだ、かしてみろ」

片瀬「いけません。その体でご無理をなさっては」

峯「皮むきくらい自分で出来る。リハビリだと思えば……」

片瀬「……」

峯「……そうかわかった。好きにすればいい」

片瀬「はい。そのまま寝ていてください」

峯「(片瀬に話をきいたところ、ラウカーロンとリチャードソンの行方が掴めていないらしい)」

峯「(やつらのことだ。また東城会に牙をむいてくる可能性がある)」

峯「(その東城会の幹部らは神田は体中に傷を負い俺と同じく病院行き)」

峯「(騒がしすぎて個室になったらしい。浜崎は軽傷、桐生さんと真島さんは入院もしなくていいとのことだ)」

峯「(あの人の体は何で出来ているんだ?)」

片瀬「できました。どうぞ」

峯「ほぅ、これはカエルか?」

片瀬「ウサギです」
89:2015/03/04(水) 15:45:30.71 ID:
病院

柏木「柏木だ、今いいか?」コンコン

片瀬「はい。会長は起きています」

柏木「傷の方はどうだ」ガララ

峯「まだ安静にしていろと」

柏木「そうか……時間はある。ゆっくり治せばいい」

峯「ありがとうございます」

柏木「……ほぅ、珍しい。峯がリンゴの皮むきか?」

峯「それは……」

柏木「ふむ、カエルか。一般にはウサギが有名なんだがな」

片瀬「……」

峯「……」

柏木「(……あっ、これって峯がやったやつじゃないのか?)」

峯「(悟ったな)」

峯「片瀬、少し外してもらえるか?」

片瀬「はい。では会長くれぐれもご無理をなさらずに」ガララ

柏木「……本題に入ろう」

峯「はい」

柏木「風間の叔父貴の弟の行方が掴めた」

峯「……」

柏木「まぁ、今の峯にとってはそれはどうでもいいか」

峯「えぇ」

柏木「東城会の幹部会を近々開くことになった。この一連の事件で色々と影響が出た」

峯「そうでしたか……」

柏木「今の所、大きな戦争は起こる気配はない。体が治り次第またこっちから連絡しよう」

峯「はい」

柏木「……それと、伝言が一つ。桐生からだ」

峯「!」

90:2015/03/04(水) 15:53:51.54 ID:
後日 地下闘技場

桐生「……よぉ、待ってたぜ」

峯「お待たせいたしました」

桐生「体はもう大丈夫なのか?」

峯「えぇ。おかげさまでもう万全の状態です」

桐生「そうか。それはなによりだ」

峯「桐生さん、この度は、俺の我儘に付き合っていただき感謝します」

桐生「礼にはおよばねぇ。この場所は真島の兄さんらが手配してくれた」

峯「……後で礼を言っておきます」

桐生「あぁ……で、始める前に、いいか?」

峯「なんでしょう」

桐生「お前なりの答えを、聞かせてもらおうと思ってな」

峯「答え、ですか……ふふっ」

桐生「?」

峯「答えは、戦って、自分の全力を出し切ればわかると思っていましたが……実際は明らかになりませんでした」

桐生「……そうか」

峯「桐生さんがいつの日か言っていた、絆という言葉は、俺にもほんの一部だけわかるようになりましたが」

峯「これまでの時間を思い返した時、俺はずっと……ずっと独りだと思い込んでいました」

峯「だがそれは違った。金のために全てを使った後に残ったのは、何も無かった」

峯「……チャンスをくれたのはあなたのおかげです。桐生さん。本当に感謝します」

桐生「ふん、もうおしゃべりはいいか?」

峯「はい。そろそろ観衆も痺れを切らす頃でしょう」
91:2015/03/04(水) 16:06:40.61 ID:
地下闘技場

神田「おぅはよせぇや峯ぇ!」バンバン!

浜崎「面白いものが見れると聞いたが……確かにこれは中々見れるもんじゃねぇな」

真島「桐生チャ~ン! 負けたら承知せぇへんでぇ~!」

峯「……本当に、バカな人たちですよ……俺達は!」バサッ! 「「麒麟」」

峯「俺の我儘のために大幹部を集めるだなんて、冷静に考えたらバカの極みです!」

桐生「あぁ、そうだな。だが」バサッ! 「「昇竜」」

桐生「俺達はいつも、そうやって生きてきた!」

峯「行くぞ! 桐生!」

桐生「来い!」

峯「うぉぉぉぉぉぉぉ!」

桐生「おらぁぁぁぁ!」

VS 元東城会四代目 桐生一馬 ドンッ!

………………

………



92:2015/03/04(水) 16:08:52.43 ID:
いままでみてきてくださいまして本当にありがとうございました。
龍が如く0が近日発売と言う事で過去を遡ってみた所
峯という降板させるには惜しすぎる人間をニューゲームしました。
書いてて楽しかったです。
感想があれば一言でもいいので。力になります。
ありがとうございました。
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