2006年10月

2006年10月27日

日々の移ろい、身体の変化

c57f1097.jpg皆様、こんにちは。

暑さ寒さが劇的に変化していますね。
一日で温度差が10度以上あり健康管理が難しい日々です。

24日(火曜日)の嵐のような天候と寒さには驚き、天気図を見ては興奮し、波乗り復活の日がいつになるのか思いを馳せて、やっとのこと寒さを乗り切りました。



再退院からちょうど1週間が経ちました。
今週は水曜日に外来通院があり、採血の検査結果はほぼ良好で安心しました。


退院後すぐに左手の平にGVHDが出てヤケドのような痛みが3日ほど続きました。
その痛みは常にビリビリと音を立てるような激痛で、焼けるような熱と腫れも伴います。
そのためアイスノンや氷袋を直接握り、一日中冷やしていました。すると3日目の昼頃に徐々に痛みが退き、皮が剥け始めて、腫れがシワシワと皺だらけの皮膚になっていきました。

「やまない雨はない」などと言いますが、一生続くのではないかと思うような痛みもしっかり治る日は来るのですね。


帯状疱疹のあとは黒ずみ治癒したようになっていますが、ときたまキューンとカユミが走ります。
治った証拠なのでしょうが神経の奥の方にまでツンツンとした強いカユミが刺激的に入り込んできます。
北海道が優勝盛り上がり型縦揺れ興奮状態の様相を呈している中、僕は神経性カユミ型横揺れムズムズ人間になっています。これにはレスタミンという塗薬で対応しています。



今回は約1ヶ月の入院になってしまいましたが、退院後に外を見てびっくり。
緑色だった木々がすっかり茶色になり、森は寂しげな枯葉のコートを纏っているのです。日々の変化をしっかり感じる季節ですね。



変化といえば、
僕が慢性骨髄性白血病と判ったのはサーフィン中の怪我でした。


しかし今考えるとその予兆は判明の2年くらい前から始まっていたのです。
半年に1度くらいのペースで膝や股関節に激しい痛みを感じ、2日間くらい足を動かせないような症状がありました。おそらく白血球異常によるリンパ腺の痛みだったのではないでしょうか。
毎日海に入っていれば怪我もする、などと簡単に流していましたが・・・。

また風邪のような症状になることがしょっちゅうありました。
美しいビーチでボンバー水着ギャルとサンセットにうっとり・・・なんてイメージが強いカリフォルニアは実は水質汚染が進んだ地域であり、雨が降ると生活排水が海に流れ出しバクテリアだらけとなってしまいます。(大雨の後は、72時間は海に入るのは避けましょうという環境庁の警告が出ます)
そんな時に、波がいいぞー!人もいないぞー!とうっかり海に入ると風邪のような症状になります。
僕はそんな日も波さえ良ければ海に入っていたので、この症状に関しても一過性のものであり大きな体調変化とは思っていませんでした。


そして1年前にもなると体力の低下を感じ身体のバランスが崩れていきました。
サーフィンをしていてもなぜかバランスが悪くヨタヨタしてしまい、パドリングの体力も激減していることに気付きました。これはいかんと近くの池でスイミングなどして体力作りに励むもどうも様子がおかしい。サーフィンにも情熱にもまるで覇気がなくなっていきました。


そんな時、お腹がポッコリと出てきて食欲はあるのにすぐにお腹が張ってしまうという具合になっていったのです。これは白血病の代表的影響で脾臓が腫れてしまうという症状だったのです。
病気が発見されたときはすでに相当腫れていて数日間の診断のあと脾臓摘出手術の準備が進められました。
しかし手術当日に腫れがひき始め、今も僕のお腹の中には無事に脾臓が残っております。


1ヶ月前にはペルーを旅していたのですがひどい発熱と下痢に見舞われました。翌日に訪れたマチュピチュの前では気を失うように1時間以上眠ってしまったのです。



こういった経緯をたどり、アメリカ帰国後すぐに波乗り中の捻挫で太腿が倍になる程にとんでもない内出血を味わい、白血病の発見に至ったわけです。



ピンポイントでかいつまんだ症状説明ですが、実際に生活しているとなかなか気付くことが出来ないものなのです。




みなさんもちょっとした体調の変化や急な体力低下には気を付けた方がよいでしょう。身体は何かしらで変化を訴えてきます。
あまり気にしながら生活するのも良くないでしょうが、たまに身体を気遣ってあげるのは必要なことなのです。精神と身体のバランスを上手く取ることが健康的な生活へ繋がります。
特に身体にハードな仕事をなされている方などは、定期的な検査や検診は意外と大事なことだと提案します。

今日は経験が少しでも活かされたらいいなと思いまじめにこんなことを書いてみたのねんのねん。


皆様もバランスの取れた健康的ライフスタイルを送ってくださいね。



紅葉が景色を彩る季節の到来です。
近場の自然にも美しい変化が見られる季節です。
森や樹々の移ろいを感じて、目と心に良い刺激を与えたいものですね。



谷沢 淳

junphoto at 20:02|PermalinkComments(10) junphoto diary | 淳の病状日記

2006年10月19日

ウィルスゼロ 退院です!!

皆様、こんにちは。


サイトメガロの結果が出ました。
ウィルスはゼロになり漸く明日退院となります!!

応援してくれている皆様、本当にありがとうございます。


今日は週1度の教授回診がありました。毎週、若手研修医を引き連れた教授陣が厳かに重みのある診察をしてくれます。
なぜか患者の僕も「これが帯状疱疹の痕ね。そんでこっちがGVHDね。ゴホン、よく見ておくように。」などと咳ばらいを一つ交え、教授気取りで研修生に説明します。
さすが相手は研修生、不思議そうな顔をしながらも口を揃えてありがとうございましたと去っていくのでした。


退院が決まり、まず何を食べようかと考えます。

世の中においしい物はたくさんありますが、なぜか茄子の漬物が浮かびました。それは安上がりすぎると考え直しても茄子のオシンコしか浮かびません。

昔から秋茄子は嫁に食わせないようですが、移植患者に茄子漬物は食わせていいのかと看護婦に聞いてみると密封パックされた物ならオーケーということでした。
さすがにぬか漬けはダメだそうです。


今夜限りの病室で、茄子の漬物と新米に想いを馳せながら秋の夜長を過ごすことにします。



それでは皆様、引き続き報告していきますのでご支援よろしくお願いします。



谷沢 淳


st_cecilia1012 at 23:47|PermalinkComments(22) 淳の病状日記 

2006年10月18日

サイトメガロ検査

本日、サイトメガロの検査がありました。
結果は翌日の夕方にでます。

サイトメガロウィルスの治療でデノシンという薬を使いますが白血球を下げてしまう副作用があります。
白血球数が2000を下回ると白血球を上げる薬を皮下注射します。週2〜3回で注射をしています。
これがピリリと痛いのですが、白血球数がグンと上がるとヨクヤッタ!と嬉しい気分になります。



前回、風呂の話を書きましたが、僕のライフワークのひとつに温泉旅があります。
移植患者は衛生上こういった大衆風呂にも入ってはダメなのです。

地元栃木は鬼怒川などの有名地から平家落武者伝説の湯西川、ナスナスナスナス那須塩原、また謎の湯ケムリ漂う山里の秘湯まで温泉郷の宝庫です。

愛など知らぬ若かりし頃、当時の彼女を毎週末デートの度に温泉地ばかりに連れて行っていたら、それが原因でフラれたことをボンヤリ思い出してしまったので、閑話休題。

僕の家から徒歩5分のところでも温泉が噴き出しているほどの環境です。ちなみに思川温泉といいます。このライフワークがしばらく禁止なのは淋しい限りです。
トホホのホ…。



今日の昼食はカレーライス。三大病院食のひとつです。ちなみに他の二つは、五目あんかけ焼きそばとソースカツ丼。
カレーパンマンの声がダミ声であるようにカレーは男っぽいイメージの食だ・・・、しかしながら最近はハスキー声で力強く生きている女性が増えているなぁ、などと呟きつつ薄味カレーを平らげました。


便は健康のバロメーターですが、妙に感動したことがあります。野菜ジュースを飲んだ日は便が柔らかく非常に出やすい。逆に飲まないと固くなる。それが大変はっきり顕著にわかることです。移植治療の影響か、胃腸がとても敏感になっているのでしょう。



明日の結果でウィルスが消えていることを願います。

それでは皆さま、朝晩の冷え込みが厳しくなりますので体を冷やさないように気をつけてください。


谷沢 淳



nmby9728 at 09:53|PermalinkComments(6) 淳の病状日記 

2006年10月15日

淳からの報告です

皆様、こんにちは。


上半身に広がっていた急性GVHDの発疹はステロイド薬を増やしたおかげで赤みが弱まってきました。
しかしステロイドは副作用が強いため長くは服用できない薬です。

今後また悪化してしまった時を考慮すると、前にも書いた間葉系幹細胞の治療を進めたほうが良いだろうという医師の所見がありました。

この治療は前例がないという事で、どう進むのか全く読めないのでドキドキしてしまいます。


今から心配してもしょうがないということで昼食の差し入れ。
知る人ぞ知る地元有名ステーキ店武蔵野のハンバーグ。プロゴルファーもよく訪れるようです。
うん、うまい!!


1








ある方面では入院患者はお風呂をどうしているのかという質問がでているようです。

これは清潔を保つため基本的に毎日入らされます。
点滴を一時的に外し、血管に挿入してある管をラップ状のシールで覆います。これで防水し風呂に入ります。

数年前まではサランラップを巻いて周囲をテープで貼っていたそうです。

こういった医療用品も日々進化しているようです。肌に優しく剥がれにくいなどなど・・・。物が進化して利便化され人に優しくなると僕ら人間は逆に弱くなっていくのか、という疑問もありますね。
ちなみにこのテープは文房具で有名な3Mの商品でした。



2








今週またウィルス検査があり、その結果で退院が決まります。

それでは皆様、寒い季節が近づいていますので風邪をひかないように気をつけてください。

P.S.オススメ本さっそく読んでみます。嵐山先生ぜひ!!

谷沢 淳


st_cecilia1012 at 23:07|PermalinkComments(6) 淳の病状日記 

2006年10月11日

淳からのメッセージです♪

皆様、お元気でしょうか?

サイトメガロウィルス検査の結果が今日(水曜日)の夕方に出ました。
ウィルス自体は減っていたのですが、まだ消しきれてはいませんでした。
デノシンを1日1度にしてもう一週間治療を続けます。

先週の木曜日にステロイド薬(プレドニゾロン)を15mg(3錠)まで減量したところ、二日前からGVHDが再燃して腕から上半身全体に発疹が広がってしまいました。
かゆみも出ているので再びステロイド薬と免疫抑制剤(セルセプト)を増やして様子をみていきます。

しぶといGVHDに大変苦労しています。



モスバーガーに始まり週3回ほど差し入れをしてもらっています。最近のヒットはタコ焼き。銀だこのからしマヨネーズ付です。
一口目にじわっとおいしさが込み上げ幸せを感じます。


食と言えば「禁食」も多いのが移植患者です。
生ものはもちろん禁。カンパチ刺身やマグロ寿司、ユッケは禁止、生クリームや生ゆばもダメなのです・・・。
要するに菌が多いものは避けなければいけません。

そして納豆などの醗酵系がダメなのは痛いです。
めったに食べられない寿司や刺身ならまだいいのですが、幼少の頃から毎日のように食べてきた納豆&卵ごはんは断腸の想いで我慢しています。


少なくとも一週間延びた入院生活です。
GVHDなど様々な副作用に悩まされますが、自分の環境に合わせてスローライフな気持ちでやっていきます。

谷沢 淳


st_cecilia1012 at 23:36|PermalinkComments(9) 淳の病状日記 

2006年10月10日

募金報告

募金口座への振込みをいただいております。

9月27日 ゲームノタツジン様
9月28日 カドヤキヨコ様
9月29日 ヨウコ様
10月5日 コガネザキ チヒロ様
10月5日 ナナ様

10月10日現在の募金の合計金額は
 1,290,307円になりました。

ご協力いただいた皆様に心から感謝いたします。

稲垣洋子



st_cecilia1012 at 23:29|PermalinkComments(0) 募金活動♪ 

2006年10月08日

このサイトの趣旨について

皆様へ

いつも温かく見守っていただき、ありがとうございます。

多くの方々に支援されている中、私達”淳の力になる会”の
運営メンバーが話し合ったことをお伝えしたいと思います。

この募金ブログは”淳の力になる会”として全てボランティアで
淳の友人が集まり運営させていただいております。

協力していただく方の純粋なご好意により集まった募金を
淳の治療費の一部として使わせていただきます。
よって募金に関しましても意思を大切に運営していきたい
と考えています。

またコメントに関しても淳に対しての応援メッセージに限らせて
頂きたいと思います。
(趣旨に合わないものは管理者の判断により削除する場合も
ございますので、ご了承ください。)

このブログコメントを読み、淳は大変勇気づけられています。

皆様、今後ともご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。

また、口座振込みについてですが、報告が遅れることもございますが、
きちんと管理していきますので、今後ともよろしくお願いします。


淳の力になる会

稲垣洋子 長内美雪 大谷容子

st_cecilia1012 at 22:25|PermalinkComments(0) 募金活動♪ 

2006年10月06日

帯状疱疹の治療

皆様、こんにちは。
一雨ごとに寒さを増す季節、体調管理にお気をつけください。


フランス凱旋門賞で日本競馬会に新たな歴史を刻むかと注目されたディープイン
パクトは惜しくも3着でしたね。
期待通りにはいかない、これがゲームの醍醐味でもあります。

頭にタオルを巻き、汗でシワくちゃになった馬券を握りしめ、生活がかかるゆえのむきだしの闘志・・・、そんな日本の競馬場のイメージとは違い、フランス競馬会にはスポーツ的品の良さを感じました。

一方で、フランスでも日本的競馬おやじのようなチョイワル人種が「ケスクセェー、シャラクセェー!」などと罵声を飛ばしているのでしょうか?



肋間神経上にできた帯状疱疹のヘルペスは赤みが徐々に黒ずみ、痂(かさぶた)になり始めています。
神経の痛みは一ヶ月くらいは残るのだそうです。コメントにもありましたが雨の日や寒い日などは特に痛むようです。
今日はピリピリと敏感で少し痛みが強いです。


帯状疱疹が黒ずみだしているのでゾビラックス点滴の治療は終わり、今週からサイトメガロウィルスへの治療が始まりました。

移植時の入院でも退院間際の頃に関わっていたウィルスです。免疫抑制剤の影響で免疫力を落としているのでウィルスが活性化しやすいのです。

治療はデノシンという抗生剤を1日2度、点滴で入れます。
今後10日くらい点滴を続けて、またウィルス検査をします。検査で無事ウィルスがいなくなれば退院となるわけです。
次回の検査は来週の火曜日です。



病室ではリラックスした生活を心がけています。精神が身体に与える影響は大きいですからね。
好きな音楽を流し、ゆっくり本を読みうたた寝。回復に睡眠は重要です。
(みんなが届けてくれた本をバリバリ読んでますよー。ポジティブになれるよう
な面白い本ばかりを選んでくれてありがとう!!)

ウィルスも特効薬と精神力の相乗効果でさっさと減ってくれることでしょう。
良いイメージをしっかり描いて進んでいきます。


みなさま、ご支援・コメントやアドバイス等、本当にありがとうございます。


谷沢 淳


nmby9728 at 16:19|PermalinkComments(7) 淳の病状日記 

2006年10月02日

入院中の淳から報告が来ました!

街の景色が日々秋めいていく中、いかがお過ごしでしょうか。

皆様のご支援・ご協力を力に入院治療をしっかり乗り越えていきます。

またコメントありがとうございます。返答はできていないのですが、何度も読み返しては皆様の優しさを感じています。



帯状疱疹による緊急入院から一週間が経過しました。
この疱疹は移植後3ヵ月から1年くらいの間によく出る症状のひとつです。
まさに次から次へといろいろな症状がやってきます。

帯状疱疹は、神経に沿ってヘルペス状の発疹ができ、ピリピリした痛みと神経へのズキズキした痛みのミックスというタチの悪い症状を起こします。(水疱瘡を引き起こすウィルスと同じもの)。


帯状疱疹帯状疱疹2









一日3度の点滴で対応、ゾビラックスという薬を点滴で入れています。
この一週間で胸から背中にかけて広がった発疹も黒ずみ痛みも楽になりました。ヘルペスがカサカサと痂(かさぶた)になって治っていきます。

今回は早期発見、早期対処だったので予定より早い退院となりそうでしたが、今度はサイトメガロウィルスが再び陽性となってしまいました…。

医療は早期対応がポイントですね。
皆さま治療はお早めに!!
などと痔の処方箋のようなことを書いてしまいましたが、この「早期」はとても大事なことと実感しています。


久々に戻ってきた病院では顔なじみの看護婦さん達に優しく迎え入れられました。
移植患者にとっての入退院は、さしずめお帰りなさい的感覚なのでしょう。

移植入院中にはおいしく感じていた病院食も、一度退院して「外の味」を知った口にはとても味気ない食事となってしまいます。

人の欲とはいかなる物か全く・・・と嘆いてみるも、その欲には勝てずモスバーガーを差し入れてもらいました。
僕がモスバーガーを我慢することによって地球環境がどうなることも無さそうなので、「ゴミの分別はしっかりします」と心に誓い、素直にサタデーランチを楽しむことにします。

みなさんも地球環境のためにゴミの分別はしっかりしましょう!
それではまた報告させていただきます。


谷沢 淳




帯状疱疹などの症状、つらそうですが、痛みが楽になったということでよかったです。

こうして淳の状態を見守り、皆様に情報開示をすることや
淳に皆様の温かい声を届けることを大切にしていきたいと思います。

そして、みなさまのお気持ちに心から感謝いたします。

稲垣洋子



st_cecilia1012 at 00:07|PermalinkComments(8) 淳の病状日記